『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供のように
子供のように無邪気でいられた時間は過ぎ、大人として自分の将来や未来を考える必要が出てきた。
素直でいられた時間より、顔に貼り付けた仮面や表情の印象を計算し愛想笑いをする時間も増えた。
子供のころには、もう戻れない。
でもせめて、自分に対しては素直でいたい。
嫌だったとか、美味しくなかったとか、面白くなかったとか。
例え人には言えないあれこれでも、自分に嘘はつかないようにしたい。
上司へ
仕事まだですか!
期限短いんだから早く渡してください!!
子供のように喚きたい気持ちは本物。
子供のように
ある日の朝の事である。
毎日のように外に置いてあるポストの中を確認するのが日課になっている。
「今日は何が届いてるかな?」
と呟きながらポストを開けたら、見た事のない便箋が入っていた。「なんだろう...。ぅぅさむ。早く中入ろ。」最近秋に入ったからか寒くなった。(俺が寒がりなだけか?)など思考を巡らせ寒さを紛らわせながら家に入った。
家に入ると、俺はホットミルクを淹れ、椅子に座り先程の便箋を見た。
何処と無く古い感じが出ているグレーの便箋。シーリングスタンプで封をされている。便箋の裏を見たら【R】と書いてあった。
「R...?俺の知り合いでRなんていたか?」
何となく便箋を開けて中を確認する事にした。
綺麗にシーリングスタンプを外し、中の手紙を読んでみた。「え〜っと?なになに?」
ーこれを読んでいる貴方へー
お元気ですか。
僕は相変わらずです。笑
貴方は僕に会いたいと思っていますか。
僕はあなたに会いたいです。
ですが、僕は会いに行くことができません。
貴方なら言わずとも分かるでしょう。
何故こう手紙を綴っていると思いますか。
理由は簡単です。なんとなくです。笑
ただ何となく貴方に会いたいし、久しぶりに声を聞きたいなと思いまして。
あっ...そもそも僕の事を覚えていませんよね。
すみません。
僕に会うまでは、頑張って思い出して欲しいものですがね。笑
まぁ、ここまでおちゃらけた話は置いといて、ちゃんとした理由を綴りたいと思います。
僕の病気が悪化した事を、お伝えしようと思いました。
何故悪化したのかは不明です。
気付いたら悪化していました。
だから、この病気が治るか治らないかではなく、ただ本当に貴方に会いに来て欲しいだけです。
貴方が会いに来てくだされば、僕も手術を受けようと思います。
僕は"子供のように"笑う貴方が見たいのです。
ーRー
俺は弓矢に弾かれたように、寝室まで走りました。
寝室のドアを開け、部屋の至る所までRに関する写真を探し始めました。
何時間経ったのだろうか。俺はもう諦めようと思いその場の座り込んだ時に、ひらりと1枚の写真が俺に捕まえろと言わんばかりに舞っていました。
俺はその写真を掴んで見てみた。
「あっ!此奴だったか!Rの正体は!」
そうRの正体は、俺の幼馴染でした。
「そういえば、最後に会ったのって高校生の卒業以来か...。卒業式当時に俺が引っ越すなんて言ったから、喧嘩別れしたんだった...。」
俺は猛烈に後悔した。
「今すぐ会いに行かんと...!」
俺は急いで電話をかけた。Rの親に電話をしたらRの親は驚いていたが、Rの居場所を教えて貰えた。
「...やっと、会いに行ってくれるんだね...。」
っとRの親が電話越しでそんな事を言っていた気がした。
ー××病気ー
俺はRの病室を受付に聞き、いざ扉の前に立った。
(やっぱ、緊張すんなぁ。
まぁ、あれから会ってないんだし...。)
俺は勇気をだして扉をノックした。
中から「...はーい...。」とか細い声が聞こえた。
俺は扉を開けRを見た。
Rも俺の姿を見て驚いていたが、1番驚いたのは俺だった。
俺が最後に会ったRは全体的に細身だったが、今はもう少しでも触ったら折れてしまいそうな体だった。
「あっ...。お久しぶりです。もしかして、あの手紙を見ましたか?」Rはそう言った気がしたが、俺は後悔が押し寄せて来て、その場に泣き崩れてしまった。
Rが心配そうにこっちを見ていたが、俺はRに合わせる顔がなかった。
ー続く?ー
すみません。今回はここで切らせて貰います。
また次回書く?書かない?分かりませんが、よろしくお願いします。
※書いていたら重くなってしまいました。
この物語はフィクション
─子供のように─
子供心を忘れない先生。
時々、楽しそうに不思議な動きをしてる。
それこそが子供心なのかなぁ
こどものように振る舞えたら
どれだけ楽だろう
大人らしく理性をまとって
幼い気持ちを隠す努力をする
本当はもっとわがままでいたい
あるがままで生きていたい
本当の自分を見失わないように
私は日常の喧騒に呑まれ、壊れてしまったようだ。
ありふれた幸せももはや感じられない。 山のように
あった趣味も淡く儚い恋心もいつしか壁の向こう側
へ消え去ってしまった。壁の向こうには本当の私がいる、何の憂いもなくただ生きることを楽しんでいた
幼い私、透明な自分。いつからだろう、自分を見失ってしまったのは。
「壁を超えればいいじゃない」
壁の向こうから幼い自分のこえが聞こえる
ーそれが出来ればとうにしてるよー
「全ての可能性はあなたが握りしめているんだよ」
まただ
ーでもこの壁は果てしない、上も左右も限りないしこの世界はうす暗くてどうにかなってしまいそうなのー
「越えるじゃない、超えるのよ」
意味が分からない 見てもないのに感じの違いなんて
分からないし 現実を知らないあなたに何がわかる?
