『寂しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
寂しい
この言葉を習ったのはいつだっただろう。
仕事が忙しく家に帰って来れなかった両親に対して
寂しいという感情を持ったことがあっただろうか。
寂しさというものを感じなくなった私は
成長したのか、慣れてしまったのか。
恋人で賑わう公園のベンチでそんなことを考えていた。
「おまたせ。ごめんね待たせちゃって。」
あぁ、違う。幸せを見つけたから寂しさを忘れたんだ。
この人のおかげで負の感情を忘れることができたんだ。
寂しさを感じない日常を
これからも大事にしようと思った。
一人ポツリと、海の縁に佇む。
あの子が消えて、ちょうど一年
今までずっと我慢してきたけれど、心の中は埋まる事がなくて
もう、我慢の限界で。
...あぁ、待っててね
私も、直ぐに"そちら"に逝くから
---二作目---
少し前まで、一人でいることに何の苦も感じることなんてなかった。
寧ろ、一人でいる方が気楽で、居心地が良かった。...はずなのに。
今は、一人でいる事がこんなにも辛い。
あるハズのピースが、一つだけ欠けているような、そんな気持ちになるのだ。
そうなってしまうと、もう玲夜の事で頭がいっぱいになって
「玲夜に会いたい」「今どうしてるのかな」「他の人と話してるのかな」
「俺と話して欲しい」「お茶したい」「傍にいて欲しい」
...そんな欲求に埋め尽くされてしまう。
こんな、独占欲にも近い気持ち、迷惑になると分かっているのに。
こんなどうしようもない俺を、あいつは許してくれるだろうか...
...あぁ、玲夜に会いたいなぁ...
#寂しさ
154作目
「......」
「...藍登、どうしたんだ?珍しく抱きついて来て...」
「...わ、わりぃかよ...抱きついちゃ...」
「フッ、そんな事はねぇよ。寧ろお前から来てくれて嬉しい」
「...玲夜こそ...珍しく言うじゃねぇか///」
「お前が素直になってくれたからな。俺も言葉に出した方がいいと思っただけだ」
「//////」
「真っ赤だな、可愛いぞ」
「うるせぇ...///」
「ふはッ」
寂しさ
時おり、一人で住んでいるこの部屋が無性に広く感じる。
元の部屋も狭いし、自分の好きな物であふれているはずなのに。
それが寂しさだと、気づいたんだ。
不肖の弟子が祝言を挙げた。
幼い頃から世話をしてやり、武術を教え、守ってきた……娘のようなものだった。
常に俺の後ろをついて回った。寒さが厳しい日や病の時は腕に抱いた。時には反抗したがよく笑い、成長してからは『師匠は私がいないと駄目だなぁ』などと言ってのけた。
いつまで経っても間抜けで危なっかしいあの弟子が、今日伊達男の嫁になる。
武骨な防具ではなく、綺麗な花嫁衣装に身を包んだ、俺の知らない弟子が其処にいた。
視線に気づいたのか、顔を輝かせる。
「師匠!」
咄嗟に顔を背けた。
俺のことなどもう忘れるがいい。
戦いから身を引き、幸せに生きろ──
ぐい、と乱暴に手が引かれた。
視線を戻すと、弟子だった。夫を置き去りにし、数秒でこの距離を詰めてきたのだと内心驚いた。
「師匠、こっち見てよ……」
か細い声。ハレの日に辛気臭い顔をする奴がいるか。
「私、師匠に一番にお祝いしてもらいたいのにっ……!結婚、許してくれたんじゃなかったの?」
許した。許すしかなかった。俺以外にお前をあんな笑顔にすることができる男だったのだ……断る理由がない。
ただ、込み上げてくるこの感情が、直視を拒んでいる。
「もしかして……師匠、寂しいのか?」
「馬鹿言え、吊るすぞ」
「あはは!いつもの師匠だ! ねぇ、こっちに来て、お祝いしてよ。師匠がいないと落ち着かないんだから」
引かれた手。振りほどこうと思えば出来たが、しなかった。
まさかこの俺が寂しさを感じているとは。
「あのさ。師匠はずっと、私の師匠だから。勝手にいなくならないでよ!」
寂しさ……のようなものは一瞬で吹き飛んだ。
これからも共に在るつもりなのか。
「あ、師匠……笑ってる!」
「見るな」
緩んだ顔を見られていた。だが、今日くらいはいいだろう。俺が笑って何が悪い。
鼻歌混じりに歩いていく弟子の手を握って繋いでやった。
仕方ないのない奴だ……この調子では親離れは暫く先だろうから、それまでは付き合ってやらねばな。
【寂しさ】
家族にも愛されている。
友人にも恵まれている。
それでもふとした瞬間、自分がここにいることが場違いな気がして。自分がいない彼らが"正解の形"な気がして。
どうしようもない疎外感に寂しくなる。
愛されている、恵まれている、大事にされている。
贅沢な悩みだ。そう思う。
それでも私は、僕は、俺は。
生まれた時からずっと自分だけの居場所を探している。
あと数時間で21年の時をこの世界で過ごしたことになる。
みんなが喜んでくれて、渡してくれる祝いの言葉も何もかも、どうしてこんなに寂しくて、苦しくて、虚しいのかな。申し訳ないな。
/寂しさ
寂しさ
寂しさってなんだろう。足りないってこと?
足りないって‥本来あるものがない?
いつもふくふくするほっぺ?
小さな小さな、呼吸ができているのか不安になる鼻?
ゆっくりと甘えたかと思えば饒舌に罵しりだす口かしら?
