子供の頃は
世界の至る所に鮮やかな色がついていた。
小鳥が飛び立つだけで
赤や緑、黄色と
色んな色が目に見えていた。
キラキラした世界で
キラキラした毎日で。
家に帰れば食事があって
お風呂から上がれば服が用意されていた。
今となっては
食事を作るのも、服を用意するのも私。
全て私が私の世話をする。
色も紺や黒、青色と
暗い景色になってしまった。
でもこの色は、色んな色が混ざっただけ。
食事を作るようになったのも
服を用意するようになったのも
私が生きて成長した証。
また綺麗な色を混ぜれば
あの綺麗な景色が見れるはず。
そう信じて、私はこれからも色を探す為に生きる。
6/23/2024, 11:09:56 AM