『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
朝起きて
ご飯を食べて
着替えて
学校の準備して
歯磨きして
ニュース見て
音楽聴いて
急いで家を出て
友だちと話して
眠らないように授業を受けて
友達と一緒に帰って
ご飯食べて
寝る
これが私の平穏な日常
ずっとこれが続けばいいのに
─────『平穏な日常』
平穏な日常…
恋人の右側にいる平穏な
日常がいい 頬に口づけ
平穏な日常
耕運機で畑を歩く。歩くといったのは、手押し型の耕運機だから。
1度通るだけではなく2往復ぐらいする。そうして冬の土から春の土に目覚めさせる。商売でやっているわけではないので、それほど大きな畑ではない。2時間もあれば終えられる。いい運動にもなる。
春には種を、初夏には苗を植える。種のほうが安いが、霜の悪事をクリアするのはなかなかに難しい。今年は畝を不織布で覆ってみよう。春キャベツが上手に育つといい。
夏にはきゅうり、ナス、トマトのトリオと、スイカとメロンのコンビがメインキャストだ。これらは最初が肝心、つまり苗選びだ。茎が太くて元気な葉のものを選ぶ。ずっとホームセンターで買っていたが、去年は苗の専門店で買ってみた。少しだけ高かったが、豊作だった。今年もあそこで買おうかな。
野菜作りなんてなんてことないことだが、こんなことが、体はもとより心の栄養にもなっている。平穏だね。
去年、母が僕に内緒でズッキーニを植えた。きゅうりのとなりに。びっくりした。オバケみたいに大きくなる。味は正直なところ、そうでもない。淡いナスといった感じだ。秋に後処理したが、強い根っこがものすごく広く伸びていた。畑の平穏を脅かす存在だと思った。母には言えないが。
「ご飯できたよー! 早く降りてきなさい!」
一階から僕のことを呼ぶ母の声がする。
「ちょっと待ってー」
丁度プレイ中のRPGでボス戦が始まったところ。
タイミング悪いなぁと思いながら急いでコマンドを選択する。
「早くしなさい!」
「だからちょっと待ってってば!」
イライラしながらバトルを進める。
階段から母の足音が聞こえてくる。
まずいまずい。
「ご飯だって言ってるでしょ!」
部屋のドアを勢いよく開けて母が入ってくる。魔の手がゲームに伸びる。
「待って待って待って! もうすぐ終わるから!!」
勇者の叫びも虚しく、ボス戦は外側からの力によって終了してしまった。一番強いのはボスでも勇者でもなく母なのだ。
「くそばばぁ……」
小声で呟いたつもりでもしっかりと聞こえていたようで、頭にゲンコツが降ってきた。
「ゲームばっかりやって! 大体宿題はやったの!?」
小言ばかり言ってくる。
鬱陶しいなと思いながら返事をする。
「この後やるつもりだったし」
「宿題やってから遊びなさい! もう! とにかく、ご飯食べるよ!」
一階に降りると、食卓の上には好物のハンバーグが置かれていた。食欲を刺激する香りが漂っている。
足に猫が「にゃー」と擦り寄ってくる。ハンバーグをねだっているのだろうか。
「やらないぞ。おまえハンバーグ食べないだろ」
人間の食べ物にすぐ興味を持つが興味を失うのも早い猫にそう言って、僕は椅子に座る。
「いただきまーす」
ハンバーグを頬張る。美味しい。なんだか久しぶりに食べた気がする。
「いつでも待ってるんだから」
ご飯を食べながら、母が突然そう言い出した。
「もっと頻繁に帰ってきなさいよ」
大人の姿をした僕の手が止まる。
「いつも心配してたのよ、元気してるのかって。なんでもなくたっていいから、たまには連絡が欲しい。声を聞かせてほしい。帰ってきてほしいって」
母の声が震える。
そんな母の顔を見るのが怖くなって、俺は下を向く。
「どうして」
母が泣き出した。
そして思い出した。そうだ、俺は死んだんだろうと。
仕事帰りで疲れていた俺は、ハンドル操作を誤り、電柱に勢いよく激突した。たぶん、それで。自損事故だから、被害者が自分だけだったのは救いかもしれない。
じゃあこれは、走馬灯のようなものなのだろうか。
泣き声が響いている。もう死んでいるのに、胸が痛む。
もっとたくさん連絡をすれば良かった。せめて長期休みは顔を見せに帰れば良かった。
あの頃は、いろいろ小言を言う母が鬱陶しいと思っていたけど、そんな日々が宝物だったんだと、今更気付いた。
もう何もかも遅いけれど。
帰りたい。あの平穏な日常に。
『平穏な日常』
平穏な日常
朝起きて
学校いって
帰ってきて
ご飯食べて
布団で貴方と話す
そんな日々がずっと続けばいいのに
平穏の「穏」にはなんで「急」って字があるんだろ
って思ったけど、よく見たら違う字で
じゃあ右の部分はなんて言うんだと調べたが
結局のところ、わからなかった。
これも私の平穏な日常の1部
朝、ふと目覚めると、傍には愛猫たちがわたしが起きるのを今か今かと待ち構えている。朝ごはんを待っているのだ。
もうちょっと寝ていたい気持ちを跳ね除け、「おはよう」と猫たちにご挨拶。
愛猫たちにご飯をあげたら、洗濯機をセットし、お弁当作りに取り掛かる。
途中で娘に声をかけて、起きてくるのを確認したら、お弁当作りを再開しつつ、娘に「朝ごはんはなにを食べるの?」と尋ね、何かしらを準備する。
同時に自分用に湯を沸かし、豆乳ラテを作って、日中用には生姜紅茶を水筒に注ぎ入れ、娘の水筒には冷たいお茶を入れる。
洗濯物を干し、自分の身なりを整え...
