『子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この国の人間は17才までは子供、18才からは大人。
外観も内容も急激に大人とやらに変化するわけではなくて
世の中からの見方、扱いが変わる。
クラスチェンジに必要レベルもアイテムもイベントクリアも
存在しない。
年数経てばいい。そのかわり
クラスチェンジしないという選択肢もない。
17才まで子供、18才から大人。
この国の人間は子供のままでいたいなら
人生を17年までで終わらせるしかない。
早く大人になりたくても
生きて18年を越えなければならない。
…え?気持ちの問題?
なんだ。そんなのやることやってりゃ誰も干渉しないよ。
子供でいようが大人でいようが、お好きにどうぞってね。
(子供のままで)
『子供のままで』
「いつまでも子供のままではいられないわ」
彼女は涙を零しながら、そう言った。
「そうだね、誰しも皆いつか大人になるね」
「そうでしょう?」
私は彼女の涙を優しく拭う。
彼女は最近ずっとそうやって大人になりたがる。
「でもそれは今じゃないんだよ」
「どうしてっ……!」
その言葉に彼女はまた顔を歪めて、ポロポロと大粒の涙を零した。
私は小さくため息をつきながら考える。
どうしたら彼女が納得してくれるのかを。
「君はまだまだ子供でいいんだよ」
「お待たせしましたニャン」
そこへ猫型ロボットが彼女の注文したお子様ランチを運んできた。
彼女はそれに瞳をキラキラさせている。
涙はいつの間にかとまったようだ。
「さあ、めしあがれ」
「いただきます!」
そこにはもう大人になりたがる彼女はおらず、お子様ランチに瞳を輝かせる3歳の小さな女の子だけがいた。
いつのまにか、母のむねのあたたかさを忘れている。
わたしは、左右に田んぼが広がるコンクリートの道で、自転車を押していた。
パンクしているわけではなかったが、自転車を漕ぐには、そのちからがなかったからだ。
つらく、夏日がわたしをひっかき、飴水のような、べとべとした汗が、わたしを撫でる。
くつがあんなに重く感じたのは、はじめてで、わたしは、ひどい足取りで、その道を歩いていた。
自転車は、なんどもわたしのスネへ、自分のペダルをぶつけてきて、わたしはそのたび、こらえていた涙をふつふつこぼす。
とほうもなくつらかった。
さきをみると、道のはじっこで、若い草が生え、狭い草原があるのを、確認する。
しかし、だからなんだと思った。
上を見あげると、晴れているはずだが、なにか薄気味悪く、青い空が黒くみえる。
ついにわたしは自転車のカゴにはりついている、かたかけトートバッグをさぐった。
母に、迎えにきてもらおうと考えたのだ。
大した荷物も持たずに、来たから、トートバッグはほとんどしなだれていて、ただの布みたくなっている。
そこにわたしはてをつっこんで、必死で携帯をさがした。
サウナに、てをつっこんで、それをせわしなく動かしていたから、とうぜん手は汗でべとべと。
わたしは、泣きそうな顔でトートバッグからてをひっこぬき、諦めてまた、とぼどほ歩いた。
携帯電話は、家に忘れてきたらしい。
わたしは「ううう」とうめいて、自転車のハンドルにひたいをくっつけ、たおれこみそうな、不安定な体制で、よろよろ歩いた。
もはや、泣くことをガマンするのも、バカらしくなってきて、それより、歩くこともイヤになってきて、道からそれて、若い草をふみ、そこに自転車を押し倒した。
思ったよりヒドイ音はせずに、ただ自転車はたおれ、車輪がクルクル回って、わたしはそこにヒザをついて泣いた。
汗と涙は同様にしょっぱく、涙はさらさらと頬をながれ、汗は熱をもって、わたしの体から離れようとしない。
夏日は田、草花を照らし、生きる糧をあたえて、虫や人間をやき殺す。
わたしは、人通りのない道のわきで、一生懸命に声をはりあげて泣いた。
誰かに見つかりたくない、というよりは、誰かに見つけてほしくて、泣いた。
女々しく、つらく、バカだった。
わたしはただ、こんな気持ちでいた。
自分を誰も知らない、自分がなぜ泣いているのか、なにを辛いのか誰も知らない。
みんな自分がかわいいだけなのだ……
どうしようもない、バカだと思う。
わたしは幼く、幼稚で、背も低く、子供だった。
子供に戻りたいと思うときもある。
しかしつらいことばかりであることも、目に見えている。
子供のままでいいとは思ってない
しっかりに働いて
親孝行をして
誰にでも手を差し伸べられる様な
立派な大人にならなければと思う。
多分みんなそう思ってる。
二十歳超えた大人はみんなそうなりたいと思ってる
なのになんでうまくいかないんだろう。
みんな志は同じはずでしょ?
