『幸せとは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 『幸せとは』
「幸せってなんだろう」
なにか深く考えて出た言葉ではない。こたつでみかん食べて、ふと思ったことを口にしただけだった。
「あなたは今幸せかい?」
叔母さんがそんなことを聞いてきた。
「多分?わかんないけど。不満はないよ。」
別に華々しい生活はしてないが、幸せだと感じることはできている。
「そう感じるならあなたにとっての幸せはそれなんだろうねぇ。幸せ、そう感じたらそれがその人の幸せなのさ。」
うーん、なるほど。納得できるようなできないような…。
「じゃあさ、例えば宗教で洗脳されて、周りの人を殺害してる…でもそれは自分の信条に従ってるから幸せだって感じてる人も、幸せってこと?」
叔母さんは困ったように少し考えた。
「うーん、そうだねぇ、その人にとっては幸せかもしれないが、それは幸せと認めてはいけないだろうね。他人の幸せを奪ってるんだから、社会的に幸せと認めてはいけない範疇にあるってことだよ。」
「そうなんだ…。……あ、そういえばさ、…」
難しい会話をこれ以上続けたくなくて、私は話題を変えた。
幸せ
大好きな人がいること。
いくらでも愛していい人がいること。
溢れるぐらい愛されていると思えること。
大切な人達の笑った顔が見れること。
家に帰れば家族がいること。
このあたりまえの毎日が崩れるのが怖いと思えること。
「幸せとは、星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく」
「ん?」
僕の好きな歌なんだ。続きの歌詞を当ててみてくれない?──そう言って彼は微笑んだ。頬杖をついた彼の瞳はぐずぐずに煮詰められた砂糖菓子を溶かしているかのよう。
「う〜ん、なんやろなぁ」
うーん、うーん、僕は唸って考え続けた。
「……僕にとっての幸せってなんやろな」
制限時間はあと三十秒ね。彼は楽しそうな顔でカウントダウンを始めた。
「ほら、早く早く〜」
二十五、二十四、二十三……
「ごはんをいっぱい食べること」
「ブッブー。違います」
十九、十八、十七、十六…
「けっ、健康に生きること!!」
「ブー」
「好きな人と暮らす…とか?」
「…ブー」
十、九、八…
「ずっと笑顔で暮らすこと…?」
三、二、一、零。
「…多分ブッブー」
「おい自分、多分ってなんやねん」
僕がそうつっこむと彼はぷは、と息を吐き出して笑った。
「ごめんごめん、実は僕も歌詞忘れちゃって」
「はァ!?何のためのカウントダウンだったんや」
「んふふ」
文句のつけようもないくらいの満面の笑みで彼は微笑んだ。少し狡そうに、企んだ顔で。
「健康に、笑顔で、好きな人とずうっと暮らせるといーね、〇〇くん」
その笑顔に何も言い返してやることのできない俺は、頸が熱いことをひしひしと感じながら、照れ隠しに俯くことしか出来なかったのだ。
backnumberさんの『瞬き』という曲が真っ先に思い浮かびました。
私の作品を読んだ方は分かると思うのですか友達以上恋人未満みたいな関係の男性同士のブロマンスがとても好きなのでどうしても思いつきでそんな感じになっちゃいます許してください!!!!
あと今回は私が関西弁が好きなのでエセ関西弁を書きました。
弱い自分を
醜い自分を
愚かな自分を
嘆かず 憐れまず
蔑まずに
笑うことから
「幸せとは」
#291
君が微笑んで言う。
「わたしはあなたがいるから幸せだよ、本当に幸せ」
「俺も君がいるから幸せだよ」
口に出すと照れくさくて、二人して笑い出してしまう。
遠く愛しい日々。
「僕は君がいるから幸せだよ、本当に幸せなんだ」
思わず息を飲んでしまった。
ああ、どうしておまえが、彼女と同じことを。
幸せとは、気づかぬうちに心に根を張っているものらしい。
その証拠に、君が撒いた幸せの種は今でも心に優しい花を咲かせている。
けれど。
「…俺も」
「そっか!嬉しいな」
けれど、目の前で満面の笑みを浮かべるおまえの愛も本物で。
知らない間に芽吹いた幸せが、彼女を失ったときのまま止まっていた心をゆっくり溶かしていく。
もう、そろそろ良いだろうか。
いいよな、君のとこにいくまで。
自分からしたらそれは幸せじゃなくても相手からしたら幸せだってこともある。自分の価値観で相手に自分の幸せを押し付けるのは良くない。
臆測という🦋が飛び交うSNSで、あなたは何を信じる?
どんな幸せな情報をのむ?
