『子供の頃は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「子供の頃の話、聞かせてよ」
そう話を振られた。
「そんな昔の話面白くないよ」
「いいから」
その瞳は輝いている。
子供の頃はずっと生きにくかった。
家庭環境や日々を上手に生きられなかったこと。
その一つ一つを、飲み込む君が飲み込める量にして、語る。
「そっか」
小さく息を吐いた。
いつか笑い話に出来たら、この話をもっとしたいと思う。
『子供の頃は』
妻子ある男と若い女の物語の詳細は知らない
臆病な子どもがひとり
子供の頃は
朧げに残っている
3歳くらいの時
覚えたての手の形で
3を作って
初めての自己紹介をしたこと。
自己開示を
なんの疑問もなくできていた
そして受け止めてもらえた
暖かい世界だったと思う
不思議だよ
歳を重ねるほどに
自分を隠すようになっていく。
要するに何にだってなれたんだ
僕といる事で壊れたくなっただけなんだ
突然梅雨のソラが吹き飛んだ
天気雨のフリはやめろ
価値なんて要らない
誰かの敷いたレールの上で溶けちゃえ
妄想増幅器で僕と踊れ
安全装置のアイコンで
(こっち見んな)
前世の記憶で背伸びした火遊び 嗚呼
「あたし絶対被害者なの」
なんて誰も信じない
混濁する意識は猛毒
時は流れたのに
無邪気そうにその恋続いた
ごっこ遊び
いよいよ世紀末
そこの奥さんぶっ壊れてる
無垢な初期設定 もう不可能
後戻りはさせない
君の見せたくない姿で
パープル ピンク グレー 黒
どんな色でも(もう見飽きた)
いなくなった僕は前世を棄てた
メソッドも棄てた
友も棄てた
なのに勝手に捏造した物語で
満面の笑みで僕を叩くのか
昭和の記憶で価値 価値 価値
ほんと黴臭い 親臭い ほっといてくれ
終わりの終わりの終わりの終わり
「そして人形の様な少女は眠りにつきました」
ララバイ
別れを認めないでわざと間違えて
崩壊した駆けて来た青年メロス
免罪符の息子差し出して
はい優勝
愛情は時間だった
たっぷり時間は与えただろう
後悔するならスマホ捨てろ
不純だらけの天気雨
さようならを繰り返しても
クリックする地面
自分の手のひらにある大事なもの。
仕事、家族、信頼、お金、友人、恋人、子ども、思想、プライド、思い出…
人それぞれ大事なものを抱えて、大人は生きているの。
大人の私もそう。
大事なものをこぼさないように。傷つけないように。
握って。包んで。すくって。時には両腕で抱き締めて。
それでも落としてしまった時に、何かを拾うために自分が持ってるものを下ろさなきゃいけなくなった時に、
ひどく悲しくなる。寂しくなる。自分が許せなくなる。
子供の頃は今とは違ってたと思う。
指の隙間からたくさんのものが溢れていった。小さな手は多くは持てなかった。力加減がわからなくて潰してしまった。そんなもの、そんなこと、たくさんあるの。
それでも周りにはたくさん、キラキラしているものがあった。ほしいものであふれてた。こぼしても落としても気付けなくても、次の瞬間には楽しい世界が広がっていた。
大きくなって、子どもの時には視界にすら入らなかったものに手が届くようになったけれど、
足元にあるものを拾うには、屈まなくちゃいけなくなった。
子どもの頃よりも持てる量は増えたから、いざ幼い頃に落とした、拾い損ねた綺麗なものを改めて拾おうとしても、小さな隙間に入り込んでしまって大人の厚い手ではその隙間に入らない。届かない。
お父さんと手を繋いだ帰り道。ただよってくる夕ご飯の匂い。卒業式での担任の先生の涙。初めてもらったお小遣い。木の幹についていたセミの抜け殻。
初めてのケンカ。初めての仲直り。初恋。
雨上がりに虹がかかってないかなというワクワク。明日の約束。おじいちゃんちのにおい。
何もかもが綺麗に見えた、あの、脆くも眩しい世界のなかの、わたし。
もっと素直に好きって言えたかな
もっと話しかけに行けたかな
なんて思うけど、
小さい頃の私がどれだけ積極的だったとしても
いまの私といまの貴方がいい。
子供の頃は
夜を怖がり嫌っていた
暗くて、不気味で
何より皆と遊べない
夕方になって
皆に手を降るのが
とても嫌だった。
つまらない夜なんて
速く終わって
速く明日が来てほしい
そんなふうに思っていた
今は夜だけを
求めている。
夜は何でも受け止めてくれる
どうしょうもない自分でも
浸ることを許してくれる
夜が終わるのが嫌で
朝なんて来なくていいと
無駄に抗って寝不足気味だ。
昔の自分はきっと
こんな夜を笑うだろう。
こんな私を嫌うだろう。
あぁ今日も朝が怖い。
なかったな、、こんな辛さ
子供の頃は
多動がひどかったり衝動がひどかったりした子供だった
車が来てるのに飛び出したりいつもお母さんは危険と隣り合わせだった
