『幸せとは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
思春期の頃、たまに身内から「〇〇は幸せだね」と言われることがあった。その言葉を言われるたび、違和感を感じていた。あの頃の自分はら胸を張って幸せとは言えなかった。悩み事が多すぎて、生きるのに必死だった。どうして周りから幸せそうに見えてたんだろう。いつも自分を偽って過ごしていたからなのかな。本当の自分は、明るくなんてないのに。
幸せとは何だろう。
それはきっと一人一人違う形をしていて、一言で「幸せ」を説明出来るような言葉なんてないと思うのだが。
金が「幸せ」の人も居れば、愛が「幸せ」の人も居て、生が「幸せ」の人も居れば、死が「幸せ」の人も居るはずだ。
なのでこれはあくまでも、重ねて書くがあくまでも、私個人の所見となってしまうのだが。
人波に上手く乗れることが「幸せ」だと私は思っている。それは言い換えれば、大多数派の無個性とも称されてしまうものかもしれないが、その波に上手く乗れない人間は一人孤独に海の波間に沈んでいくしかない。
昔の私は「個性」が欲しかった。他人とは違う何かを欲していた。好む音楽、好む服装、好む趣味、意図的ではなかったが私は大多数からは逸脱していた。それはきっと今でもそうで、流行りものには飛びつかないし流行を追うことなく自分の好きなものだけを愛で続けているが。
果たしてこれが私が望んだ「幸せ」だったのだろうか? 一般人、大多数の人間が持つ感性を、私はいつ、何処で捨ててきてしまったのだろうか。
そう考えることが度々ある。「幸せ」とは、本当に難しいものだ。
「君が思う幸せは、きっともっと深いんだと思う。大きな夢や目標だけじゃなくて、毎日少しずつ積み重ねているもの――例えば、朝のランニングや一人で過ごすの時間、そして自分のペースで進む努力。それが君自身を作っている幸せなんだ。周りと比べなくていい、君だけの幸せを大切にしてほしい。」
幸せとは
信頼できる人がいればそれは幸せなことだと思う。
end
幸せとは
幸せとは何だったのだろうか。
そんなことを考えたことはこれまで一度もなかった。
ずるりと血塗れの足を引き摺りながらそんなことを気紛れに考えた。
温かな寝床があること?
食うことに困らないこと?
愛する人が居ること?
馬鹿らしい。全部全部俺は失ってきた。
温かな寝床があっても心は満たされなかった。
食べるものがあっても隣には誰も居なかった。
愛する人はいつだって誰かのものだった。
「げほっ」
ヒューヒューと細い息を吐きながら、咥内に溜まった血を吐き捨てる。
こんなことを考えてしまうのは死期が近づいているからか。
一瞬鎌をもった死神が背後に居ることを想像してしまって思わず笑ってしまった。
そもそもこんなことになってしまったのは、自分のせいだった。金に困りコンビニを襲った後に車に撥ねられたのだ。罰が当たるとはよく言うがまさにその通りだった。
人様に顔向けできる生き方はしてこなかったがそれはないだろうと思ってしまう。撥ねた人物は自分のことを追ってきたがこちとらコンビニ強盗犯だ。万が一にでも病院に連れて行かれては困ってしまうと逃げ出しその人物をまいてきた。
路地裏に入り、ズルズルとその場に座り込む。
「いよいよ俺もお陀仏か」
背後に居た死神はきっと目の前に立ち、その鎌を持ち上げているだろう。
赦されるならば次の人生はもっとまともに生きてみたいと思う。
「それはいい心がけですわ」
この場に不似合いの少女の声に重くなっていた瞼をゆっくりとあける。
目の前にはツインテールの毛先を巻いた少女が身の丈の倍はある鎌を持って立っていた。
「は?」
「まあ、汚い言葉。でもそれも鍛え甲斐があるというものです」
「まってくれ、俺はもう」
「立ってごらんなさい」
立てる訳がないだろう。車に撥ねられて足は折れてるはずだぞ。と思うが、少女はにこりと笑うだけだった。仕方ないと、言われるがままに足に力を入れると、動くのだ。身体が。そういえば腹も痛くない。
「後ろをごらんなさい」
「へ……」
言われるがまま振り返るとそこには、血だまりの上に座り込んだままの俺が居た。
「俺!?」
「被験者1098号さん、あなたはこれから私の下で働いてもらいます」
「は!?」
ちょっと待ってくれ、何もかもついていけない。被験者ってなんだ、この子どもの下で働くってなんだ。情報が多すぎてついていけない。
