形の無いもの』の作文集

Open App

形の無いもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/25/2024, 8:38:03 AM

人の思いはいつしか形になる。
実際に物にはならずとも、心の内側に残るものとなる。

どうしたら顧客に満足してもらえるのか、常に需要と供給を考え改善を続ける企業がある。

困っている人を助けたい思いで自分の言葉を発信する人がいる。

そうした思いが結果的に私たちの生活を豊かにしたり、私たちの心を豊かにしたりする。

一見ただの思考だと、自分の独りよがりだと思うことでも、いつしか形を実らせるのかもしれない。

9/25/2024, 8:37:42 AM

【お題:形の無いもの 20240924】

たった一つの細胞が、繰り返し繰り返し分裂して身体を作る。
数え切れない程の細胞の塊、それが人間の器。
そこに宿る形の無いものを魂と言うらしい。
重さは21g。
形は無いのに、何故か重さはある不思議。

で、問題はコレ。
今俺の目の前でぷかぷか浮いている奴。
俗に言う幽霊とか言われるヤツ⋯⋯だと思う。
向こう側が透けて見えているからな。
それに人間の身体はこんな風に浮く事はできない⋯⋯はず。
言い切れないのは何故かと言うと、こういうモノを生まれて初めて見るから。
で、どうしてこんなにも冷静なのかと言うと、この浮いている奴が俺の知っている人間だからだ。
うーん、これは一体どういう事なのだろうか?

昨日は残業をして、帰りにコンビニに寄って肉まんとピザまんを購入。
ついでに酎ハイとプリンも買って帰ってきた。
記念すべき30歳の誕生日だったからな。
魔法使いになったんだ自分くらいは祝ってやらないと、この身体が可哀想だ。
あー、はいはい、そうですよ、彼女も友達もついでに両親も兄弟も居ない、正真正銘のぼっちだよ。
あ、いや、友達⋯と言うか、親友がひとりいる。
それがこいつ、目の前で浮いて呑気に寝てる奴で、名前を桜庭 渉と言う。
最近はあまり連絡を取っていなかったけど、小学生の頃からよくつるんでいた。
高校を卒業してからは年に1回会えればいい方だったけれど、メールやLINEとかで連絡は取れていたし、時折荷物なんかも送られてきた。
よく分からない民族の仮面とか、置物とか、帽子とかばっかりだったけれど。
仕事の内容はよく知らないが、1年の大半国内外を飛び回っている桜庭は本当に忙しい奴で、俺とは違った理由で恋人はなく結婚もしていない。
でも多分、魔法使いではない。
あいつ、顔と頭は信じられないほどイイからな。

「そう言えば⋯⋯」

スマホを開いてメールを確認するが、新着メールはない。
同じくLINEも確認するが、こちらも新規のメッセージは無かった。
毎年誕生日には必ずメッセージが送られてきていたんだが、今年はそれが無かった。

「ふむ⋯⋯」

これをどう捉えるか⋯だな。
単純に忘れていた、電波の届かない秘境にいる、スマホが壊れて送れない、後は⋯⋯。

「⋯⋯⋯⋯よぉ」

色々考えていたら、奴と目が合った。
いつもと変わらずに、掌を俺に向けてヒラヒラと振っている。
だから俺もいつものように声を掛けたんだが、うん、桜庭は何か話しているようだが俺には聞こえない。
まぁ、肉体が無いんだから声が聞こえるはずも無いんだがな。
何だか一生懸命に話しているが、さっぱりわからん。

「悪い、全然聴こえない。何言ってんのかわからん」

俺がそう言うと、桜庭は大袈裟なほどガックリと肩を落とした。
でも、あれだ、俺は桜庭の言っていることは分からないが、桜庭は俺の言っていることがわかるんだな。
うん?何だ?ジェスチャーか?なになに⋯⋯。

「⋯⋯元気かって?あー、まぁ見ての通り、草臥れてはいるけど元気だ。仕事?今日は休み、誕生日休暇ってやつだ。うん?お、め、で、と、う?ありがとう。あぁ、俺も30になったからな、またお前と同い年だ。うん?小指?小指がどうかしたのか?え、違う?⋯⋯あぁ、恋人できたかって?今の俺を見て恋人がいるように見えるか?それもそうかって、相変わらず失礼な奴だな。で、桜庭、お前なんでそんな事になってんだ?」

