『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供のように無邪気に笑うことすら
難しい歳になっちゃったんだなぁ
子供のように泣けたら、私はきっと狡い女になるような気がする。
そんな女に、私はまだなりたくない。
なりたくないから、私は本音を押し殺し、彼に別れを告げたのだ。
彼に別れを告げ私は、抜け殻になったように
帰宅した。部屋着になることなく私はソファに座り、横になる。
「はーあ、辛い日だなー今日………」
テレビもつけず静寂が響く部屋の中で、私の声だけが響いている。
私の別れを告げた彼氏は、私には勿体無いくらい私にとってはいい人だった。
物腰も柔らかくて気が利いて、何も言わなくても察することが出来る稀有な人だった。
「なのに、された事は最低だったなー
私が、悪かったのかな……」
彼は、浮気した。
それも、既婚者と。2年も前から……。
信じられなかった……。
悔しさを通り越して、気付かなかった自分に嫌気が指した……。
別れた今も、彼は不倫をしている。
ずっと好きだという。
せいぜい楽しんで、そして崩れればいい。
幸せになんて、絶対になるな……。
「あははは、サイテー、私………っ」
明日は、友達の恵美と遊ぶというのに、この気分をどうしたら良いのだろう……。
そう思いながらもソファから動けない私は、もうしばらく、ソファに寝続けるのだった。
子供のように
昨日の夜から奥歯が痛くて、我慢ができず、十年ぶりに歯医者に来ている。昔から歯医者が大嫌いだった。
歯医者
「虫歯がひどくて、これは抜かないとダメですね。」
「先生、痛いのが本当に私、無理なんです。痛いのが少しでも良くなれば後は大丈夫ですから、この痛みだけなんとかしてください。」
歯医者
「虫歯の治療をしないと痛みはよくなりませんよ。麻酔もするので、治療はそんなに痛くないと思います。」
「歯茎に注射なんて痛いじゃないですか。削る音も嫌だし。緊張で死んでしまいますよ。」
子供のように、先生を困らせる。
歯医者
「どうしますか?治療しないなら痛み止めの薬を出すので、お帰り下さい。でも、今日も痛みで眠れなくなると思いますよ。」
あんな夜、もう勘弁だ。仕方なく、麻酔をしてもらって治療をする。麻酔をした為か、思ったより痛くはなかったが、緊張で声が出たり、口を閉じようとしたりして先生に何回か怒られた。
やっと終わって、隣の治療台に乗っている患者を見ると、小学生低学年の男の子が、大人の癖に恥ずかしい、という顔で見ている。
私は小さくなって、何度もお辞儀をしながら出ていく。
歯は大切だ。
帰りに新しい歯ブラシと歯磨き粉を買って帰ろう、、、。涙。
彼は昔のおもちゃを見ると、まるで子供のような目をする。
わ、懐かしいなと言わんばかりの声色で話し、昔に戻ったかのようだ。
私も知ってたはずなのに、私とは違う趣味。
私の知らない彼の姿がそこにはあった。
子供のような君が愛おしいと思う
ゲームに合わせてよく変わるその表情、その叫び声。ゲームの登場人物の子供と張り合ったり、同じように少年になって遊ぶ君が痛いくらいに可愛くて仕方がない。
君が騒ぐのを聞きながら本を読む時間は、騒々しいながらどこか居心地が良くてずっとこの時間が続けばいいのになと願う、土曜の昼下がりのこと。
10.14 子供のように
子供のように無邪気な顔で。
周囲に笑いかけている彼女が。
本当は嘘吐きなことを知っている。
実はすごく頭が良くてけっこう打算的。
おっとりしてそうな雰囲気を出しながら、しっかり者なうえ、どことなく完璧主義な彼女。
疲れたと言って仕事の愚痴を吐き出し。
ストレスから来る頭痛に時々悩まされている。
「ごめんね。こんなに情けなくて」
月に一度の頻度でナーバスになる彼女は、耐えきれなくなると涙を流しながら僕に謝罪する。
子供のように泣きじゃくりながら、僕に八つ当たったり、ワガママを言ったり、手のひらを返したように甘えてくるものだから。
「そう? こんなに泣いてる君を見るなんて貴重だから、僕は役得だと思ってるけど」
お茶らけたようにそう言えば、泣き顔のままポカンと口を丸くした彼女が、次の瞬間、「そんなこと思うのはきっと貴方だけだよ」と、フフフっと口元を綻ばせた。
【子供のように】
帰りがけ、訳もなく走った。むしゃくしゃしていた。理由はそれだけだ。アンガーマネジメントだとか、よく分からないカタカナが頭の中を回るけど知ったことか!
自分の感情を抑えて自分を殺すことが大人なら、私は子どものままでいいよ!
