子供のままで』の作文集

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子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/12/2023, 3:32:38 PM

大人になると褒められることは極端に減る

様々なことは出来て当たり前
色々なことを知っていて当たり前

賞賛や賛同よりも
罵倒や非難が多くなる

生きていることが辛くても
僕の人生を代わりに歩んでくれる人はいない


でも僕たち大人にはひとつだけ武器がある

自分の味方に自分がなれることだ

何があっても自分を否定しない
何があっても自分を責めない
何があっても自分を卑下しない

そう決めた時から
僕は僕の一番の理解者になれる

そしてそれは
何よりも心強く
何よりも確固たるものだ

子供のままでいれない僕の心の中には
子供のままの僕がいる

僕たちはいつも自分に愛を注がなくてはいけない
僕たちはいつも自分の味方でいなくてはいけない

強く生きていくために

5/12/2023, 3:31:51 PM

永遠にピーターパン
変わる事は何もない

流れる事のない時間
止まったままの思考

叶えられない欲求
自立出来ないジレンマ

守られる特権
権利より義務


#子供のままで

5/12/2023, 3:31:44 PM

57回目の誕生日がきた
カテゴリーは年寄りだ
なのに、こんなに歳を重ねたというのに、思考の半分は若い頃と変わらない
大人な女になってると思ってたハタチも
かわいらしママになってるつもりだったも三十路も
肉欲と絶望と我と私と不安と諦めと無と安心と柔らかい愛と希死が混ざり合った四十も
病気と激減する体力と激増する脂肪と醜さと注がれる優しい愛も
子供の頃には想像だにしてなかった
今更何かに成れるとかおもわないけど、止まる事を認めたらお終いで、それはみっともないし申し訳ない

マラソンも競歩も散歩も疲れるし足も腰も痛いから嫌だけど,止まったらお終いになるから
ルームランナーで同じ場所で変わらない景色を不満顔で見続けながら、ダラダラと足を動かし続けてくのが精一杯なんだろなぁ
時々見つける新しい何か
昔からやってみたかった何かにちょこちょこ手を出して脳みそと指先動かして

決して純粋でも素直でも真っ白でも無かった子供の頃の私と変わらない狡さと嫌らしさとマヌケさにしがみついて溺れて
注がれる優しい愛に感謝して

とりあえず死ぬまでは生きる

5/12/2023, 3:29:55 PM

子供のままで

子供になりたいなら
子供であればよくない
大人だろうが
子供だろうが
親はいるわけで
いなくても年長者はいるでしょ
それがいなくても国があるわけで
自分より強い権力もある
それらに全てを任せて
権利を自主的に放棄したらいいよ

子供になれたところで
末路は同じだろうけど

子供のころは
きっと大人になりたかったんだろうね

子供も大人も本当はない
人間としてならなおさらない
それは幼さからくる発想
現実逃避に過ぎない

子供のころには大人がいて
大人になれば子供がいる
子供のままでいたいって
大人が言ったなら
その大人は
ただ歳を食っただけの子供に過ぎない

子供になりたいって
思ったこともなければ
大人になりたいって
思ったこともない
なりたいものなんて何もない
なりたい職とかもでっち上げはしても
何もなかった
物心がついた頃には自分がいた
ただそれだけ

それでも狭い範囲だけど
選びたくないものは
選ばないようにしてきた
やってみたいことはやれる範囲で試した
ほとんどはよく解らなかった
いまでも解らないことだらけだけど
大人にならなければとは思わない

懐かしむのはいいけど
本当に望むなら
痴呆にでもなれるように
いまからでも頑張ってみてはどうだろう

5/12/2023, 3:28:04 PM

子供の時にはもう生きづらかった。
 大人になれば変わると信じてた。
 ( 馬鹿みたいだ。)
 変わるはずないと分かっていても信じてた。
 ただ信じてるから生きてこれた。
 大人になって生き辛くて信じる物も無い。
 子供のまま大人になった気分になる。
 でも自分には何も無いと思ったとき2酒が呑めるようになった。
 ただ酒があれば生きていける。
 ( そう思えばよく出来てるルールだ。 )
 でも、このルールがある以上どこか世界は病んでる気がする。