俺がそう言うと桜庭は眉尻を下げて少し困ったような顔をした。

「はぁ、まぁ何でもいいか。で、これはあれか、俺が魔法使いになったからお前が見えるのか?ん?さぁって、お前も分からないのか。え?魔法使いってなんだって?あれだよ、30まで童貞だと魔法使いになれるっていう、え?知らない?⋯⋯まぁ、桜庭は童貞じゃないから関係ないもんな、⋯⋯はっ?えっ?童貞?桜庭も童貞なのか?あー、いや、信じない、信じないぞ俺は。お前が童貞だなんて。ちょ、バカお前、何ズボン脱いで、見たってわかるわけないだろ!⋯⋯はぁ、もう、わかった。信じる、信じるよ」

しかし、桜庭が童貞とか有り得るのか?
あー、でも、日本人男性の3人に1人は魔法使いになれるっていう話も聞いたことあるんだよな。そう考えれば有り得なくもな⋯⋯いやいやいや⋯⋯。

「ん?なんだって?スマホ?電話しろ?誰に?えっ?あー、ちょっと待て⋯⋯」

桜庭が指し示した数字をメモする。
市外局番から行くとこれは⋯⋯。

「これ、お前の実家の番号か?」

グッとサムズアップしてウインクまでしている。

「ここにかければいいのか?」

桜庭はひとつ頷くと、じゃあな、とゆっくり口を動かして、ふっと消えた。
残された俺は、桜庭がいたその場所をじっと見つめていた。

「⋯⋯⋯⋯」

とりあえず、桜庭のLINEにメッセージを送ってみるが、既読にはならなかった。
そして、俺は桜庭の実家に電話を掛けた。
何となく、さっきまで桜庭がここにいた事は言わない方がいいと思った。
だから、サラッと桜庭と連絡が取りたいとだけ伝えたんだ。

なぁ、桜庭。
お前、回りくどいぞ。
もっと分かりやすく伝えろよ。
何だよ、入院してるって。
しかも3ヶ月前からって。
お前の30歳の誕生日の夜って、俺と通話してただろ。
あの後かよ、交通事故に巻き込まれたって。
そこからずっと意識不明って、そんなの知らねえよ。
待ってろよ、今から会いに行ってやるからな。
俺は魔法使いになったんだ、絶対お前の目、覚ましてやるからな。
いいか、俺を独りにしたら許さないからな。


━━━━━━━━━
(´-ι_-`) BLではなく、友情デスヨ。

9/25/2024, 8:27:00 AM

形のないもの

感情って形ありますよね。
見えないだけで。

例えば 私の悲しい感情はものすごく敏感で、ほんのちょっと触れようとするだけでどっかに付いてるセンサーが大きな音を立てるんです。それが実際にはのどがつっかえる現象だと思ってます。
もうひとつ例を挙げるなら…後悔はスクイーズみたいに押してもまたもとに戻る、みたいな。

ちょっとなに言ってるかわかんないって思うかもしれないですけど
全部の感情には形が形成されてる、と
私は思います。

9/25/2024, 8:24:45 AM

形のないものを掴もうとしても
手の中にあるのは形のないものだ。
もし、それが掴めたとしても
目に見えない深いものなのかもしれない。
どうしよう。
どうにもならないか。
こんにちは、はじめまして
さようなら、もう会わない
                        ✡

9/25/2024, 8:23:31 AM

皆愛を求めてる。
誰だって愛されたいともがく。
でも今あるのは将来への漠然とした不安だけ。
それはきっと、誰においてもカタチの無いもの。
困りものだよな。

9/25/2024, 8:20:59 AM

液体って形無いよな
入れ物の形で形が出来る
丸い器なら丸
四角い器なら四角
コカ・コーラも
コーラって言われると
あのシルエット思い出すけど
あれ入れ物の形だからね
ヤクルトもね

(形の無いもの)

