小さな命』の作文集

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小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/24/2023, 12:50:23 PM

「小さな命」

俺にとっては、
小さな命だけど
あいつから見たら、
俺は大きな命なのかな?
早く成長してほしいな
どんな子になるのか楽しみ

2/24/2023, 12:46:28 PM

貴方に会えた事
会えないくらいとーいいけど🇰🇷🇯🇵
アイドルとファンだけど
''恋''してしまったから
何がダメ? 芸能人だから?
何を言われても
私は あなたを
あ い し て る_____。
Mii🌙💜🖤💜🌙


貴方に会えた事2
会いたい
でも会えない
韓国に行くお金もないし
もし会ったとしても
貴方には振り向いて貰えないだろう
だからまずは、
貴方の横に立てるように
私は毎日頑張ります___。
Mii🌙💜🖤💜🌙

2/24/2023, 12:43:39 PM

わたしにはめいちゃんというおともだちがいる。
わたしの身長よりもうんとちいさくて、いつも枕元にすわって、ニコニコと笑っているクマのおともだち。
おふとんの番をしてるから学校には行けないんだけど、いつもわたしのへやでおはなしするのを待っててくれる。
「あのね、めいちゃん。今日はこんなことがあってね……」
わたしはめいちゃんに学校であったことをおはなしするの。いいこともわるいこともぜんぶ!
めいちゃんは、どんなはなしもニコニコきいてくれる。最高のおともだちなんだ!

夜ねるときも、めいちゃんと一緒。
「おやすみ、めいちゃん」
明日もいい日になるかなあ
そうじゃなくても、またお話ししようね

2/24/2023, 12:39:41 PM

『小さないのち』
窓の外 雨粒ひとつに小さないのち 小さな生活
立派な営みを垣間見る 土に滲み入るその雫は新たな世界の一欠片 壮大なパズルゲームのプロローグ
蛙の鳴き声ファンファーレ 雨の日の行進だ 数多のいのちの誕生だ

2/24/2023, 12:38:55 PM

小さな命。

小さな命。
お母さんかな?
早く逢いたいなぁ。

コロナが始まって
全然逢えてない。

2/24/2023, 12:18:36 PM

小さな命


学校帰りのあぜ道、その足元には小さなたんぽぽ

色んな花の中で全然目立ってない君は

なぜそこに咲いてるの?何のために?

まるで今の僕に問いかけるように

たんぽぽの君へ語りかける夢散った僕。

たんぽぽの君が返事をしてくれたかのように

ふわっと柔らかい風が吹き込んできて

風に乗ってどこまでも君は飛んでいく、

大空へ空高く…悩みも悲しみも苦しみもない

素敵な青空へ君は飛んでいったんだ、

そしてひらひらとそれぞれの未来へ…

そうやって小さな命を繋いでいくんだね。

色んな旅を経験して繋がっていく命、

泣いてなんかいられないね、僕も君を見習わなくちゃ…。

2/24/2023, 12:18:06 PM

ゆで卵に包丁を入れると
チカットヒバナガチッテ
青い炎が生まれる

2/24/2023, 12:15:08 PM

「小さな命」


    あなたにもらった小さな命

    まだ産ぶ声をあげたばかり

    わたしの未来も現在も

    あなたとふたり育む幸せ

    どんな時でもどんな色にも

    あなたとふたり歩んでいく

    染まってゆく


        テディベア

2/24/2023, 12:11:12 PM

スーパーで、赤ちゃんを見かけた。
 お母さんに抱っこされて、時々、首をめぐらせ
 辺りを見渡している。
 目が合うと、こっちをじっと見た。
 思わず、顔がほころんでしまった。
 しばらくこっちを見ていたけど、やがてプイッと
 向こうを向いてしまった。
 赤ちゃんの動きって、かわいくてどうしても目が
 行ってしまう。  
 偶然にも、車が隣同士で帰る時も一緒になった。
 連れの人に、抱っこされる赤ちゃん。
 すくすくと元気に大きくなってね。