足を引っ張り合うのはみっともない。
子供のころは大人に憧れた。
大好きなアニメのヒロインは中学生。
おしゃれで、きれいで、すてきな恋人がいて
いつか私もなれるのかなと淡い期待を抱いていた。
でも、いつのまにか大人になるのが嫌になっていた。
自分のこともよくわからないままひとり世の中に放り出されることが怖かった。
そして今。いちおう、大人になった今。
「女湯っていつごろまで入って良いんだろ。」
「え!だめだよ!」
「今じゃなくて。子供の時の話。なんとなくさ、何歳まで良いのかなって思った。」
「…それが頭をよぎった時、もう入っちゃだめって聞いたことある。」
「…ふーん。」
「そんなに女湯入りたいの?」
「ロマンだよ。」
「うえーっ。」
「都合のいいときだけ子供になりたい。」
「うんわかる。ドリンクバー無料とか。」
「地味。」
「いいじゃん別に!」
「はは。」
なんか、別にどうでもいいや。
大人さいこーとか。子供のままでいたいとか。
たまに言われるんだ。素直だなって。
都合よくそこだけは子供のままでいよう。
何もない私の唯一の取り柄だから。
子供のままで
題「子供のままで」
暖かくて、安心して、一緒にいると落ち着く。
だからせめて、
君のとなりでは子供のままで。
母の口癖は
「貴方はいつまでも私の子供なのよ。」
だ。歩いているときも、私が車を認知しているのに
「車が来てるから気をつけて。」
と言う。正直、分かっていることに対して言われるのがムカついた。私だって大人だ。そのくらい一人でも分かるし行動できる。
「わかってるから、いちいち言わないで。」
そういうと、母は
「しょうがないじゃない。貴方はいつまでも子供なんだから。」
と笑った。変わらない姿勢に苛立ちを込めて、また前を向いて歩き出した。
私が、母をこんな風に思っているのは昔からじゃなかった。昔は、逆に心配してほしかったくらいだった。
母は、恋多き人だった。血の繋がった父、前の父、そして今の父。その間にも彼氏が何人かいた。どんなに男に裏切られても、ひたすら別の男へと向かい、恋をしていた印象が強い。だからこそ、意識が男の方へと向きがちで、幼い頃は、結構放置をされていた。
母は、土日は家におらず、彼氏の家でゆっくりしていた。平日は、祖父母の家に預けられ、家に帰っても母は常に彼氏と電話を繋いだり、メールのやり取りをずっとしていた。
「母さん、あのね。」
そう言うと
「はいはい、よかったね。」
それだけ。空返事をされ、私はそれ以来学校の事も基本的には話さなかった。
学校からの保護者へ渡す、子供の生活態度の紙に【自宅で、学校のことを話すかどうか】という内容の質問に対して【話さない。】と書いていた。話さないじゃない。話しても意味がない。と、反論したかったが、どうせ聞いてくれないから辞めようと、口をつむんだ。
こんな風に生きた幼少期だからこそ、今更子供扱いされても嬉しくはないし、なんで今更。という気持ちが強かった。
私を、子供のままで居させてくれなかったのは、貴方だ。
No.16 _子供のままで_ ノンフィクション
20240513【子どものままで】
暁月の
光おぼろげに
さも心なく
泣き待つ背中は
子どものままで
※短歌モドキ。
「子供のままで」
今昔之感《こんじゃくのかん》
今の考えて方と昔の考えてかたが
違う事で、やっぱり当てはまる言葉では
ないでしょう?