後、ジャングルジムから飛び降りたりしていつもお母さんはハラハラドキドキだった
先生とかにも手を出したりしていつもお母さんが謝ってくれてた
音も敏感だったりハサミで髪の毛を切られる事や爪切りで切られる事も嫌いだった子供だった
みんなから親のしつけが悪いと言われた時はお母さんが結構悩んだんだと思う
お母さんいつもいつもありがとうございます
いつも迷惑かけてごめんね
yui
「子供の頃は」
―――
喫茶店。
小さなテーブルを挟んでAとBが座っている。
Aはスーツ姿。Bは制服姿。
Aはコーヒー、Bはジュースを飲んでいる。
A「私、早く大人になりたかったんだよね。」
B「そうだったの?」
A「親の顔色伺って生きてるのが嫌だったの。もっ
と自分の好きなことやりたかった。」
B「…好きなことって?好きなだけ明太子おかわり
するとか?」
A「う、うーん…そういうことではない。」
B「あれ?家だと高いし塩分多いからって一回の量
が決まってたの。Aもそうでしょ?」
A「まあ明太子の量は…って言う話じゃなくて、趣
味とか進路とか結局親のいいなりになっていた
から、自分に嘘ついて誤魔化して、青春がもっ
たいなかったなぁ…」
B「…わからないなぁ。私はまだ子どものままがい
い気がする。」
A「まだ中学生だよね?高校生くらいになって運命
を変えるくらい好きなものに出会ったら、また
違ってくるよ。」
Aの携帯がなる。
画面を確認するA。
B「そっかあ。これからか。」
A「ごめん。行かなくちゃ。」
B「ううん。…大人になって良かった?」
間
A「うん!仕事の傍ら猫の保護活動は充実してる
し、親に反対されてた猫は3匹も飼っているか
ら毎日楽しい。そっちも頑張ってね!」
A慌ただしく退場。
B「大人になって良かった…なら良かった。」
暗転
今子供だなぁ.....www
___________________
子供のときはただ好きって気持ちだけで
告白してた。なのにいまは
将来性とか考えなきゃいけない
まだ高校生なのに、
子供の時のように好きって気持ちで
きみとの付き合いを続けていたかった
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Theme:子供の頃は
毎日のようにお互いの家に行く
手を繋いだり、抱きしめたり、
ただ仲の良い友達として、
何も意識したりなんてしなかった
ただ純粋だったあの頃に戻りたい
子供の頃かあ、めちゃくちゃ純粋で、スーパーに行くたびにお菓子を頼んでたな笑 休日お父さんに強請って遊びに連れて行ってもらったり。あまり物事を考えなくて済んでたからめっちゃ幸せだったな。
子供のころというか、、、
俺まだ11歳…
うーん…じゃあ今の自分を紹介します。
歌が大好きで、時間があれば歌っている。
ギターを弾ける
将来はカウンセラーになりたいと思っている。
勉強は結構好き
読書も好き
こんな感じかな。
おっきくなってもこれを続けていたいです!
Theme.子供の頃は
今子供なんだけどなぁww
「子供の頃は」
子供の頃は
歌うことと詩を書くことが
大好きだった
しかし周りの大人は
批評とコンクールが大好きで
私にそれらを押しつけた
私の霊は窒息しかけた
それで歌と詩はやめた
今また 詩を書いているが
もう大人の欲に
操られるのはお断り
今ちょうど夢から醒めたところ
高校時代の夢を見ていたのだけど
今回はもっと
小さなこころだった頃のわたし
みんなは一番最初の記憶ってなんだったか
覚えている?
例えば生まれる前からの記憶があったり
自分が親を選んだ所からの記憶があったり
生まれた瞬間の記憶があったり
すごい人もきっといるよね?
私の子供の頃の一番最初の記憶は
父親が母親を殴っている光景
お母さん死んじゃう!
そう思った 2歳のこころ
我ながらさ 可哀想だと思うよね
普通に育つ訳がないよ
《 子供の頃の私 》
子供の頃はうまく眠れないことなんてなくて
手を繋いでほしいときはいつでも
やわらかくて温かい手がそばにあった
怖い夢をみたと言って泣けば
必ずすこしだけ起きて大丈夫だと言ってくれた
ひとりで眠りたいと言えば引き止められ 私もまだいいかな、と親密さに沈んで笑っていた
機嫌がころころ変わる母親が好きだった
かわいい人だった
今はもう呼び方すら分からなくなって
もう二度と触れることもない
いつから頭がおかしくなったんだろう
ごめんね
‐子供のころは‐
雨季の射し陽に
汗をつたはせ
瞳を細め
あなたがわたしに
振り返る
黒曜の二つの瞳
鏡のやうに耀き煌めき
歪に搖れて
わたし微笑み
煌めいてる
約束も確證も
印も何もない儘
花のやうに風に搖れて
木々のやうに雨に打たれて
獸のやうに時に飢ゑて
全てを甘んじ受け入れて
わたしとあなた
歪で無邪氣
完全なる
一瞬の刻