5/12/2023, 3:23:11 PM

子供のままでいられたらどれほど幸せだったことか。
 思ったことは数知れない。
 でも、子供のままじゃ為せなかったことも、数知れない。

5/12/2023, 3:22:35 PM

【風に乗って】【カラフル】【楽園】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】

4/8 PM 5:15

「あ、宵ちゃん、見て。
 アネモネがあるよ。ガーベラも」

 屋内アミューズメント施設で
 遊んだ後の帰り道。 
 フラワーショップの前で足を止めて、
 古結(こゆい)が宵を手招きする。
 赤・ピンク・白・黄色・オレンジ・紫――
 カラフルな花々が目に鮮やかだ。

「2人は花が好きなのか?」

 店員と話しながら花を選ぶ古結と宵を
 見守っている真夜(よる)に訊ねてみる。

「花が好きなのもあるし、少し前に
 アネモネとかガーベラとか、春の花が
 空から降り注いできたら、なんて会話を
 してたから、気になったんじゃないかな」
「花が空から降ってきたら、か。
 女の子らしい発想だな」
「アニメの受け売りだけど」
「そうなのか」

 聞いた光景を思い浮かべてみる。
 明るい空から降り注ぐ、色彩豊かな花々が
 風に乗って舞っている――それはきっと
 楽園のように美しい景観で――。

「春の花が降りしきる中に2人がいるのは、
 すごく似合いそうだし、綺麗だろうな」
「オレもそう思ったよ」

 真夜らしい、迷いのない即答だった。

「天明(てんめい)くん、真夜くん、
 急にお花屋さんに寄って、ごめんね~」
「……お待たせ」
「いや、全然。古結も宵も、
 気に入った花、あったのか?」
「うん! 買ってきたよ」
「ああ、ガーベラにしたんだな」

 真夜が2人が手にしている花を見て言う。
 古結は濃さの違うピンク色で2本。
 宵はほんのり緑がかった淡い黄色で
 色を揃えて2本持っていた。

「宵のガーベラ、珍しい色してるな」
「そうだよね! ガーベラってはっきり
 した色が多いイメージだし」
「《グリーンティ》っていう品種らしいわ」
「グリーンティ。……なるほど。
 色のニュアンスは確かにそういう
 感じがする」

 宵の持つガーベラを興味深そうに眺めて
 問いかけた真夜が、宵の答えに納得した
 ように頷いている。
 そして、宵の隣で、古結も一緒に
 うんうん、と首を縦に振っている。
 彩度の高いビビットカラーのガーベラも
 きっと似合うだろうけれど、落ち着いた
 色も宵に良く似合っているな、と思う。

「それで、暁の品種は?」
「えーとね、こっちが《カップケーキ》で、
 薄いピンクの方が《いちごみるく》」
「やたら旨そうな名前だな」
「ツッコミありがとう、天明くん」

 待ってました、とばかりに楽しそうに笑う
 古結につられて、俺も笑ってしまった。

「可愛いガーベラが買えて、
 わたしも宵ちゃんもご満悦です」
「可愛い花を持っている宵と暁は、
 花以上に可愛いよ」
「そうだな。真夜の言う通り、
 2人の可愛さは、なんかもう
 無敵な気がするよ」
「わぁ。……天明くん、真夜くんに
 感化されてきてない……?」