子供の頃は、早くおとなになりたい!
おとなになったら、子供ではできない事が
できる、そんな事を子供の頃に思った事、
ありませんか?
でも、おとなになるとその気持ちは逆転し
子供の頃に戻りたいとか、子供の頃の
純粋無垢《じゅんすいむく》な心に
憧れるのも、無い物ねだりだと思います。
正反対な気持ちの移り変わりは、その人が
今、自分に欠落してる気持ちを表しています。
そう言うわたしも、子供の頃と言うか
高校生へ戻りたいなって、思う事があります。
前にも述べましたが、自分に欠落してる
気持ちや心、また、やり残してしまった。
過去への思いも含まれていると思います。
あ~、現実的とは言えませんが?
でもですね。
「子供のままで」いたい気持は
純粋な心でありたいと言う
素直な気持ちだと言えます。
子供の目線とおとなの目線では
まるで、正反対な視点で見ると世界感が
違います。
おとなであっても、その子供のような
ピュアーな心でいたいと思いませんか?
その点、女性より
男性の方が、子供っぽいところがありますが!
なんか、そう言うところが、ずるいですよね。
女性もたまには子供ぽく振る舞うことで
尊徳《そんとく》するのも悪くないと
思います。
めぐみより
恩師が亡くなったとの知らせに、私と一緒に暮らす男はスマホを落とした。
高校の時、自分を見放した実の父親よりも、最後まで見捨てずに親身になって導いてくれた人で、「お前にも会わせたいんだ」と言うので、私も一度会ったことがある。おりにつけ、その人のことを聞いていたから、お目にかかった時、初めましてと言い忘れるところだった。
「こいつと一緒になろうと思っていて」と男の気持ちを初めて聞いたのもその時で、その人が「この子は馬鹿だけど本当にいいやつなんです。よろしく頼みます。」と私に深く頭を下げたものだから、私も慌てて深いお辞儀をした。
男にとって大切な人の思いがけない訃報に、男は私をソファに押し倒すと、私の胸にすがりながら声をあげて泣き出した。
しばらく男の背中をさすりながら「お葬式にはうかがうでしょ?」ときくと、子供のように更に激しく泣きじゃくりながら、男は「ムリムリムリ!」と言った。
「いつまでも子供のままで、心配かけたままでいいの?少なくとも、今までありがとうございましたとお礼を言いにいく義務があなたにはあると思う」と私がきっぱりと言うと、男は私の胸に顔を埋めたまま「うん」と小さくうなずいた。
お題「子供のままで」
大人になったら色々できる
そう思ってきた4分の1
残りの4分の3でできること
なんてものは思ったよりも少なくて
現実を考え自分を圧し殺す
何も考えずにゴロゴロしたかったな
子供のままで
来年の誕生日で還暦を迎える予定なのである。
つまり、干支で1周して、新たに生まれたようなものだと、寿命の短かった昔は還暦を長寿として祝ったのだが、
医学が進歩し、栄養が行き届いている日本では、60歳を長生きだという人はあまり居ないだろう。
でも、60歳で亡くなる人もいる。手塚治虫も藤山寛美も石ノ森章太郎も60歳で亡くなっている。
けれどこの人達は皆天才と言われ、尚且つ命が擦り切れるほど頑張って仕事し過ぎたから早死にしたのだと思う。
徹夜ばかりしてたから彼らは早死にしたのだと吹聴していたのは水木しげるなのだから、本当にそうなのかも知れないが、
好きな仕事のやり過ぎで死ぬのは、本望であり、幸せな終わり方かも知れない。
この頃、私にとって60歳とは何だろうと、考えてしまう。単なる通過点なのは、たぶん間違いないのだけれども、
55歳にして何もかも失ってしまったから、そこからもう1度やり直せという意味なのだろうか。
近況を小出しに伝えているけれど、私は通信教育を始める。昨日、学生証が届いたので4年以上は勉強を続けるだろう。
通信教育だが、おそらくそんなに簡単ではない筈だ。
そしてもう1つ、
温泉で漫画を読んでいて、1つの傑作に出会った。