「わー!」
走りながら叫んだ。
暫く走って落ち着いて、我が身を振り返る。めっちゃ変な人じゃん……。
仕事場でも親兄弟間でも
子供達に対しても
寡黙でクールで完全無欠なあなた
口数が少なく
唯ならぬオーラを纏った
ヴィン・ディーゼル似の頼れるあなた
そんなあなたは
何故に私の前では
子供のように変貌するのでしょう
幼稚園児か低学年か
8割9割そんな状態
仮にもわたしは
あなたよりひとまわり以上歳下で
かなりのポンコツ物件
私の真似をして
スヌーピーが大好きな
わたしの愛しいあなた
声を上げて泣いた。泣いても泣いても、泣き足りない。こんな風に泣いたのは、子供の時以来かな。
そう思い、ふと鏡を見た。
目は真っ赤で、顔はぐしゃぐしゃ。
思わず吹き出してしまった。
泣きたい時は、たくさん泣いていいんだ。
大人になって、今更気づいたよ。
心を洗濯して、また明日笑えますように。
誰にそうしろと言われたわけでもないのにずっと自分を抑え込んできた。
その方がいいんでしょ?って思いを強く握りしめてた。
まるでプラモデルのパーツの束だ。
ペンチで綺麗に切り離してバリ取りして、細かくヤスリまでかけるんだけど、肝心のパーツはそこら辺にほっぽらかして、なんと枠の方ばかり大事に保管してきた感じ。
これ何に使うんだろ?まあ多分大事なんだろうなってぼんやり思いながら。
「この作品。絶対に作る!」と、念願の大箱抱えてウキウキしながらやって来たはずなのに、綺麗さっぱり忘れてた。
ある日急に
「…あれ?私、なんで普通に我慢してるんだろう?なんでもっと自分を表現しないんだっけ?」
と気づいた。
そうしたら、心も体も堰を切ったように楽になった。
今でも癖でつい我慢してしまうこともあるけど、そんな時は一旦止まって
「またやってない?それ要るやつ?」
と訊ねるようにしてる
プラモデルの箱に描いてあった完成図はまだハッキリと思い出せない。
でも、とにかくとっ散らかしてきたパーツを集めて回ろう。
そして作りたかったもの作り上げよう。
何歳になっても
子供のように無邪気に笑う君が好き♡
私は微笑みながら君を見てた。
「子供のように」
子供...辞書やインターネットで調べてすぐに答えのでる時代。
よく幼稚園や小学校では大きな夢を持ちなさいと言われた...
宇宙飛行士やパティシエ...今はYouTubeも上がっている。
みんな大人の言うことに従って大きな夢を持つ...
でも中学生になると僕たちに言いつけられることは...
勉強しなさい
いつまで夢なんて持ってるの
現実を見なさい
いつまでも子供じゃないのよ
僕の感情は基本的に初めからなかった
才能もない感情もない
あなたをどんだけお金をかけて生活させてきたの!
この親不孝者...
よく大人は言う...親は子供を選べない...
子供からすると...子供も親は選べない...
この世界には色んな...色んな子供がいる
みんないろんなものと戦っている...
僕はもう疲れたんだ...
その時初めて感じた感情...
心臓ってこんなにうるさかったんだ...
感情ってこんなに重かったのか...
涙ってこんなにスッキリするもんなんだ...
初めて知れて嬉しかったよ...
ありがとう
さよなら
だだをこねる
泣き喚く
笑う
わがまま?正直?そんなとき
ちょっと待って
もう僕達、ちゃんとしてるよ
まとめて僕達みたいって言わないでよ
ごめんごめん
じゃあ、さかのぼって、、、
ごめんごめん、赤ちゃんごめん
赤ちゃんもちゃんとしてるよね
みんな、子供のようにムキにならないでよ
あ!
親友と遊んでる時、好きなことに熱中してる時、
大人だって、高校生だって中学生だって、子供のように、笑顔ではしゃいで楽しんでいる。
その時はとても幸せで、その時間がとても楽しいと思える。
昔は楽しかったなぁー、と子供の時の事を思い返すより、大事なのは今どう生きるか。どんなに歳をとったって、どんなに辛いことがあっても、いくらでも子供のように笑顔で楽しい時間を過ごすことはできる。
だから、どんなにうちのめされようと、どんなにしわくちゃなお年寄りになっても、子供のように楽しい時間はあるんだって信じ、頑張って生き続けて欲しい。
子供のように
「子供のように」
無邪気に笑って
ずる賢く生き抜く
社会人になった私は子供のようにそのままの感情を表に出すことはできないけど、家にいる時くらいは剥き出しで生きたいな
「『子供』はこれで3回目なんよ……」
5月13日頃の「子供のままで」と、6月23日の「子供の頃は」2度あることが3度あったが、さすがに4度目の「子供」はあるまい。
大きなフラグを立てる某所在住物書き。約4〜5ヶ月前自分で書いた文章を、せっせと辿って確認する。
アプリ内での過去作参照が面倒になってきた今日この頃。初投稿など、何度スワイプしても到達できぬ。
おお。記事数よ。汝、合計約230の膨大な物量よ。
