『安らかな瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
安らかな瞳
社交ダンスのパーティーで自分のダンスを披露した時
私はもうこれで踊ることを最後にしようと心を決めていた
その頃 普通の安定な生活とこのまま夢を追いかけ続ける生活
どちらがいいかなんて分からなくて…
世間に飲まれもう何もかも辞めたくなってしまった
毎日のようにレッスンしていた日々も全て無駄ったと思って
どうせこれで最後なら全部出してやろうと踊った
その時の私はとても安らかな瞳をしていたと見ていた人が言った
確かに私の心にはもう何も無くてあるのはどこか切なくて
空っぽで軽い身体と頭だった
パフォーマンスは今でにないほど最高で
そこにいた誰もが私に歓声を送ってくれた。
よく覚えているし感覚もあった
その日、私は自分の居場所はここにしかないと確信した。
安らかな瞳
人と目を
合わせないように
生きてきたから
あなたのような
瞳を見るのは
初めてだった
しっかりと
まっすぐな
それでいて
安らかな
見入ってしまう
そんな瞳だから
あなたを好きに
なったんだと思う
🫧安らかな瞳🫧
雨を見ていた
けむるように降る雨を…
言葉はなくても
柔らかに流れてゆく時間
すそのから沸き立つ雲に
虹が映る…
穏やかなあなたの横顔
安らかな瞳…
ずっと…
ずっと…見つめていたい。
胸がきゅんとして
なんだか…泣きたくなる。
✨🫧☔✨🫧☔✨🫧☔✨
安らかな瞳
子どもの瞳
一部のおじいちゃん、おばあちゃんの瞳
犬の瞳
そう言う瞳を持ってる人や動物と話すとそれだけで癒される
私は人と目を見て話す
目を見て話せない人もいる
(病気じゃなくて)
そんな人は他人がどんな瞳してるかどうかなんて分からないだろうけど
今までの経験上、目見て話せない人は正直信用ならない
こう言うと人見知りで恥ずかしくて人の目を見て話すなんてできないって、言う人がいるんだけど
何も最初から最後まで目を逸らさずに見てろって言ってるんじゃない
目見たり、逸らしたりで良いと思う
ずっと目見て話す人は、詐欺師も多いけど瞳が安らかではない
ちなみに人見知りって本来子どもに使う言葉だから、それを大人になっても使える時点で私は恥ずかしいどころか図々しいと言うか神経図太いと思ってる
しかもそれで接客とかやってたりすると、ますます信用ならない
毎日毎日初対面の人間相手にする仕事ができる時点で、人見知りでも何でもないと思う
でもプライベートでは恥ずかしいからぁ…なんて言ってる奴、絶対信用できない
矛盾してる
お題、穏やかな瞳から随分飛躍したな
人の目は嫌いだ。
何を思っているのかわからない。
全員の目が僕を殺しにかかっているかのような感覚に陥る。
だから僕は人の目を見ない。
他の人からは、ちゃんと目を見ろだの視線そらすよねだの言われるが、知ったことじゃない。
嫌いなのだ、怖いのだ。きっとこれは、一種の病気なのだろうと僕も思っている。
家に帰ると、尻尾をぶんぶん振って愛犬が駆け寄ってきた。
飼い猫は主人の出迎えを一応はしてくれたが、相変わらず愛想はない。
インコが高い声で「おかえり!」と声をかけてくれる。
やはり人間じゃない動物はいい。
人間と違って、目が穢れていない。安らかな瞳だ。
どうして僕はこんな汚い人間に生まれてしまったのだろう。願わくは僕も人間じゃない動物になりたかった。
【安らかな瞳】
飼い主を信じ切っている犬の目を見ると、飼い主の努力もあるんだろうけど、犬という生き物の精神性というか善性って人間より高いんだろうな。
安らかな瞳に写るのはいつだって笑顔なのです❕
完
汚れた世界に
染まらず
ガラスのような
透き通った
安らかな瞳
もう何も
心配しなくて
いいんだよ
君が穏やかに
眠れるよう
離れないから
安らかな瞳は心が安定しないと見えない
題名【安らかな瞳】
―安らかな瞳―
俳優Tさんの穏やかな瞳が好きだ。
その瞳は何もかもを癒すように優しい。
