『小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
小さな命が今日も芽吹く。
人間の赤ん坊から
植物の芽まで
生命が生まれ成長し
やがて朽ちていく
そんなことは誰もがわかっている。
わかっているからこそ尊いものだ。
生命が芽吹くのは尊いものだ。
小さければ小さいほど。
小さい命は今日も芽吹く。
誰も知り得ないところで
小さく、ただ力強く
芽吹く小さな命がある
「小さな命」
消えてしまいそうなぐらい小さな命。
【#03】
私の命は軽いのか?
羽虫か何かと同じなのか?
いつも、私は尊重されない。いつも、私は加害者にされる。いつも、私は選ばれない。
だから、全ての人間を平等に呪おうと思った。
この化物の正体を知った君を、私は生かしておけない。
大きな命が消えたとき、
小さな命が司る。
小さな命が消えたとき、
大きな命が燃え盛る。
こうして世界は成り立っていく
小さな命
小さな命と聞いて思い浮かべるものはたくさんある。
「小さな命や弱きものを守れ。」と言う言葉がある。
だが、私は小さい命だろうが大きい命だろうが優劣をつけ、守っていくようなものではないと思う。
…いや、つけていない人もいると思うが。
私は大小関係なく命を守り、尊んで生きていきたいと思う。
簡単なことではないのは分かっているが、意識をして生きていくだけでも、幾分も違うだろうと思って。
メロンを食べたよ
小さな種を土に埋めて
水をあげたら 芽が出たよ
びっくりするほどぐんぐん伸びて
メロンの香りの葉っぱがたくさん
植木鉢からはみ出して
陽を浴びて元気いっぱい
お花もたくさん咲くのかな
大きなメロンができるかな
食べたらぼくも ぐんぐん育つかな
「小さな命」
#342
私達は宇宙からしたらものすごく小さい
塵同様である
そんな小さな命の集まりが地球
その中でも細かくすると
カレの存在になる
私にとってはとっても大事な存在
しかし命というのは小さいモノで
粗末に扱えば
待つモノは死
だから皆命を大切にする
私はカレの命さえあれば良いと思っている
でもそんな事は言えない
なぜなら
重い女だとは思われたくないし
それこそ粗末にするなって怒られる
私は守るべきモノの為に生きている
その他は正直いらない
カレの為ならこの小さく醜い命など
いくつでも捨ててやるさ
そして何回も
カレと一緒の運命をたどる
カレは気づいているのかな
この人生が何回目なのかということを
そして私はまた
死ににいく
さようなら
そしてこんにちは
またさようなら
こんにちは
もうこれが何度も続くなら
カレがいない世界に行ってしまえ
そんなのしたら
本当に命が終わってしまうよ
カレは言った
俺も死んだらまた会えるで
きっとカレも
私の為に犠牲になり
復活するを
繰り返してるのかもしれない
小さな命の醜き誕生
それを記念してまた
この世を去っていく
小さな命
小さな命
儚い命
強く、しかし触れたら
消えてしまいそうなほど
繊細で
生きている
人は互いに
影響を及ぼし合い
傷つけ合い
そして守り合って
生きている
小さな命
目に見えない辛さや苦しさ…
不安
理解されなくて…
つらい
小さな些細なことでも
辛い気持ちに目を向けて
守ってあげたい…
目に見えない心
ハエもメダカも人間も命の重さは一緒。
違うのは命の長さだけ。
小さな命
ありがとう
生まれてくれて
会えなくて
寂しいけど
小さな命
ずっと
大事にね
なな🐶
2024年2月24日607
小さい命
育っていく命
未来という名の道を
自分で作り上げていけ
僕はその手助けを
少しでも出来ればいい
帰り道に、
捨てられてた、子猫たち。
ミャーミャーと、鳴いていた。
そのうち、一匹、茶トラの子猫、
抱えて、欲しくなった。
可愛い❤️ね!