東村アキコ『かくかくしかじか』だ。
これは、読んでいて泣いた。東村アキコの半自伝と言うべきか、
作者の代表作は『海月姫』、『主に泣いてます』『東京タラレバ娘』と映画化、テレビドラマ化した作品が幾つもある実力派だが、
もともと絵の才能を鼻にかけていて(美術部入部して天狗)、漫画家を目指していた彼女は、
地元の絵師、日高先生の絵画教室に通う事になって絵を完膚なきまでに叩き直されるのである。
作者東村アキコというよりも、この日高先生(本名は日岡兼三)の生き様に泣けたのだか、
日岡兼三は57歳で亡くなっている。絵を描く事が彼の全てで、何のために絵を描くのか?という疑問すらなく、
ひたすら絵に、描く事に人生を集約させた、ブレない人である。
絵画って何?絵描きは儲かるの?それより漫画家の方が儲かるよ。
そんな疑問にも、この作品は答えてくれる。彼の生き様を知ってしまったら、何だか、
私も何十年ぶりかで絵を描きたくなってしまった。
60歳から描く絵は、どんなものになるのだろうか。
「子供のお題は、去年の10月と6月にも書いた」
某所在住物書きは呟き、頭を掻く。お題について考えたいのに頭が働かないのだ――寝不足のせいで。
「『子供のように』と『子供の頃は』だったな」
双方ネタが思い浮かばなくて、当時は大人がギャグマンガばりにポコポコ大喧嘩してるハナシであった。
ならば今年は?
「子供、こども……」
ふわあ、ふわわ。
物書きは何度もあくびで口を開き、息を吐く。
「子供のままで」。子供のまま「で良い」のか、子供のまま「ではいけない」のか。はたまた「自分は/彼は/彼女は」子供のまま「です」なのか。
考えれば色々、幅の広がりそうなお題だが……?
――――――
来客数が少なくて、客層もほとんど常連さんばっかりで、バチクソにチルい私の勤務先に、
バチクソ久しぶりにモンカスが現れて、
今週から正式にウチの支店の勤務になった新卒ちゃんが朝っぱらから標的にされて、
それを見た元モンカスの現モンカスホイホイな常連さん、ゲンさん(70代男性)が、
支店長と結託してものの10分でモンカスを撃退して警察に引き渡しちゃった。
『嬢ちゃん災難だったね』
頭が子供のままでっかくなっちゃったモンカスが、雨降りしきる中連行されてくのを見送って、
ゲンさんは新卒ちゃんにアメを3個、ポイポイ差し入れてくれた。
『気にしちゃいけないよ。2〜3突っ込んだ三連単を外したくらいに考えときゃ良いさ。今日は美味いモン食って美味い酒飲んで、すぐ忘れな』
難癖つけられて、暴言吐かれて、心ポッキリ折れかけてた新卒ちゃんは、
支店長が庇ってくれたおかげで暴力的被害は無く、
ゲンさんが割って入ってくれたおかげで既に精神的にも落ち着くことができてて、
なんなら、モンカスを制裁して自分を助けてくれた二人に、尊敬すら感じてるようだった。
まぁ分かる(自分の新人時代の本店)
わかる(先輩と隣部署の主任による連携プレー)
で、時は進んでお昼休憩。
「ああいう人って、頭の中どうなってんだろ」
付烏月さん、ツウキさんが作ってきてくれてた自家製ホイップマカロンを囲んで、私と新卒ちゃんと、それから付烏月さんとでお茶会。
「付烏月さん脳科学詳しいよね。何か知らない?」
「俺附子山だよ、後輩ちゃん」
ぽいぽいぽい。小さなマカロンを遠慮無く口に放り込んで、付烏月さんが言った。
「ああいうタイプのモンカスの頭の中〜?説明メンドいから、知らないことにしとくよん」
「つまり知ってるんだ。いろいろ子供のままでっかくなっちゃった大人の頭の中」
「『子供のまま』、こどものまま……うーん。やっぱり知らないことにしとくよん」
「3種類のキューブケーキ計6個とプラスアルファの大口発注いかがですか付烏月さん」
「ごめん俺パティシエじゃないよ後輩ちゃん。
でも食べたいならウケタマワるよ。期日と大きさと、味の希望と届け先、一応伺うよ」
