『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
始まりはいつも
始まりはいつも、失ったものからできている。
手放したくなくて執着していたものや、
護られていて殻を破る勇気が持てなかったもの。
一度壊れて、
無くして、
諦めた時に、
初めて空いた容量の大きさに気付かされる。
始まりはいつも、手放したときから。
始まりはいつも期待から。
でもやり取りしていくうちに、
何か違うって違和感感じてるのに、
その気持ちを無視して、
この人が運命かもとか期待して、
でも最初に感じたモヤモヤは、
いつしか無視できないぐらいになって、
やり取り自体にイライラし始める。
ネットでは表情が見えないから、
良い子のフリして返信するけど
何かそういう事って
自分の時間のムダ使いに感じてる。
【始まりはいつも】
その日の魔女は特に忙しかった。
この魔女は新しい道具を創るのに長けているから、他の魔女からあの道具を創ってくれ、こんな道具が欲しいと依頼を受ける事が多いのだ。
今日は、「野外に置いても衛生面に影響しないお菓子」と「華麗なドレスになる魔法を込めた杖」と「昏睡状態になる程度の毒リンゴ」と「天まで届く枝豆の種」を造らないといけないのだ。
今まで創った魔法道具のレシピメモをいくつも引っ張り出して転用できそうな魔法が無いか探していく。
新しい魔法道具のレシピを書いたら作業開始だ。
道具創りの始まりはいつも魔法の大釜に火を点ける事から始まる。
(始まりはいつも)
魔女の出てくる童話が多いから、魔法店みたいなのもあるかな?と思い立った。
─── 始まりはいつも ───
また私は生まれたのか
これで何度目、何人目になるんだろう
戦うためだけに作られて
戦いの末に壊れていく
目を覚ますといつも
青白く緑がかった液体の中
雨降りをミラクルに変えて微笑む
君のハミング耳たぶにとまる
騒ぐよね 自信がなくて怖いよね
でもね 結局うまくいってる
♯始まりはいつも
※始まりはいつも
やりたかろうが
やりたくなかろうが
自分の意思で始まっているもんだよね
例えば、これを書くとかさ
「始まりはいつも」
「ねぇ、あの子、なんであんなに一人なん?」
教室の窓際に座っている彼女は、どこか孤立して見える。昼休み、友達と話しながら、私はその子のことが気になっていた。みんなでワイワイしているのに、彼女はいつも一人、何かを考えているように窓の外を見つめている。
「気にしなくていいんちゃう?あの子、そういうの好きなんやろ。」
友達の言葉に私は一瞬納得しかけたけど、どこか引っかかるものがあった。高校生活、誰とでも仲良くなれると思ってたけど、実際はそう簡単じゃない。人にはそれぞれ距離があって、無理に踏み込むことは逆効果になることもある。でも、彼女を見ていると、なんとなく「私にはできるんじゃないか」って気がした。
ある日、放課後の教室でたまたま彼女と二人きりになった。ふだんなら無言で通り過ぎるだけかもしれない。でも、その日は違った。
「なぁ、いつも何見てんの?」
気がつけば、声をかけていた。驚いた顔をしてこちらを見る彼女の表情は、一瞬戸惑っていたけど、すぐに微笑んだ。
「空が好きなんだよ。雲の形とか、光の加減とか…。」
彼女の声は思ったよりも柔らかかった。そこから、私たちの小さな会話が始まった。雲の話、空の話、好きなものの話。彼女の世界は、思っていたよりも広くて、そして深かった。
それから、私たちは少しずつ話すようになった。でも、彼女が他の友達とすぐに打ち解けるわけではなく、相変わらず一人でいることが多かった。それでも、私たちの間には少しずつ信頼が育っていくのが感じられた。