うちの子になってね!
持って帰って、
家族になった。
※閲覧注意※
命に貴賤なし。
大きいも小さいもねぇのですよ。
とまぁ、個人的な感想しか出て来ませんでした。
独断と偏見により、お題から逸れます。
完全なる、逸脱行為です。
それでも良ければ、どうぞ。
【小さな命】
冷蔵庫の扉を開けて、衝撃を受けた。
「わぁ、空っぽ!買い出し行かなきゃだ。…何も考えたくないよぉ。」
頭の中が真っ白で、何も出て来ない。
「ねぇ、かっちゃん!何も思い付かない!何食べたい?」
ガタタッ、と物音がして、驚いた顔のあなたが台所に駆け込んで来た。
「…熱、計って。」
体温計を脇に突っ込まれて、空っぽの冷蔵庫の扉を閉めた腕に抱き締められる。
「え、ちょっと、体温上がっちゃう。」
ピピピと電子音が鳴って、体温計を乱雑に回収される。
「…熱は、なさそう。」
表示された数字は、見慣れたいつもの体温。
「どっか、食べに行こう。…帰りに、買い出しして、今日は何も作らない。」
こんな風に、たまに頭が真っ白になると、あなたは気を使って、外へ連れ出してくれる。
「今日と明日は、俺がやるから。甘え過ぎた、ごめん。」
ぎゅうぎゅうと抱き締められて、少し嬉しくなる。
「わぁい、甘えん坊さんだ!嬉しい!」
えへへ、と笑って、少し苦しくなってくる頃、ゆらゆらと揺れてトントンと背中を叩く。
「…っ、ごめん。」
ぱっと離れる体が、気遣わしげにこちらを覗っている様だった。
「取り敢えず、車で行こう。」
ドライブだ!デートだ!と、はしゃいでいると、あなたは顔を紅くして照れてしまう。
今生の人生とやらを、満喫してやるのだと、この命を燃やしている。
小さな命
小さな命でも大きな命でも
大きさが違っても
大切さは変わりないんだよ
―小さな命―
大きな球体を追っかけて
足音を立てながら大地を揺らす大きな足
平べったい丸を咥えて
狂ったように駆け回る毛むくじゃら
僕の姿を丁度隠して、守ってくれる背丈の草は
十二分にあるから糧には困らない
しかしながら
そろそろこの騒がしさにも飽きてきたころだ
なのでそろそろ住処を移動しようかと決めた
周りがいくら大きくったって
僕は思い立ったら即行動する
僕は近所に住む同志や、ここら一帯の管理人に
挨拶をしに回った
お世話になった住処に背を向け、僕はいよいよ
羽を開いて、青い世界へと飛び立った
住み心地のいい場所が見つかりますように
あわよくば、食料もたくさんあって、
ご近所さんもいて、それから、
なるべく静かな場所が見つかりますように
小さな命の唄
産まれたよ
新しい生命が産まれた
でも、小さいなんてない
生きてる時点で皆平等なのだ
ひとつひとつの命の重みはみな同じなのだ
『小さな命』より
「この世でしなくちゃいけないことなんて、
たった1つしかないのよ」
ふと聞こえてきたその言葉に
私はきょろきょろと当たりを見回した
だが、どこにも人などいない
それどころか生き物の気配さえ感じない
それもそうだろう
十年に一度と警報される嵐の日に、
海に近づく死にたがりなど私だけだ
ならば一体誰が、と思考をめぐらせて気づく
私の頬が濡れている
雨ではない、
こんなに熱い雨があってたまるか
感覚のない氷の手でそれを拭うと
言葉の続きが聞こえてきた
「小さな命を守ること」
あれは何年前のことだ?