今、あなたが目にしている事、物は幸せな事実ですか?
誰かしら傷つけてはいませんか?
自分が幸せなら何しても良い事なんてあって良いわけがないので。
ネット社会にのまれないでくださいね。
わたしの幸せは、誰かしらと笑顔で笑い合えていること。
幸せとは____
2024.01.04
「幸せとは」
私には幸せが分からない。
何をすれば幸せなのか
感情を押し殺してまで笑うのが幸せなのか?
涙こらえて作業するのが幸せなのか?
それで得られるお金はなんの為に使うのか?
自分の夢は?分からない。幸せとはなにか
この目で体でわかってみたい
だから幸せをわかるために、生きてたい。
【160,お題:幸せとは】
とても悩ましいもの
考えようとしたら一生辿り着けないが
生きていれば
案外すぐとなりにあるもの
∮幸せとは
愛されているのを自覚できる事。
自分が自分でいられる事。
誰かを愛せる事。
心から、自分を好きになれる事。
幸せになりたいよ
ペイン・メディケーション
僕らは罪人で狂人。
癒えない傷を負っている。
顔のない人間の街で生活している。
氷のビルの谷間を走る安っぽい車。
心は麻袋の中で干からびた。
ナイフでつけた傷口から滴るのは汚水。
僕らはくたばるまでこの地獄を歩き続けるんだ。
金儲けしたところで、何も満たされない。
世界を呪えばいい。
コンクリートの上で火だるまになればいい。
ここは地獄でしかないのだから。
痛み止めはただのその場しのぎに他ならない。
怒り。
殺意。
静寂。
愚者。
崩壊。
立ち上がってみろ。
すぐに倒れてしまうのがオチさ。
ピストルに弾を込めろ。
奴らを追放しろ。
ここから飛び降りてしまえ。
耳をふさげ。
目を閉じろ。
息を止めて、暗黒の海に沈んでしまえばいい。
地球ごと。
この地獄ごと。
僕らはどうせ幸せになんかなれっこないんだ。
幸せとは
側にいてくれる人が
笑っていることだ。
だから私は
あなたを笑わせたいんだ。
滑稽でいいから、
ピエロでいいから、
あなたの幸せを願ってるんだ。
幸せとは
自分の気持ちひとつだと思う。
沢山お金を持ってても幸せじゃない人もいるし、
洗い物のポケットから100円が出てきただけで幸せを感じる人もいる。
些細なことで幸せを感じられるそういう人に私はなりたい。
幸せとは
予定がない午後。窓から射す昼下がりの白い光。電気を付けなくても明るい昼間の部屋。猫と一緒にする昼寝。家の窓から見る小さな花火の音。冬の朝の匂い。病み上がりのスーパーカップ。車窓から見える海。計画性のない旅行の予定。部活帰りの夜道。貴方の楽しそうな顔。貴方を愛す声。貴方が愛されている世界。貴方が見せてくれる景色。貴方が見ている世界を、ほんのちょっと見せてくれること。
…ああ、やっぱりだめだ。気づいたら僕はいつも貴方のことばかりになってしまう。どんなに日常の眩しさを切り取ったって、貴方を想う切なく苦しい程の愛には負けてしまう。僕の幸せは、貴方の幸せだよ。何だか在り来りな言葉だけど、それだけが全てで、それ以外にぴったりと当てはまる言葉を僕は知らない。世界は貴方を思ったより愛してるってこと知らないでしょう。貴方はいつも不幸そうにしてる。柔い肌に優しい睫毛の影を落として、すらりと華奢な肩を小さく丸めて、自信なさげに歩幅を狭め窮屈そうに歩き、綺麗な鈴のような声を泣きそうに揺らす。世界はこんなにも貴方を包む光たちで溢れているのに、貴方はそれが見えていない。そんな弱くて脆い貴方が笑えたらこれ以上ないって確信してるんだ。だから、僕は今日も貴方への愛を叫ぶんだよ。聞こえなくたって届かなくってそれでいい。いつか貴方が気まぐれに見た満天の空のたった一つの星でいいんだよ。太陽みたいに貴方を照らすことができなくても、月みたいに貴方が見る唯一じゃなくてもいいんだよ。ほんの少し、ほんの少しだけ貴方の感情のきっかけになればいいんだ。星だって、一個じゃ気づけないかもしれないけど、たくさん集まれば壮大な景色となるから。だからね。つまり、何が言いたいかというと。貴方が何より大好きだって、話!
