『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
宝物
誰にでもあるのだろうか、宝物。
子供でさえ『宝物入れ』なんて言って、ガラクタを集めてどれにも思い出や自分だけが分かる意味ありのものを大切に持ってたり。
子供の頃、金のイヤリングをプレゼントされて、つけることはなかったけど、見ているだけでドキドキしたっけ。時々出して眺めて、つけてみて揺らしてみては夢見る乙女になってた。
カーペンターズやビージーズ、ビートルズ、大好きなアイドルのレコードや天井や壁中ポスターを貼ってその宝物に囲まれてた幸せ。
全て失ってしまったけど今、ここにあったらどんな気持ちになっただろう。
たまに宝島の洞窟の中に隠された世界中の金銀財宝を見つけその中で金杯に真珠を満たし、お酒を飲んでみたい…なんてこと考えたり。
子供達が小さかった頃、夕食を食べながら学校であったことを我先にと同時におしゃべりが始まると、私のお腹はねじれるくらい笑いあった。あの瞬間が私の人生の一番の宝物。
どれも今、目の前にない。
思い出すだけ…手が届かない宝物ばかり。でもその思い出があるだけで、私の哀しみは癒される。今日まで生きてこれたのもその御蔭かなって思える。
誰かの心の中でほんの少しでも、私の一部が宝物になっていたら嬉しい。
宝物 今この時を満たし明日を生きる力をくれる 大丈夫だよ 恐れないで 夢を見よう きらめきは貴方の中に ひっそりと 生きているのだから。
その昔、ドラゴンは有り余る力を使って国をいくつも滅ぼし、村を焼き、数多の命を奪った。
長年続いた復讐と報復にいつしか疲れ果てたドラゴンは、人がいない火山を居住地と決め眠りについた。
それから数百年経ち、人々がドラゴンのことを伝説だと感じていた頃。一人の少女が火山へとやってきた。
少女は七つの頃からひとりぼっちだった。
自分に近づいた命は全て死んでしまう呪いにかけられてしまったからだ。
人も草木も動物も関係なく死んでいく様を見て、少女は生きていることが嫌になり、誰もいない火山へとやってきた。
そしてドラゴンと少女は邂逅し、互いに大きく驚いた。
ドラゴンはこんなところに人間の子供がいることに。
少女は自分に近づいても死なないドラゴンに。
やがて彼らは意気投合し、共に暮らすようになった。
しかし人間とドラゴン。一緒に過ごした時間は儚いものだった。
ドラゴンは毎年、己が朽ち果てるまで墓に少女が好きだった花を供えていた。
生きる時間の長さが違っても、種族が違っても、確かに彼らが過ごした時間は間違いなく宝物だった。
頑張って取った資格
好きなアーティストのグッズ
楽しく過ごした時間
美味しかった食べ物
大切な人たち
挙げればきりがないたくさんの宝物
宝物が増えると人生に刺激と潤いを与える
まぁ、形のある宝物が増えるのは考えものだが
たくさんの宝物に囲まれると
何だか心が満たされる
※宝物
ありきたりだが、家族が宝物だよ。
一人暮らしを体験し、体調を崩して
1ヶ月も実家療養していたのに体調は悪化し
そして緊急入院した。
あの時、家族が病院に行けと言ってくれなかったら
緊急入院する前に死んでた可能性があったと
主治医が最初に言っていた。
突発性の指定難病にはありがち、らしい。
病気に関しては運の良い状況が続いているし
私も食事改善などで努力している。
そして、かけがえのない家族も助けてくれている。
実家で「ありがとう」と言う日が来るなんて
20年前の私が聞いたら「嘘つきが」と言う展開だ。
家族と意思疎通不可で家出状態だったからね。
就職先すら住宅支援有りを選ぶくらいだったし。
私が若くて短気だったのもあるだろうし、
使う言葉が優しくなってきた家族の変化もあるだろうね。
おお、珍しく長文じゃないの(*^^*)
しかしその実態は反省文であります。
きっといつか、宝物は奪われる。
