『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
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ふりまわされて
なにをされても
ボクはしあわせ
だいすきなキミ
『子猫』
朝、出勤前のバイクのメンテナンスをしていると、
倉庫の中からか細い鳴き声が聞こえた。
先日は雪が降りしきっていた氷点下で、
夜は耳を覆って立ち竦みたくなる程の寒さだった。
そう言えば倉庫を閉めずにさっさと家へと入って
しまったのかもしれない。
私は不審に思いつつ、小熊などでは無い事を
祈りながら倉庫の奥を覗くと、
そこには小さな子猫が居た。
生まれたばかりなのか、まだ歩く事も拙く、
倉庫にしまってあった最後いつ使ったのかも
覚えていないキ〇ィちゃんの毛布に必死に包まっていた。
周りを見渡しても親猫らしき姿も影もなく、
私自身も出勤の時間が近付いて居た。
そんな時、当時まだ生きて居た私の恋人のNが
子猫を優しく優しく私からとりあげて、
「俺が動物病院連れて行ってあげるから、
〇〇ちゃん。お仕事行っておいで」
と寒いの苦手な癖に、裸足にサンダルを履いて
スウェットのまま鼻と耳を赤くして、
嬉しそうに微笑みながら言っていたのを
私は今も鮮明に覚えてる。
それからその子猫はウチで飼う事となって、
名前はあの毛布のキャラクターに由来して付けた。
Nは男の子なのにそんな可愛くていいの?と
焦って居たけれど、私はこのキャラクターは
新しい家族を寒い中守ってくれた恩人…いや、
恩猫さんなんだよ?と言うと、渋々、
いや、かなり渋った上で了承してくれたっけか。
彼は本当に優しい人だった。
素敵な冬の思い出が、
微かにも私の頭を飽和して、
肺も凍る様な氷点下も、
貴方の笑顔で春を迎える。
あの時、時間をフッと止めて仕舞えば、
どれほど幸せだっただろう。
いや、止めて仕舞えば、
その時が1番幸せだなんて、
気付けて居ないんだろうな。
私達だけの歯車が廻って逝く。
Nだけを取り残して、
私達を追い越して。
1人と1匹は、今日も。
春のない世界で
止まった時間を喰らっている。
いつの間にか、おじいちゃんになっちゃったんだね。
おやすみ。
言葉を知らないから、
気持ちを伝えられない。
声が涸れるまで叫んでみても、
あなたはいつも微笑むだけ。
私の声が、あなたに届いて欲しい。
私のことをあなたに知って貰いたい。
でも、その術を持たない私にはどう仕様もない。
だからこうして身を寄せるのです。
温かいですか? 私は温かいです。
冬のとある日。
わたしは運命の出会いをしました。
「それがこの子です…!!!」
じゃーん!という効果音とともに見せられたのは、1つの画像。
「この子って…猫じゃん」
「そう!子猫!!!かぁわいいでしょぉ!」
「運命の出会いっていうから男かと思うじゃん」
「いや、それはナイ。ほらみてよ!めっちゃ可愛くなーい?!この白いもっふもふの毛並み!!ちっちゃいフォルム!ぷにぷに肉球!!!!職場の人から引き取ってくれないか〜って言われて画像見せてもらったとき、これはもう運命だと思ったねっ!」
「あんたねぇ、ペット飼い始めたら終わりだよ?」
「いやだからほんとにそーいうのドウデモイイ。
わたしはこの子がいてくれたらいいの!一生!」
「あ、そう。あんたがいいならいいけどね」
「はぁ…かわいい…ずっとかわいい…一生かわいい…」
「うわー…重症だあ…」
今日,BL本を呼んでたんですけど、受けの人たちってされてる時子猫みたいに可愛いですよね?