              「小さな命」

2/24/2023, 12:04:44 PM

お題「小さな命」



辺り一面緑の草木に囲まれた森の中、今日も熱心に働いている。

「今日も皆んなで遊んでる」

小さな男の子が草木をかき分けそれを眺めている
男の子にとっては見るもの全てが興味の塊である
男の子の目は輝きで満ちていた。

「なんでこんなに集まってるんだろ。大人も子供も一緒にいて楽しそう」

男の子にとって働くという意味の理解はまだ乏しいのだろう。しかし大人と一緒に子供が同じ作業をしている光景は男の子にとって親子で遊んでいるようなものだった

「パパとママまだかなあ」

父親と母親三人でお出かけしていたが、両親の姿がいつの間にか見えなくなり、男の子が先に行き過ぎたと二人を待ってるようだ
だが実際は男の子自身がはぐれてしまった事に本人は気づいていない

「遅いなーパパとママ迷子かな」

このような場面では多くの子供は両親とはぐれた事による不安で泣き出してもおかしくないのだか、男の子は肝の据わった性格をしており全く不安は感じていない
反対にこの時の両親の不安は尋常ではないだろう。

「遅いから僕もみんなと遊ぼうかな」

男の子は働いてる集団に少し近づいてみた
大きな大人はもちろん、小さな子供まで何やら物を運んでいる

「どこに運んでるんだろ」

運んでる先に目線を動かすと

「洞窟だ」

両親と冬に雪でお城を作って秘密基地にした記憶が浮かんだ
途端に冬が楽しみになってきた

「またお城作って雪だるまも作りたいなあ」

男の子はボーッと働いてる集団を見ていた
すると何やら聞き慣れた声が聞こえた

「ーーーー!」

「パパだ!」

父親が男の子の名前を呼びながら探していたようだ
男の子は声のする方へ走った

「パパママー!」

二人を見つけて笑顔を浮かべる男の子
両親が迷子になっても動じなかったが、二人に会えるとすぐに抱きついた。やはり少し寂しかったようだ


ーーーーーー


帰り道

母親に「何してたの?」と聞かれたので男の子は

「アリさんの行列があったから着いてった!」

「ああ、アリさん見てたのかあ、心配したぞ」

父親が小さく安堵の言葉を吐いた

「アリさん達が洞窟に何か運んでたの見てた!」

「それは多分アリさん達の食べ物かもな」

「あれ食べ物だったのー!あっ!パパ止まって!」

ふと男の子がパパの歩行を両手を広げて静止した
男の子は下を向いてその場にしゃがみこんだ

「パパ危ないよ、アリさん達踏んじゃうとこだった」

父親の足先には蟻の行列ができていた。その行列道を挟んで草木の方へ伸びていた。

「あ、ほんとだ気づかなかったなあ、ありがとな」

「どういたしまして!」

両親は互い顔を合わせて微笑む

息子が命についての理解がどの程度か分からないが、蟻の命を大事に思える息子で良かったと、改めて心から思った日であった。

2/24/2023, 12:03:02 PM

俺のような小さな人間が、
小さな命でも助けれるのなら、それもいいのかなと思う
いつ自分は殻を破るのだろか。こうやってほざいてる間にどんどんどんどん殻は硬くなる一方だ。
俺はまだ17歳でよく良く考えれば若いなとも思う。
するべきことはまだ山ほどある。
大学合格。資格取得。夢を実現。数え切れないぐらい
やりたいことがあるのだ。あぁーーぁー、
顔じゃなくて性格が重視される世の中だったらどれほど楽なのだろうか。ドラえもん来てくれよー。
ドラえもんってそう考えると万能よなぁ。
タケコプターはいらない。高いところ苦手だもん。
どこでもドアもいらないかな。自分で行きたいわ。
そのプロセスが醍醐味なんだからさぁ。
1番は最強のもしもボックスでしょ。
なーんて夢物語語っても実現しないんだもんなぁ。
現実って辛いなぁ。生まれ変わったら、毎日が幸せの村人Bぐらいになりたいなぁ。

