『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
平穏な日常を過ごし続けることは、とても幸福なことである。
僕はやっとそう思うようになった。
他人にはできないこと、もっと大きなことをやりたいとギスギスしていたあの頃にはそんなことは思わなかったけど、ふと周りを見まわしてみれば世の中の殆どは向こう三件両隣りに住みような普通の人が作っているのだ。
普通であること、平穏な日常を過ごす事は偉大なことなのかもしれない。
その日に気になった事から日記感覚で
お題を決めて、絵描いたり、ネットで調べて
文字を書いたり、ノートに残してます。
完成できたら、なにもなく無事に
今日は穏やかだったなって…
【平穏な日常/168】
『平穏な日常』
「ふわぁあ。今日も早いね」
紅太(こうた)がリビングに入ると、部屋いっぱいにコーヒーの香りが広がっていた。
「早いってもう10時なんだが。紅太が遅いんだよ」
そう言いながらじっくりとコーヒーを淹れているのは、濃紺のエプロンを身に着けた青夜(せいや)だ。
「だってさ、仕事がない間はすることもないし、早く起きるよりいっぱい寝たほうがいいじゃん。ほら、寝る子は育つって言うでしょ?」
紅太はそうのんびりな口調で言うと、目をこすりながらダイニングテーブルにゆっくりと腰を下ろした。
「寝る子って……あのなぁ」
呆れたよう小さくため息をついたものの、「紅太もコーヒー飲むか?」とさりげなく勧める。
「あーうん……でもカフェオレがいいな」
「はいはい」
青夜が冷蔵庫の扉を開けて、中から牛乳を取り出す。
「そういえば、桃乃と緑子は? あれ、もしかして黄助(おうすけ)もいない?」
キッチンには、3人のマグカップがすでに洗い終わって干されている。
「桃乃はジョギング中。緑子は本を返しに図書館に。黄助は知らない。どうせ、どこかその辺を当てもなくうろついてるんだろ」
鍋に移した牛乳をじっくり温めながら青夜が答える。
「黄助は自由だなぁ。俺も黄助を見習ってもう少し自由になろうかなぁ」
「あんな自由人は黄助1人で充分だ。それに黄助ときたら、いざという時に連絡がつかないと困るから、行き先はちゃんと言ってから行けって何度も言ってるのに……」
青夜がまたため息をこぼす。
だが、動かす手は一切止まっていなかったようで、紅太好みのカフェオレがすでに完成していた。
「はい、どうぞ。これ飲んだら、身支度ぐらいちゃんとしておけよ」
そう言って紅太を見た青夜が「それ」と、紅太の頭を指差す。
紅太はその指先を追って自分の頭を撫でる。今日の寝癖はいつも以上にひどそうだ。
「そうだね。いつどこで呼ばれるか分からないからね」
「あぁ。だらしない格好でみんなの理想を壊すわけにもいかないしな」
「うん」
出来たてのカフェオレを口に運びながら紅太は小さく頷いた。ほどよい苦味と牛乳のまろやかな味が口いっぱいに広がる。
この家に5人で住み始めてこの春でもう3年になる。
最初こそ慣れない共同生活に諍いが起こることもあったが、最近はそれもほとんどなくなった。それぞれがそれぞれの性格や価値観を理解したからかもしれない。
この仕事は常に緊張感と隣合わせな反面、気を張ってばかりいると体がもたないので、何も起きていない時はしっかり体と心を休ませなければいけない。
そう教えてくれたのは、紅太たちにこの仕事を引き継いだ先代の5人だ。紅太たちの永遠の憧れの5人。
「暇だねぇ」
紅太が窓の外を見ながらそう言うと、「暇は平和あってこそだよ」と青夜が呟いた。そして、続ける。
「僕達は暇の方がいいんだ」
「うん、そうだね」
ゆっくり流れる時間に身を委ねるように、紅太はまたカフェオレの入ったカップを静かに傾けた。
「ただいまー」
紅太のカップが空になった頃、玄関から元気な声がリビングまで響いてきた。
すぐにリビングのドアが開き、その向こうにピンクのジャージ姿の桃乃と、シンプルなシャツに緑のカーディガンを羽織った緑子が立っていた。
「あれ? 2人、一緒だったの?」
紅太が聞くと、「違う違う」と桃乃が大きく首を振る。
「偶然下でばったりと。ね、緑子」
「う、うん」
頷いた緑子は、肩から重そうなトートバックを提げている。またいつものように、図書館でたくさん本を借りてきたのだろう。
いつそんなに本を読んでいるのだろうかと、紅太は密かにいつも疑問に思っている。