※とても長めのお話です※
大雨の中、近くのスーパーに行った時の話。
晴れてる日に買い物をしたが、じゃがいもや人参を
買い忘れてしまった。
近くのスーパーだったから、大きな傘をさし、
走っていった。
午前とは思えないくらい、暗かった。
ベチャベチャと泥が靴にしみこむ。
靴下までしみ込んだ泥。
転びそうとなりながらも走っていった。
すぐにでも帰りたかった。
その時、ドスッと何かがつねに当たった。
なんだと思い、下を見ると、
びちょ濡れの小さなダンボールが
泥の上に置いてあった。
ふたのところには、マジックペンで
「拾って下さい」と濃く書かれていた。
ダンボールの中には小さな子猫が一匹。
元は白かったのだろうけれど、
子猫も泥まみれでもう茶色になってしまっていた。
「にゃ〜....」
弱々しい声が聞こえた。
土砂降りの雨のせいであまり鳴き声が聞こえないが、
今の声は子猫だろうと思った。
警察に届けた方がいいのか、
拾った方がいいのか、
それともそのままにするか…
迷ったが、まず買い物をしに行った。
一応、キャットフードも。
せっせとダンボールの所へ行くと、
子猫は初めよりも元気がなく、もう今すぐにも
死にそうなくらいだった。
「やばいっ!!!」
子猫を抱いて家に帰った。
本当は警察に届けた方がいいと思っていたが、
警察署までは遠く、風邪をひくかもしれないと思い、
ここから近い家に帰ることに。
まずタオルで体を拭いて、フードをあげる。
そこからどうすればいいかを考えた。
調べてみると、動物病院に行くといいらしい。
以前、保護猫を引き取ったことがあるため、
キャリーケースがある。
そこに子猫を入れた。
動物病院には車で行った。
あまり混んでいなく、すぐに対応してもらった。
医者はすぐに治療をはじめた。
10分くらい経つと、子猫は少し元気になった。
性別はオスらしい。
寄生虫の予防接種をして、病院をあとにした。
色々電話したり、話したり、たくさんのことをして、
何とか引き取ってもいいことになった。
一人暮らしだった私は大よろこび。
家族がもう1人増えた気持ち。
これからもずっと一緒に暮らすのが
楽しみになった。
「子猫」
私、現実でも猫を2匹飼っていまして…
シャムトラと茶トラです。
2人ともオスで人懐っこい子です。
スマホのアルバムだいたい猫です笑
「にこ」と「ネル」です。
もう大人ですᵔᢦᵔこれからも元気でネ
#子猫
ずっと飼えないなら
情を与えるべからず
子猫に限らないけどね
君は子猫のように甘えん坊。
それが可愛くてたまらなくて
僕はついつい甘やかしてしまうのさ(笑)
[子猫]
ねぇ、あそんであそんで
ねぇ、ごはんまだ?まだ?
ふぁぁ、もうねむい
これなに?これなに?
って、ほぼうちの子じゃん。
「おーい!落としましたよ!」
呼ばれたので振り返ると、髪の長いお兄さんが僕が持っているはずの砂時計を振りかざしている。
あれ?と思い手提げ袋を見ると穴が空いていた。隣のおっちゃんが貸してくれたのだけれど、おっちゃんも穴に気づかなかったみたい。
お兄さんにお礼をいって砂時計を受け取った。あぶないあぶない、これは必ず白玉さんに届けるようにおっちゃんに頼まれているのだ。
「珍しいもの持ち歩いてるね。好きなの?」
「僕のじゃないんです。頼まれて届けるところで」
「ふうん」お兄さんは首をかしげて考えている。
「じゃあそれは俺宛てかもしれないな」
え?きょとんとする僕にお兄さんは続けた。
「それは白玉に届けるようにいわれたろ?白玉は俺だ」
いくらなんでもウソっぽい。白玉さんは隣町の南端に住んでいるのにここはまだ僕の住む町だ。怪しいぞ。
「おや、疑ってるな?」
お兄さんは僕の手から砂時計を奪うと砂が落ちる向きに持ち叫んだ。「レドモヨキト!」