9/25/2024, 8:06:15 AM

『形の無いもの』
形が無いからこその大切さに気づいて欲しい。

9/25/2024, 7:57:13 AM

-嬉しい、悔しい、悲しい、楽しい。

感情は形の無いもの。
だから、自分以外の感情なんて分かるわけないの。

誰かの言葉にどんなに傷ついたって、誰かの言葉がどんなに嬉しかったって、言わなきゃ伝わらないの。

「言わなくたってそれぐらい分かるでしょ。」
そんなの無理なの。


#形の無いもの

9/25/2024, 7:56:15 AM

空気 時 命

目には見えないが有るもの

音も形こそは無いが

確かに有るものと言える

そして言葉は

その代表とするもの

一度でも音にした言葉は

良いものも悪いものも

記憶や記録といったものに残る

古の偉人たちの言葉が伝えられてるのが

そのいい例と言える

日常での些細な言葉が

相手の人生に良くも悪くも作用することは

多々ある事だ

だからこそ言葉は選んで気をつけて

発さなければならない

言葉は言霊

最も簡単で最も強力な呪いになり得るのだから






「形の無いもの」

9/25/2024, 7:50:34 AM

『形ないもの』


水面に写る満月 

きらきらと水面にゆらめく 

美しいさまに 本物のなのかと 

空を見上げる

9/25/2024, 7:49:55 AM

「今日はあの家が欲しいな」
そんなことを呟くと、その家は僕の物になる。
それが僕の力だ。
でも毎日僕は空虚だ。何か足りない。毎日欲しいものは手に入れている筈なのに。
形あるものでは満たせないのか。
「次はあの女をくれ」
僕はその女と一夜を過ごした。
それでも僕は満たされない。かえって空腹になってしまった。
一体何があれば僕は満たされるんだ。
何をすれば満たされるんだ。
そもそも人間は満たされるのか。
三日三晩考えたが、分からない。
あれ?何だろう、この満足感は。
そうか、僕は思考を求めていたんだ。深い、海の底のような思考を。
仕方がない、もう僕はわかった。
僕は深い海の底へ、沈んでゆく。
目を覚ませば、僕は形のないものになっていた。
こうだ、初めからこうすれば良かったんだ。
自分を形ないものにし、形のない、思考を延々と続ける。
これこそ、僕を満たしてくれる唯一のものだったんだ。
嗚呼、やっと満たされる。僕は海の上に広がる夜空として。
延々と空虚な心を満たす為の思考をするのだ。
これが唯一の幸せだったのだ。

9/25/2024, 7:30:52 AM

《形の無いもの》

 森の奥にある泉。
 各地方で聞く伝承。
 姿を見た者はおらず、ただ漠然と“いる”のだと認識されている存在。
 それが、精霊である。
「見えないしわかんないのに、みんなはどうしているよって言うの?」
 森の小道を歩く母子は手を繋いでいる。
「それはね、知っているからよ。精霊さんがいなくちゃ、この世界には水もなかったのよ? ね、精霊さんって凄いでしょう」
 息子の小さな左手を握りながら、母親は諭した。
「そうなの!? じゃあ、ありがとうって言わないとだめだね、お母さん」
 そうね、と返した母親の左腕は爛れていたが、それが刹那にして治る。
 医師が匙を投げた筈の、二度と動かせないと宣言された腕が。
 気まぐれか、想いへの返答か。
 その奇跡に気付くまで、あと少し。

9/25/2024, 7:22:04 AM

・2、3
『ジャングルジム、形の無いもの』

市の職員が公園の遊具の安全性を確かめに来ていた。
じゃぶじゃぶ池の試運転も行っていた。
夏になれば子どもたちで賑やかになるだろう。

ジャングルジムの上に子供がまたがっている
眩しくてよく見えないけど明らかに私を見ている。

幽霊の私を

【続く】

9/25/2024, 7:19:05 AM

──ずっと求めていたもの。

 書き溜め失礼します。課題の次は塾に追われています……。

(形の無いもの)

9/25/2024, 7:15:32 AM

【形の無いもの】
〜Mrs.GREEN APPLE様〚ミスカサズ〛〜

貴方に無い 僕にも どこにも無い

魅力的なもの全て

形は無い 言葉に表せれない

ものだらけで嫌になる


癒していて この僕とて さぁ あゝ 無理なのね

覚えていて この僕とて さぁ あゝ 泣いているの

癒していて 覚えていて 守っていて

9/25/2024, 6:56:12 AM

「形の無いもの」

ヒーローはどこからやってきてどこへ帰るのか。
負の感情に飲み込まれそうな私をどうか連れ去って。

9/25/2024, 6:41:19 AM

3月のことを覚えてる?