「なんであんな一人なん?」という最初の疑問は、いつの間にか「彼女にとって大事なものは何だろう?」に変わっていた。
ある日、彼女がポツリとこう言った。
「私、別にみんなに嫌われてるわけじゃない。ただ、自分が他の人と違うって分かってるだけ。無理して馴染もうとするより、自分のペースでいたいんだ。」
その言葉を聞いて、私は少しだけ彼女の気持ちがわかった気がした。無理に「普通」になろうとする必要なんてない。大事なのは、自分らしくいることだって、彼女は教えてくれた。
そして、気づいた。私が彼女に声をかけたあの瞬間が、私たちの関係の「始まり」だったんだって。何も特別なことはしなくても、ただ一歩踏み出すことで新しい関係が生まれる。それは、意外な形で自分自身にも影響を与えてくれる。
それから、彼女は少しずつ私の友達とも話すようになり、私たちのグループに自然と溶け込んでいった。でも、彼女が一人で空を見上げる時間は変わらない。それが彼女らしさであり、彼女の強さなんだ。
「始まりはいつも、気づかないところから始まるんやな。」
窓の外には、彼女が見つめていた空が広がっていた。夕焼けのオレンジが、私たちの関係の新たなページを静かに照らしていた。
始まりはいつも輪廻転生から始まる。生まれ変わるたびに、何を見、何を感じるのだろうか。正論では、眠りに落ちることでそのカラクリを知ることができる。しかし、私は思う。なぜ、輪廻転生が必要なのか。
生まれ変わることで、幸せが訪れるかもしれない。しかし、同時に不幸もまた、私たちの前に立ちはだかる。貧困と裕福、喜びと悲しみ、これらはすべて輪廻の中で交錯する。始まりから、私たちには大きな道標があるのだろうか。神や仏に尋ねることはできても、最終的には「私たち自身の答え」を見つけなければならない。
輪廻転生は、ただのサイクルではない。それは、私たちが生きる意味を問い直す旅立ちでもある。幸せを求める中で、不幸を避けることはできない。だからこそ、私たちは考え続けなければならない。始まりはいつも、問いかけから始まるのだ。自らの存在を見つめ、選択を重ねることで、私たちは新たな道を切り開いていく。輪廻の中で、何を学び、何を得るのか。それが、私たちの生きる意味なのかもしれない。
10月20日(日曜日)
【テーマ:始まりはいつも/輪廻とれうけん】
始まりはいつも時間が経つと忘れてしまう
習い事などずっと続けてると、どうして始めたんだっけと忘れてしまう時がある
勉強だってどうしてこんなにしてるんだろうとたまに思う
なりたい将来像だってどうしてなりたいのか、何がきっかけでなろうと思ったのかよく考えることがある
きつくなった時は始まりを思い出す
初心忘るべからず
始めた時の真面目な気持ちを忘れないこと
きっとそれが私の生きる糧になる
花びらが舞う季節に
花瓶が割れる寿に
あなたはわたしと舞い踊る
ひらひら
ふらふら
酔いしれながら
くるくる廻る
揺れるスカートは気にせずに
冷めきったローファーもいっそ脱いで
背伸びして躓いて
紐を緩んで
お題「始まりはいつも」(雑記・途中投稿)
思い浮かばない、からいつも始めてしまっている気がする……。
でもほんと思い浮かばない。歌にあったような?といつもの事を思い浮かべてみたけど、「思い出はいつの日も 雨」だったそれ違う。
始まりはいつも…
空間のゆらぎ
宇宙の始まりはビッグバンだという…
宇宙の終わりは
胸がぎゅーんとして聞きたくない。
こんな夜、私は腹筋運動をしています。
あなたは何をしますか?