みんなは死んだらどうなると思う?
俺は生まれ変わると思う。なんでかって?
そっちの方が気が楽だからかな。俺はね。
こういうのは人によってそれぞれだから俺の考えからすると、もし突然死んでしまっても生まれ変われると思っときゃあ生まれ変わるだろスタンスですね。
まぁでも、信じすぎはいけないと思うよ?
例えば皆さんが今しようか迷ってることとかを、
「まぁ!死んだ後生まれ変わったらすればいいや!」
とか考えたら勿体ないぞ?そういうのはやった方がいいと思うし、やらないと損だとも思う。

まぁ俺が言いたいのは、顔だったり、不遇な環境にいる方だったりそういう方々がこういう考え方でもいいんじゃねぇのかなぁ?って思っただけです。
辛い環境にいる方なら分かると思うけど、毎日が退屈だろうなと思うんでね、かるーく人生攻略していきましょうよ。 ..まぁ、、それが難しいのはわかってますけどね...


そういえばなんですが、
動物ってみなさん好きですか?
俺は好きか嫌いかで言うと大好きです。
ですが、あんまり触れ合う機会が無いもので少し怖気付いてしまうんです。 でも、動物が虐待されたり捨てられたりする動画とかを"たまたま"見てしまった時とかは、
ベチャッと道路にくっついて3年経ったガムぐらい
記憶に残ってしまうんです。そのぐらい見てられないんです。
だから俺は映画とかで動物とかが仲間になったりするけれど、最後には別れたり死んでしまう。
みたいな感じのやつも見れないんです。そうです。
病気です。
「101匹のなんか白黒ワンチャン達のやつ」みたいなやつあるじゃないですか?あれ見たいんですけどもしかしたら別れたり死んでしまったりするんじゃないかと思って見れないんです。そうなんです。
病気です。
動物が弱ってるの見てられんのですよ。苦しくなる。
感受性鬼高い男には到底見てられません。
人が弱っとったり、無惨な死に方をしててもなんとも思わんのですけどね、動物だけは無理です。
まとめ
俺の嫌いなものは、動物が虐待されるような動画と
トマトです\🍅/




皆さんこんばんわ。自称ポジティブ鬼陰キャです。
最近受験勉強が底をつきそうです。毎日6時間以上を心がけているのですがまだ今日は3時間55分です。この後もうちょい頑張ります。そういや上記で資格の話を一瞬した気がしたんで特に意味は無いですが、今のところ取りたいと思ってる資格を載せとこうと思います。

○FP技能検定2級
○FP技能検定3級
○宅地建物取引士
○危険物取扱者
○食生活アドバイザー2級
○食生活アドバイザー3級
○硬筆書写技能検定2級
○手話技能検定3級
○色彩検定3級
○日本化粧品検定2級
○日本化粧品検定3級