5/12/2023, 3:16:41 PM

【子供のままで】

幼馴染みと思っていた彼女が実は許嫁だと両親に告げられた日から、もう十年以上経った。

大人しくて、直ぐメソメソと泣いて面倒臭い、気が合う訳でもない彼女。それでも子供なりに仲良くしようとしたものの、相手が五歳の女の子では流石に男同士の友達のようには上手くいくはずもなく。両親には言えなかったが、こんな辛気臭い女とは結婚したくないと当時思っていた。
だが思い返せば、俺の名を呼ぶ柔らかく優しい声は心地好く耳に響いた。人見知りの気がある彼女が初めて向けてくれた笑顔は、とても可憐で幸せな気持ちになった。
幼心に、結婚したらこの笑顔が毎日見られるのではないかと思った時、何だか嬉しくなって、結婚してもいいかなという気になったのを覚えている。
決して彼女が嫌いだった訳でも無関心でもなかったのだ。
初めこそギクシャクしがちな俺達だったが、いつの間にか自然に寄り添い側に居るのが当たり前になっていった。

時が経ち思春期を迎え、俺のある不誠実な行動から、彼女に距離を置かれてしまった。
その時初めて彼女が『居て当たり前の存在』ではない事に気付き、己の子供染みた言動を省み恥じた。
彼女はいつでも将来の妻たる自覚を持って俺に寄り添い、喜びも苦しみも分かち合おうとしてくれていた。なのに俺はその優しさに甘え、彼女の覚悟の強さを侮り無下にしてしまったのだ。

そして、いつも幸せな気持ちにさせてくれた彼女のあの笑顔を、俺は随分長い間見ていない事に今頃気付く。

今のままの俺では、いつか愛想を尽かされる日が来る。否、彼女に避けられているこの状況こそ正にその時なのではないか?
そう思い至った瞬間、抉られるような胸の痛みと耐え難い後悔、堰を切ったように溢れ出す彼女への恋心を自覚した。
自分の想いに今更気付いたところで、今までの言動を思えばもはや彼女に好かれる要素が己に微塵もなさ過ぎて、溜め息しか出ない。この期に及んで許され好かれようなど、虫の良い言い分だとも判っている。
それでも―――
幼い頃、俺に向けてくれたあの笑顔をいつの日かきっと取り戻してみせると心に誓った。
その為に俺は、彼女を慈しみ幸せに出来る男にならなければならない。

いつまでも子供のままでは駄目なのだと。



********************

※『俺』= 2023/4/6 お題【君の目を見つめると】の『君』

5/12/2023, 3:12:38 PM

今、
子供の頃に戻れるなら
子供の頃に戻りたい
和菜さんと出逢ってからの日をまた
やり直したい
この現実も
この渋谷も
全部を
知らせたいな
あの頃に戻れたら
どれほど幸せだろう

ねぇ

今は
どこにいる
泣いてるかな

必ず助け出すよ
君のために
君を救ってみせる
だから


「愛してるって言って」

5/12/2023, 3:09:10 PM

「ねぇ、付き合えたよ。」
いつも通りの放課後。いつものファストフード店。
ポテトフライをつまむ君は、頬を染めてそう言った。
「おめでとう。よかったじゃん!」
「唯ちゃんのおかげだよ」
「あら、じゃあお礼はアップルパイでいいよ」
「調子いいなぁ……」
財布片手にしぶしぶカウンターに向かう君
後ろ姿を目で追いつつ残ったサイダーをズズッと吸い込んだ。
「はいどうぞ」
「悪いねぇ奢ってもらっちゃって」
「唯ちゃんにはほんとに感謝してるからね」
「…明日からは彼氏と帰りなね。電車、一緒なんでしょう?」
りんごみたいな顔して、君はこくりとうなづいた。

アップルパイはもうすっかり冷めてしまった。
一口一口、うんざりするほどに甘くて、必死で食べるからパイ生地はぽろぽろぽろぽろこぼれ落ちる。

君の幸せを願うよ

でもやっぱり、
子供のままでいたかった。

5/12/2023, 3:07:42 PM

少しの時間でいいから

子供のままで

あの頃のように

5/12/2023, 3:07:34 PM

子供のままで


ずっと子どものままでいてほしかった。
色眼鏡なんてかけないで、純粋に世界を見てほしかった。
何も知らないからこそ、すべてが新しくて、何でもできると信じて、怖いものなんてないようなそれすら、愛しかった。
大人になって、君が傷つくくらいなら、ずっと子どものままでいてほしかった。