「あなたは死の直前、今までの罪を悔いそれが赦されました。まあ被験者として適合したのも理由の一つですが」
「その被験者ってのは何なんだ」
「上司には敬語と言いたいところですがいいでしょう」
そこで少女はこほんと息を吐く。
「おめでとうございます! あなたは罪人更生プログラムに選ばれました!」
「はあ?」
「現世で罪を犯した人で地獄は溢れかえっているんですの。あなたのような小物……失礼、死後の直前に悔い改めその罪が赦されるものだった場合のみこのプログラムに選ばれプログラム終了後には来世への切符を得ることができるんですの」
「なんだかよく分からんが、要するに俺の罪は赦されて生きる権利を得たんだな?」
「……正確には更生するチャンスですわ」
「チャンス?」
そういえば更生プログラムと言っていたなと俺は思い起こす。
「必要なポイントを得られない限り更生したとみなされません。わたくしはそのサポートする獄卒です」
「ポイント制って……」
「権利が与えられただけありがたく思うことですわ」
「そりゃそ、う、え?」
少女の正論に頷いた所で視界が左右に分かれていく。
「あ、れ?」
そこで俺の意識はプツリと途切れたのだった。
「ちょっと! また横取りですか!」
マナーがなっていませんわ、と少女は少女の倍の身長がある青年に向かって怒りの声を上げる。
「本人に贖罪の意識があり更生プログラムが発動されたのならその魂は清らかなものになっている」
「あなたたち天使がそうやって横取りしていくから、清らかな魂になる前に現世にいってしまって私たちの仕事が減らないのですよ!」
「彼の魂は十分転生に値する魂だった、半分であれば今天界にある魂と混ぜ込んでも問題ない。それを回収して何が悪い」
「彼は閻魔様に言われて決まった被検体で……もしもし? 今、ちょっと。え? 次の魂の適合者がみつかった? わかりました」
少女はふわりと空に浮かぶと青年を見下ろしながら、べ、と舌を出した。
「今度は横取りしないで下さいませ!」
ぴゅんと飛んで行った少女を見送りながら青年は真っ二つにした男の魂を持って天界へ帰るのだった。
ぼくはいつからか前世の記憶というのがある。
コンビニ強盗をして車に轢かれて(自業自得だと思う)死んだと思ったらツインテールの女の子に救われる、というやつだ。でも本当に救われたのはそのあとで、男の人に「きみには善き人生を歩ませてあげよう」と言ったのだった。その男の人の背中には真っ白の羽根があって、そこまであった心の黒いものがなくなっていったのだった。「善き人生を送りなさい」と言ったそのひとの声で記憶は途切れている。
ぼくは善き人生を歩むよう努力した。勉強も人間関係も、それでもだめだった。
血に濡れた包丁を床に落としぐしゃりと表情を歪める。きっかけは些細な言葉だった。母親が「あんたは結婚もせずに勝手して」という言葉だった。そしてそのまま、刺してしまったのだ。何度も、何度も、何度も。
「助けて、天使様……」
「おめでとうございます! あなたは罪人更生プログラムに選ばれました!」
パンパカパーンと音を出し飛び出してきたのは記憶の最初にある少女だった。
貴女にとっての幸せとは、何でしょうか。
人と関わること。
人に感謝されること。
自らの欲が満たされること。
人に影響を与えること。
どれも当てはまるし、どれもそれだけでは足りないでしょう。
貴女は全てを手にすることができます。
貴女が良い気分でいてくれさえすれば、俺たちは貴女に幸を運んできます。
だから、「自分はどんな幸福にも値しない」と考えることだけは、どうか、止めてください。そんな悲しい自傷行為の中に、満足を見いださないでください。
幸せとは
幸せとは
目に見えない
誰かから与えられるものでもない
幸せとは
目に見えずとも
いつでもすぐそこにある
幸せについては
いまだに勉強中
「幸せか…わかんないよ、そんなこと。」
泣きそうな顔でそういう貴方はきっと、
誰よりも幸せを望んでいたことだろう。
あの日、導き出した選択が間違っていたとは思わない。
けれどもしあの日違う選択をしていたらきっと、
私達は誰ひとり欠けることなく笑いあえていたのかも知れない。
結果なんて誰にも分からないのに、後悔だけが募ってゆく。
運命に抗おうとするなんてこと自体間違っていたの?定められた残酷な運命を、指をくわえて見ていれば貴方たちを失わずに済んだの?それが世界を敵にまわす選択だとして、そうしていたら私は後悔しないでいた?
