みなづきさおう

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朝、ふと目覚めると、傍には愛猫たちがわたしが起きるのを今か今かと待ち構えている。朝ごはんを待っているのだ。
もうちょっと寝ていたい気持ちを跳ね除け、「おはよう」と猫たちにご挨拶。
愛猫たちにご飯をあげたら、洗濯機をセットし、お弁当作りに取り掛かる。
途中で娘に声をかけて、起きてくるのを確認したら、お弁当作りを再開しつつ、娘に「朝ごはんはなにを食べるの?」と尋ね、何かしらを準備する。
同時に自分用に湯を沸かし、豆乳ラテを作って、日中用には生姜紅茶を水筒に注ぎ入れ、娘の水筒には冷たいお茶を入れる。
洗濯物を干し、自分の身なりを整え...
猫さんたちがう〇ちをしたら片付けて、娘を駅まで車で送って行く。
わたしが仕事の日はそのまま職場へ向かい、仕事がなければ24時間スーパーへ向かう。

……とまあ、これがわたしの日常だ。
何事もない平穏な日。バタバタながらに穏やかな一日の始まりだ。

ただこれさえも当たり前にいつまでも続くわけじゃない。娘はそのうち社会人になり、わが家を巣立って行くだろう。愛猫たちも、いつかは別れの時がくるのだ。
わたし自身の命さえ永遠ではない。
今日もそのことを思い、この平穏な1日を生きようではないか。

3/11/2024, 10:39:39 PM