注意!少し過激な内容になっています。
始まりはいつも身体から。そもそも心から始まる恋愛とは?乱れに乱れた淫らな価値観で生きてきたから。純愛とかよく分かんないや。てか、教えてよ。
アタシのせいなのかな。これってさ。ハジメテのあの子がいっつも言ってたから。
「女は服脱いで、歩いときゃあ男は引っ掛かるんだよ。そんなもんだよ。男はな。」
可笑しいよね。そう思ったよ。初めはね。でもハジメテがそれで消化されたんだから、何だかちょっと吹っ切れちゃって。好奇心すら、湧いてきて。とんだチャレンジャーだよね。
2回目。飛びっきり美味しそうな格好をして歩いてみたよ。補導されない程度のね。鯉が餌を求めるみたいに来るだから。大口開けて、阿呆面しちゃって。求められる訳だから上機嫌よ。
キモチイイのは嫌いじゃないもの。それに一緒にキモチイイって最高じゃん?求められたらそれに応じた褒美、対価をご提供ってな。
身体は埋められても、潤わされても。乾ききってぽっかり穴が開くのが心。誰も心は求めない。そうよね、アタシだってそのつもりだもん。今さらフツウになんかなれないじゃない?ね?だからもう良いかなって。一時の快楽に身を委ねる。一時じゃ済ませたくないから、回して、回して…。でも足りなくなっちゃうから。おクスリに頼るよ。財布のキープはあるからさ。
楽しいことの始まりは、いつも君だったな。高校に上がって友達が一向にできない私に声をかけてくれたあの日。しんどくてしんどくて、学校に行きたくない時、メッセージをくれた日。友達になって初めて、遊びに行こうよって言ってくれた日。
どれもが君から来るLINEだった。高校を卒業して大人になっても、遊びの誘いや悩みの相談が来る。君から始まる楽しいこと。私はいつも、そのメッセージを嬉々として受け取る。さあ、今日は君から何が始まるのかな。
始まりはいつも
タイだった
次は、マグロ
その次はアジかサバの光り物から
ホタテ、アワビ、イカ、タコ、甘エビ、イクラの順で
最後は卵焼きだ
合理的なオススメが時を重ねてルールになった
ルールがお高いものになり
リーズナブルに回りはじめた
明日からまた絶望の平日が始まってしまう……普段から
仕事に行きたくたい俺が更に行きたくないと思っている
理由はそう…… 会議があるんだ しかも上司が居る。
ブラックとかではなくて穏やかな人なんだけど 俺が
会議を進めるんだよな 物凄く嫌だ。 逃げたいけど
俺は逃げない。 何故なら 俺と一緒に頑張ってきた
『これ』がある!
俺のはじまりはいつでも りんごジュース から
スーパーやコンビニでパックがお手頃価格で売られてる
から社会人になった今でもずっと一緒に育って来たと
言っても過言じゃない!
これが無いと 始まらないよな!
「 始まりはいつも。」 / 実話です。
「おはよう!今日もお互い頑張ろうね!」
彼と付き合い始めてからのLINEは、いつもこのメッセージから始まっていた。たとえ前の日に少し喧嘩しても、気まずい沈黙が流れても、朝には彼から「おはよう」と届く。その一言が、私の1日の始まりを彩っていた。
だけど、その日は違った。私たちの別れを決めた翌朝、スマホを見ても「おはよう」の通知はどこにもなかった。胸が少し痛んだ。私が別れを告げたのだから、当然だと言い聞かせたけれど、彼のメッセージがないことで、こんなにも心が空っぽになるなんて思わなかった。
あの日、放課後の教室で、私は彼に別れを切り出した。彼女――私の幼なじみ――が彼を好きだと知ってから、私は何もかもが怖くなっていた。彼女との友情が壊れること、そして、彼にこのことを知られることで、彼が何かを失うかもしれないこと。彼の隣にいるべきは私じゃないと、どこかで思ってしまっていた。