「でも、残された俺らは幸せにならないと。そうじゃないとあっちであいつらに会ったとき、どう顔向けすればいいかわかんねぇだろ?」
そうか。彼等の命が失なわれてでも私たちが生かされた意味はそのためか。だったら胸を張って堂々と生きよう。彼等の分も。
『幸せとは』
嫌がられない世界があるとしたら、私は色んな人に聞いてみたい。
『あなたにとって幸せとは?』
どんな答えが返ってくるだろう。考えるだけでワクワクする。100人に尋ねたら、様々な100の幸せが聞ける。幸せのお裾分けみたい。それを聞いて、私は考えよう。
『私にとって幸せとは?』
『いつも』は、幸せで溢れていることを本当は知っている。向き合わないだけで。何となくここで終わるような気がするだけで。
幸せなんだ、本当は。『いつも』。
幸せとは
「幸せについて本気出して考えてみた」
「で?」
「……後輩。弟がいま言ったのはね、某アーティストの歌のタイトルなんだわ」
「シンプルでいいね」
生きる時間が増えるにつれて歌詞が味わい深くなるタイプの曲だと思ってます。いまの世の中じゃあ、サブスクに入っていればどの音楽メディアでも聞けるんじゃないかな。
「ってか、タイトル長いね」
「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけないよりは短いだろ」
「姐さん、」
「名曲です」
「あ、うん。聞いてみるよ」
後輩が困ったように私に解説を求めてきたから、シンプルに答えてあげた。音楽に関しては本と同じぐらいフットワークの軽い後輩は、さっそくこの二曲を噛み締めておりました。名曲は世代も時代も越えるんよ。
「姉貴にとっての幸せは?」
「当たり前に生きてること」(※短命予言授かり中)
「聞く相手を間違えたな。後輩、」
「おいしいもの食べてる時」
「「あり寄りのあり」」
結局のところ、なにを幸せと思うかは人それぞれだよね。自分にとっての幸せが相手にとってもそうとは限らないじゃん?
だから、幸せの定義の押し付けはしません!
「弟は?」
「動物をもふってる時」
「「最高じゃん」」
アニマルセラピーって本当にあると思うんだよね。ちなみに私は犬派、後輩は猫派。弟はあいだをとってどんな生物だって満遍なく愛でる派だ。
「規模関係なく、幸せの思い出はあるだけあったほうがいいよな」
「なんでまた?」
「「守護霊(パトローナス)が呼べる」
「ふたりともハリポタ大好きだね……」
(いつもの3人シリーズ)
幸せとは
当たり前のことが当たり前にできること
だと気づけたこと
幸せとは
私にとっての『幸せ』とは、
6年前にバイト先で出会った彼(K先生)かもしれない。
1回り以上も下の大学生。
なぜか彼のことがすごく気になって、気がつけば彼の側にいた。
バイトでの悩みを打ち明けると、
「男子生徒のことは全部僕に任せてください」って言ってくれたね、すごく嬉しかったよ😊
遠くから笑顔で手を振ってくれた、苦しい時は何も言わずに助けてくれた。
冗談を言って笑わせてくれた😂
彼といる時はいつも『幸せ』だった。
でも私は体調を崩したまま復職できず、彼とは会えなくなって泣いた(T_T)
私にとって彼は、
いざという時に頼りになる人、一緒にいて楽しい人。
また会えることを信じてる。
私は君に守ってもらいたい。
今でも私はあなたが大好きだよ😊
何気ないことで笑って
何気ないことで感動して
なんでもない毎日を何気なく過ごすことができる
これが一番幸せなんだと思う
幸せとは
毎日の連鎖だと思う。
私は今信じれる人と過ごせて、色んな人に出逢える毎日を過ごせていてとても幸せだと思う
【幸せとは】*206*
大切な人たちが楽しそうで
その側で自分も笑顔でいられる
興味のある事、好きな事に挑戦し
新しいモノに出会う
当たり前にあると思っているモノにも感謝して
その関係や環境を継続する
うん、シアワセ…
幸せとは?
幸せとは?
ずっと
健康で
ある事。
大好きな人の
顔が
ずっと
見れる事。
綺麗な空を見て
夢でも
逢える事。
幸せとは、白米とときます。その心は当たり前のように頂いているが当たり前ではなく、ありがたいものであるからです。あと単純においしい。
「親がさー、LINEとか見てくるしー、誰?とか聞いてくるしー」「でもさ、あんたもよく私に聞いてくるよね?誰とLINEしてんの?って。」「あれは、ただの束縛。束縛してるだけ。」
彼は私とどう言う関係だ。それには!友達以上恋人未満が一番似ている気がする。今、君を思い出して、
ほんとうに幸せとは、なんなのか考えている。
偶然見下ろした先にある道端の苔に咲く、米粒ほどの小さな花に美しさを感じること。
この美を日々愛せば、いつかは袁枚の見た牡丹が苔の中にも咲くだろうよ。
(250104 幸せとは)
私は寝る前に良かったことを
3つ探して記録している。
夕飯を家族が誉めてくれた。
バスに乗り遅れたが遅刻せずにすんだ
キーウィが2個で100円だった。
些細なことだが日常は
幸せに溢れている。
#396