『幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さて、準備はいい?
必要なのはあなた自身と、少しの勇気だけ
目なんか見れなくていい
下向いたままでいい
多くは語らなくていい
きっと敵は、心苦しい事を沢山言ってくる
何にも聞かなくていいから
手に握った封筒を渡して言うんだ
退職しますって
あとはゆっくり休んでさ
幸せなんて、曖昧で抽象的で説明できないけど
こんなに窮窟で、辛くて、笑えないのが
幸せなはずがないから
あなたらしくいれる場所を探しにいこう
幸福という言葉があります。
誰だってその権利を持っているし、目指そうと思えば、ゴールはあります。
幸せは歩いてこない、だから歩いて行く。
なんて歌詞があるくらい、幸せって普遍的なんです。じゃあ、その歩みを止める権利はどうなんでしょう?
私の知る限りの皆様は持ってるみたいです。
ノートを踏みつけて笑う人、弁当にゴミ屑を入れる人、知ってますか?食糧不足で苦しむひとって世界にいっぱいいるんですよ?
そんな理屈、皆には言葉ですらないみたい。
今日は晴天、綺麗なお日様が浮かんでて、街にはアリみたいに小さな人々の歩みがあります、少し風が強いです、ちゃんと落ちれるかな。靴も抜いで準備完了、私はぴょんと落ちました。
頭が腐ったりんごになるまえに少し夢を見ました。走馬灯というやつですかね?
綺麗な景色、大河という奴、それを挟んで閑散とした森があって、空に仏様がいっぱい浮かんでました。落ちた後は意識もなかったので、すんなり死ねました。
ところで死んだ私はなんで話しているのかって?
ちょっと早すぎたので、幸福の収支が取れなかったそうです。私は最終的に博士か何かになったそうで、その分の名誉と幸福、エネルギーが余ったのでそれまで現世にいるみたい。うーん、不便な世の中だ。
『幸せに』
―幸せに―
幸せに見損なわれた僕
でも、君だけはどうか幸せに
僕のことなんて忘れて
他の人のことを好いて
甘い甘い恋をして
いずれは自分の意思で
結婚したり、子供も産まれたり
やりたいことを貫いて
自分が納得いくまで生きて
腰が曲がって
顔が皺だらけになるまで生きて
みんなに愛されて死ぬんだ
みんなに暖かく見守られながら
そんな人生を、君には歩んで欲しい
所詮は僕の勝手な願いだけれど
どうか、君だけは
自由に幸せに(=“普通に”)
ある少女が居た。少女は12歳ぐらいの子で腕には痣があった。恐らく親から暴力を受けていたのだろう。少女の名は六花というらしい。六花は本当の親ではないと思い、家出をした。暫くすると知らない路地裏に居た。路地裏には特に何も無く、ただ一本の花があるだけだった。花はとても綺麗で花弁は五枚あった。『 私もこの花のように綺麗になりたかった。』そう呟いていると、一匹の黒猫が六花の視界を横切る。黒猫はこっちに来てと言うかのように、にゃーんと鳴く。六花は綺麗な花を持ち、黒猫について行くことにした。
黒猫について行くとそこには狐のような耳が生えていて糸目な男の子が立っていた。気づくと黒猫は消えていた。六花が声を掛けようとした時と同時に男の子が『 君……辛かったでしょ?』と六花に優しい声で囁いた。確かに辛かった。誰も理解してくれなかった。六花は言葉が出なかった。暫くすると男の子が『 僕も同じ。君は六花ちゃんで合ってるかな?』
と声を掛けてくれた。六花は『 うん。貴方は?』そう聞くと男の子は『 僕は紫雨。』と直ぐに言ってくれた。紫雨は六花の方に寄り、こう言った。『 その花綺麗だね。その花と交換に君を転生させてあげる。どう?』と。六花はこの花と交換で自分の人生が変わるならと思い、『 いいよ。私の人生が変わるなら…』と紫雨に言いながら綺麗な花を渡した。紫雨は『 多分転生後も会えるかもね。有難う……』と言った。
気がつくと六花はベッドの上にいて隣には"あの人"が居た。『 やぁ!僕の事覚えてる?』と優しい声で六花に聞く。六花は勿論覚えていた。命を助けてくれた人なのだから。『 えぇ。覚えてるよ。紫雨さん』『 良かった(笑)』と会話が弾む。話すことが楽しいことだと初めて思った六花は『これが"幸せ"ていうものかのかな 』と紫雨に尋ねる。すると紫雨は『 そうかもね(笑)』と笑いながら答える。
転生後はとても楽しく友達もでき、芸術家として有名になった。幸せで満ちた。でも人によって"幸せ"の感じ方は違う。もう一度考えて欲しい。幸せとは何なのか、幸せとは嬉しい時だけに感じるものなのか。考えて欲しい。皆さんにとって幸せとは何ですか?