思わず目を閉じるくらい強い光が砂時計から放たれ、しばらくして目をあけると、真っ白でころころした子猫がちょこんと座っていた。
〜子猫〜
家の近くにたまに子猫がいる。
親猫のほうがほとんどだけど、たまに子猫が
みゃー
って鳴いているのを聞く。
最近聞かないな。寒いからか。
【子猫】46 kogi
にゃーにゃー、にゃーにゃー、にゃーにゃー。
うちの猫はよく鳴く。ことある事ににゃーにゃー、と何度もなく。そんな猫から子供が産まれてきた。仔猫だ。
みゃあ、みゃあ。
仔猫はそう鳴いた。猫とは違う、甘えるような声で。
全く、猫といい仔猫といい、本当に愛らしい。
みゃあ、みゃあ。にゃーにゃー。
可愛い。
〚子猫〛
無垢でピュアで、おまけに可愛い
食べては寝て、ある時は遊んで
とっても羨ましい
―――1年後、ひょんなことから猫に生まれ変わった
念願の猫生活だったが、思ってたのと違う
猫は猫でとても大変
仕事や学校、全てから開放された多幸感を満喫していたのもつかの間、「なにかをする」よりも「なにもしない」ことのほうがつらいのだと気づいた
やっぱり人間に戻りたい
子猫
ある日突然僕らは惹かれあった。
まるで神様が導いているかのように。
その子は家の前で小さくうずくまっていたのを今でも忘れられない。
初めは迷惑だと思って近付いたがその子の目を見たら胸が締め付けられるような感覚になり、
運命だ───
僕はそう思った。
それから僕は僕の片割れであるかのように毎日一緒に寝たり、映画を見たり、ご飯を食べたり、ごく普通の生活を送っていた。
幸せだ。初めて心から思った。
でも、僕は癌だ。残された時間があと少ししかない。
生きる意味なんてもう無いのにその子ためにどうしても生きたいと思うなんて。ついこないだの早く死にたいと思う僕に言ったら笑われるだろうか。、
そんなこと関係ない。
これは僕の人生だ。僕の片割れのその子、、、いや、ベル。子猫のベルは、僕に生きる理由を与えてくれた。だからせめて僕が死ぬまでにはベルが幸せだと思う生活を僕が作ってあげたい。
ベル、お前は長生きして僕の分まで生きろよ、
そう言った後にゆっくりと僕は目を閉じた。
道端の子猫に話しかけるあなたの無邪気さが貴方の優しさがすき
『子猫』
猫はいいものだ。あの気まぐれなところと、もふもふとした毛並み、ポフポフとした肉球。たまらなく可愛い。
成猫ですら可愛いのに、子猫の可愛さときたら犯罪レベルである。
ころころと転げながら走ってくる様はもちろんだし、甲高い声で鳴いてミルクをねだるのもいい。可愛いとはまさに猫のためにある言葉である。
などということを、うちの最年少の彼が熱弁している。
子猫をたくさん侍らせて、頬を上気させ実に幸せそうだ。
今日は子猫と戯れる、という番組の企画で都内の有名な保護猫カフェに来ている。
そこは子猫ばかりがおり、条件が揃えば子猫を引き取ることができる。
最近忙しい僕たちをねぎらってのことだが、動物が苦手なこちらとしては正直あまり癒されない。
蛇蝎の如く嫌っているわけではない。あのふにゃふにゃとした体を抱っこするのが、潰してしまいそうで怖いのだ。
子猫にビビる僕が面白いのか、他のメンバーが近づけてくる。
あっという間に、僕の膝の上が子猫に占領されてしまった。
ミーミー泣きながら子猫たちが蠢く。果敢な子が体をよじ登ってくる。柔らかいその毛並みと、高い体温、ふにゃふにゃの体。
――可愛い。
一匹が登れば他の子たちも登ってくる。肩や頭の上、背中にまで行こうとする。
たまらない。可愛い。
そんな可愛さにあっさり陥落した僕は、好きな動物ランキングの上位に猫をランクインさせたのだった。
★子猫★
ねぇ
私がもし、あなたの元で暮らす子猫だったなら……。
あなたの温かな腕に抱かれて