誰かが私の宝物を欲しがり、必要とし、私の手から奪ってゆく日が来るだろう。
そんな日が来ないのも困るが、もう少し、いや、まだしばらくは、手元に置いておきたいと願う。
思えば、私だって他人の宝物を奪って、自分の宝物を作り出した訳だ。
強奪だよ。海賊かって話。
そして因果は応報で、今度はきっと自分より若い海賊が、私の宝物を奪っていくのだろうか。
どうせなら、ルフィみたいに芯の通った青年がイイ。
ゴムゴムはいらんが。
ともに船出を迎え、社会の荒波へと漕ぎ出してゆく二人に、きっといつの日か、二人だけの宝物が生まれることだろう。
でもそれは、私にとっても宝物。
そうやって、人生には宝物が増えてゆく。
宝の地図はなくても、海賊王にはなれなくても、生きること自体が、トレジャーハンティングなのかもしれない。
出会えた事そのものが宝物。
毒親だったり、失恋だったり、家を出たこともある
身体の病気の人にも、心の病気の人にも関係した事がある
そして、親の様に感じてた祖父母が亡くなった
叶えられかった事も沢山ある
それでも、自分は前に進む事に決めた
過去の写真や思い出の様な物は必要無いと思ってたけど
君と出会い、そして君の思い出は、自分の墓場まで宝物として持って居ても良いと思った。
宝物
それは多分、弱点であり、活力でもある
自分だけのもののときもあるが
そうでないこともあり
不滅のものでもあるが
永遠でもない。
自分の中だけに留まるときもあれば
外に飛び出てしまうことだってある
いつまでもそばにあるもの
いつの間にか忘れてしまうもの
そして自分の軸にあるもの
子どもたちが3人で笑ってる。
それはもう屈託がなく、朗らかに。
口角の上がった大きな口で笑い声も大きくて。細まった瞳で、時には涙まで流しながら。
私は子どもたちの笑っている姿を見ると、楽しくなる。
時々私も話に加わって冗談を言うけれど、殆どは愉快な子どもたちをキッチンやソファから眺める。
楽しげな子どもたちの時間が続くように。
宝物が、『そこにあれば幸せで、無くすと後悔するかけがえのないもの』と定義できるのなら、私は幾つかの宝物の中でいちばん大切な宝物は、子どもたちの笑っている姿だと答えるだろう。
子どもたちに面と向かって口にするのは気恥ずかしくて、到底言えないけれど。
もしも言ったら、何と答えてくれるのかな?
ああ、でも、やっぱり恥ずかしくて言えないや。
今夜も子どもたちは3人で笑い合っている。
「めっちゃ楽しそうだね」と言ってみた。
その後に続く「お母さんも見てて楽しいよ」は言えなかった。
かけがえのない宝物に、宝物だよって伝えるのは難しい。
(だから人は手紙にしたためるのかもしれない)
宝物
今日も今日とて海賊。
宝物を探しに、大海原を駆けている。
もう仲間たちは発見して、残すは一人。
自分だけだ。
皆、箱を開けると、子を見つめる親のようになる。
そして笑い出す。泣きながらの奴もいれば、ちょっと残念そうな奴もいる。
昨日降り立ったこの島。ノッポの木々に抱かれ、生い茂る草花と歌い、見知らぬ動物たちと踊る。
陽光が差し込む方へ進むと、突然白い靄に包まれた。
そして、いつの間にか遺跡が現れた。
そっと、空気のように忍び込む。
真っ暗ではない。トンネルの構造に近いのか。
手が何本も生えた人の像が、いくつもある。
目を伏せているのに、自分に視線が集まってる気がする。
抜けると、目の前に滝があった。崖で段差が作られている。
その中腹に木箱が置いてあった。
取りに向かおうと踏み出すと、あちらからやって来た。
頭に血が昇る。手先足先が震えだす。制御できない。
興奮して開けると、中には、、、
思わず失笑した。
宝物ってずっと前から、側にあったんだなって。
早く船に戻ろう。
そして宴だ。
俺の宝物と。
私にとっての「宝物」は、煌煌としたものではない。
山のような小判や宝石などではなく⋯
思い出、だ。