まぁ今のところはこんなもんすねー。
俺は第1志望に合格してやるぞーー。えいえいおーー
合格したら資格たくさん取るぞーーーー
みんなー今日もお疲れ様。






#小さな命

2/24/2023, 11:56:21 AM

「ねぇ。せんぱいせんぱい」
 これから内緒話でもするような小さな声。それに甘さを含んでいるような錯覚をしてしまう。視界を塗りつぶすピンク色の小物たちが並ぶ彼女の部屋はラフな格好をしている自身を場違いだと告げているようだ。足元に落ちているクマのぬいぐるみに逃れるように視線を落とす。見た目は少しだけ気味悪く、縫い付けられたボタンの目がこちらをじっと見張っているようだ。恋人という立場に収まってから初めて踏み入れる空間に嫌な汗が止まらない。
「……ん、どうしたの?」
「ふふ。なんか、いいなぁって」
 間延びした声が緊張の糸を少しだけ緩ませる。いつもと同じような表情を浮かべていた彼女は、今は少しだけ違う気がした。砂糖が蕩けて、捉える視線になんだか不自然に心臓が脈打ってしまう。
「せんぱいがよーやく、となりにきてくれたなぁって」
「……私、いつもきみの隣りにいたんだけど」
「えー。ちがうんだよねぇ、そういうのじゃ。こうね、捕まえたって感じ」
 彼女と話しているとふわふわと綿菓子のような中身のない会話にペースを崩される。「きっとわからないでしょ」と問いかけるような素振りをしているのに、きっと彼女のなかではとっくに自己完結しているだろう。今回もそうして振り回すだけ振り回して、満足気にするのだ。──そう思っていたのに、彼女はふっと表情を消していた。蝋燭の火が揺らいで消えてしまうような、無機質な儚さだ。
「……はは。ほんとうに、大変だった」
 掠れて消える声は、ひどく凍りついて、なぜだか息が詰まる。俯くと影で隠れる表情にほっと安心したのも束の間だった。
「あのね、せんぱい。おねだりしてもいいかな」
「はっ、え?なにきゅうに」
 急な問いかけに動揺すると、その隙を逃さないとばかりに彼女は距離を詰めた。甘い香りとバクバクと音を立てる心臓。そして引き攣る口角とともに警告音が響いた気がした。彼女の前にこれ以上居てはいけない。ねっとりと嫌な予感が纏わりつく。彼女の瞳が光を集めた金平糖のようににきらきらと輝いた。
「──あいしてるって言って?」
「……、え?」
 首を傾げて、耳にかけていた髪がはらりと落ちる。透き通った紅茶のような瞳は濃度が増して熱を含んでいた。
「だーかーらー。愛してるって言ってよ」
「はっ、な、なんできゅうに」
「だってぜんっぜん物足りない。お堅すぎるよせんぱい。ほら、言って。ね?」
 カッと顔が羞恥で熱くなる。彼女が好きなのは本当で、抵抗はないはずだ。けれど昨晩観た恋愛ドラマのようなことを自身が口にするのかと思うと躊躇いしかない。ただそれ以上に今言わなければ彼女の関心が失ってしまいそうで。そっちのほうが恐ろしいのも事実で。焦りと羞恥心の狭間で溺れる。
「あ、あい……して……」
 喉の奥が閉まって、やっとの思いででた声は情けなく、頼りない。視界はゆっくりと涙で歪んでいく。
「はは、かぁわいー」
「……?」
「なんでもないよ。……んー、そうだなぁ。……ああ!英語で言ってみたらいいんじゃないかな」
 濡れた瞳の中で、彼女は水を得た魚のように生き生きと続きを促す。まだ足りないと迫る彼女は優しく頬を撫でた。その指先はひどく冷たい。もしかして彼女も緊張しているのだろうか。──そうやって少しでも思考をそらしてしまった。軋むフローリング。影が視界を覆って、彼女の吐息が甘く残った。耳朶に濡れた声が響く。
「ほら、あいらぶゆー。ね?……じゃないと、もっと先にすすめない」
 鼓膜にどろりと甘い蜜を流し込まれたようだ。目を瞠って、はくはくと口を開く。おねだりなんてものじゃない、悪魔の囁きだ。思わず呑み込んだ生唾の音。戸惑いの声は部屋に転がって、近づく影に呑み込まれた。

/ love you

2/24/2023, 11:54:37 AM

「小さな命」



    この宇宙の中の地球の中のどこかに

    私たちはいる

    そんな規模での私たちは物理的には

    小さな命かもしれない

    でも、こうやって関わり合えること

    で一人一人の命の大きさに気付かさ

    れることもある

2/24/2023, 11:52:18 AM

「みんな同じいのち」
っておとな達に言われてきた

連続さつじんはんのいのち
総理大臣のいのち

いのちって生き物により違うと思う

ただ変わらないのは、いのちはとっても重くて、無くなったら悲しむものなんだ

#ちいさないのち

2/24/2023, 11:52:10 AM

フったかフラレたか聞かれたので、
フラレた、とその人に嘘をついた。

以来その人には、フラレたイメージで
定着したことだろう。
何かドジを踏む度に、『だからフラれたのか』
とか思っていたら嫌だなと思う。


長年付き合った人を裏切り
結婚間際に無理やり別れた。

『なんだこの女、次に付き合う奴がかわいそうだ』と、付き合って7年半以上ずっと優しくて、面白かった彼にそう言われた。後日に『酷いこと言ってごめん、他に好きなやつがいてもいいから一緒にいて』とも言われた。だけど、私の失態を多方面に嘆いてしまった彼の元へは戻りたくても戻れなかった。だけど今でも連絡しようか考えるときはある。