彼は何も悪くなかった。だからこそ、彼に迷惑をかけたくなかった。だから私は「ごめんね、もう別れよう」と言った。涙をこらえながら、私は彼に背を向け、教室を飛び出した。背後で彼の声が聞こえたけれど、振り返ることができなかった。
「どうして、こうなったんだろう……」
あの夜、ひとりでベッドの中で泣きながら、彼との思い出を思い出していた。沖縄の浜辺で告白された瞬間、手を繋いで歩いた帰り道、いつもくれる優しい「おはよう」の言葉。全部が私にとっての宝物だった。そして、その宝物を自分から壊してしまったのは、私自身だった。
次の日も、またその次の日も、彼の「おはよう」は届かなかった。私は彼と離れたことで、ようやく気づいた。どれだけ彼が私の世界を輝かせてくれていたのかを。教室で目が合った時、彼は何も言わずに微笑んでくれたけれど、その微笑みの裏にある寂しさを感じた。
「好きでいられたのに……」
彼との日々を思い出すたび、胸が締めつけられる。お互いに好きだったのに、どうしても一緒にいることができなかった現実が、私にとってはあまりにも重くて苦しかった。でも、それでも彼と過ごした時間は本当に幸せだった。
私たちは両思いのまま、別れを選んだ。だけど、彼との「おはよう」がなくなった朝を迎えるたび、私は新しい始まりを探していた。あのメッセージがもう届かないことが、私にとっての本当の「始まり」だったのかもしれない。彼がいなくなっても、私は自分自身の新しい一歩を踏み出すために、あの「おはよう」を心の中に残していた。
そして今も、ふとした瞬間に思い出す。「おはよう、今日もお互い頑張ろうね!」という彼の優しい声を。
その言葉は、これからも私の中で響き続ける。
始まりはいつも「もうこれでいっか」と割と適当
こだわるときこそ上手くいかなかったりする
【始まりはいつも】
俺たちの出会いは……彼女が倒れて救助に向かった時だった。色々な人に囲まれて賑やかで楽しそうだったのを覚えている。
しっかりした人達が多いの中、一際弱くて心許ない感じがあって、まるでロウソクの火みたいに軽い吐息で消えてしまいそうだと感じて、俺も守らなきゃと思っていた。
同じように彼女が怪我をする時、俺が救助に行くことか多かった。本当に偶然なんだけど。
怪我をした彼女には、いつも人がいた。大切にされていたからこそ、心配されて、賑やかで、楽しそうだった。
出会う時はいつも賑やかで、楽しそうで。
痛いと泣きそうな声で小さく叫ぶこともある。けど、心配されると心配ないと笑顔を向ける。
そんな彼女には面倒見てくれる人達が周りにいて、甘やかされているとは思っていたけれど、彼女はそれに甘んじることはなくて……。
彼女がセクハラされた現場に居たこともあったけれど、己の拳でセクハラした男をぶちのめす程になっていた。
まあ、彼女がぶちのめした男が俺の患者だったから、治療は複雑な気持ちだったなんて言えない。
いつも笑顔が多くて、賑やかで、楽しそう。
俺の周りも賑やかではあるけれど、なんだろう。賑やかの種類が違う。お笑い全振りした仲間たちとは違って、穏やかな気持ちになる。そんな賑やかさ。
少しずつ、少しずつ視線を彼女に向けることが増え、彼女に想いを募らせていることにも気がついた。
始まりはいつも賑やかで、楽しそうなところから。
「ただいま帰りましたー!!」
玄関の扉が開き、元気の良い声が響き渡る。廊下に足を向け、彼女の顔が見えると元気いっぱいな笑顔を俺に向けて抱きついてくれる。
「ただいまですー」
「うん、おかえり。お疲れ」
君との始まりはいつも賑やかだ。
おわり
一五七、始まりはいつも
私の始まりはいつも
納豆と目玉焼き。
娘の始まりはいつも
納豆と蒸したブロッコリー。
目玉焼きとブロッコリーを
一緒にフライパンで蒸す。
旦那は食べないで家を出る。
「いっていらっしゃい」
できる限り玄関で声掛けをする。
息子はまだ起きない。
我が家のいつもの朝。