猫さんたちがう〇ちをしたら片付けて、娘を駅まで車で送って行く。
わたしが仕事の日はそのまま職場へ向かい、仕事がなければ24時間スーパーへ向かう。
……とまあ、これがわたしの日常だ。
何事もない平穏な日。バタバタながらに穏やかな一日の始まりだ。
ただこれさえも当たり前にいつまでも続くわけじゃない。娘はそのうち社会人になり、わが家を巣立って行くだろう。愛猫たちも、いつかは別れの時がくるのだ。
わたし自身の命さえ永遠ではない。
今日もそのことを思い、この平穏な1日を生きようではないか。
【平穏な日常】
陽だまりのような温もりと、木洩れ日の下の涼やかさに、似た穏やかさが溢れている。
「幸せだなぁ。」
独りで寂しい想いもせず、大好きなあなたと一緒に居られて、心穏やかに過ごせる。
「しあわせ?今、カズくんは幸せなの?」
隣に居るあなたが、嬉しそうに尋ねる。
「ぼかぁ、しあわせだなぁ。」
往年の名優が呟いた台詞を、真似てみた。
「…幸せなら、良かった。」
あなたは、ピンと来ない様だけれど、嬉しそうに微笑んでくれる。
「かっちゃんが居てくれたら、それだけでいいんだ。」
あなたとふたり、平穏な日々が過ごせたら、それだけでもう幸せ。
平穏な
日常の中
生きし今
感謝を込めて
ケをハレと見し
お題☆平穏な日常
平穏な日常
毎日、何も起こらず、有意義に普通の1日が遅れたら
なんていい日なんでしょう!
13年前のあの日。
会社に居たが、大きな揺れを感じて皆んな外に出た。
地震大国日本。ふだん、多少の揺れくらいでは表情すら微動だにしない、我々も、何かが違うと感じとっていた。
近所の建物からも、大勢の人がぞろぞろ出てきた。
電線が、尋常じゃないくらい揺れていた。
やれやれ、収まったか。
建物の中に戻り、テレビで速報を確認した。
震源地は東北の方らしい。あらゆる被害状況がテレビ画面に映し出された。
そうするうち、何処かの田圃が広がる平野が映されて、
その広大な土地が、津波に呑み込まれる様を見せられた。
解説は、一切なかった。津波は、淡々と、無造作に大地を侵していった。
テレビを数人で見ていたが、誰も声を発せなかった、見たこともない光景に、ただ、あぜんとするしかなかった。
被災地から遠く離れた東京でも、その後はいろいろな事が起こった。
楽しいテレビ番組は中止され、電車がよく止まった。
けれど、誰も、あまり文句を言う人もいなかった。
もっと悲惨な状況を、毎日見せられていたから、
それどころではないのだと、誰もがわかって居たからだろう。
確かに、あの当時は、平穏な日常とは言えなかっただろう。
平穏な日常
自分は平穏でも
世の中は絶対なにかあるよね
【平穏な日常】kogi
平穏な日常(小さい頃考えていたこと。)
私の平穏な日常ってなんだろう?この生活?学校に行って、塾に行って…勉強ばかりでつまらない。時にはみんなと遊ぶけど、そんなのは週に1,2回。もっと自由に生きたい。そりゃあもちろん、働かなきゃ行けないし、家族の世話も見なきゃ行けない。何より、この世界で生きていかなければいけない。この厳しい世界で平穏な日常を手に入れた人はたくさんいるのかな?私は家族と一緒に平穏な日常を送りたい。今よりももっと良い平穏な日常を。
日常を離れてわかる
平穏な日常のありがたみを
平穏なままだと忘れてしまうから
ときどきは
非日常の世界へ
平穏な日常、それは無駄を尊く感じること。
平穏な日常、それは自分の心のままに動けること。
平穏な日常、それは感謝できる器があること。
平穏な日常、それは迷惑をかけ合い、許せること。
平穏な日常、それはすなわちゆとりを持つこと。
現代に生きる私たち…平穏な日常をおくれているのだろうか⋯誰も前を見ずに俯いて歩く街中を歩きながら私はふと考えた。
お題「平穏な日常」 文:寄航 旅路
朝起きて、大切な人が隣にいる。
たったそれだけの事で、私の心はとても穏やかになる。
その昔、私達は様々な苦労と苦悩を重ねてきたから。
だからこそ今の日々は愛おしく、尊いと感じてしまう。
彼は既に起きていて、おはようと言うと少しぎこちなく微笑んで、挨拶を返す。
そんな何気ないやり取りも、私にとってはかけがえのない幸福だ。
私は知っている。
そんな平穏な日常は、簡単に呆気なく壊れてしまうものだと。
今の日々だって、いつまで続くかは分からないのだと。
それでも今は、こうして大切な人と寄り添っていたい。
私は改めてそんな事を思ったのだった。
お題「平穏な日常」
平穏な日常
起きて
食べて
寝る
その繰り返し
夜明け前
静けさの中
スマホのアラーム音が
小さく鳴る
窓を開けると
昨夜の天気予報通りに
細い雨
部屋に流れ込む冷たい外気
煎れたてのコーヒーで
完全に目が覚めたところで
今日の予定をチェック
わたしの一日が始まる
# 平穏な日常
日常が平穏であるという事は
とても幸運で貴重だ
僕は平穏な日常を与えてくれる全てに感謝する。
誰かと交わした約束
出会う人は全てが縁
道路を横切るリスは
冬の眠りから覚めた
アスファルトの色が
太陽の熱を持ち始め
雪かきから雪割りへ
彼方此方で見る光景
待ち遠しいですね春
頬に優しく吹く風が
忘れないでと囁いた
『平穏な日常』