「2人ともおかえり。……ああ、そういえば、黄助もその辺にいなかった?」
青夜が2人に尋ねる。
「え? またアイツ行き先言わずにどっか行ったの?」
青夜が首をすくめると、「もぉ〜」と桃乃が口を尖らせた。
「あの……私、探してきましょうか」
緑子が青夜の方を見る。
青夜が一瞬考え込む仕草をしたその時、また玄関の鍵が開く音がした。
「いやぁ、今日は猫達にモテモテだったな」
そう言いながら、黄助がリビングに入ってきた。
「『モテモテだったな』じゃないでしょ! どこ行くかくらいは言ってから出かけてっていつも言ってるじゃん!」
「公園すぐそこだから、いいかなと思って」
悪気ない様子の黄助が着ている黄色のパーカーには、確かに猫の毛がたくさんついている。
「黄助、その毛。ちゃんと取ってしまってから洗濯機に入れてくれよな」
「うん、分かってるって」
青夜の指摘を聞き流すように頷く。
こうして偶然にも5人が揃うタイミングを見計らったかのようひ、リビングの緊急アラームがなった。
「3丁目の森田さんからの要請だ。みんな、行こう!」
紅太の呼びかけに全員が頷く。
紅太が服を着替えて家を出ようとした時、青夜に玄関で引き止められた。
「レッド、忘れ物だ」
「あ、危ないとこだったよ。ありがと、ブルー」
それにブルーが頷き、ピンクが「もう、しっかりしてよね」とこぼす。
改めて、ヒーロースーツ姿のレッドが赤いマスクを被る。
「さぁ、急ごう」
この街には5人組のヒーローがいる。
助けを呼ぶ声があれば、いつでもどこでも駆けつける。
3年前に先代からヒーローを受け継いだ彼らも、今や先代と同様、街の人々にとってなくてはならない存在となった。
並んだ5色の後ろ姿は、今日も街の平和を守る。
平穏な日常
いつもそうじゃなくなったときに、そのありがたみを知る
平穏な日常
この世に平穏な日常なんて無い。
平穏な日はあるが日常は無い。常に平穏なわけが無い
世の中で常に戦争が起きていたり、ネットでの激しいアンチ達の論争にクラス内での喧嘩、災害などその他諸々争いが起きている。平穏な日々を送っていたいのに人間がそれを崩していることに気づけていない。
バカなもんだ。自分の快楽の為に周りの平和を崩していくんだ。これだから人間は飽き飽きするんだよ。
常識になんかに囚われちゃって自分は正義だって言い聞かせるかのように自分を棚になんかあげちゃって。
差別心を持ったやつが正義になれる訳ないじゃん笑
なにか間違えてるかな?
元彼からのLINEエグくて死ぬんだが。
誰か何かいい案あったら教えて欲しいわ…(どうやって??)
みんな寝相悪すぎ🤣
〖平穏な日常〗
またこの時が来てしまった。
昨日までの平穏な日常と打って変わって、私が穏やかでなくなる。
ひとまず彼に連絡する。
〈ヘルプミー〉
〈どーしたの?〉
〈地獄が始まる〉
〈どういうこと?〉
〈やつがきた〉
ズーンとくる腰の痛み、ギュッと締め付けられるように痛む下腹部、動く度に感じる不快感、意味のない苛立ち、まさに地獄。
やつとは、お久しぶり〜とまだ再会したばかりだというのに主張が強い。
これは先月こなかった代償だろうか。
きっと明日と明後日の朝はやばい。
考えただけで先が思いやられる。
〈今月も俺にできること少ないけど、一緒に頑張っていこーね〉
この彼の言葉で少し痛みが和らいだ気がした。
多分今月も彼に当たってしまう。
私が穏やかな気持ちで平和に過ごせる毎日が戻るのは1週間程先だろう。
光あるほうへ吸われてゆく翅の上げる下ろすに照らされた月
平穏な日常
「……………………進まない」
あまりお日様の光が入ってこない昼にしては暗い部屋。
机の上に散乱した原稿用紙と大量の資料が締切におわれて焦る私のやる気を削ぐ。
「……もうダメだちょっと休憩…」
匙の如くペンを放り投げ背もたれに体重をかける。
「あ〜〜〜」
こうなってはもう無理だ半分諦めて机から目を背ける
「…あ、みーちゃん!遊びに来たの〜?」
いつの間にかベランダの柵の上でこちらを見つめていた彼女に声をかける
彼女は『そうだよ』と言わんばかりに目を細めた
彼女はこのアパートの看板猫のような存在だ。
きっといろんな部屋にお邪魔しているのだろう野良なのか疑うほどにはツヤツヤ毛並みのモチモチボディだ
時計に目をやるとちょうど3時をまわったあたりだった
「ご飯はもう食べたかな、ちょっと遊ぶ?」
