Nanan

Open App

進学で一人暮らしをはじめた。
生活費は自分持ちだったので、バイトもはじめた。

最初は、電車で40分の居酒屋。
少し遠いので、土日の片方だけにしようと思った。

生活費にするには足りないので、
近くでもバイトを始めた。


1つ目は、個別指導塾だった。
 これも電車で行くことになるが、近く、時給が高かったために決めた。
 塾長はいい人だった。生徒にとっても優しくて、遠いところに住む講師は、車で送って下さる方だった。しきりに、大変だろうから、塾だけにしなよ、と体調も心配してくださる方だった。

 このときには既に、居酒屋のまかないが美味しくて、どうしてもやめたくなかった。日曜日にフルタイムで入るくらいだった。塾長の優しさを無下にした。

 塾長が、講師が少ない、と悩んでいたので、できるだけシフト希望を長い時間でだした。

 塾長の生徒への優しさはすごかった。シフト希望のだしてないところにも、入れる?お願いね!とシフトを組み、生徒の希望を通した。私が長い時間働ける曜日には一時間しか入っていなかった。

塾は辞めた。

2つ目はコンビニ。
 やはり居酒屋だけでは足りなかったため、今度は近くのコンビニの募集を受けた。
 店長もスタッフの方々もとても優しい人だ。色んな話をしてくれたり、話し好きの私の話を聞いてくれたりする。掛け持ちのバイト、夜中なら次の日朝にシフト入るの嫌でしょう、と心配してくれたりもする。変わるよ、とまで行ってくれる方もいる。

 居酒屋のバイトでも、人が少なくなったので、土日両方にフルタイムで入るようにした。

 シフト調整係さんが、人が少ないので、ご協力お願い致します、と言うので、シフト希望を長く、多く出すようにした。

 とえる友人が、大学一年の最初の方のほうがイキイキしてたと言い出した。
 別の友人が、疲れてるねぇ、と、よしよし、としてくる。

 そんなに疲れている自覚はない。
 どうしてそんなことを言うのだろう。

10/20/2022, 11:09:23 AM