「現実はここでは関係ないわ 想像して あなたは子供だと、、 なにがしたい?」
気がつくと私は騒がしい現実を忘れていた。夢を諦めかけ、これでは駄目だと分かっているのに努力を怠る。そんな自分が嫌だった。そっか 私は私を大切に出来ていなかったんだ、思うように行かない生活に嫌気がさしていた。どうすることもなく見て見ぬふりをするうちに張り詰めた糸が切れる。私は一体どうしたいのだろう 子供のように真っ白に考えてみる。
懐かしいあのころに、幼い頃のように、純粋に夢を追い求めていた透明なあなたに、もういちど、、!
「それが答えだよ笑 全ての可能性はあなたが握っている。 もう大丈夫、壁はあって ないようなもの」
私は目の前に聳える壁に向かって重い足を踏み出した。ぶつかるのは怖かったけれどなぜか足は前進を
止めない。思わず目を瞑ったとき、ふわっと優しい居心地の良さに身体が包まれた。目を開けた時、そこには誰もいなくて ただいつも通り何も変わらない日常が広がっていた。しかし、いつもより透明な自分とと背中に背負った懐かしい夢が 秋の肌寒い風を暖かく染め上げていた。
大人になると、自制というものをするようになる。子どものように、怒る時に怒って、泣きたい時に泣く、ということが出来なくなる。
周囲を気にしたり、場所を考えたり、なかなか素で
いることが出来にくくなる。
そういう意味で言うと、子どもが羨ましい。周囲も場所も、おおかた考えないから、素直に自分を出せる。
自分も、そういう時代があったんだけどね。お世辞も忖度も縁の無い時代が。
「子供のように」
泣いた?笑った?怒った?その冷たい体で、もう子どもではいられない体温で、温めあってやっとひとり分の体温になって、そのくせずっと一緒になんていられなくて、泣くにも笑うにも怒るにも時間はなくて、ただ時間がなくて。目に焼き付けて生きていく。何の感情由来かもわからない涙を互いにこぼしながら、のこされたこの瞬間をわたしたちの手で永遠にする。
怖い映画を見たから
一人で眠れないと言って
キミの布団に潜り込んでみた
さあ、どうする?
