『好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな本
こさめの好きな本はシンデレラ。
理由は単純灰かぶりなんて呼ばれていた少女が素敵な王子様に見初められるなんて展開がとてもロマンチックだからだ
王子様が日陰から日向に導いてくれる
教室の隅にいる目立たないこさめにもそんなロマンチックな展開があったら、なんて夢をみてしまう
あわよくばその王子様がなつくんだったら、なんて夢をみてしまう
ありえないと分かっていても夢をみてしまう
なつくんはいつもクラスの中心にいるこさめとは真反対の存在
そんななつくんに優しくされると特別な意味はないと分かっていてもドキドキしてしまう
なつくん、あなたがこさめの王子様になってくれたらどんなに素敵なことでしょう
ねぇ、いつかこさめをあなたのシンデレラにしてくれませんか?
【好きな本】
泣いた本
笑った本
頭を使いながら読み進めた本
一気に読み終えた本
色々あるけど
小学校の教科書で読み
子供の読み物と思ってた
ショートショート
思春期に
たまたま手に取る機会があって
読んでみると
すらすらと読める文章の中に
小学生の時分には理解出来てなかった
ユーモアと意外性、ほどよい余韻
あれ?
こんなだったっけ?
何気なく開けたお菓子に手が止まらない
そんな感覚だった
あれから
随分時間が経った
そろそろ
読み返してみても良いかも知れない
自分の変化を確認しながら
3『好きな本』
好きな本はアーサー王物語。
すべてはあの日から始まった。
幼き少年が選定の剣を抜いてしまったが為に、将来の破滅が定められた悲劇の物語。
アーサーを囲った屈強な円卓の騎士達でさえ、己の欲望にいとも容易く溺れてしまうのだ。
不倫と勇気が込められた、西洋の騎士道物語こそが、このアーサーにまつわる伝説だ。
この本を読もうと思ったのは、某アニメに登場する、アーサー王を美少女化したキャラクターに魅力を感じたからだ……。
――他愛もない話だが、偉人を女体化するという文化自体は江戸の時代からあるらしい。
これについては個人的に、「新たな文化をつくっている」と解釈している。
私は今日も、ひとりぼっち。
もうここに来てからは、人とも喋ってもいない。
ただ毎日、本を読む。
今のところ、その繰り返しが続いている。
そんな私に、私より2つくらい上であろう男の子が話しかけてきた。
きみもこの本好きなの?
そう言われて、驚いた。
この本を好きな人なんて、私以外いないと思っていたから。
思わず綻びそうになった顔を必死で隠したけれど、もう遅かった。
あはは、笑ってる。
で、この本のどんなところが好きなの?
ずるい。
そんな風にに聞かれたら、もう話したい気持ちが抑えられない。
その日私は、少年と夜がふけるまで話し込んでしまった。
そんな日がしばらく続いていったある日、少年から話があると言われた。
いつもの場所に行くと、小さな花束を抱えた彼が立っていた。
いつも通り話しかけると、少年が凛とした声で言い放った。
ずっと話しているうちに、きみのことが大好きになっちゃったんだ。
愛してる。
彼岸まで一緒に行こう。
愛してる。
ろくでもない彼氏に捨てられて自殺した私にとって、何よりの言葉だった。
私も彼が好きだ。
でも、それよりも先に、出てきた言葉があった。
きみも死んでるの?
とにかくそれに驚いた。
すると少年は、
僕はね、ある事故で死んじゃったんだ。
でも、きみに会って、どうしようもなかったこの死を受け入れられた。
彼岸でしか愛することは出来ないけど、受け止めきれないほどの愛をあげる。
だからこの気持ち、受けとってくれる?
