『小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
生んだ時に分かった
この小さな命は
わたしとは別の生き物だって
そして今はもう
わたしと討論出来るほど
成長している
大きな命
その先にいつかまた
小さな命
続いていくのかな
どんな人でも、ものでも命はある
小さい命、短い命
どんなに小さい命でもいらない命はない
綺麗事にしか聞こえないし
わかってる上で投げ出したくなるよね
それでも宿ってる命は
何にも変えれない"命"なんだから
生きることは辞めないで欲しい。
諦めないで欲しい。
今日も消えていった1000の灯火
今日も灯っていった1500の灯火
毎日灯っては消えていく小さな灯火たち
大きく輝いては儚く散っていく
この子達を見届ける私には
ただの小さな命
私はこの世界に、小さな命として生まれた。テレビのアナウンサーが形容した私だ。
後に名前を授かった。あなたの名前と一緒の、私的にはセンスのいい名前。
ご飯を食べて、寝て、人に裏切られて、人を愛して、大きくなった。
小さな命を守るために、身体を大きくした。
小さな命を守るために、生き方を学んだ。
いくら大人と呼ばれようが、命の大きさは生まれた頃からずっと変わらない。
私は貴方だ。日々、自分を守るために生きる貴方だ。
自分を殺したいほど憎んでいる人間ほど、命を守るために無意識にしている事柄が多い。
手首を切るだろう。心の痛みを身体で覚えるために。
涙を流すだろう。感傷を知り、伝えるために。
身体は意外と自分のことを顧みている。
だから、見捨てないであげて。
あなたの心に歩み寄る身体のことをどうか忘れないでいて。
【小さな命】2024/02/24
300字小説
守人形
『もうし』
定年後、第二の人生の住処として買った古民家に移り住んで、数年。それまで何もなかったのに夜中に、突然、小さな影が枕元に立った。
『某はこの家の納戸に住む者だが、大切な御用が出来た。箱の封を開けてはくれぬだろうか』
影はそう言って頭を下げた。
翌日、納戸を開けてみる。前の住人が置いていった骨董品の箱のなかの一つが床に転がっている。これが影の箱なのだろうか? 俺は蓋の封を取るとそれを廊下に出した。
その夜、また枕元に影が現れた。
『お手を煩わせた。お陰で旅立てる。目出度きことに奥方様のお腹に小さな生命が宿られて、一族の守人形として馳せ参じなければ』
影は愛らしい武者人形。深々と礼をして、ふわりと消えた。
お題「小さな生命」
小さな命
寒い冬のある日に
産まれた私は
何を思っただろう。
え、ここどこ?
眩しぃ
て言うか、寒!
だとしたら残念。
今の私すぎる。
突然
「ねぇ、この日からもう一度どうよ?」
空の上の偉い方に問われたら、しばらく考えてこう答える。
「この日に戻れるとしても、
中身は今の私なんですよね?
と言うことは、未来を知った私が生まれると言うこと。」
「、、うん、だね。」
「だとしたら、元々の性格の悪さに加え私、未来知ってるのよ、最強じゃん?
て言う最凶の人間が生まれるってことですけどいいんですか?
何しでかすかわかりませんよ?」
「、、え、それは、、困るぅ。」
「じゃ、今回は辞退しましょうか。」
「、、あー、ごめんねなんか、」
違う違う、こんな話がしたかったわけじゃない。
この世にかけがえのない小さな命として産まれた私はきっと、澱みのない透き通った心と眼を持ち、、、
心と眼を、、
あれ?ない。どこに置いてきたんだろう。
見つけた方はこちらまで。
↓
↓
↓
end
"小さな命"
出会った頃は片手にすっぽりと収まる程小さかったハナは、あの頃よりだいぶ大きくなってきた。
それでも、小さな命なのは変わらない。
成猫サイズになっても人間と比べたら、小さな命。
ずっと俺の足元をトコトコ歩く、小さな生き物。
その小さな身体で、自身よりもうんと高い塀や木に登ったり小さな隙間に入って進んだり、どんな場所だろうと脅威の身体能力で突き進んでいく。小さくても、とても勇敢で逞しい。
その小さな身体が、少しでも健やかに大きく育つように、ご飯をいっぱい食べさせて沢山遊ばせてあげたい。
太陽が輝いている。とても良い天気だ。
いつも家に篭っているのでたまには散歩に出ようと思ったが間違いじゃ無かったらしい。
見慣れた景色を横目に街を歩いていく。
散歩の途中、喉が渇いたので公園に寄り缶ジュースを買う。
タブに指をかけ、ジュースの蓋を開けて飲む。
その時、下に蟻が見えた。
1匹1匹が綺麗に並び、『今日』を必死に生きている。
その小さな命を使って。
私は眼の前でピョンピョン跳ねているウサギを見つめる。
可愛いなぁ。思わず手を伸ばすと、ウサギは私の膝の上に乗って、私の手をくんくんと嗅ぐ。
「なにもないよ」
私が、そう言うと、何?という顔をして私を見つめる。
そんな風に楽しく触れ合いながら、私は学校での会話を思い出す。
友達に潔癖な子がいて、ウサギなんて汚いって言われた。
「フンも撒き散らすんでしょ、絶対私は無理だわ」
「そんなことないよ。ちゃんとケージでフンしたら片付けてるよ。だから綺麗だよ」
「そうなの?偉いね。私なら触るのも無理かも」
友人との会話を思い出しながら眼の前のウサギを見て、うーんと思う。
こんなに可愛いのに、価値観が違うと、捉え方も全然ちがうんだなぁ。
うさぎの頭をなでる。
目を細めてその場に丸くなる。
柔らかい毛玉の塊みたいにぐにゃりとする姿に癒やされまくる。
小さな命の鼓動を感じる。
小さいながらも一生懸命生きている愛しい命。
私にとっての大切な宝物のような存在だから。
だから、私はウサギを好きな自分で良かったと思う。
こうしてウサギを撫でている時間が私にとってのかけがえのない時間になっているから。
【小さな命】
道端を張ってるあり。
夏になるとうざいほどの蚊
彼らはどんなことを思い生きてるのだろうか
そもそも何かを考えるということをしているのだろうか
彼らの目には人間はどのようにうつっているのだろうか?
