『子供の頃は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃は
誰かと関わる事が怖かった
背丈が伸びた現在の僕は
誰かを失うのが怖くなった
子供の頃は、以外と家の中でゲームをしていた。勉強よりゲームをしていた事がいっぱいあったのを思い出してしまった。
子供の頃は
ちっちゃすぎて気づかなかった
父親にキスを迫られることに対する嫌悪
母親に泣くなと言われた時の違和感
友達に気持ち悪いと言われた時の心の傷
自分のせいだと思ってた
でも、違った
あいつらのせいだった
今でも気持ち悪くって、つらくって
何もしたくなくなる
飛び降りたくなる
なのに、あいつらは何とも思ってない
そろそろ、反抗の時期だろうか
子供の頃は
夢ばかり見ていた。
西の空が綺麗だったら、空の先の様子を空想した。
雨の日は、傘さしながら蝸牛を戦わせた。
ガラス片を集めて、海で拾った角の取れた半透明ガラスを作ろうとした。(親に没収された)
ゲームや本の登場人物は、簡単に現実で大暴れしていた。
そんな時分のこと、すっかり忘れていた。
その時の心持ちは正確には思い出せないけれど、今も変わりない部分は残っている気がする。
子供の頃
ひとり遊びが好きな子供だった。
トランプでピラミッドを作ったり
、本の1ページを何度も何度も
読んだり、前に進まない読み方
をしたり、好きな音楽の好きな
部分だけをリピートしたり、
好きなミルフィーユを一枚ずつ
剥がしながらたべたり、道を
歩けば、端を歩く遊びや
階段を何段あるか数えながら
上がったりなど意味ないこと
ばかりしていた。
ちょっと奇妙なことも
したり…
はたからは浮いている子供
だった…
むずかしい子供でした
過去の俺へ
子供のころ(お前からして今)は怖かったなー、お前が思ってるより意外とあっけなく未来は進むぞ、安心しろ、もっといいものが確かに他にあったかもしれないがお前が間違ってたわけじゃ全くない。
少なくとも俺が言ってやる。 正解だ。
あの頃は
シャボン玉が飛べば屋根も嬉しくて一緒に飛んじゃうんだと思ったし
なんなら自分も上手に傘を使えば飛べると思った
サンタは本当にいて
クリスマスまではメモ帳持ったサンタの手下に見張られてると思った
組んだ指の隙間から勝てるじゃんけんの型が見えると思ったし
テレビの向こうではこっちが見えてると思って緊張した
じいちゃんとばあちゃんは産まれたときから老人で
飼ってる犬がいつか死ぬとか考えたことなかった
でもね
これは今でも思ってる
死んだら幽霊になれるから
上に行く前に会いに来て
見えなくても
絶対に会いに来て
約束したからね
『子供の頃は』
子供の頃は…
そうだなぁ
友達と公園を走り回るだけで楽しかった。
ブランコに乗ってるだけでも楽しかった。
けど、
今は家にいる時間が増えて、スマホをずっと見てしまったりして。
つまんないやつになっちゃったなぁ。
「子供の頃はさ、俺、何にでもなれると思ってたんだ。恐竜にでもヒーローにでも宇宙飛行士にでも。本当になんにでもなれると、そう思ってたんだ。
いつからかそれは無理だろうなってなんとなく気付いたんだよな。恐竜にはなれるわけないし、ヒーローなんてどこにもいない。宇宙飛行士だってなるのはかなり難関だ。それを知るたびに一つずつ諦めてったんだ。
サッカー選手だって、医者だって、歌手だって。
勿論、なれる人はいるけど、相当な努力をしなきゃいけない。努力をしたってなれない人は沢山いる。
子供の頃はあんなに無敵だったのに、大人になるたびにどうして無力になるんだろうな」
「子供の頃、本当になりたかったものってあるの?」
「色々あるけど、多分『なにか』になりたかったんだよ。誰かの記憶や記録や心に残るような『なにか』に。それがかなり難しいと知ったのは最近だけど」
「あら、それならもう叶えてるじゃない?」
思いもよらない言葉に彼は彼女を見つめた。彼女はにっこりと微笑みながら愛おしそうな眼差しで彼を見つめ返す。
「その『誰か』は私じゃだめなの?」
子供の頃は楽しかったなーってふと思う。
あの頃に戻れたらなーって何度思ったことか、
もちろん、子供の時だって嫌なこと辛いことたくさん経験したけどそれでもやっぱり楽しかった。
過去のことってなんだかんだいい思い出になるんだと思う。
だったら辛い時もビクビクせずに飛び込んでやる!!
