『届かぬ想い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題:届かぬ想い
「口にしなければ伝わらない」
誰しも一度や二度は耳にしたことがあるだろう至極当たり前の文言。しかし真理を突いた言葉だと唸らされる。
案外人は鈍いし、言葉の裏まで考えてる余裕も無かったりする。みんな自分の人生で忙しいのだ。
そう理解してはいるけれど、ああ、やっぱり足が竦む。
言葉にする勇気が出ない。傷つきたくない。柔くまとまりのないこの想いのまま相手に汲み取ってもらいたい。
言外の駆け引きを楽しむなど夢物語だ。なにせ真正面からぶつかって玉砕する経験すら積まずに、身体ばかりが大きくなってしまったのだから。
そうやって甘えてきたから、綺麗な思い出に昇華できなかった恋の成れ果てだけが片隅で埃を被っている。
届かぬ想い?届けなかった想いの間違いだろう。
届かぬ想い
あの時、あの人に
口にできなかった言葉
音にならずに自分のなかにずっといる
届けたかった
でも届かなくて良かった
でも届いてほしかった
そんな気持ちが振り子みたいにあっちこっち行き来して
いつのまにか忘れてしまって
ふとした時に思い出す
大事なことほど素直に言葉にできないから
大切な人に届かない
この想いが伝わってしまったらいいのに
お題:届かぬ思い
タイトル:届かぬ思い
何度声に出しても
どれだけ強く想っても
あなたがそんなところにいては
私の想いは届かないでしょ
どうしてその人のことが好きになったの?俺の方がもっと君のことを分かってるのに。愛してるのに。どうして俺を見てくれないの
『届かぬ想い』
届かぬ想い
その日、わたしの世界から音が消えた。
その日、わたしの世界から色が消えた。
その日、わたしの世界から愛が消えた。
わたしの世界は、ある日すべての精彩を喪ってしまった。
朝起きて、異変に気がついた。声が出ない。朝陽に色がない。美しいものが、全部色褪せて見えるのだ。
お母さん、と呼びかける声は届かなかった。
わたしはその日の内に、自分の世界を取り戻すために旅に出ることにした。
けれど、わたしは色も音も分からない。何かを愛しいと思うこともなくなり、季節の移ろいすらも曖昧だった。
ある日、わたしの世界に一人の男の子が現れた。背が高く、整った顔つきの茶色い髪の男の子だった。
「君、全部を喪っているね。何に奪われたんだい?天使か、それとも悪魔か?」
「分からない。気がついたら、全部を失くしていたの」
男の子はふうん、と言って、少しの間の後に「そっか」と呟いた。
男の子は、それからずっとわたしの後が着いてくるようになった。わたしの旅は二人に増え、けれど楽しみは二倍に増えることはなかった。だって、わたしは感情まで失してしまったのだから。
わたし達はオーロラの揺れる氷の世界や、緑の山と強い陽射しに包まれた夏の畦道や、小さな花が咲き乱れる春の野原や、紅葉に囲まれた朱色の鳥居の向こうを、くる日もくる日も彷徨った。
彼は驚くほどなんでも知っていて、なんでもできた。彼はよく笑うことも、よく泣くこともなかった。それでもわたしは何日も彼といる内に、少しずつ世界を取り戻していけるように思った。
でも、彼は出会ってから百日後に、不意に姿を消した。
朝起きて、異変に気づいて落胆した自分に、わたしはようやく既に世界を取り戻していたことに気がついた。わたしは彼といる時だけは、世界を見ることができたのだ。
伝えたい思いがあった。
伝わらない思いがあった。
それらすべてが、彼がいないと何も意味を成さないことを、わたしは空っぽの心で知った。彼が現れて、そしていなくなった訳と共に。
割り箸に白いテープが貼ってある “ケセランパサラン” 埋めやがったか
[届かぬ想い]
知り合いから貰ったケセランパサランを庭に埋められてしまった。種だと思ったらしい。
急いで掘り返したが見つからなかった。
届かない思いは
様々な人に、色々な形で
たくさんあるけれど、
届かないとめそめそせず、
今この瞬間を精一杯生きて、
今ある喜びに意識を向けて、
後悔もすべてを受容することができたら
どんなに素敵なことかと思う。
そうして生きていくうちに
きっとどこかで、
何かしらの形で、
または純粋な思いでつながって
届くはずだから、
嘆くのではなく
前を向いて、
ポジティブに、
そして信じて、
この先を歩んでいけたらと思う。
想いは、自然に相手へ届くものでは無い。
行動となり、言葉となり、相手へ届くものである。
行動にし、言葉にし、相手へ届けるものである。
想いは、想っているだけでは、
たいてい伝わらないものだ。
届かぬ想いは、無い。
私は、そう信じている。
ただ、届けようとするか、しないか。
それが相手に受け入れられなくても、
共感を得られなくても、理解されなかったとしても、
それは、解釈が違っただけ。
想いは、届いてはいる。
考えが、違っただけ。
届かなかったなんて、言い訳だよ。
︎︎◌ 届かぬ想い ︎︎◌
【届かぬ思い】
私は貴方のことをこんなにも思っているのに、
どうして貴方はそれに応えてくれないの?