お題 ˚*.꒰ 幸せに ꒱.*˚
幸せね願うのも望むのも
身勝手だと思う自分がいる
それでも
誰かにそれを押し付けてしまうのは
どうしてなのだろう
幸せに
幸せに
私の彼氏には死んだ婚約者がいる。
その人は私の姉だ。
彼は姉が本当に好きで、
私の告白への返事を数ヶ月も悩んでしまうほどだ。
付き合って同棲を始めてからも、
毎晩泣いているのを見ていた。
私のことを大切にしながらも、
姉のことを好きなことを知っていたからこそ、
結婚に踏み込めなかった。
でもそれがだめだった。
ある日彼が居なくなった。
三日三晩寝ずに探した。
警察にも捜索願を出した。
すると山の中でひとつの遺体が見つかった。
彼が居なくなってひと月たったある日、
気持ちが落ち着いてきて彼の部屋を片付け始めた。
するとひとつのメモが出てきた。
一緒にそっちで幸せになろうね。
「幸せにします。僕と結婚してください」
プロポーズの言葉を伝えた僕にキミは嬉しそうに笑う。
「はい。よろしくお願いします」
キミの返事に喜ぶ僕に
「でもね」
キミは言葉を続ける。
「私を幸せにしてくれるだけじゃダメなんです」
「え?」
幸せにする。だけじゃ足りなかったのか。と戸惑う僕に
「あなたも幸せになってくれないと」
キミは優しく微笑む。
「私の幸せは、あなたも幸せでいること。なんです。だから、私もあなたを幸せにします」
言われた言葉が嬉しすぎて、胸がいっぱいになる。
「キミが笑ってくれるなら、それだけでいいと思ってました」
僕の言葉にキミは首を振り
「あなたに辛い思いをさせて、私が笑顔でいるなんて考えられません。一緒に幸せになりましょう」
僕の手を握り笑うキミの手を、僕は強く握り返し頷いたのだった。
テーマ『幸せに』
一緒にいて、安心できる人がほしい
私を否定せずに、ずっと隣にいてくれる人がいい
怒鳴ったり、大きな声を出さないで
ただ、穏やかに会話をしたい
愛が愛を得るための通貨ならば
愛のない私に、愛を得る資格はないのでしょう
あなたのそばで、毎日時間を積み重ねたい
私のことを嫌いな私を、好きだと言ってくれたあなたと共に
朝に起きて、食事をして、掃除をして
話し合いながら、生活を営みたい
難しいことは分かってる
それでも私は、あなたを望まずにはいられないのです
【幸せに】
やった。ようやく嫌いだった母を殺せた。これ程までに幸せなことは無い。
世界で一番嫌いな母を殺めてからおよそ3年。
私は未だに警察に捕まる事は無く、寧ろ罪は問われていない。何故ならば母を殺めたのは俺だと父が嘘をつき自首をしたからだ。頼みもしていないのに、勝手に。
私はそれに疑問を抱きつつも、父が勝手に自首したんだから、そのままにしておこう、と父の謎の自首については一切触れずに生きている。
『みーちゃん、どれにしようか?』
『みぃ、みーちゃんね、このお人形さんがいい!』
『可愛いお人形さんだねぇ〜、それが良いの?』
玩具屋のショーケースを眺める親子が居る。母親と、きっと5歳にも満たない女児だろう。
あぁなんて幸せそうな顔をしているのだろう。私は母親が居ない方が幸せだと思うのに。
そして、19歳の今でも時々思う。
本当の幸せとは何か。
幸せに
二人共……元気がないと最近感じる。
私は、4月から友達と離れ離れになる。
幸せになる力や魔法とか無い。
私は、祈ることしかできない……。
友達に届いてくれたら何より嬉しい。
#68 口癖
「幸せになりたい」
口癖のようにいう君の
幸せがずっと不透明
お題「幸せに」
今日は公園で、四つ葉のクローバーを見つけた。
いつもより、早く起きれた。
宿題もきちんと出せた。
クラブで先輩に褒められた。
夕飯がハンバーグだった。
