『届かぬ想い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『届かぬ想い』
この気持ちをどう伝えようか
というか伝えていいのだろうか
キミの幸せを望むなら
伝えないままの方がいいのではないか
そう考えていたのに
まさかキミから
何か言いたいことあるのでしょう?と
聞かれるとは思いもよらなかった
どうしよう
きっとキミを困らせてしまう
そんなのは嫌だ
けれどこのままでもキミのことを困らせてしまう
嗚呼何故ボクは。
キミのことを…
酒を飲む、枝豆を口に放る。また酒を飲む。
この繰り返し。大衆居酒屋で寂しい一人酒。
どれくらい経っただろう。
一時間かもしれないし二時間かもしれない。
なにせ時間感覚がない。
かろうじて二つ向こうの席の団体はまだいることしかわからない。思い切って聞けば教えてくれるだろう。
だが今知りたいのはそんなことではない。
むしろ、忘れるくらい飲みたかった。飲まれたかった。
どうやったら、隠していた思いを、自分から取り除けるのだろうか。
わからないまま飲んで潰れるのを待っている。
届かないなら。無い方が気楽なのだが。
どうしたもんか。
そう一人ゴチる。
届かぬ想い 15日
君は悪くない、決して悪くない。
でも、1つだけ間違った選択をしてる。
それは、私を選ばなかった事。
私の中では、貴方の1番でありたい、ありたかった。
それなのに、どうして!?と思う事もある。
でも、貴方が真剣に向き合って考えてくれたのであれば、尊重したい。
たとえ、私を選ばなくとも、この届かぬ想いは墓場まで持って行くとするか。
「届かぬ想い」
届かないと思った言葉ほど、案外届いている。
かと思えば、何度伝えても理解されないこともある。
ほんと、説明するのって難しい。
届かない想いだとしても、自分自身のためにもその想いを形にするべきだと思う。
君たちは私によく嘘をつくよね。
私は傷ついた。凄く。
だから私も嘘をついた。
そしたらもう私の事を信じなくなった。
お前たちは私を何回も騙したのに
私は一度の嘘で何もかも許さない
届かないこの思いよ。
それ相応の報復を
どうせ言っても伝わらない、身近な人間にすら分かってもらえない。
結局は自分だけが傷付いて、ただ疲れるだけ。
なら、口を閉ざして適当に時間を潰す方が得じゃないか。
さもしい人間ばかりが跋扈する、こんな世界で。
誰とも繋がらず、誰かに愛されることも、誰かを愛することもなく。
暗く凍てついた深海を揺蕩う白い海月のように。
テーマ「届かぬ想い」
届かぬ想い
それはきっと僕が先輩に抱くこの想いのこと
頑張れば届く
でも先輩は僕のことなんて眼中にない
隅っこにすら置いてくれていない
こんなに頑張ったのにって泣き叫びたいけど彼女の目に映ってるのが僕じゃないならそれは戯言になってしまう
もっともっと自分のこと信じてあげれば良かった。
あの時こうしておけばこの時こうしていればと考えてしまうけどもう遅い
彼女はこの世にいない
助けを求めるふりしてLINEをすることも貴方が好きという破片をばら撒くこともホラーが怖いという理由で映画に誘うことも男が1人じゃ入れないって理由でカフェに誘うこともできなくなってしまった。
最後の時彼女の目には何が映っていた?
美しくなくても彼女が満足できる画ならなんでもいい
好きだな
好きだ
好きで好きでたまらない
今から先輩の元に向かうね
今どこにいる?
恋の話になれば良かった。
友情の話になれば良かった。
そういう〝ハナシ〟になれば話す方も聞く方も少しはドラマチックに響くかもしれないのに。
暖簾に腕押しならまだマシかもしれない。
泥の中に手を突っ込んで、何も掴めずただ汚れて疲れるだけの虚しさ。
これをあと何年続けなければならないのだろう。
届かぬ想いが恋なら良かった。
ただただ会話が成立しないこの疲労感。
やっぱり一人が一番ラクだ。
END
「届かぬ想い」
2024 4/16 (火)
『運命の人だと思ったんです。君の瞳に映るのは、私だけがいいと思いました』『奇遇だね、僕も同じこと思っていた』相思相愛、私と彼が赤面しながら微笑み合う所で、私達の会話は途切れた。目覚まし代わりの予鈴のチャイムで起こされて、そこで私は夢を見ていたのだと気が付く。私は重い瞼を無理やり持ち上げる。そして、窓側最後列の席から、黒板をぼうっと眺めた。素敵な夢だった。しかし感傷に浸る時間は短く、私の幸せは、あっという間に壊された。最後列だから教室全体が嫌でもよく見えてしまう。自分の席に各々戻るクラスメイトの中に二人、目の端に黒板付近で笑い合う男女を見た。こ、恋人繋ぎ。それはそれは、付き合ってないとしないくらいのがっしりとした。こころに針がちくり、どころではない。特大の穴が空いて、そのままひゅんと萎み、こころは床にことんと落ちた。眠気が一気に飛んで、心が痛んだ。先程まで見ていた夢は、「僕もそう思ってた」。ああなんてバカバカしいのだろうと私は赤面した。
彼の隣は私じゃない。私は彼のヒロインにはなれやしない。私は自ら、落ちたこころを上履きで踏みつける。諦めろって言い聞かせるために。
恋して10日で、私の想いは彼に届かぬままエンドロールを迎えた。どうしてこうも、私の恋はいつもフィクションなのだろうか。
#9 届かぬ思い
届かぬ思い
罰であるなら
これは罰であると
高らかに
宣言してはくれないか
嫌なことあったな
みんな失敗はあるはずなのに
小さい声でも謝ってるのにそれが甘えだと言った人がいた。
それなのにどうしてして謝っていないと怒られ無いといけないの?
