『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
…始まりはいつも…
目が覚めたら朝がくる。
いつも通りの朝だ。
何気ない日常生活が
毎日の"始まりの鐘"を鳴らす。
神様。今日も良い日になります様に。
_end_
お題《始まりはいつも》
始まりはいつも雨だった。
始まりはいつも。
永遠に繰り返す言の葉と雨。
鍵の少女と妖精の少年を引き裂くのは、いつも始まり。
始まりはいつも雨だった。
始まりはいつも。
青銀の髪が、薔薇園で咲き誇る。
夜明けは近い。
始まりはいつも最悪だった
男の人との初めてのせっ〇すは嫌いな上司とだったし、二回目は女遊びが激しい後輩だった
他にも最悪だった
私の始まりはいつも最悪だ
始まりはいつも
「始まりはいつも雨って、歌詞なかったっけ?」
「あったような、なかったような。」
何だよ、頼りになんねぇなぁ。と言って、彼は、俺の背中を叩いた。
ちょっと力強くね?
その勢いに当てられて、咳き込み始めた俺を見て、ごめん。わりぃ。と背中を擦り始める。
その掌から感じる熱さと優しさに、涙ぐみそうになる。
いつまでこうして、隣に居ることができるんだろう。
いつまでこうして、軽口を叩きあうことができるのか。
始まりはいつも、こうでありたい。
起きて、顔を洗って、歯を磨いて
1日の始まりはいつも同じ
違うのはコーヒーが
机の上に無いこと
こんな事で優しさを知りたくはなかった
これからの始まりはいつも
机に優しさは無い
進学で一人暮らしをはじめた。
生活費は自分持ちだったので、バイトもはじめた。
最初は、電車で40分の居酒屋。
少し遠いので、土日の片方だけにしようと思った。
生活費にするには足りないので、
近くでもバイトを始めた。
1つ目は、個別指導塾だった。
これも電車で行くことになるが、近く、時給が高かったために決めた。
塾長はいい人だった。生徒にとっても優しくて、遠いところに住む講師は、車で送って下さる方だった。しきりに、大変だろうから、塾だけにしなよ、と体調も心配してくださる方だった。
このときには既に、居酒屋のまかないが美味しくて、どうしてもやめたくなかった。日曜日にフルタイムで入るくらいだった。塾長の優しさを無下にした。
塾長が、講師が少ない、と悩んでいたので、できるだけシフト希望を長い時間でだした。
塾長の生徒への優しさはすごかった。シフト希望のだしてないところにも、入れる?お願いね!とシフトを組み、生徒の希望を通した。私が長い時間働ける曜日には一時間しか入っていなかった。
塾は辞めた。
2つ目はコンビニ。
やはり居酒屋だけでは足りなかったため、今度は近くのコンビニの募集を受けた。
店長もスタッフの方々もとても優しい人だ。色んな話をしてくれたり、話し好きの私の話を聞いてくれたりする。掛け持ちのバイト、夜中なら次の日朝にシフト入るの嫌でしょう、と心配してくれたりもする。変わるよ、とまで行ってくれる方もいる。
居酒屋のバイトでも、人が少なくなったので、土日両方にフルタイムで入るようにした。
シフト調整係さんが、人が少ないので、ご協力お願い致します、と言うので、シフト希望を長く、多く出すようにした。
とえる友人が、大学一年の最初の方のほうがイキイキしてたと言い出した。
別の友人が、疲れてるねぇ、と、よしよし、としてくる。
そんなに疲れている自覚はない。
どうしてそんなことを言うのだろう。
始まりはいつも、そういえばこんな朝だった。
何ともない、いつもの道が違って見える。
変わったのは私だけ、それだけでこんなにも美しく見える。
街路樹の葉色はこんなにも青々しかっただろうか。
空の青や木漏れ日の色はこんなにも色鮮やかだっただろうか。
泣き腫らした目に朝日が染みる。
何もかも失った、始まりの朝は清々しい。
また始めよう、そう思える朝だった。
#始まりはいつも
始まりはいつも喧嘩ばかり。
本当はあなたのことが大好きで大好きでしかないのに。
素直になれなくて。
こんなに時間が経っちゃった。
あなたの気持ちを知らないまま卒業して、そして今でもあなたの気持ちはわからないままです。分からないまま今度は会わなくなりました。
あなたは今、何してる?
