信号機

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悲しいから寂しいんだか
寂しいから悲しいんだか

友人がいなくなってから何年経っただろうか
何年経とうが、湧くのは悲しみだけだった。
彼女作りたいとか、あいつが好きだとか
どうでもいい話ばっかしていた毎日。
携帯越しでも、目の前にいても
彼の前ならずっと笑顔でいられたんだ。

残されたのはメール1件。
「頑張れよ」

正直、なんだって捧げたっていい。
最高の友人のためなら
あいつのためなら。

そんなことを思いながら
昨日まで自分は生きていたらしい。
あいつと自分でディスった古いマンションの屋上
見えた景色は綺麗だった。

綺麗な町の中
また、救急車が走り出す。

12/19/2023, 10:38:44 AM