ねぇどうして
みんな失敗しないのかなぁ?この世の中完璧な人いるの?
失敗したらごめんって謝ったよ
わざとやったわけでもない、わざとやった人ほど謝らないよねそれなのに人間はひどい人ばかりいる
人間の個性みんな消えてももう何とも思わない人が沢山いる人気づいてほしい!!
じゃないとAIに人間消されるよ!
「あれ、今日髪型変えた?何時も可愛いけど今日は一段と可愛くなってるね」
「ほんと?ありがと!」
ぱ、と顔を明るくさせる彼女。
自分の恋心なんて知っている訳が無いのだろうが、こうも屈託もない笑顔を見せられては叶わない。
純粋無垢、という言葉を体現しているような彼女には、恋人がいる。
まぁ、そりゃあそうだよな。と彼女に恋人が出来た時には沢山のライバルが諦め、彼女の恋路を応援し始めたのだが、私は違う。
諦めるものか。と心に決めたが、こんなに可愛らしい彼女を困らせるのもなんだかなぁ…なんて考え、こうやってナンパもどきをやっているしかないのが現状。
届かぬ思いを言葉に乗せて、虚しい気持ちを抱えて今日も彼女を口説くのだ。
届かぬ想い〜かるた編〜
"しのぶれど"は、''人に知られまいと心に秘めていたけれど、顔に出てしまった。 恋をしているのですかと人が尋ねるほどに''という意味が込められている
"からくれない''は、''不思議なことが多かったという昔の神々の時代にも、こんなことは聞い たことがない。 この竜田川に紅葉が浮いて、川の水から紅のしぼり染め にしたなんて"という意味が込められている
''ちはやふる''は、"勢いが激しい、強力で恐ろしいとい"という意味が込められている
''もみじにしきに''は、"人里を離れた奥深い山の中で、紅葉を踏み分けながら、恋しい相手を求めて鳴く鹿の声を聞くときこそ、秋の物悲しさを感じるなぁ"という意味が込められている
こういう場合、大抵は色恋沙汰の話をするべきなのだろうけれども。
私の場合は、どんなに上手く説明しようと、
どんなに相手に寄り添って伝えようと、
肝心の相手の意識が足りないと、
いつまで経ったってすり抜けていく。
なんて虚しいものだろうね。
言葉にせず届かなくても、
そんな想いも素敵だと思います。
届かぬ想い
幸せだったあの頃
ワガママも、ネガティブな
気持ちすら
黙って聞いてくれたあなた…
ずっとずっと、そんな幸せが
続くと信じてた
いつも言葉で愛を伝えてくれる
そんなあなたが
大好きで、愛しくて、誇りだった
一人で旅立ってしまったあなた
もう二度、この想い
伝えることはできなくて
本気の恋だった
私はそもそも他の人に自分の想いなんか傳えようと思った事は、一度も無い。
いや、正直に言うと、他人に何の関心も無いのである。
私は完全に自分の世界の人間なのです。
それで十分に幸せなのである。
私には、ライフワークがある。
届かぬ想い
届けたいけれど、出してはいけない気持ちもあるもんね。
何やってんだろな。
何事もなく、日々穏やかに過ごせています、という顔をしているのが辛い。
でも、大した事なく、人に話せばきっとたわいもない事だと笑われるだけの些細な出来事だけど。
自分の不甲斐なさに落ち込む。
どうしてこうなるんだろ?
あの頃と同じような気持ちになる。
伝わらない人には伝わらない。
そんな届かぬところへ、届かぬ思いを届けようとする、自分の馬鹿さ加減に腹が立つ。