子供のように
子供心を忘れてしまった私たち。
夢を見ることも忘れていたこの頃、私は久しぶりに小さい頃良く通った公園へ足を踏み入れた。
夜の八時くらいだったから、誰もいなく、とても静かだった。
そして私は、ゆっくりブランコに座って、大きくブランコを揺らした。
大きく感じたブランコも、今では小さく感じられる。
あの頃の私は、どんな夢を見ていたんだろう。
子供のように、鮮やかな夢を見れる日がまた来るのだろうか。
「憧」は形声文字なので、つくりの「童」は音符に過ぎないはずだが、童心に憧れる大人の少なくない様子を見るにつけ、偶然にしてはよく出来ている字だな、と思う。
/お題「子供のように」より
子供のように
無垢で純粋な様に羨望心を抱くこともあるかもしれない
でも、昔は楽しかったなんて思っちゃいけない
だって今が不幸みたいじゃないか
子供のように____
「苦しい」という感情があること。
それを否定できないのが悔しかった。
「楽しい」という感情があること。
それを肯定できないのが悲しかった。
時々、想像するんだ。
誰かが100%の加害者になることを。
そうすれば、私だって怒れる。
時々、想像するんだ。
自分が100%の被害者になることを。
そうすれば、私だって泣ける。
できるものならそうしたい。
できるものならそうでありたかった。
いつだって無い物ねだり。
”子供のように”何て言われなくても。
子供になりたかった子供だったんだと、今更ながら知った気がした。
子供のように
好きな人
私は何人を好きになったか言います六人を好きになりました。
そのうちの四人は今では好きじゃないです。
残り二人はなぜか好きになりました。
でも一人の人には好きって言いました。
残りの一人には好きって伝えることができないです。一人はよく遊ぶけどもう一人はあんまり遊ばないです。一度三人で遊びたいです❗
子供の頃は、だまされやすい奴だった。
ぬいぐるみは大事にしていたら、いつか喋ると思って短冊に願い事までしていたし、
Tシャツのプリントが夜な夜な動き出すと言われたら、毎日ポーズが変化してないかを確認した。
鈴の音が聞こえると言われたら、わくわくしてサンタを待った。
書いてるだけでも恥ずかしい。
でもファンタジーの中に生きていたからこそ、
驚きと感動が多かった。
夜のお風呂の妖怪が心の底から怖かった。
マジックが本当の魔法だと思った。
今じゃ感じられない感情だ。
子供のように戻れたら、
毎日に発見がたくさんあるんだろう。
#子供のように
「子供のように」
知ってると知らないって天と地の差がある。
知ることのほうが重要なこの世の中で、
子供のままでいる幸せもある。
私はそう思う。
#43
"子どものように"
長袖のシャツに薄手の上着とストールを羽織りフルートが入ったケースを片手に外に出る。昼間より冷たく、だが朝とは違った冷たさの風がそよそよと頬を撫でる。今日は息抜きにまたあの曲──Last Surprise──をやろう。ケースを置いて蓋を開け、フルートを取り出す。丁寧に手入れされた黄金色のフルートに、月の光が反射する。気温と湿度が違うからか何となく反射する月の光が、夏の月の光と違う気がする。ふぅ…、と一呼吸すると構えて、演奏を始める。
──やっぱりこの曲は聴いても吹いても楽しい。
この曲は時々、息抜きにこうして吹いている。この曲は聴いていても体が揺れるし、吹いていても体が揺れる。
俺がフルートをもう一度やろうと思ったのもこの曲だし、初めてアレンジしたのもこの曲。この曲には思い入れが沢山ある。だからなのか、作業中に流したり息抜きに吹いたりするのは。この曲をもっと身近に置きたい、感じたいと思っているから色々な形でこの曲に何度も触れているのかもしれない。
勿論この曲は息抜きにも丁度いい。この曲に触れている時の自分は、まるで子どもだから。さっきから体が揺れている。足もステップを踏んでいる。俺一人だけの演奏会だからできる事。
ふぅ、と一息吐き、フルートを口から離す。体が演奏を始める前と比べて火照っていて、頬を撫でる夜風が心地良い。演奏で熱くなった体から、熱をいくらか奪っていってくれる。いい息抜きになった。
──…さて、戻って風呂入ろ。
フルートをケースに仕舞い、ケースを片手に病院の中へ戻った。
明るい太陽に照らされ、温かい庭。
子供のように走り回る私は
誰がどう見ても子供に見えただろう。
子供ように走り回っていた私は、
その時どれだけ幸せだったかな
子供に見えるのは子供のように元気だったから。
子供に見えることは健康ということ。
子供に見えてしまうのはその人が
よっぽど元気だったから…?
言われたら嫌かもだけど
よく考えたら嬉しい言葉。
悪口じゃないんだ。
子供に見える、って。
「子供のように」
今回も読んで下さりありがとうございます。
私が書く作品は長文が多いですが、
皆様、最後まで読んで下さるのでとても嬉しいです.ᐟ.ᐟ
誰かの心を動かす。
そんな素敵な言葉を私は作りたいです。
SF
青空の下で
一般人枠の当選確率は一億分の一とも言われた。
それに奇跡的に当選しても、厳しい訓練の連続。生命の危険がある為、手加減は一切なく、また希望者はごまんといるので、脱落者は容赦なく落とされた。
そして……ようやく、前世紀の遺物と呼ばれる巨大なエレベーターに乗る。
身体に掛かる強烈なGのなか、籠は着実に上へと昇って行く。
やがて籠が止まる。無人探査機の調査データの結果、大気の成分は基準値に納まっているが、念の為、防護服を着込み、皆ぞろぞろと扉に向かう。
扉が開く。まず、目に映ったのは、どこまでも広がる青い空。
「……ここが地上……」
地下都市では絶対に見られない、遠くに霞む地平線。
私達は子供のように、焼けた土の上を駆け出した。
お題「子供のように」
自身があるとかないとか
そう言う概念がなくならないと永遠に考え続ける