子供のころは初めてのことばかりで、出来ないことばかりで、辛くて、辛くて、でもそのうちのいくつかは出来るようになって、いつからか出来ることを選んで生きられるようになって、世界はこんなに息がしやすいのか、と気付いた。
/お題「子供の頃は」より
毎日全てが新鮮で、キラキラして見えた子ども時代。
何にでもなれるような、これから大人になったら楽しみがとても増えると思っていた子ども時代。
大人になった今、子供の頃の純粋さが薄れてきていて、様々なことを論理気的に考えられるようになってしまって、子どもの頃に思っていた大人とは幾分違った自分が居て…。
学校の帰りに「今日遊ぼう!」の一言で遊ぶことが出来た子ども時代、「来月空いてる?」でようやく遊ぶことが出来る今。
大人ってなんだろう。子供の頃に思い描いていた大人になることは、今からでも可能なのだろうか。
あの頃はよかった。ではなく、あの頃に良いと思っていたことを今でも出来ると一番良い。
悩みの打開策は、案外子供の頃の記憶にあるのかもしれない。
_夢_
子供の頃の日常は、
今じゃ叶いもしない非日常だ
あの頃のようにまた遊べたら
無邪気に走り回れたら
セミの抜け殻一つで馬鹿みたいに騒げたら
それこそ夢のようだ
あの頃は、シャボン玉のストローを
タバコに見立てて持ってみたりと、
大人になることばかりを夢見てたのに
失ったものばかりに目移りして
いつまでも夢見てるんだ
2024.6.23
#子供の頃は
勉強も嫌いじゃないし、運動神経が悪かった訳でもない。
小学校も中学校も成績は真ん中くらい。授業態度だけ無駄に良くて、先生達の眼中に入らない生徒。悪い事もしないし良い事もしない。
「𓏸𓏸さんなら出来ますよ」
……聞き飽きた。何回そのセリフを聞けばいいのか分からない。でも子供の頃は純粋だったから、いつか自分も“すごい人”になれると思ってた。
…………まぁ実際は決してそんな事ないのだけれど。
あの頃は良かったなぁなんて考える。
考えて、出した結論は。
全部終わりにして、子供の頃をやり直せばいいんだって、そう思った。
そう思ったから、僕は、僕を終わらせた。
『子供の頃は』
"子どもの頃は"
聖都大学附属病院一階の人通りの少ない廊下に面する、いつもの休憩スペース。
飛彩が仕事の日は、よくこの場所を使って駄弁っている。
「お前の子どもの時の話を聞きたい」
「……一応聞くが、何でだ」
「この前家に来た時、勝手にアルバムを見ただろ」
「やっぱバレてたのか……」
この前飛彩の家に行った時、少し散らかっていたので軽く片付けをした。その時、押し入れを開けたらアルバムが数冊出てきて、駄目だと分かっていたが好奇心に負けて開くと、丁寧に年月日と共に写真が一ページ一ページ綺麗に並べられていた。
その書かれている年月日の感覚が凄く近く『流石院長……』という、感心と呆れがブレンドされた言葉が出てきた。
そして写真を見ていく度、今と変わらない出で立ちと雰囲気に顔が綻んでいた。
今アルバムの中の幼い飛彩を思い出しても、その変わらなさに頬が緩みそうになる。
俺の幼い頃の話を聞きたいと言うのは、『フェアじゃないから』が理由だろう。
「俺の小せぇ時の話なんて面白くねぇぞ。そもそもどんなだったか覚えてねぇし」
「なら推測していいか?」
気持ちいい程威勢よく言ってきた。この感じは『やめろ』と言っても聞かない時のやつだと思い、少し考えてから「どーぞ」と答えた。
「幼い頃の大我は、今以上にビビリだった気がする」
ギクリ、と身体が反応しかける。
確かに幼い頃の俺は、今の何倍もビビリだった。高い所、狭い所、暗い所に行くといつも震えていた記憶がある。
ちらりと俺の顔を見ると、得意げな顔でコーヒーを啜る。
──こいつ今人の顔を見て……。腹立つ……。その通りだよ、ちくしょー……。
小学生の時、女子以上のビビリなのを理由に揶揄われて、六年生の時『このまま中学生になるのは嫌だ』と少しずつ克服して、少しずつ苦手な物を減らした。
「けれど、流石にお化けやホラー物は克服できなかったか」
「んな!?」
──声に出てたか!?