5/12/2023, 3:05:01 PM

何も考えずに
大人の言うことを聞いてたときが
幸せだったんだろうか
それとも
今の私のように
誰の言うことも聞かないのが
幸せなんだろうか
でも
子供のまま
変わらない生活が
一番楽なことは知っている

できることなら
子供のままでいたい
何も考えずに
自分の好きなことだけをできたなら
それは
なんと幸せなことだろうか
それとも
不幸というのだろうか

お題:子供のままで
タイトル:変わりたくない

5/12/2023, 3:02:26 PM

子供のままでいられたら。そうやって何度君は吐き出してくれただろう。
何も知らないままでいられたら。そうやって何度僕の前で泣いてくれたんだろう。
「なんでこんなに全部怖いんだろう」
僕はまた相槌すら打てずに、君のグラスが空になる。
「……おかわり持ってくるよ、いつものでいい?」
「うん、いつものがいい……」

君の好みはずっと僕が1番知ってる。昔のままの子供舌、最近分かったお酒好き。それからなんとなく僕がリキュールを揃え始めて、ちょっとしたバーみたいになった頃に君が訪ねてきて。

「えっ……なにこれ、こんな趣味あったの?」
「君がずっと僕にメッセージ送ってきたんじゃん」
「そういうこと!? 私の事好きすぎでしょ〜」

悪戯っぽい笑みを浮かべながら、並んだ瓶のひとつを手に取る。
「これ好き!」
「やっぱりそうだと思った。昔からそうだよねぇ、甘いのばっかり」
「甘いのがいちばんおいしいからいいの! それよりこれ飲みたいな!」
「ミルクでいい?」
「もちろん! っていうか他にあるの?」
「あるよー、そうだなぁ……ソーダと割ったり、ウォッカと混ぜたりその上に生クリーム浮かべたり」
「コーヒーにソーダ合うの!? へえ、ずいぶん詳しいねえ、もしかして結構勉強した?」
「全部独学だよ、今の時代ネットって便利だから」
軽く言いながら、自室にあるカクテルノートの事を思い浮かべる。あれは絶対見せられない。なにより格好がつかない。

僕の作るカクテルがお気に入りになったようで、度々家に来るようになった。ひとり暮らしだし嬉しい限りだが、勘違いしてしまいそうだ……。

「ねえ、いつまで作ってるの」
「うわあ!? ごめんごめん、いま持ってくよ」
君はいつの間にか近づいていて、至近距離で話しかけてくる。
「何考えてたの、っていうかなんで一緒に飲んでくれないの」
「え、いや、それは、その……」
「はい、もういっこ作って」
「はい……」
渋々同じものを作りながら、様子を伺う。これはもしかして。

「おまたせしました」
「はい、となりすわって」

……まずい、やっぱり多分この子相当酔ってる。

「はーやーくー!」
「わかったから落ち着いて……」
「おちついてます!」
「飲ませすぎたかな……」
「なにをぅ!?」
そう言いながら脇腹をつついてくる。ボディタッチが多い、声が大きくなってる、何より目が据わっている。これは完全に飲ませすぎた。
「これが最後の一杯にしようね」
「えー、もうちょっと居たい」
ついでに普段臆病なぐらい慎重なのが無くなってる。かわいい。
「……だめ?」
上目遣い、腕を抱きしめて甘い声。普通の奴ならきっと恋に落ちる、だけど僕は分かってる、口元がにやついていることを。……たちの悪い悪戯だ。
「いいけど……。その代わり僕に何されても知らないよ?」
「きゃーおおかみこわーい」

軽口と冗談を交わしながら夜が更けていく。僕と二人の時だけは、顔を合わせて笑いあえる。悪戯みたいに生きていこう、ずっと子供のままでいられるように、無邪気なままでいられるように。