苛立っている時も、心が沈んでいる時も、その瞳は私を安心させてくれる。
やすらかな瞳を
翳らすものが雲ならば
いつかは風に流され
晴れるだろう
やすらかな瞳を
暗くとざすものが闇ならば
いつかは夜が明けて
朝になるだろう
だが
やすらかな瞳を
うばうものが邪悪ならば
晴れない明けない
取り憑かれた瞳
安らかな瞳
遺影の祖母は
いい顔をしてる
いっぱいある写真から
私が見付けた表情
優しい穏やかなほほえみで
見守られているようで
いつも癒される
とある家族で飼っていたポメラニアンが、寿命半ばで死んだ。正しくは、苦しみから解放してあげたのである。
麗がまだ幼いころ……。家族でショッピングに出掛けたとき……。幼い娘の麗が、ペットショップの前で立ち止まった。
「どうしたの? 麗」
母親が尋ねると、麗はある方向を指差した。ショーウインドウの中から麗を眺め、アピールするようにしっぽを振っているポメラニアン。
「飼いたいの?」
「うん! 飼いたい!」
母親の問いに、目を輝かせて頷いた麗。しかし……。
「でも……。お父さんも、お母さんも、仕事で昼間は家に居ないぞ。麗も、幼稚園があるし」
父親がそう言うと、縋るように訴える。
「お願い。ちゃんと、お世話するから。いいでしょ?」
悩む夫に、妻が話す。
「あなた。お父さんに、相談してみるわ」
妻の両親が、自宅から歩いて数分のところに住んでいる。
電話してみたところ……。費用は麗の両親が持つという条件で、世話を承諾してくれた。
ポメラニアンは、毛色から『ココア』と麗が名付けた。
麗は、ココアの世話を一生懸命やった。朝早く散歩に連れていき、幼稚園から帰ってきてからも散歩に連れていき、ココアの食事を見届けてから家に帰る。ココアも、麗に一番懐いた。飼い主とペットというより、ほとんど友達のような付き合いである。
小学校の入学式では、新しい制服を抱っこしたココアの毛で台無しにしてしまい、母親を呆れさせた。
「卒業式は、ココアを抱っこするの禁止! いいわね?」
そう約束させられた麗だが、それは果たせなかった。
麗の小学校卒業まで、あと一ヶ月。ココアの心臓に疾患が見つかった。更に……。悪いことに、肺水腫を併発してしまった。
入退院や通院を繰り返すうちに、心臓が疲労とストレスに耐えられなくなってきた。
獣医師からは、このまま苦しい思いをさせるくらいなら……と、打診された。
反対するかと思っていた麗のほうから、安楽死を願い出た。
「ココアは、どうして欲しい……って、言葉に出来ない。だから……。私は、こうすることがココアのためになる……ってこと、してあげたいの。ココアは、許してくれるよね?」
そう訊いた麗の頭を、母親は胸に抱き締め、優しく返す。
「うん。許してくれるわ。きっと……」
点滴の管が射し込まれ、生理用食塩水、麻酔、心臓を止める薬がココアの体内に入っていく。ココアが身体を横たえるまで、時間は掛からなかった。
床に膝を着いて、診察台に横たわるココアと目線の高さを同じにした麗。
「麗。ココアの瞼を、とじてあげないと」
そう言って、手を伸ばそうとした母親。しかし……。それを、夫が止める。
「お父さん。お母さん。ココア、いつもと同じ目で、私を見ている」
顔を涙で濡らしながらも、無理に笑顔を作ってそう言った麗。彼女の目に映るのは、安らかな瞳で自分を見詰めている愛犬の顔であった。
安らかな瞳
何事も受け入れ
何事も乗り越え
今がある
だからこそ
安らかな瞳でいられる
安らかな瞳を正面から見つめる(昨日の続き)
もう五蘊の苦しみに悩まされることのない
安らかな瞳。
あ、まだナイフ抜いてなかった。
安らかな瞳
私は、20年間お葬式に行ったことがない。
祖父祖母は健在だから。
私の想像上だけど亡くなった人は、
安らかな表情になっている。瞳もそうだと思う。
そんな目で見つめないで。
優しくて穏やかな瞳で、照れてしまって
あなたの顔を見られなくなってしまう。
何だかドキマギして、恥ずかしいよ。