「顔に書いていた」
そう言う飛彩の顔を睨みながら、自身もコーヒーを啜る。
「もっと幼い時に会いたかった」
「幼馴染になりたかった、って事か?」
「そうだ」
そう頷く飛彩に『何で』と聞きたかったが、言葉にする前に「もうすぐ時間だからそろそろ行く」と言ってコップをあおって残りのコーヒーを飲み干し、空になった紙コップを専用のゴミ箱に捨てた。
「では、また」
「おう、またな」
短く言葉を交わして、壁の向こうに消えてからも革靴の音が聞こえなくなるまで、コーヒーを啜りながら出入り口を眺め続けた。
──なんか負けた気がする……。ムカつく……。
「子どもの頃は」
家族から邪魔者扱いされてた事
家族の恥さらしだと思われてた事
家族みんなの笑い者だった事
母親から過保護に育てられた事
母親から過干渉で育てられた事
父親が私に無関心だった事
父親が威圧的で毎日怒鳴っていた事
子どもの頃は
全く気が付かなかった
うちの家族が
おかしいという事に…
「君は子供の頃どんな子だった?」
「何だよ、急に」
「そういえば君の事全然知らないなって思ってさ」
ふいに顔をのぞき込まれ、驚いて一瞬、足を止めかけた。
「…別に、普通の子供だったけど」
顔を背けて言う。
「普通って何?どんな?」
「帰り道に友達と一緒に帰ったり、気が付くとその友達の群れから遠く遅れてひとりで歩いていたりした」
「足が遅くて?それとも会話に入れなくて?」
「どっちもかな」
うーん、と少し唸ってから彼女が言う。
「それって友達なの?」
「どうかな。友達というより、ただ帰り道が同じクラスメイトくらいの感覚だったかも」
「なんか可哀想」
「………。」
哀れみの表情を向けられて少しイラッとしたが、言葉には出さなかった。
子供の頃は…
今も子供だよ。
いや子供になりたい。今年24さい。
#子供の頃は
たぶん
可愛げのない子だった
良い子でなきゃいけなくて
褒められるというよりは
嫌われたくなくて
人の心に変に敏感な…
そんな子だった
何が欲しい?
たいしたものが欲しいんじゃない
ほっとする場所
包んでくれる優しい場所が
欲しかっただけ
もう一度子供に戻れたなら
うまく甘えられるのかなぁ
そんなこと言ってる今
ずーっと大人になれてない自分を
あの頃の自分が鼻で笑うんだ
子供の頃は
世界の至る所に鮮やかな色がついていた。
小鳥が飛び立つだけで
赤や緑、黄色と
色んな色が目に見えていた。
キラキラした世界で
キラキラした毎日で。
家に帰れば食事があって
お風呂から上がれば服が用意されていた。
今となっては
食事を作るのも、服を用意するのも私。
全て私が私の世話をする。
色も紺や黒、青色と
暗い景色になってしまった。
でもこの色は、色んな色が混ざっただけ。
食事を作るようになったのも
服を用意するようになったのも
私が生きて成長した証。
また綺麗な色を混ぜれば
あの綺麗な景色が見れるはず。
そう信じて、私はこれからも色を探す為に生きる。