あの人の温もりが未だ近くにあった時、
ムースのように滑らかで優しい声が私にそう告げた
私には守るべき小さな命などないと放った
私は一生独りだ、あなたとは違う、と
そんな私を見てあの人は哀れんだような
愛おしいような不思議な表情を浮かべて沈黙した
あの時、
あの瞳は私を見つめていた
一心に、ひたすらに、一直線に
私の目を、
私の過去ごと、
私の全てを見つめていたのではないか
守るべき小さな命とは
「あっ……」
人生最大の忘れ物に気づいた私は
慌てて波をかき分けて砂浜に戻った
先程、もう二度と必要になることは無いと思って放り投げたバックの中を漁り、
頭であの人の名前と言葉を反芻した
この世を旅立つ前に
お礼を言わなくちゃいけないと思ったのだ
しかし震える手では上手くスマートフォンが操作できず、凍りかけた脳の回転速度は遅かった
しかも私の脳内では何故か、
日本語や英語や、齧った程度のフランス語、
清少納言やゲーテの詩やらが
すったもんだしていて
なかなか欲しいものが出てこない
そんなことをしている内に
天から滑らかでしなやかで、
何にも例えようがないほど清らかな声が降ってきた
「ねえ、貴方にとっての小さな命って私だったの?」
彼女は前と同じ表情をして頷いた
「でも、それじゃあ、まだ80点。」
人に教えることを生業としている彼女は
しばしば点数で物事を評価する
わかりやすいから点数をつけているけれど、
本当は数値化できるものなどないのだといつも言っていた
「あなたにも、自分の命を守って欲しかったの。
どれだけ大きくなってもね、
自分を大切にすることが、
自分の小さくてちっぽけな命を守ることが、
人間一番大事なのよ」
気づけば嵐は止んでいた
雲の合間から差しこむ光に照らされる彼女は
まさに聖母のようだった
小さな画面の中で紡がれる悲恋。
見届けて涙ぐむ横顔。
だから呑みすぎるなと言ったのに。
いい年して格好悪いな、でもさ、と目を擦り。
映画だから綺麗に描かれてて感動もするけど、
本当に辛い恋をしてる人達は苦しいだろうな。
鼻を啜って落とされた呟き。
みんなが幸せになれればいいのにな。
そうだなと、たった一言さえ返せず口を噤む。
みんなが幸せになれればいいけれど。
俺とお前のそれはきっと同時には存在しない。
だったら俺はいらないよ。
お前が知らないだけで、
叶わぬ恋も道ならぬ恋も、
本当はもうずっと前から、すぐ傍にある。
お前に気付かれぬよう、息を潜めている。
息を潜めて俺は正解を探す。
本音よりも、お前を癒せる言葉を選ぶ。
現実には存在し得ないと知っていても、
お前の涙が乾くならそれでいい。
「次はみんな幸せになる映画を観ようぜ」
【命を拾うということ】
数ヶ月前に拾った小さな命は、
小さくて
ふわふわで
丸くて白くて
手のひらにのせると
トクントクンと鼓動を感じる
命というより何か生命体のようなもの?
....
陽当たりのよい窓辺にベッドをこしらえ
餌やりは特にしなかったけれど
時々、霧吹きで水を吹きかけた
きゅるん♪とふるえる様子が喜んでいるような気がして愛おしく感じた
数週間後、
小さな芽のようなものが出てきた
ほんの少しの成長に喜びと愛おしさは増すばかり...
そして、今、
部屋いっぱいに蔓を這わせ
咲いた毒々しい花は
今夜にでも私を取り込んでしまいそうなのに
その花の放つ魅力的な匂いから私は逃れられずにいる
取り込まれてこの子の糧となるのは怖くないけれど
その後の成長を、見届けることができないのが本当に残念で仕方がない。
.......
小さくとも「命」を拾うには大きな覚悟と責任が必要なのだろう。
果たして、あの時の私に
そんな覚悟があったのだろうか?
そして、責任を果たすことはできたのだろうか?
見つからない答えを考えながら
今、私は消化されている。
お題「小さな命」