何日かぶりにベランダに出て彼女に話しかける。
だいぶ暖かくなった気がしてた3月はまだ肌寒かった。
言葉の意味を理解したのかは知らないが彼女は私の提案を無視してじっと私を見つめている
突然くるりと背を向けてにゃあと一声鳴いた
何かあるのかと思って彼女の隣に立って外を眺める。
決して絶景が広がっている訳では無いが、見慣れた風景に心が落ち着く。暖かく包み込むお日様の光が心地よい。
ここ最近の食事は冷凍や宅配で済ませていたから外に出るのも久しぶりだ。
うっかり微睡んでいたらいつの間にか彼女はどこかに行っていた。
「………………いってきます」
「ただの気分転換…ちょっと散歩してみるだけ…そんなに時間かけないし、もしかしたらインスピレーションが得られるかもですし…」
誰に向かっての言い訳かは分からないけどグダグダ言ってる割には心はもうかなりすっきりした気分だった。
3月11日:晴天
「平穏な日常」
鳥が鳴く声は聞こえない
草木も枯れたこの街で
冷たいビルの残骸が
ただ無機質にそこにいる
未来を無くした僕たちを
星たちはどう思うだろう
心を無くした僕たちは
ただ過去に生きるしかない
青空の下で
バスを待っていたあの日
小さな子どもたちが喧嘩しているのを
騒がしいと憤っていたあの時
母の作った朝食を
あの日僕は食べなかった
鬱陶しくて返さなかった
あの日の父からのメール
僕は今でも覚えている
もう何も聞こえない
僕の呼吸と
僕の鼓動以外
もう何も聞こえない
頭の中で
過去のテープを再生する
何度も
何度も
煩わしかったみんなの音は
いま僕がいちばん欲しいものなんだ
いずれ僕の音も
聞こえなくなるだろう
いまはただ
ありふれた日常に戻りたい
Hey! 女 日常
だ、ダメだあ…めっちゃ疲れてる。
脳が考えることを諦めてる。
駄文ですがこれにて。
どろん。
当たり前、なんて案外高望みなのかもしれない。
隣で大粒の涙を溢れさせる君を見ながらふとそんな事を考えた。
いつも隣には僕が居るのに、君は僕のよく知らない人に恋をして、僕の気持ちなんて全く知らずにそれを打ち明けてきた。
その日から当たり前だと思っていた毎日が一変して、僕の心は何処かざわざわ、もやもやとしていた。
僕が君の特別だったら、今この時間も抱き締めて安心させられていただろうか。
君のその涙を生み出さずに済んだのだろうか。
無責任に大丈夫だと言って傷付ける事も無かったのだろうか。
全て彼のせいだと僕は言える立場に無い。
全て彼のお陰だと僕は言える立場に無い。
彼が君を振ってくれたから、僕はまた心を平穏に出来たなんて。
あぁなんて最低なのだろう。
なんて幸運なのだろう。
君には申し訳無いけれど、僕のこの席は誰にも渡したくないから。
この平穏を、当たり前を続けられるのなら僕は鬼にもなってやろう。
『平穏な日常』
特別なことは何も望まないから
ただ平穏な日常がそこにあればいい。
昨日と同じ今日を。
テーマ 『平穏な日常』
平穏な日常ってなんだろ。
平穏に暮らしたくても暮らせない。
毎日が苦しく、失敗する日々。
穏やかな日なんてそんなにない。
ただ、幸せに生きたいだけなのに、
穏やかに暮らしたいだけなのに、
なぜ、こんなにも人生は、波瀾万丈なのだろうか。
早く、こんな人生終わらせたい。
だけど、終わらせる勇気などない。
平穏な日常を送るためにも、努力しないといけない。
生きるために働かないといけないし、
働くために勉強しないといけない。
この二つをしない限り、平穏な日常など送れないだろう。森で木の実や動物を狩り、静かに暮らしたいな。
お金の心配なんてしないで、心安らかに暮らしたい。
平穏な日常は、いつ訪れるのだろうか。
#平穏な日常
その言葉の羅列から、何を想像しているのだろう。
普通に学校に行って普通にご飯を食べて普通に眠って一日を終えるのかもしれない。大人なら職場を想像する。芸術家なら同じ一日の連続とは思わないだろうし、お金持ちなら平民の想像よりもグレードが上がるだろう。
生まれた環境は違うのに、皆普通を知っている。
誰も罵詈雑言と暴力の日々を平穏な日々と定義しない。
かといって大きな目標を成し遂げた日も平穏な日常ではない。
大多数はそう思う、と思う。平和な日が連続することを平穏な日常と呼ばせてほしい。平和は、一般的には望まれるものだから。
どんなに優れた人でも、皆普通を持っている……?