彼は半年以上待っていてくれたという。待つ女を待っても、待つ男を待っても、何も進みはしないことを知る。
けど彼女を作ったと人づてに聞いて
フラレた、と、いうことにした。

本音を言うと、地獄の底まで追ってきてほしかった。バカみたいだと思う。女々しいとはこうゆうことだ。



彼を裏切って付き合った男には家族がいて、強行突破で別れてはもらえなかった。そうしているうちに関係が続いたまま数年が経って、そのうちに私がその家族に情が沸いてしまい関係を強制終了させた。

以来、一人きりだ。『次付き合う奴がかわいそうだ』の言葉は私を未だに縛り付けて、断り癖がついてしまい、そうやっているうちに結婚するはずだった彼と別れて12年も経過してしまった。その頃赤ちゃんだった友人の子が、今年高校生になってしまった。あと1ヵ月で2年生か。
緩やかに感じる時間は突き進んでいると実感する。

いつまで独身に耐えられるのか。子供が生まれていたなら今頃…もう考えるのはやめよう。
だけど、次に進む道は未だ壊れている。

2/24/2023, 11:51:52 AM

#41 『小さな命』


研究室で二人が話をしている

「本当にコレが"命"なのか?」
「よく見てください、ほら」

ひとりが虫眼鏡で何かを覗き込んでいる
「点にしか見えないけど…」

するともうひとりが顕微鏡を取り出して、ソレを覗いて見る
「ほら、やっぱり小さな"命"ですよ」
「本当か?」
と覗いて見る

「おお!本当だ」
「でしょ!!」
歓喜に沸く二人

「凄いな。よくこんな小さな"命"を書いたもんだ」

2/24/2023, 11:51:16 AM

「小さな命」

命一つ一つが
愛される権利を持っている
ただ、権利を持っているだけで
命全てが愛されるなんて約束はされていない

2/24/2023, 11:49:54 AM

「小さな命」

儚く弱い小さな生命たちが

やがて大きく強くなり、

愛を育み、小さな命を授かる。

この繋がり、先代達の紡ぎが

この世界の、僕の生命になっている。

なんて神秘的で醜く見えるほど美しいのだろう。

2/24/2023, 11:46:49 AM

一つ、また一つと命は枯れ、
一つ、また一つと命は生まれる。
今、俺の目の前に居る彼は紡がれた命の一つ。
そして俺も紡がれた命の一つ。
その二つは、どこか似ていて、でも何もかもが違う。

俺たちは命を紡げない。
解ってた。辛かった。
彼は笑ってくれただけだった。
知らないフリをしたかった。
こんな俺が縋りついている彼が不憫で仕方ない。
分かっているつもりなのに。

「何泣いてるの、」
「何でもない…」
「なら泣かないでよ。」
彼は俺の手を取り応えた。
その手は暖かくて、大きくて。
「…本当は、女が、良い、とか思ってんの?」
「は?」
「子供も、結婚も、出来ないよ、こんな俺じゃ」
止まらない。いつの間にか目から涙も溢れていた。
「…ばかかよ、」
彼はふ、と笑うように言う。
「そんなおまえだから、愛したんだろ。」
彼が笑って唇を落とす。
それだけで幸せで。
俺の命の道はここで終わる。でも
どこか、幸せなような。このままでいたい。

