安らかな瞳
社交ダンスのパーティーで自分のダンスを披露した時
私はもうこれで踊ることを最後にしようと心を決めていた
その頃 普通の安定な生活とこのまま夢を追いかけ続ける生活
どちらがいいかなんて分からなくて…
世間に飲まれもう何もかも辞めたくなってしまった
毎日のようにレッスンしていた日々も全て無駄ったと思って
どうせこれで最後なら全部出してやろうと踊った
その時の私はとても安らかな瞳をしていたと見ていた人が言った
確かに私の心にはもう何も無くてあるのはどこか切なくて
空っぽで軽い身体と頭だった
パフォーマンスは今でにないほど最高で
そこにいた誰もが私に歓声を送ってくれた。
よく覚えているし感覚もあった
その日、私は自分の居場所はここにしかないと確信した。
3/14/2023, 12:52:59 PM