憧れながら生きる自分の人生だって、自分から見れば精神的に波乱万丈だが傍から見れば比較的平穏である。いじめもなけりゃ、人より秀でた部分もない。自分で勝手に人と比べて、客観的に見た周りの人との差に落ち込んで勝手に首を絞めている。
その思いに差はあれど、皆普通に憧れがある?
いつか大人になったら、苦しんでいる学生の時の自分を客観的に見れるようになるかもしれない。その時にはきっと、大人の自分と学生の自分を比べて、学生の自分を『平穏な日常』だと言うようになるのだ。
それを良しとするか悪しとするか。
平穏な日常
最近、それが崩れる音がするんだ。
明日は真っ暗闇、進むのは少しこわいね。
俺は平穏な日々を望んでいる。
「普通になりたい」そう呟く
家族も友達もゴミみたいな奴らばっかりで何やっても報われない。こんな苦しいぐらいなら死ねばいい
そうずっと思っていた。あの子と出会うまでは...
あの子はいつもボロボロの俺に手を差し伸べて
話してくれた。いつもいつも、、
ある日、俺は家族の話をした。もうこんな家族嫌だって、苦しいって。
その子は悲しそうな表情で言ったんだ、
「僕は兄を励ますためにここにきたんだ、僕は幽霊なんだよね。生まれられたら良かったな。」
今日のテーマ
「平穏な日常」
3.11この数字を見てなにを思い浮かべる?
未だに平穏な日常は戻ってきてない。
あの悪夢から13年…
私達にはなにができたのだろうか。
今日は東日本大震災の日だ。
多くの犠牲者を出し、日本の地震への恐怖を植え付けられた瞬間だ。
みな習っているであろう地震の恐ろしさは
実感しないと伝わらない。
人間は怖くても集団で行動することを好む。
私はそんな人間が嫌いだ。それと同時に好きだ。
矛盾しているとは思う。だけどそれが人間の面白さだ。
叶わないことだってある、諦めて怠惰になっていく。
私は人間が朽ち果てていく姿が好きだ。
常識的にはサイコパスともいうのかもしれない。
でもこうやって思えて記せるのもいいことに違いない。
生きろって言われても自分さえ生きていればいいと思う人が多数いるだろう。けれども東日本大震災は違った。
一人一人が助け合う姿がニュースなどに流れた。
世間は隠蔽したのだ。人間の悪いとこは見せずに。
そこが人間の嫌な部分だ。でもそうでもしないと人間は元々負の感情が多い生物だ。結局は興味ない。花のように枯れ果ててしぼんでいくだけ。人生そんなものなのだ
平穏な日常はあるのかどうかは分からない。
知り得るのは貴方次第なのかもしれない。
私は人間のそんな欲深く嫉妬深い感情をもっと傍観して観たい。怖いと思うかもしれない。これは私の感情を探す旅なのだ。この文章をみて意味が分からないだろう。
感情は決して良いものとは言い切れない。
だけどこの世界で生きていくためには必要だ。
平穏はまだ分かりきっていない。
世界をもっと見てみれば些細な変化にも気付くことができるのかもしれない。私は今を一生懸命には生きない。
自分が変わりたくないからだ。
けれども学校ではみなに合わせてしまう。
私はそんな自分が嫌いだ。
そう思えるのも平穏な日常が今あるからなのかもしれない。
『平穏な日常』
朝は同じタイミングで起きる。猫背のまま同じくらいゆっくり歩いて洗面所まで行って歯を磨く。その後、同じタイミングでトイレに行こうとするものだから、朝からよく奪い合う。同じ朝食を食べて、テレビを見てたら同じタイミングで笑う。
平穏な日常なんだろうけれど、僕はこんな日が送れている自分の人生がとても幸せだ。
______やまとゆう
深夜、私が歌を口ずさみ、あなたが眠りに落ちる。スマートフォン越しに聞こえるあなたの寝息。