どうしても忘れられない。
どうしても届かない。
この気持ちを私はどうすればいいの、、
届かなくていい
みえなくても
きこえなくても
つたえられなくても
そこに置かせてほしい
君が、手を伸ばしたら届くところに
僕のこころはあるんだよ
だから、どうか、
幸せに。
伝える以前から、玉砕していたのだ。
ああやって目の前に映る光景、その親しそうな雰囲気をまとった二人から、とある「真意」を察する。
他人の空似だと、都合よく忘れてしまいたかった。
あれからどう帰路に着き、こうして自室まで戻って来られたのかまでは分からないものの、きっと抜け殻のような足取りをしていたとは思う。
それでもコートの一枚すらも脱げないまま、ぼふん、とベッドに寝転ぶ。
何一つとして気持ちは乗らず、手がつかなかった。
そんな投げやり気味な行動を取ろうとも、まだ冷静な思考を保ち司る私自身が、内側から見下ろしている。
なにかから醒めていく感覚が、胸の奥で広がる。
勇気を振り絞って購入した“贈り物”は、まだ今も机の中で出番のときを待ち続けていたというのに。
【届かぬ想い】
昔から口下手な僕には
本音を言える相手も居なかった
本当はね、愛されたい、
認められたい、嫌われたくない、
誰かの肩に寄りかかってみたい、
誰も助けてはくれない
そんな風に仕向けたのは自分自身のくせに
愛想笑いは得意だった
誰にでも良い面するからさ
よく言われてたよ
何考えてるかわかんない奴だ、って
届かぬ想いと諦めて
僕にとっては届けたい相手が居るだけで
どんなに羨ましい事か
届かぬ思い
宛先もありません
お題:届かぬ思い
僕は先輩に恋をした
でも、その先輩はいつも書類に追われている
上司からの信頼度も高く
いつも僕の2倍はディスクに座って仕事をしている
▷先輩まだ終わんないんすか~?
▽あ"?終わるわけねぇ~だろうがッ
こちとらずっと残業だ、残業てかっ、手伝え
▷嫌っすよ…先輩帰りましょ~よ~
▽うっせぇ!…(チッ)あと30分待て
▷はーい!先輩優しいスっね!
先輩とは入社直後にお世話になった。
入社してワクワクしていたら思いっきり転けた
まぁ、僕の恥晒しは良いんだよ!
まぁ、僕と先輩は男同士だし~??
《 作者の性別は非公開だから 》
叶わないって事も恋は届かないって分かってるけど
今は少しいちゃついてもいいしょっ(笑)
今の多様性な時代ありがてぇよな…(多分)
▽おい…終わったぞ、お前ホントになんで毎日毎日
俺の事待ってんだよ先帰ればいいのにな~?
▷いいじゃないスっか!1人で帰るより僕と帰った方が楽しいでしょ?
▽ん~……まぁ、そうだな。
▷何その間?!、ちょっ先輩酷いっすよ!
まぁ、こんな会話を毎日のようにしてる気する
多分先輩は僕の事"可愛い"後輩としか思って居ないだろうし~?
まぁ、今の関係だけで満足している僕がなんか居るのでコレでいいかな…僕は控えめ男子なので 。(馬鹿)
この届かぬ思いは心のどこかに秘めておくか
そして今日の仕事終わりで先輩を誘う
ねぇ、人口減ってるんだって
ホントに!?
税金もまた上がるんだって
ええー!?
ガソリン代も電気代まで元通り
うそぉぉ〜
コロナも5類で治療費は爆上がり
もう息もできない…
子供にいつディズニー連れて行ってやった?
行けてないよ、、たっかいもん
だよね、じゃぁUSJも…
シャラップ!
給料上がった?
どこの国の話?
聞いていますか、岸田さん…今、あなたの心に直接語り掛けています…国民は苦しんでいるのです。五公五民どころか、6公4民になりかけているというのに…
最後に一言…このお題を出してくださった方の期待を裏切ってしまって、ごめんなさい。
あまりにも岸田のアメリカンジョークに腹が立ったので、、
届かぬ想い
顔を上げ右腕を高く垂直に伸ばす
・・・1・・・2・・・3
つま先立ちでさらに頑張る
・・・・4・・・・4
これ以上は無理だった
エレベーターの行き先は4階止まり
我が家のフロアは6階だ
届かぬ想いを未来に託す
届かぬ思い
ただ、遠くから見ているだけ…いつも、すれ違うだけのあの人を目で追ってしまう…そして、夜、部屋に戻ると、一人ポロポロ泣いてしまう…もう、どのくらいこの日々を過ごしてきただろう…会えない日は、いつ迄もその姿を探して、でも、やっぱり見つけられない…そんな自分は、嫌な感じだと思いながらも、どうして..も、やめられない…行き場のない、この思いを、どうしたらいいんだろう…
お題:届かぬ想い
今日、この日だから。
「俺さ、お前が幼馴染で良かったよ。大学は違うけどさ、これからもよろしくな!」
幼馴染は、太陽のような笑みを浮かべてそう言った。卒業証書の入ったホルダーで肩を叩き、少し恥ずかしそうに鼻を搔いていた。
私は何も言えなくなる。
今日、この日だがら。これを最後と思って区切りをつけたかった、言いたかったのに。
「……私も。私も、あなたが幼馴染で良かった」
私は、胸の前で両手を握って微笑んだ。
私はこのポジションが好きだよ
君の話は面白いからね
ほんとほんと
2024/04/15『届かぬ想い』
服や髪にゴミがついている。
誤字脱字。
落とし物。
これくらいなら簡単に指摘できるのだけれど。あれだけはダメだ。
下着が見えている、見えそうだという指摘。
なんとか自分で気づいてくれないかと念じるが、届いてくれたことはあまりない。なんだか申し訳ない。