「幸せとは」
題とは関係ない
sns見てていいなと思ったことば。
つまづいたのは誰かのせい。でも、立ち上がらなかったのは自分のせい。
2024年の初めにこの言葉を知れて良かった。
幸せは脳内物質が出てる状態
だけどそういうのどうでもいいくらい
今日幸せ。明日はどんな日
雨がしとしとと降り注ぐ。今日は控えめだな、なんて思いながら空を見上げれば、雨水が目に入った。
生まれてこの方、私の周りには雨が降り続けている。太陽に照らされることなど滅多にないわけで。ただまぁ、地域によっては重宝される能力でもあるため、生活には困っていない。一箇所に留まらなければ、であるけれど。
さて、そんな私だが今日は人生の転機となるかもしれない用事が入っている。人に合う約束があるのだ。それも、晴れ男と。どちらの能力が強いのかという話にもなるからなんとなく負けたくない気もするがお天道様の下を歩いてみたい気もする。
と、そのとき。雨の勢いが弱まってきた。もしかして、と思い周りをきょろきょろしてみれば、案の定、こちらに向かってきている男性が一人。
「あの、もしかして……」
私が声をかけたことで男性がにっこらと笑って遮るように口を開いた。
「僕が晴れ男です。貴女が雨女、ですよね。とても綺麗な方だ。」
さらりと言われた口説き文句に顔が赤くなるのを感じる。この体質だ。人に言い寄られる事などなく、耐性がない。
「あ、ありがとうございます。貴方もその……かっこいいですね。」
私も、と思い相手を褒めてみればありがとうございますだなんて余裕そうな笑みを浮かべた。シンプルにイケメンだ。羨ましい。
そこでふと、二人して空を見上げた雲が空を覆っている。晴れてはいないが雨が降っているわけでもない。思わず、顔を見合わせて笑ってしまった。この人となら、うまくやっていけるかもしれない。そう、思ってしまった。
それから私たちは何度も逢瀬を重ね、そして実験を繰り返した。どうやら2人そろうと本来の天気になるらしい。なんとも平和なことだ。それが嬉しくもある。あれから数年後、今、私のお腹には2つの命が宿っている。この子達がどんな人になるか、どんな体質かまだわからない。けれど、私たちならどんな困難も乗り越えていけるような気がしていた。
あなたの幸せを願うとき、
あなたの幸せとは何かを考える。
たとえば私が与えられるものならば、
あなたが望むだけいくらでも差し上げよう。
たとえば私に叶えられるものならば、
どんな手を使ってでも叶えてあげる。
愛も、夢も、希望も、理想も、現実も、
富も、名誉も、名声も、私の生命でさえも。
あなたのために使われるならば惜しくはない。
あなたのために消費されても構わない。
愚か者の烙印を押されても、盲信だと揶揄られても、決して報われることのない献身だとしても…。
私を人間たらしめる所以をくれたあなたに、
すべてを捧げてまで執着するのは必然でしょう?
きっと…君にもいつかわかる日が来るわ。
【幸せとは】
Ps.
明けましておめでとうございます。
今年も1年、どうぞよろしくお願いいたします。
幸せってなんだろうか
そう言葉を綴る君を見る
なんだろうねと言葉を返すも
僕はもう答えを知っていた
君の顔を見るこの時間が答えなんだ
お題『幸せとは』
幸せとは。
幸せとは?
家族がいる事じゃない?
暖かいご飯が、家で待ってる事?
友達と泣いたり笑ったり出来る事?
その家族の事が信じられないのに。
暖かいご飯なんて、作れやしないのに。
友達なんて居ないのに。
どうしたら、幸せだと思えますか?
したいことを自分の裁量でできるのはけっこう幸せ。
何かをすることもやめることもどれくらいするかも自分で決められるのは精神安定の要。
風景を見回した時に綺麗だなって思える時も幸せ。たまに何気ない景色が感動するくらい美しく見えるときがあって、もうすぐ自分死ぬのかな?って不安になるけど、まぁ、そんなことはないだろ。幸せ。
自分の大切な人が笑ってたら幸せ。
時々先回りしてその人が乗り越えるべき障害を排除したくなるけど、そんなことはしちゃダメで、あるがまま頑張っててそれで笑ってくれてると幸せ。
自分の幸福感ばかり、目先の幸福感ばかり優先してると、幸福でなくなるのは分かってる。
ドーパミン、セロトニン、エンドルフィン、、ご利用は計画的に。
飼いならして乗りこなすのが幸福なのかも。
どこかにあるはずだと、幻のような幸福を探して渇望して餓えてる人もいるし。
外に探しに出かけても見つからないって昔から皆言ってるしね。
青い鳥はずっとあなたのそばにいたのでしたって。
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【33】幸せとは