「違う。そーじゃない」
モンカスさんの頭の中は、私も気になります。
ちょっと元気になってきた新卒ちゃん、勉強の気配にポケットからメモ帳とペンを取り出して、なんか真面目な視線でもって付烏月さんを見てる。
「で?」
私も付烏月さんに視線を投げたら、
「……参っちゃうなぁ」
説明する側としては相当面倒らしく、キュッと唇を結んで、付烏月さんが首筋をカリカリ掻いた。
「うーんとね。ああいうひとの頭は、子供のままっぽいけど子供のままではなくて、……んんー……。
うん、やっぱダメだ!知らないことにしとく!」
「大口発注の量少なかったの付烏月さん?」
「だから、俺パティシエじゃないって後輩ちゃん」
「ウラガネ?わいろ?」
「説明がバチクソ難しいしデリケートなんだって。そんなに知りたいなら、俺じゃなくて藤森に、教えるのが上手い後輩ちゃんの先輩に聞いてよ」
「アクセスキーかパスコード?合言葉?」
「だーかーらぁー……」
子供だから執着すると言うか、執着するから子どものままというか。
ぶつぶつと独り言を言いながら自分は自己価値を剪定している。その幼駒の様を眺めながら自分は足を抱える。
下手な剪定は枝葉を不格好に仕上げてしまっており、庭師の自分は口に含む雨を転がしながら乱暴に頭を掻き毒づいた。そもそも期待しないでくれと。外の価値を剪定しても、内側の木は手入れされず根腐れ気味で伸び放題だ。木に飲まれつつあるブラックボックスはノイズの酷いぶつ切りツギハギの音声を流し続けている。その前で蹲る自分は体を震わせる。啼いて血を吐く。
外と内なる。自分は恨めしそうに僕を見る。当然のことだった。恨まれるも憎まれるも仕方ないほどのことをしたと思う。そう思われることに安心する僕が居る。許されているようにしている時の不確かな足元よりも、余程不安がないからだろう。つくづく生ぬるい。
罵倒は安心する。殴られるのも蹴られるのも。それをされるだけの価値があるような気がしてしまう。だから木の向こうを見るのを躊躇う。あの木の向こうの自分は僕を赦すから。どう扱うも扱われるも僕の自己愛と自由の名の下にある。
泣く僕は子供のままだ。怨嗟の逃げ道を焼き落とすまで。
家族だし扶養してるし控除がほしい my son,the catお耳ぴょこぴょこ
子供のままで
子供のままでいれたら良いのにと言う人もいるけど、私は今が一番良い。
歳を重ねて、それなりに経験と知識が増えて、衰えない好奇心があって、行動力と財力も人並みで、私は日々自分を更新していきたい。
今の私が一番かっこいいと胸を張って生きていきたい。
子供のままでいたい
あの空の下で駆け回りたい
何もしなくても許されて、興味本位のままに遊んでいたい。
お題:子どものままで
子どものころ焦がれた理想の大人になれているかな、
そうでないならずっと子どものままでいよう。飽きるまで夢見ていよう。
お題『子供のままで』
三十代独身、実家ぐらし。今まで一度も家を出たことがない。学校は常に家から一時間以内に通える範囲にあったし、職場も同じように通える範囲にある。だから、一人暮らししようと思ったことがない。
それに私には結婚願望もない。昔から見た目のことでいじめを受けてきたから、異性に対する信頼はほとんどない。異性という存在そのものが嫌いだ。
部屋には好きなアニメキャラクターのポスターが貼られていて、本棚は漫画とその時好きになるコンテンツの同人誌、歴代の推しのフィギュアでいっぱいだ。おまけにスペックが高いパソコンと、座り心地がいいゲーミングチェア、大きな液晶タブレットがあればここは私にとっての天国だ。
この年になってまだアニメが好きで、オタクやってるのと言われようが構わない。私は一生大人にならない。子供のままで天寿を全うしようと思う。
いつから大人になるのだろうか
成人をむかえたら?
子どもが産まれたら?
私はもう甘えていられないと思った瞬間だと思う
“子供のままで”