始まりはいつも
お花のような
きもちで…
頭の中は
お花畑なの…
鳳仙花がちらついた浴槽で、首を右側に預けた
水がいっぱいに詰まった浴槽で
それは心が息苦しいみたいに 髪から滴る体温が、なんでか人間みたいだった。
水の中では僕は少しだけ隠れられたみたいな気がした
この世は誰も知らないんじゃないかって
外から変な音がした気がしたけど 多分世界が今終わっても、僕は水に溶けるだけなのだろうね
そうやって浴槽にまた熱水がためられていく、僕の体積は縮こまって、このまま溺れてしまうまで いつまでか
少し冷たい雨が滴る 窓から見た空は、ただの絵画。
いつのまにか捨てられたペットボトルも汗をかいていた、まだ生きていたんだ、と思う。
僕は緑色の空気が見えるようになったと錯覚した。
それは多分、鳳仙花の空気、それか多分、鳳仙花が終わる合図だった。
バトンを落としてしまった時、それはそのままでいい、あの時の思い出は、捨ててしまえたと思っていたけれどね。
ただのブラウン管テレビに、東京が映って、どこかの国が生き生きとした声で綴られていた。
何かを言われているような気もした、でもやっぱりよく聞き取れずにそのまま捨てられたみたいに、汗を流して眠っている。
〜始まりはいつも〜
「ぶどう!」
う…うか…
学校からの帰り道
私は幼なじみの彼と帰路に着く
う、うどん…!!あ…
「ぶっwwあはははw」
大声で楽しそうに笑う彼は小さい頃から一緒の幼馴染で学校も一緒だ。
「ひぃ〜wなんでうどんだよww」
ツボに入ったようにケラケラと笑っている彼を見ているのはとても楽しいがさすがに笑いすぎだろう。
ムスッとした顔で見ているとポンっと頭を撫でられる。
身長差が大きくなって私は背伸びをしてやっと彼の頭に手が届くくらいだった。
牛乳も飲んでちゃんと寝てるのに…
こうやって頭を撫でられるのは好きだ。
でも、同じ身長くらいじゃないと見下されてるみたいで好きじゃない。
楽しそうだね…ほんとに…私身長気にしてるのに…
「え?あ!!ごめんごめん」
そう言って彼は少ししゃがんで私の頭をポンポンと撫でる。
ひとつ上の幼馴染。
私にとってはほぼほぼ兄妹のような感覚だけど、彼はどうなんだろう。
ずっと不思議だった。
頭撫でたりお弁当の苦手なものと私の好きな物を交換してくれたり、よくゲームも一緒にしてくれる。
ねぇ…私のことさ、どんなふうに思ってる…?
「えっ…えぇ、どしたんだよw」
と笑って誤魔かすようにしているが、なんだか耳が赤い。
…?熱かな…?
彼の正面に回り込むとびっくりしたような顔をしてまたクルッと反対側をむく。
…もう!!
しゃがんでくれているので肩を掴んで反対側に向けないように抑える。
顔も真っ赤でお手上げと言っているかのように両手をあげている。
ねぇってば…!!
「………」
慣れない沈黙。
彼と話す時はいつも騒がしいからなんだかむず痒い。
「…きかな」
き?え、私木だと思われてたの…?w
「…w、そうそう!!木だと思ってた!!小さめの木!」
いつも通りニコニコしている彼
私がきっかけを作らないと色んなことを話してくれない。
始まりはいつも私からだ。
もう…!!失礼しちゃう!!
「あははww」
些細な言葉の行き違いが
犬猿の仲に
ほんの少しの意見食い違いが
派閥争いに
言葉の聞き違いが
取り返しのつかない問題に
一瞬の判断ミスが
大きな事故に
始まりはいつも
ほんの少しの心の隙間に起きる
油断 慢心 が引き起こす
輪廻生命
宵闇照し
生命の光は
静寂の時
廻り巡りて
新たな夢聲響かせ
愛しき生
凛とし天高らかに
愛しき命
未だ視ぬ
世界へ
力強く・・・
未だ視ぬ
希望に
聲強く・・・
「産声を」
今を感じて・・・
始まりはいつも
新学期はみんな、周りの様子を恐る恐る見渡しながら始まる。
初々しくて、まだ本当の自分を出せていない。
それが「始まり」、新学期。
もちろん、そこからグループ分けができて、本性が明かされていくのは、言うまでもない。
何もかも 昨日に 忘れる
何から何まで 忘れようとしても
やさしいあなただけは 別
忘れられやしないわ
最後は あなたから口火を切って
別れも あなたから始めるのでしょう
始まりはいつも あなたから
終わりの私は いつも待たされる
懲りもせず これは 恋なのか
懲りもせず あれは 愛なのか
やさしい言葉だけが 心
繋ぎ止めていたの
最後は あなたから口火を切って
もう 会うことなんてないでしょう
始まりはいつも あなたから
新しい日々への合図 送っていく
お別れしましょうか もう ここいらで
お別れしましょうか あなたへの さよなら
最後は あなたから口火を切って
別れも あなたから始めるのでしょう
最後は あなたから口火を切って
もう 会うことなんてないでしょう
始まりはいつも あなたから
終わりの私は いつも待たされる
さよならですら…
#始まりはいつも
『始まりはいつも』
書く言葉が出てこない
頭を抱え、立ちすくむ
始まりはいつも
ここからだ
想像する
心から言葉を引き出す
形づくる、段々と
そして、幾度も
出来を怪しみながら
OKボタンを押す
ドキドキだ
私の文章、行っておいで
始まりはいつも布団のなか。目覚まし時計が起床を報せる5分前。温まった布団の自分の匂いを吸い込んで、ちょっと沈んだ枕に眠い眼を擦りつけて、出来ることならアラームで目覚めたかったと自分の内に悪態をついて目を覚ます。目が冷めても布団の香りが恋しくて、枕の抱き心地が恋しくて、一度布団をギューと抱いて、手で叩いて枕の形を整えてベットから床に足を下ろす。私の始まりは布団の中。
お題 始まりはいつも
始まりはいつも変わらない
私の毎日
寂しいのにも慣れたけど
心は素直に何かを求めてる
暮れてゆく今日に
今日の私を捨てて
明日を変えたい
始まりはいつも
朝焼けの空はいつだって目を奪わなるほどに綺麗で
小さな塵さえも朝日に照らされるためだけにあるようだ
泣きたくなるくらいに綺麗なのに
素直にそれを喜べないの
始まりは終わりの始まり
いつだって残酷だから
始まりはいつも、過去の中にある。
変化があった時、そのきっかけは本当に小さな出来事で、その時点では始まりだなんて思っていなかったものばかり。