こんな小さなうれしいの積み重ねが、
私の中では、「幸せ」に感じる。
どうしてだろう。
最近上手くいかないことが多かったからなのか、
意識するようになったからか…原因はわからない。
でも…こんな小さなことで、嬉しく感じられることが、 幸せなんだと実感できる。
周りの基準や決まりきった価値観に当てはめず、
自分に合った形を探し求めなさい。
そうすれば、きっと。
(お題:幸せに)
『幸せに』
君は、嬉しそうな顔をした。
純白のドレスに身を包んで。
僕には伝えることの出来なかった、幸せ。
君は僕の分まで、幸せになってね。
どうか、運命の人と───────
しあわせにしあわせに
今よりも今よりもって
にぎりしめている毎日でも
簡単に手から溢れてく不純な時間たち
それでも愛そうって気持ちを沸かせるため
衝動とか情熱とか冷静じゃない魂胆でストレートに生きてるよ
でもちっとも上手くいかないのはわたしが人生を柔らかく選ぶという技術が足りないからで
わたしの思慮深い癖は身体でも心でも使い果たしてしまうことができてしまうから毎日なにかに乾涸びているよ
枯渇した愛にでも不純な時間にでも常に新しいものはほしいし、美味しいものにだって興味がある。みんなが好きなアイドルだってかっこいいと思っちゃう
たしかにキミらの言う通りもっと普通に生きてればいいんだけど、生まれた時から普通が普通としてなりたってなくてしあわせも普通みたいな考え方できたことないしね
でも自分の人生が普通じゃないなんて特別な威張りも感じてないし、共感のないしあわせを毎日生きてるのかもね
とか考えては孤独になってるの?
だからしあわせとかについて考えられないとか思っちゃうけどね
そんなたった5分の最寄りのコンビニまでの道で必死に考えるわたしのしあわせ
幸せになりたい。
それがあの人の口癖だった。
モテたいだとか、お金が欲しいだとか普遍的なことではなく、もっと抽象的な話だという。
あの人は何か不満なことがあるのだろうか。だが、私にはそうは見えなかった。
地位も名誉も金も申し分ない。
だが、平々凡々。
あの人の語る野望は、なんだがそんな世界から逃げ出したいように見えた。
私は平凡な世界で生きるのが幸せだと思うけど。
それは母からの呪いだった。息を引き取る前のただ一言がわたしの人生を狂わすものとなった。あのときの声が、景色が、脳裏にこびりついている。何度も何度も繰り返されている。
かくあれかしという願いに蝕まれ、わたしの人生は義務となった。眠ることすら、食べることすら、友を選ぶことすら。誰が間違っていると言うだろうか。正しいと思うだろうか。きっと答えなどない。誰も教えてはくれない。
視界にちらつく影を追い、耳に残る声を追い、あのときの言葉だけを救いとして。わたしは今日も、死者のために息をした。
「私がいなくなったあとも、どうか幸せに生きてね」
わかってるよ。ねえ、母さん。わたしは幸せになれていますか。
大好きな、ママと、関谷さんですなんでかと言うと、関谷さんは、優しいて、お手伝いもできる✨天才(▭-▭)✧✨。、ママは、お金もくれるし、またーに優しい所ある笑それが好きですまた、5日に会います。関谷さんいるかなぁ?、笑いるなら会いたいなぁー。マターに♥️♡
『最後の課題を渡します。幸せになりなさい』
桜が舞い散る様子が窓の外に見える。卒業証書を胸に抱き、卒アルにクラスメイトの名前を書き集めた後、そう書かれた黒板を映す視界は滲んでしまった。
#幸せに
幸せになりたい
悩みが何もないとか
楽に日々を過ごせるとか
そういう幸せも素敵だけれど
できれば悲しみを越えた先にある
幸せに辿りつきたいと
そう思う
【幸せに】