「安らかな瞳」
彼の瞳は凪いでいた。
仕事終わりに熱心に食事に誘ってくる部下を前にして、彼はとても安らかな瞳をしていた。
(ああ、これは興味ないんだわ)
証拠に、のらりくらりと誘いを断っている。
諦めた部下は悔しげな顔で、彼の斜め向かいに立つ私の横を通り過ぎていった。
私は、いつも通り用意していたポットを彼に渡した。
彼はもう普通の表情で、ありがとう、とポットを受け取っている。
彼はこれから真っ直ぐ家に帰って、日課の天体観測だ。部下と食事に行っている暇などないだろう。
私も帰り支度を始めようと踵を返しかけ、呼び止められた。
「帰りがけに食事でもどう?」
さっき彼自身で断った食事の誘いをされた事に、とても驚き、思わず一言。
「さっきと言ってることが違うじゃない」
「いいじゃない。気が変わったんだ。
食事の後でも天体観測は出来るし、何より君と食事したいな」
そう小首を傾げて聞いてくる彼の瞳は、とても色が濃くなっていた。もうどこも凪いではいない。
私は、どんどんと高鳴る鼓動に煩さを感じながら、熱くなってゆく頬を恥ずかしく思いながらも、こういう所が憎たらしい、とも感じてしまう。
「食事した場所で、さっきの子と鉢合わせしても知らないわよ?」
少しの悔しさも混ぜてそう答えると、じゃあ惣菜を買って僕の家で食事しよう、と彼は譲らない。
「僕は気にしないけど、君が気にするのならそれでもいい。
一週間前みたいに、一緒に星を見ようよ」
一週間前みたいに、が強調された婚約者の一言。
私は、たまらない嬉しさ半分、自分の研究で中々時間の取れない申し訳なさ半分。今日はダメ、と口元に指でバツ印を作って見せる。
「その代わり、明日明後日、食事でも天体観測でも、何にでも、一緒に付き合うわ!」
彼は一瞬とても渋い顔をしたけど、すぐに眉間から力を抜いて、二日間とは奮発するね! とにっこり笑ってくれた。
そのことに、私は大幅に安堵する。
彼は楽しげに帰り支度を始めた。
「折角二日あるのだし、明後日は休みだし明日の帰りがけに温泉に行ってもいいなあ」
「いいわね。温泉行ってのんびりしましょ?」
そんなことを言いながら私も帰り支度に取り掛かった。
本当は、彼の安らかだった瞳が、普通の目になり私への興味で溢れた瞬間、たまらなく嬉しかった。
本当は、今日食事にだって行きたいし星だって一緒に見たかった。
けれど検体を一晩なんの準備もなしに放っておけるほど、私は豪胆じゃない。
(明日までに
二日間放っておけるだけの準備を整えなくちゃ)
私は、固く決意して彼と別れると家路を急ぐ。
『安らかな瞳』
散歩の途中に死体を見つけた。
紛うことなく人の死体だ。
今日は朝から天気が良くて、気分転換に散歩へと出掛けたのだ。
普段は散歩なんてしない、だからこそ気分転換になるだろうと思っていたのだが……。
そんな気紛れの結果が死体の第一発見者とは、慣れないことはするものではないな。
時は真昼、人通りは少ないものの陽の光が良く当たる、見晴らしのよい公園での出来事だ。
死体が階段の下に倒れているところから見て、運悪く足を踏み外しでもしたのだろう。
頭からは血が流れており、見開いた瞼から覗く瞳は既に光を失っていた。
死体を目の前にしても不思議と恐怖は感じない。
それどころか、その姿こそが自然な様にも見えてしまい、どこか座りが悪く感じる。
当たり前だが既に警察には連絡した、数分もすれば救急車と共にここへ辿り着くことだろう。
その数分間、私はここで死体と共に待つことになるのだが……。
死体の顔を覗き込む。
瞳孔が開ききったその目からは、何の感情も感じることが出来なかった。
安らかっていうと死を連想するけど
死んだら瞳は見えないよね
人は亡くなる前はとても安らかになると聞いたことがある
死ぬ直前の状態かな
ホルモンで物理的に得るものでなく
心から納得して安らかに逝きたいな
幸せな死に方を遺族に見せられたら
真似したい!って
幸せな死に方ができるような人生を送ってくれるかも