あなたの優しい声に名前を呼ばれて
あなたの、私だけか知る穏やかな表情(かお)を独り占めして
あなたがくれる愛をたくさん感じて
私はあなたの側で、たた静かに悩みや弱音を聞いたり、心を癒したりして
あなたが素(あなた)でいられる場所で
あなたと共に生きて
幸せを与え合える
そんな存在だったのかな。
ねぇ
私がもし、子猫だったなら……。
こんなに苦しい思い、しなくてすんだのかな。
だってどんなに願っても
あなたと同じ時は過ごせない。
あなたの温かな腕に抱かれることもない。
あなたのホッとできる場所にはなれない。
あなたに幸せを与えることもできない。
子猫のように
あなたが大好きと素直に伝えられたなら
あなたは
なんて答えてくれるのかな。
「にゃぁ~」
「?」
リースと共に街を歩いているとどこかから弱々しい鳴き声が聞こえてきた。
「この声……どこからだろ」
「……ねえ、どこにいるのー!?」
「ほわっ…と」
どこにいるか探そうとすると、隣りにいたリースがいつもより大きな声を出して動物に呼びかけた。
リースにしては大きい声とあまり聞き慣れないタメ口に驚いてしまった。
「……にゃぁ」
「こっち?」
リースは狭い路地の中へ入って行った。
(……何だかリース、動物の言葉が分かってるみたい)
リースの行動を見ていると、なんとなくそう思った。
シーマも後を追いかけようかと思っていたら、リースが子猫を抱えて出てきた。
「リース、その子って……」
「怪我をして、動けなくなってしまっていたらしくて……もう怪我は治したので、大丈夫ですよ」
「そっか〜、よかった〜」
リースは子猫に一言掛けてから地面に放した
子猫はまた「にゃぁ」と鳴いたあと、何処かへ行ってしまった。
「リースは優しいねー」
「そ、そんなことないですよ……」
「ところで、どうしてねこちゃんがあそこにいるってすぐ分かったの?」
「え?…そ、それは………その」
シーマが聞くとリースは口籠ってしまった。
「あ、無理に聞くつもりはないから!」
そう誤魔化して、シーマはリースの前を歩き始めた
うーむ、中々リースはガードが固い
未だずっと敬語だし……何だかタメ口を使ってもらえた子猫に負けた気分だ(←流石に考えすぎかな?)
(リースには、もう少し心を開いてもらえると嬉しいんだけどなー)
せめて、タメ口を使えるぐらいには♪
ー子猫ー
シーマ・ガーベレル
子猫
君はいつだって気まぐれ
かまってかまってって
ぼくの膝に乗ってきたと思ったら
次の瞬間には
どこかへ走り出して行ってしまう
君はいつだって可愛い
動いているとき眠っているとき
ぼくは君に見とれてしまう
君がいると
やさしい気持ちになれる
君もいつかは大きくなって
丸々と太ったりするのかな
それともすらっとした美人になるのかな
弱々しかった君が
こんなに元気になったんだ
長く一緒にいようね
「子猫ちゃんみたいな女の子が欲しい。」
「オジサン、それ。キモい。」
オジサンの俺と女子高生はコンビニ前で出会ってしまった。なぜ、どうして出会えたか。俺にも分からないが出会ってしまった。
「子猫ちゃんみたいな彼女が欲しい。」
「オジサン。ここにおるっしょ? 私が。」
女子高生が自分を指差す。この子ちょっとギャルっぽい。見た目普通の子だが。俺は無視して吠える。
「子猫ちゃーーーーん!」
「うっせーーわーー!!」
ガン殴りに会う俺。俺女子高生に殴られた。
「オジサンの癖に興味ないの??!! アタシに!!」
「オジサンだけど危ない女の子は見分けつくから。」
「うっせーーわーー!!」
俺は女子高生に殴られる。二度目。でもこんなやりとりが子猫っぽいよね。と分かるのは。遠い未来のこと。このあと男と女のあれやこれやで大騒ぎして結局事なきを得るおっさんでした。