貴方 私に

「遅刻欠席早退合計で15回以内ならまた会いに来るかもね?」

って言ったこと。

私はそれ本気にして

今の所6回だよ

今は事故でタクシー登校だから遅刻することもないし

休む予定があるのは2回だけ

覚えているのかな

楽しみに頑張ってるからさ

たまに思うよ

私だけ覚えてたとしてなんかバカバカし笑

って

でも頑張るよ

中学校の頃の私になら考えられないけどね

9/25/2024, 6:37:45 AM

キミへの愛を形にして見せられたら、僕の想いを信じてくれるのかな。
「好き。とか愛してる。なんて、思ってなくても言えるでしょ」
って、疑り深いキミは信じてくれない。
だけど、僕がキミを想う気持ちに嘘偽りなんてない。
形の無いもの、僕のキミへの想いを証明してみせるのは難しいね。
だけど僕は諦めない。
言葉を信じてくれないなら、想いを態度で示すから。
いつか、僕の愛をキミが受け止めてくれる。そう信じて。

9/25/2024, 6:33:20 AM

大事にしたいの続き

形の無いもの

シズクは、そっと目を開ける。
気が付いたらシズクはベットの上に寝かされていた。

シズクは、ぱちくりと瞬きをし大きな丸い目を見開く
(....あれ?此処 何処だろう....)
気が付いたら見慣れない白い天井
白いシーツを敷いたベットの上に寝かされていた。
まるで病院みたいだ....

シズクがキョロキョロと辺りを見回すと
コンコンッと小さくノックの音が響き
誰かが部屋に入ってきた。

そこにいたのは....
「ルークさん!」シズクは、ベットの上から降りルークの元に駆け寄る。
「シズクちゃん....」シズクは、首を傾げる
何だかルークの顔が憔悴しきっていたからだ 「ルークさん....どうしたんですか?」

ルークは、シズクの心配そうな顔を見て
シズクに腕を伸ばしシズクを抱きしめた。

「シズクちゃん....今までごめん 
謝って済む問題じゃないけど....本当にごめん 君を弱いなんて言って...
弱かったのは、僕の方だ.... 本当に....ごめっ....」ルークは、シズクを抱きしめながら
泣いていた。
「ルークさん?」シズクは、事情が良く
飲み込めなかった
でもルークが泣いていたのでルークの事を
抱きしめ返した。
そうして、ルークにお礼を言った。
「ルークさんのアロマセラピーのおかげで
.... 夢で....お父さんに会えたんです
本当にありがとうございました」シズクは
ルークに にっこりと笑いかけた。

まさか目の前の男に自分が殺されかけたなど夢にも思わず.....
目の前の優しい姪の笑顔を見てルークは
ティアの笑顔と重なった。
そうしてこの姪には、敵わないなぁと今
やっと確信したのだった。

こうしてルークは、事情聴取の為
シズクに何も告げずに静かにシズクの元を
去った。
しかしシズクの事だからまたルークが
顔をみせたらいつでも歓迎するだろう

そうしてシズクは、病院の検査を終えて
またバインダーの寮暮らしに戻った。

そして....「「シズク」」ミーナとナイトが
シズクの元に駆け寄る。
「ミーナ....ナイト....」シズクも久しぶりに
会えた二人に涙ぐみながらミーナとナイトに抱き付いた。

「よかった本当に良かった シズクが戻ってきて」ミーナも涙を流してシズクを
抱きしめる。
ナイトもそして後ろで見守っていた
マリアとハロルドも皆笑顔だった。

そうして皆と挨拶を交わしシズクは、
キョロキョロと周りを見回す。
「ハイネは....」シズクのその言葉に
ミーナとナイトは苦笑して
「ハイネは、ちょっとお見送り」とナイトがシズクに教える。

そうしてシズクは、ハイネが居ないのが
残念で少し落ち込む
そんなシズクの様子にミーナが
「シズクどうしたの?」と声をかける

ミーナの呼びかけにシズクは少し躊躇う
様にけれど勇気を振り絞ってシズクは
皆に告げる。

「わ....私...」シズクは、目を瞑りながら
言葉を紡いだ。

「す....好きな人が出来たの!!」そんなシズクの爆弾発言に「「えっ!」」とミーナと
ナイトは、驚く
思わずナイトが「それってハイネは知って」とナイトが言い掛けると
シズクは、顔を真っ赤にして
ぶんぶんと首を振る。

シズクのその反応に察しの良い四人は....
「そう言えばハイネ君なら中庭の方に
居たなあ そろそろ仕事の話もしたいし
シズク君呼んできてくれるかい?」

ハロルドのその言葉にシズクは、パッと
顔を輝かせて「うん!」と頷き一目散に
中庭の方に掛けて行った。

ミーナとナイトが心の中で....
(ハイネ頑張れ)(ハイネの奴躊躇ったり
誤魔化したりしたら承知しないんだから!)
なんて思ったりしていた....