風邪から守るために、今日はそれらを遠ざけなければならないことが寂しいってこと。自分に必要だってこと。
寂しさはときに必要で
孤独と思われたとしても
それはそれでいいと思う
冬は一緒にいたいと願うこともあるけど
今の私には近くに想う人がいるから
寂しいと感じる瞬間があるなら
その人を想ってるのだろう
#寂しさ
可愛い猫
故郷の親
大切な配偶者
いつかくるお別れを思うと寂しさで胸が潰れそうになる
でも私が誰より早く逝ってしまう可能性もあるんだよな
この寂しさは独りよがりで高慢だ。
群衆の中、自分だけが異次元の世界
言葉も通じない気持ちも通わない
究極な寂しさ
自分だけに見えるすぐ側の死の崖
日々必死に踏みとどまっている
いつか吸い込まれてしまうのだろうか
隠せないんなら隠さないでほしいんだよね
コソコソがバレバレなんだよ
傷つくんだよ
塞ぐんだよ
#寂しさ
子育てをしていると、あれが最後だったなぁとしみじみ思うことがある。
一緒に手を洗ったこと
お風呂で髪の毛を洗ってあげたこと
靴下を履かせてあげたこと
歯の仕上げ磨きをしてあげたこと
手を繋いで歩いたこと
これからも「最後」はついて回るのだろう。
正直にいう。
寂しい。
とても寂しい。
あの時は早く大きくなってくれたらいいのに、早く1人でできるようになってくれ、そう強く願っていたはずなのに。
今はとても寂しい。
もう少し、手を煩わせてくれてもいいのだよ。
夜は息がしやすくて、月明かりを目指して薄い靴底で歩きだす。
透明な風にじんわりと心が溶け出すと、高揚感がチカチカと世界が明滅して、生きる枷をひとつ外せる気がした。
/ 寂しさ
大好きなゲームがサービス終了ってお知らせが
来たときも悲しい気持ちになるけど
その日がどんどん近づいてくると
もうこのカード見れないんだなとか
この曲ずっと好きだったなとか
もうできないんだなって
辛い時に慰めてもらったなとか
色々考えてると
寂しいなって
思う……
雪の降る夜に独り空を眺めてる。
「今晩は冷えるな ~ 」と独り言。
何も無い自分と空になった心 。
空気に溶け込みそうに寂しく儚い存在になっていく。
周りから自分という存在は消え失せて冬に消える。
いつかそうなるときが来る。2023年ともお別れですね 。
「寂しさ」
#寂しさ
いつも背中合わせ
どんなに幸せを感じても
ふと頭の隅に膝を抱えて座り込んでる
私の寂しん坊
いつからだろう
昨日まで そして
明日から…
同じ日は無いのだと
突然サヨナラはやってくるのだと
知ってしまった
寂しさを捨て去る方法を
誰も教えてくれない
今夜もそんな思いを抱え
幸せ探ししてる
手の中のコーヒー
寂しさをすすりながら
ほろ苦い時を遊ぶ
寂しさ
寂しいという感情は、あまり少ない。
娘が修学旅行中のときぐらいだ。
旅途中の娘から送られてくる写真と
学校のホームページにあがる情報を
一日に何度も見返す。
スケジュールを把握して、今何をして
いるかなぁと想像する。
最終日はソワソワして帰りを待つ。
私の世界は、娘中心にまわっている。
そんなときがあっても、良いと思う。
やっぱり私は幸せ者だ。
寂しさと言うのは1人である孤独だ。
誰もいないって言う感覚ですね。
それは私たちの内なる思いかもしれません。
しかしそのような状況はあり得ません。
皆が一体となって共同創造しているこの世界だからです。
つながっていない私は孤独なんだと言う時、
周りにいるたくさんのものを見ましょう。
きれいな花や美しい空かわいいペットもいますよ。応援している家族もいます。
そして私はあなたたちをいつも見守っています。どうか1人なんて思わないで。
寂しさは
いつの間にか
心の隙間に忍び寄り
入り込み
時々は涙も連れて
やって来る
あなたがいない
この冬は
寂しさ感度
上昇中
# 寂しさ (354)
悲しいから寂しいんだか
寂しいから悲しいんだか
友人がいなくなってから何年経っただろうか
何年経とうが、湧くのは悲しみだけだった。
彼女作りたいとか、あいつが好きだとか
どうでもいい話ばっかしていた毎日。
携帯越しでも、目の前にいても
彼の前ならずっと笑顔でいられたんだ。
残されたのはメール1件。
「頑張れよ」
正直、なんだって捧げたっていい。
最高の友人のためなら
あいつのためなら。
そんなことを思いながら
昨日まで自分は生きていたらしい。
あいつと自分でディスった古いマンションの屋上
見えた景色は綺麗だった。
綺麗な町の中
また、救急車が走り出す。
最近本当にあったこと。
テーマの寂しさにも近い話なんだが、俺の周りでは彼女ができただ、気になる人がいるだ、浮ついた話が11月のカメムシばりにでてきやがったんだ。
そりゃ俺にもそういう話の一つや二つあるぜ。最近女の子からアプローチを受けることがあったんだ。
また今度それは話す。
俺もどうなるかはわからねぇけどよ(今年のクリスマスはバイト)今後もしそういうチャンスがあったとしても付き合ったりしないほうがいい気がしてきたんだ。
そりゃhしてみたいよ俺だって。
でも俺が幸せになったら世界の均衡が崩れて周りが不幸になるかもしれない、そう思うと怖くなってくるんだ。
ならいっそ、ずっとぼっちでもいい。
可哀想な俺をこの文章を読んでいる誰かが笑ってくれれば。