幸せとは何だろう。
それはきっと一人一人違う形をしていて、一言で「幸せ」を説明出来るような言葉なんてないと思うのだが。
金が「幸せ」の人も居れば、愛が「幸せ」の人も居て、生が「幸せ」の人も居れば、死が「幸せ」の人も居るはずだ。
なのでこれはあくまでも、重ねて書くがあくまでも、私個人の所見となってしまうのだが。
人波に上手く乗れることが「幸せ」だと私は思っている。それは言い換えれば、大多数派の無個性とも称されてしまうものかもしれないが、その波に上手く乗れない人間は一人孤独に海の波間に沈んでいくしかない。
昔の私は「個性」が欲しかった。他人とは違う何かを欲していた。好む音楽、好む服装、好む趣味、意図的ではなかったが私は大多数からは逸脱していた。それはきっと今でもそうで、流行りものには飛びつかないし流行を追うことなく自分の好きなものだけを愛で続けているが。
果たしてこれが私が望んだ「幸せ」だったのだろうか? 一般人、大多数の人間が持つ感性を、私はいつ、何処で捨ててきてしまったのだろうか。
そう考えることが度々ある。「幸せ」とは、本当に難しいものだ。
1/4/2025, 1:00:19 PM