「子供の頃のように、某森ページの個人サイトで、自分ひとり用のまとめでも作りゃ良いのかねぇ……」
所詮約230の文章量をコピペしてコピペして飽きて計画頓挫が関の山である。
――――――
最近最近の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりました。
狐の神社は不思議な神社。五穀豊穣から商売繁盛、諸芸上達に諸願成就、なんなら家内安全に良縁招来あたりまで、なんでもござれ。
特に秋彼岸の前後2ヶ月で販売される、ヒガンバナと狐を模したお守りチャームは、そこそこ効果がある気がすると評判。狐のおまじないが少し掛かっているから、当然なのです。
ヒガンバナの、複数ある花言葉の中のふたつは、「独立」と、「想うはあなた一人」。縁切りも縁結びも対応可能なヒガンバナが、稲荷神社のご利益を得て、悪縁を絶ち良縁を引き寄せます。
でも稲荷の狐は祟ります。悪い心のひとがお守りを買うと、お守りはたちまち毒を吐き、悪い心のひとを懲らしめてしまうのです。
お守りが、助けてくれるか、逆にお守りにやっつけられてしまうか。それはその人の心次第。
今日も今日とて……
「縁結びと縁切りだとさ。お前、あいつとの縁切りに、ひとつどうだ」
「は?」
善良な心と魂の匂いをした親友2人が、秋空に雲かかる、稲荷神社の売店にやって来ました。
ひとりは8年前の初恋で酷い目に遭い、その失恋相手と逃げて追ってを繰り広げているぼっち。
もうひとりは十数年前結婚した妻子持ち。
妻子持ちがぼっちを誘って、稲荷神社に来たのです。
友情だ。キレイな心だ。おやつくれる人だ。
稲荷神社在住の化け狐、その内の末っ子子狐が、神社にお金を落としてくれるお客様を感知して、
てってっちって、てってっちって。
子供のような好奇心で、というより子供「のように」どころか子供「そのもの」なのですが、
売り場を観察しに、やって来ました。
「あの人との恋愛沙汰なら、あと2週間3週間で完全に片付く。わざわざ縁切りなど、する必要は無い」
「お前が田舎に帰るから?仕事も、自宅のアパートも全部始末をつけて?」
「お前も見ただろう。8月28日、あの人が私を追って、職場にまで押し掛けてきたのを。……これ以上、職場にもお前にも、後輩にも、迷惑をかけたくない」
「すいません。コレ、2個ください」
「私の話聞いてたか宇曽野?」
お金を払って、お守りを受け取って、子供のようなイタズラ顔で、ヒガンバナと狐のチャームをぼっちの両耳に近付ける妻子持ち。
ほんの少しだけ寂しげで、しかしやっぱり、とっても楽しそうです。
「似合う」
「やめろ。そもそもピアスじゃなくてお守りだろう」
「金具を付ければ良い。嫁が得意だ」
「お前の嫁さんを巻き込むな」
休日作業の技術料込み、555円でどうだ。
だから、やめろ。いらない。
ぼっちと妻子持ちの親友ふたり、あーだこーだ会話して、神社の売り場から離れていきます。
「若いわねぇ。昔を思い出すわ」
売り子さんが優しく笑って、ポツリ言いました。
「おばーばも500年くらい前、恋の揉め事でアレやコレや、苦労したのよ」
慈愛の目でふたりを見送る売り子さんは、彼等の悪縁を払うため、ひと声コンと、鳴いてやりました。
今更、普通の子供のように振る舞うには私達は傷付きすぎたのだ。
未熟なまま真っ正面から受け止めるしかなかったのだ。
いつも子供のようにありたい。
きれいな瞳でいたい。
笑いたいときには笑いたい。
泣きたいときには泣きたい。
でも残酷ではなく優しくありたい。
「ただいま」
「おかえり。ご飯あっためるね」
「頼むわ。あと、これ」
持っていた箱を渡すと、中身が何か予想がついたらしく目尻を下げる彼女。漫画の世界なら間違いなく黒目の中にハートがあるだろう。
「ありがとう。開けていい?」
「どーぞ」
「わーい」
そうやって、子供のようにはしゃいで喜ぶからつい甘やかしちゃうんだよな。
「モンブランとザッハトルテだ。どっちがいい?」
「お前の好きなほうでいいよ。チョコのほうだろ?どうせ」
「うん。良くわかったね」
それぐらい分かる。お前はすぐ表情に出るから。好きなものにはとことん素直。俺に向かって笑う時もそう。俺もちゃんと、彼女の“好きなもの”の一部に引っくるめられているというわけだ。
「冷蔵庫入れとくね。あとで一緒に食べよう」
時々。こういう何でもない日を送りながらも不安になることがある。こんなに平和な毎日なのに、いきなり心虚しくなったりする。それは平和ボケしてない証拠なのか、分からないけれど。
ただずっと、こいつと一緒にいたい。願うのはそんなシンプルなことなのに。俺の中では凄く重要で、生きてく上で必要不可欠なことなんだ。
「どしたの?ご飯チンしたよ」
「あー、おう」
だからこの先も、1日1日を、しっかり生きてこうと思う。ケーキ1つでとびきり喜ぶ彼女を大切にしようと思う。彼女が幸せを観じることが、俺の幸せだから。