小さな命を叩いて潰して殺して。
残虐者なのだろうか。
お互いの居場所を環境をよりよくできたらいーね。
なんて言っても分からないか。
小さな命
生きている魚が苦手だ
抑える手の下で
必死に生きようとしていることが伝わってくる
命を頂いて生きているとわかっているのに
自分の手で命を奪いたくないと思ってしまう
自分の身勝手さを自覚させられる
2024/02/24
「小さな命」
生きててよかった!!って思った事が
今までで一度だけある
それは息子を出産した時…
小さな命が生まれた瞬間
私の人生は意味を持った
今までの全ての事は
この日の為だったんだと
これからの人生は
この子の為にあるんだと
涙が溢れて止まらなくて
愛おしくて愛おしく…
いつまでも抱っこして
ずっと寝顔を見ていた
神様…
こんな経験が出来た事
本当に感謝しています
赤ちゃんとか小動物とかとすれ違っただけで
ニコニコしたり手を振ったりする人がいる
そうしないと冷たい人だと思われるだろうけど
私からするとそういう人たちの方が不自然に見える
私はどれだけ可愛がらないといけない存在だろうが
自分に関わりのない存在を慈しめない
そのへんで転んでも泣いてもどうでもいい
命が平等であるならば私の反応の方がまともじゃないか?
私は冷たいのか?
いや、私の方が普通でしょう
【小さな命】
子供の頃、まだ目の開かない生まれたばかりの子猫を拾って育てたことがあるよ
学校の帰りに雑木林の中からかすかな鳴き声がして、見に行ったら、なんと紙袋に入れられて捨てられていたんだ
母に、飼ってくれる人を探すことを条件に育てることを許してもらったけど、小さくて儚くて、ちゃんと育つか、すごく心配だった
ありがたいことにすくすく育ってくれたし、結局14歳で天国に旅立つまでうちで飼ったよ
「大切に育てなさいね」
そう言われたのは私がまだ小学校低学年の時だった。
私が欲しい欲しいとねだった犬を飼う時に約束した。
そう言われて私はこの小さな命を今日まで大切にしてきた。
でもそれも今日までだ。今はただその子に、よく頑張ったね、お疲れ様。私のもとに来てくれてありがとう。そう言って労ってあげたい。そしてこの経験を活かしてこれからも『 小さな命』一つ一つを大切にしていきたい。
私は、「命は大切にしなさい」と、きつく大人に教えられてきた。虫も、植物も、動物も命があるんだよって、だから、魚や肉や、野菜を食べる時は感謝しなさいと言われた。私はその通りにした。
「いただきます」も「ごちそうさまでした」も、欠かさず毎回言っていた。
ある日、私はニュースを見た。戦争に関するニュースだった。大人は、命を大切にしろとも言うし、人を殺せとも言う。どっちに従えばいいか分からないから、人を殺すと捕まることを知っていたのもあって、命を大切にする方を信じた。
その時、疑問に思ったことが山ほどあった。
どうして人は戦争をするの?
文化や宗教のせいなのかな?
戦場に行った大人の人は、悲しいだろうな
怪我をしたら痛いだろうな
冬は、ものすごく寒いよな
暖かい所なら良いのかな?
戦争はなんでするのかな?
誰か悪いことをしたのかな?
戦場に行ってなければ死なずに済むのかな?
じゃあ、私は平気なのかな?
『小さな命を大切に』なんて言うが、私はその言葉が好きではない。
小さいと言うとどことなく弱くて守って“あげなければ”いけないものというイメージが付きまとう。
しかし、身体の小さな生き物だって強かに生きているのだ。彼らは人間なんかよりよっぽど強いと思う。
逆に大きな動物だって簡単に死んでしまう。
命は平等なのだ。
だから、みんな。
『命を大切に。』
【小さな命】
手のひらにちょうど収まるくらいの大きさ
ふわふわとした手触り
そして目がぱっちりとした可愛い顔
僕が初めて飼ったペット、ハムスターだ
ジャンガリアンハムスターという種類で
体毛は黒よりのグレーだ
人間の手の中にいるというのに
無防備に顔を洗ったり
ヒマワリの種を食べたりしている
温かくて小さな命が自分の手の中で寛いでいる
そう思うだけで、なんだか幸せに思えた
私たちが食べている食材の皆さん
いつもありがとうございます。
それでは、手を合わせて
「「いただきます!!」」
「小さな命」
小さな命を見てると元気を貰える。
あんなに小さくて壊れてしまいそうなのに、
一生懸命に生きてる。
そんな姿を見ると、私なんて全然だと思う。
小さな命に恥じないように、
私も一生懸命生きたい。