シズクの中の形の無かった恋心が外に溢れて止まらなくなっていた。

早く伝えたい大好きなあの人に
シズクは、大好きなあの人の元まで
夢中で駆けたのだった。










ハイネは、タマ達と最期の挨拶をしていた。

『ハイネ少年ありがとう 君のおかげで
片割れに会えた』タマは、隣に居る片割れを見てハイネにお礼を言う

ハイネは、ぶっきら棒に....
「俺は、別に何も.... 俺の方こそ
ありがとなタマ....お前が居なかったら
シズクを助ける事が出来なかった....
だから....ありがとう....」

タマは、ハイネに....『ハイネ少年 君にとってその助けた子は、大切な子なのかい?』タマのそんな問いかけに
ハイネは、真っ直ぐ視線を合わせ
「ああ....」と答える。
それを聞いてタマもといイクスは
とても安心した様な心持ちになった
『そうかい じゃあ僕達は、もう行くよ
願わくば もしもう一度人間に生まれ変わる事ができたら君ともう一度会って語り合いたいよ!』イクスは心の中で
【主に娘の可愛さについて】そうして
タマは、自分は、シズクの父親だとは
ハイネ達には名乗らず
(ハロルドとマリアは気付いていたが...)
片割れ(ティア)と一緒に魂の道に戻ったのだった....

タマ達を見送ったハイネは、ふぅ~と息を
吐いた。
シズクが皆の所に戻って来たそれがハイネには嬉しくてたまらない
しかし次にシズクに会った時自分の気持ちを伝えようと決めていたハイネはさっきから心臓の鼓動が止まらない
ハイネは、胸を押さえてもう一度深呼吸する。(しっかりしろ 俺....)

シズクに告白するんだ フラれても嫌われても良いから俺の気持ちをシズクに知って貰いたい

もう自分の気持ちを誤魔化してシズクを
失いたくない....
ハイネが決意したその時....
「ハイネーーっ」大きなシズクの声が
聞こえた。
ハイネが振り向くとシズクが全速力で
こっちに走って来ていた。

「馬鹿シズク 走るな 転ぶぞ!」
案の定シズクは、躓いて転びそうになる
「あ.....」シズクが倒れそうになったその時
ハイネがシズクの体を抱き止める。

「ったく だから言っただろう!」
「ハイネ.....」シズクはハイネを見上げて
涙を零す。
そうしてハイネの胸に自分の顔を埋めて
「あ....あのね.... 私ハイネに言わなきゃ
いけない事があるの.....ハイネ怒るかも
しれないけど....聞いて欲しいの....」
「....何だよ.....」ハイネはしゃがんで
シズクに目線を合わせる。

シズクは俯いて もじもじしながら
「私....ハイネの事が....好きなの特別なの」

シズクは、真っ赤になって目に涙を浮かべる。

しかしいつまで待ってもハイネから
返事が無い やっぱり怒って居るのかなあ
シズクは、不安になって「ハイネ....」と
呼びかける。

見るとハイネが頽れて蹲っていた。
「ハイネ....どうしたの?」シズクは、
心配になってハイネの名前を呼ぶ

「俺って最後の最後まで情けない....」
「え?」シズクは、ハイネの声が聞こえなくてもう一回聞き返そうとした時
唐突にハイネに抱き締められた。

「お前やっぱり....凄いな....俺は、こんなに
緊張して躊躇ってたのに.... お前は、
こんなにすぐ俺に届けてくれた」
「....ハイネ....」シズクがハイネの顔を見る
ハイネは、シズクと目線を合わせ口元を
甘く緩ませる「馬鹿シズクお前が先に言うんじゃねぇよ!俺の方がずっとずっとお前の事が最初から好きだったのにお前に先に
言われたら俺の立つ瀬がねぇだろう....」
ハイネは、シズクの後頭部に手を寄せ
自分の腕の中にシズクを閉じ込める

「大好きだシズク お前が居ないと俺は
駄目なんだ だからもう二度と俺の前から
居なくならないでくれ!」ハイネの目からもいつの間にか涙が零れる。

「...ハイネ.....っ....ひくっ ひぐっ
うん.....私ハイネの側にずっと居る....
もう離れない....」シズクは、嬉しくて涙が止まらない..... 二人の思いが今やっと実を
結び繋がったのだった。....。

9/25/2024, 6:33:17 AM

形のないものを絵に描きたいとき
どうすればいい?

色だけで表現してみようか。

心のいろ
風のいろ
声のいろ

大きな画用紙に思うだけのいろを塗ってみよう。
輪郭なんてなくていいから、気軽にかけるよ
少し、すっきりした?

Next