小さな頃に遊んでいた玩具や通っていた学校など明るいものから、元彼と別れる時の喧嘩や今はこの世に居ない母親の泣き顔⋯。 そんな暗い記憶さえも思い出の1部だ。
これを私は、防衛反応だと思っている。
いい思い出も悪い思い出も、全てひっくるめて宝物にしてしまうことで心に傷をつけない防衛反応。
この宝物を捨てて初めて、成長だって言えるのかもしれない。
それでも、私には必要だから。
「宝物」。
それは、私を守ってくれる優しいものだった。
『たからもの』と拙い私の字で書かれている古いクッキー缶を開ける。当時買った雑誌の付録やちゃちな作りの指輪にネックレス、友達からの手紙なんかが入っている。懐かしいものばかりだ。
今『たからもの』とかかれた、からっぽのクッキー缶が目の前にあったとして、私は何を入れるだろう。考えても、何一つ思い浮かばなかった。
羨ましくて眩しくてたまらなくなって、クッキー缶を閉めた。
誰しもがひとつは抱えている。宝物。私の場合は自分を支えてくれる人々全般を指すだろう。家族友達はもちろん、お世話になった恩師、カウンセリングの方、ハロワの担当者さん…上げればキリがない。それだけ生まれてから今日までに多くの人に支えてもらった印だ。恩を仇で返すことなく、これからも自分らしく生きていきたい。宝物を輝かせるために。
みんなにとっての宝物はなんだろうか。
僕の宝物は彼女から貰ったもの全てです!ひとつひとつ考えながら毎回渡してくれるのでとてもありがたい。なので僕にとって全て宝物です
本当
ぜんぶ
吐き捨てたいなあ
顔色どころか
回りに回って
気遣って
失敗して
我慢してるのに
ただ自分のことが
嫌いになるだけ
頑張ってるのに
ただ自分のことが
嫌いになるだけ
それで終わり
宝物って聞くと何が思い浮かぶ?…海賊とかででるたからのやま?それとも別のなにか?
私はね、宝物って聞くと目の前の景色が1番に思い浮かぶんだ!だって、きれいなんだもん…明るくても、暗くても
私にはそれが美しく見えるの
だから、『目の前の景色』が宝物!
「宝物」
私の宝物は、部屋に埋め尽くされた推したちのグッズ。
中学の頃に部活での嫌がらせや過酷な練習後の塾などハードスケジュールに悩まされ、体調を崩し学校に行くことが辛くなった時期があった。
その時に私は最推しである中野二乃に出会い、五等分の花嫁が大好きになった。
中野二乃は、私を救ってくれた、その属性に惹かれ、似たような女の子達が大好きになった。
増えていく度に彼女達が見せる表情が、仕草が、好きで部屋に置いておきたくて、今も尚、集めている。
それが私の宝物
自分の両手に収まるぐらいの大きさがいい。
ちょうど本を開くように、思い出をよみがえらせて、自分の温もりと血潮に馴染んだ宝物を優しく撫でる。自分の身体と記憶ごと、どこにでも持っていける宝物が、私にはちょうどいい。
(241120 宝物)
宝物。子供の頃、買ってもらったぬいぐるみ、おもちゃ、家族、友達……。宝物なんて、日常のどこにでも転がっている。でも、その中で本当の宝物に出来るのはごく一部しかなくて、寂しいものだ。だからこそ、宝物を大事にする!増えていっても、しっかり抱えられるように頑張るぞー!!
《大切なものは増えるばかり》
初めて出来た宝物は何だっただろう。
時が経つにつれ、守りたいもの。大切にしたいものが増えるばかりで、宝物がひとつ、またひとつと増えた。
両手で抱えきれないほどの宝物が出来た頃には
その全てを守りきれない現実も知った。
何かを大切にすると、何かを諦めなければならない事を知ったあとでも、私はまたひとつ宝物を得て生きてゆく。
私には宝物がたくさんある。
家族、友達、好きな人、手紙、遊んだ時に貰った物、誕プレ、言ってくれて嬉しかった言葉、写真、思い出、
私にとって誰にも奪われたくない宝物
みんなのとって普通かもしれないけど私のとっては、、
逆に私にとって普通でも誰かにとっては宝物
宝物はどんだけあってもいいですからね
これからも増やしていきます