#小さな命

2/24/2023, 11:45:39 AM

子供の頃というのは、男の子は特にそうだが色々な昆虫を手に取り、観察をしたり遊んだりしたのではないだろうか。かく言う私もその一人だ。家の周りや活動範囲内というのは、木々が生い茂り草花が鮮やかに世界を彩っていた。そんな環境で学校帰りや、休日には親に怒られるまで昆虫を追いかけて遊んでいた。ここまでなら可愛い子供をイメージするだろうが、私は違った。ダンゴムシを見つければ焚き火の中に放り込んでみたり、セミを見つければおもちゃの小さな箱の中に押し込んで土に埋めたりした。ダンゴムシを窓のサッシに設置して、そこにチョロQを走らせたりもした。蟻を見つけては蜂蜜やオリゴ糖をかけて反応を面白がったり、モンシロチョウを見つければ片っ端から木の枝で叩き落として土に埋めた。
好奇心や探究心の塊だった私に、いきものの命などという考えはまるでなかった。否、自覚をしていたかったというべきだろうか。近所のケーキ屋の軒先に地域猫用の餌が置かれていたのを見た私は、洗剤を混ぜたり適当なものを混ぜ込んだりした。そこに悪意や殺意、傷つけようなどという考えも気持ちも、想像すらなかった。ただひたすらに思うままに動いていた。家の前を流れる穏やかな川に降りて水生昆虫を探したり、探検をした。丸太が流れ着いているのを見かけたのは、大雨の次の日だった。雨が降ると恐ろしくなるようなうねりを上げて、茶色い濁流となって轟音を響かせる川に自然の怖さを感じたものだ。丸太を観察してみたくて川に降りたが、この時は当時仲のよかった友達と一緒だった。彼と共に、丸太の近くに堆積していた石を避ける。丸太の片方を持ち上げると猫がいた。生きていたのか、既に無くなっていたのか分からない。分からないのは、私がその丸太を何度も猫の上に落としたからだ。息があるのかどうかも確認もしないままに、興味だけでそんなことをしたあとで考えてしまった。私が殺めたのか、既に息絶えてそこにいたのか。川に流されて尽きたのか、やはり私が普段は使わない頭を全力で回転させたが意味の無い事だった。前後の記憶が曖昧で、よく思い出せない。これは今でも思い出せない。
どの様ないきものも尊い命だ。この世に生きる儚い命だ。いつ尽きるとも知れぬ切ない命。例え悪意がなくとも、殺生は許されない。傷つけること、傷つけようとすること、侵害しようとすることは命を軽んじているということである。この地球上に生まれて、ここの役割を果たすために必死に生きる小さな虫たちにも、私たちと同じだけ重く尊い命がそこにある。人間の生死を目にし、耳にした時ショックを受けるように、そんな小さな命も同じように扱わなければならない。人間というのは存在しているだけで地球環境にとっては、害をなすものでしかない。しかし、虫やというのは環境を維持するためにそれぞれの役割を意図せず果たしている。生きることで環境のために貢献している。動物たちもそうだ。しかし人間というのは文明社会を築くために、あらゆるものを侵害し、身勝手に侵略し侵食してきた。今もまたその真っ只中にある。
人間は、生かされていることを忘れてはならない。植物や虫、動物の存在あって人間という脆弱で傲慢な生き物は生きながらえている。私は、この愚かで矮小な人間の先頭にいる。悔やんでも悔やんでも、悔やみきれない。奪った虫の命やあの日の猫のことを思う、後悔や罪悪感で押しつぶされそうになる。もしもあの時、猫と命を奪っていなかったとしても、その亡骸をぞんざいに扱ったことに違いはない。か弱く儚いいきものの尊厳を踏みにじったことの事実は、たとえ私がどれだけ自責しようと変わらない。私は実に愚かで稚拙な人間だ。
仏教には地獄という考え方がある。私のように弄ぶように命を奪うことを繰り返した人間は、間違いなく地獄に堕ちる。死後、この魂は地獄で自らが犯した罪の重さと愚かさに苛まれ押し潰され続けるのだ。この先、どれだけ善行に励もうがそんなことは関係の無いことだ。たとえ虫のような小さな生き物だろうと、人間と同じたった一つの命なのだ。子供の頃に、自らの行いを恥じ、自覚したときから私は私が殺めてしまった虫たちのことを忘れたことは無い。

小学生の時に大切な友人を病気で失った私は、命の儚さ切なさ、重みをよく分かっていたはずだ。それにもかかわらず人間以外には、とても酷いことをしてきた。なんて醜い人間なんだ私は。この話を読んだ人は私のことを嫌うだろう。私のことを愚かで傲慢で、身勝手で馬鹿な人間だと罵るだろう。しかし、私にはそれだけの原因がある。理由と事実があるのだ。軽蔑してくれたっていい。どのように償っていいのかなど、分かるはずがない。ありえない数の命を奪ったのだ。人にやさしく、親切に接して尽くしたところで何にもならない。いつも思い出しては苦しくなる。辛くなる。


嗚呼、私はなんて馬鹿なのだろう。

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