5/12/2023, 3:01:08 PM

子供のままでいたい。
大人になる前に死にたい。
2人で出かけたあと、居酒屋に寄ると帰る前に毎回そう話す友達がいる。

酒が飲めるようになる前は咳止めをODしていた友達。
その時よりはまだ、お酒に頼っている今の方が健康にいいのかな、と思う。まだマシくらいだけど。

私を一緒にお酒を飲む相手に選んでくれて、とても嬉しい。
大人になっても私の事ずっと頼ってくれていいのに。


#子供のままで

5/12/2023, 2:57:03 PM

【子供のままで】

子供のままって、内面の事?それとも成長的な事?

大人になっていろいろあるから子供に戻りたい。
社会に出て酸いも甘いもいろいろ経験したからこそ、
子供のままがいいと、いうのは分かる。
童心に帰るともいうし。
内面の場合は、子供の頃から成長してないって意味にもとれるし、純粋な心を持つ人ともとれなくない。

大抵の大人は、純真無垢の子供のままではいられない。
大人と子供のラインは曖昧だけれど、
いろいろ経験する中で成長するわたしたち人間は、
良いも悪いも、見たり聞いたりして知るだろう。
その中でどれだけの人が子供のまま素直で真っ直ぐに、
成長するのだろう。

それでもわたしたちはきっと
そういった大人になりたいと願っている。

5/12/2023, 2:55:46 PM

小さい頃は早く大人になって自由が欲しいって思ってた。
だけど今はもうずっと子供のままでいたい。自由を手にするには責任が伴うって知った。あれだけ欲しかった自由は、いざ手に入ると私には大きすぎて逆に動けなくなった。
ずっと縛られたままで、誰かに守られて生きていきたかった。

5/12/2023, 2:52:14 PM

最近悩むことが増えた。
勉強とか人間関係とか恋愛とか...
子供のときはそんなこと無かったのになあ
毎日のように友達と楽しく遊んで喧嘩しても次の日には何も無かったかのように話ができて。
だけど今は違う。
子供の頃に比べてたくさんのことを学んだ。だけどその分悩みも増えた。
大人になってもずっと心は子供のままでいられたらどんなに楽しいかなぁ

5/12/2023, 2:49:10 PM

貴方の前では
もう少し
子供のままでもよいですか?

お題
子供のままで

5/12/2023, 2:47:53 PM

明日、私は“大人”になる。
 
「子供は13歳になると、指定のサナギセンターに行き、そこで処置をしてもらうことで、大人になることができます。処置といっても、あなた方はカプセルの中でしばらく眠るだけですので、何も怖くはありません。それよりも、明日大人になった皆さんは、それまで出来なかった様々なことが出来るようになるのですよ。本当におめでとう」

 担任教師の言葉は、今更言われずとも誰だって知っていることだ。
 先週の授業でも『大人になったら』というテーマで作文を書いた。今教室の後ろに貼られているクラスメイトの作文には、見るまでもなく、“大人”になる喜びや誇らしさ、抱負などが書き連ねられていることだろう。
 私は異端なのだ。
 誤解しないでほしいのだが、別に大人になりたくないわけではない。ただ、子供でいられなくなるのが、もっと正確に言えば、いまの私ではなくなるのがたまらなく嫌だ。
 カプセルに入ってコードに繋がれ、次に目を覚ましたとき、本当に私のままでいられるのか分からない。誰も教えてくれない。大人とは本当に、子供の延長線上にある存在なのだろうか。
 何かを忘れている気はするのに、自分が何を忘れてしまったのか分からない時の、あんな黒く濁ったモヤモヤに苛まれるのが怖い。
 大人になりたくないんじゃない。全くの別物になっていると気付かずに生きるとしたら、そんなおぞましいことはない。
 だから、お願いします。子供の私を、どうか殺さないでください。

(子供のままで)

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