こんなこと言われて、言うことはただ一つ。
喜んで。
彼岸行きの道を歩みながら、私たちは、同じ本を持った手を、そっと繋いで、微笑みあった。
好きな本
君との出会いは本だったね。漫画の中みたいに手がかさなってどっちもゆずちゃって結局じゃんけんで決めたんだよね。その後も会う頻度が多くなって仲良くったんだよね。わたしたちの恋のキューピットは本かな。まぁ君に会えて嬉しかったよ。今までありがとうばいばい。
好きな本、
聞かれて何も言えなかった。
ただ、ただ、ムカついた。
―好きな本―
♯57
自分との向き合い方、感動、発見などたくさんのことが詰まっている。ページを開く度に新鮮でワクワクやドキドキがある。一生、ずっと読み続けるかもしれない。はたまた記録を更新していくかもしれない。そんな記憶と思い出がたくさん生まれるもの。
彼氏の愚痴
私、今彼のことどちらかというと嫌いな方。だって、話してると耳が痛いし、なんか会話のテンポが微妙。あんまり共感してくれないし。長時間話すのは無理なタイプ。服とかオシャレしてきてくれるけど、そういうのプレッシャー。ジャージとかでいい。100歩譲ってオシャレは愛情の表れと解釈しても、こっちにオシャレを期待するようなことはやめて欲しい。スカートが見たいとか。いつもこの服だね。とかオシャレになりたいならアクセサリーがいいよとか、それと男友達同士で彼女の自慢をするとかやめて欲しい。同僚に自慢とかもやめて欲しい。彼女はステータス要員かな?って思う。だけど、良いところもある。思ったことそのまま言ってくれるし、送り迎えとかしてくれる(駅まで)。基本ここ行きたいと言ったら特に文句は言わないし、家事ができるから多分やらないくせに文句ばっかり言うみたいな状況にはならないと思う。この間道端でハグしてきたのはちょっと無理だと思ったけどそのあと反省してたからよしとする。正直彼氏が付き合うという関係をどう捉えているのか気になるところ。もし性行為的なものを望んでいるなら、絶対無理。他の人を当たって欲しい。あと、私のことを子供だと思っているなら、彼氏より下に見ていて、対等に思ってくれていないのであれば、それも別れを検討する案件。
子供の頃から大好きな本
子供が生まれてからも
何度も読んだ本
お話よりも
たくさんの思い出が
詰まってる
大好きな本
300字小説
魔導書(あなた)と共に
この国の魔導士は魔導書を相棒として魔法を使う。魔導士見習いの頃から私の好きな本は亡き父が使っていた魔導書だった。滑らかな頁に重厚な装丁。表紙には角に保護と装飾を兼ねた金具が着けられ、箔押しで美しい模様が描かれている。
ようやく魔導士になった私は真っ先に魔導書を迎えに父の書斎に入った。棚から憧れの一冊を手に取る。
『……本当に我で良いのか? 今時の魔法の載った、自動魔法検索機能とやらのついた新しい魔導書が良いのではないか?』
戸惑う魔導書を抱き締める。
「貴方が良いの! 私は貴方と父に憧れて魔導士になったのだから!」
『……仕方ない』
魔導書がやれやれと息をつく。
『我が其方を父を超える偉大な魔導士にしてやろう』
お題「好きな本」
「好きな本」
本が大っ嫌いだった私…
そんな私が初めて読んだのが
太宰治の人間失格
感想はただ一つ
″似てる。私も生きてていいんだ″
すごく嬉しくて
すごく有難くて
いっぱい泣いたな
一番好きな本…そして私を救ってくれた本
自分は今日も
学校を早く来て
荷物をしまい
自分の席で静かに本を読む
今日はホラー系の小説を読んでいる
だが少しだけ恋愛も入っていて
面白い
ww
思わず声に出し笑ってしまった
早く来たおかげで
教室には誰も居ない
部活の人もまだ終わっていない
人が居なくてよかった、
心の中でそう 安心した
チャイムがなり
部活をしていた人達が
教室に入ってきた
いつものことだから
誰も驚かない、
登校時間が過ぎ
今日も授業が始まる
お題_好きな本
好きな本
私は以前から読書をすることが
多い方ではなかったが
私の家族(母と弟夫婦)はもともと
読書が好きでみんなそろって
東野圭吾さんの小説を読んでいた
みんながあまりにも夢中になって読んで
いるので私も気になり始めて本を手に取った
読んでみるとみんなの気持ちが理解できた
なるほどね~!小説の良さがわかったし、
夢中になるのも納得できて嬉しくなった
今では私も東野圭吾さんの本が好きで
家族のみんなに仲間入りできている
娘の「好きな本」
D坂の殺人事件
…想像のできない結末
鼻
…何やっても小さくならない鼻。可哀想(笑)
芋粥
…手に入りすぎた時のあるある。おもろ(笑)
煙草と悪魔
…口の悪い悪魔がいい。
煙管
…煙草の味まで変わるとは!
《好きな本》
古い物の整理をしていたら、懐かしい本を見つけた。
小さい不思議な生き物が旅をする話。乳母がよく読んで聞かせてくれていた。
各地の色々な困難を潜り抜け、たくさんの仲間と出会っていき、最後には一つになり本当の故郷へ還る。
幼いながらもその冒険譚に心踊らせたものだ。
清らかな泉が湧く優しい森の主から愛情を受けた彼は、それまで知らなかった世界を目にする。
ゆうゆうと泳ぐ大きな魚達。咲き誇る色とりどりの南国の花。互いを守るように列を成して飛ぶ渡り鳥。
自分の住まう世界しか知らなかった彼らも出会いを果たす事で、自身の中の世界が広がっていく。
一つになるとは、見識が広がることの暗喩だと思っていた。
しかし、僕は見てしまった。いや、正確には人々は、か。
その小さな生き物たちが世界中から集まって、大いなる存在…くじらになる瞬間を。
世界があるべき姿を取り戻したように、彼らもまたあるべき姿へ戻り海へ還った。
きっと、今はゆうゆうと大海を巡っていることだろう。
豊かな花の香りや鳥達の羽ばたきの音を胸に抱いて。
今とは逆に、小さな生き物達が伝説になるその日まで。
好きな本は好きな本
教育にいい本でも、評価されてる本でも無い
偶然出会って、偶然選んで、偶然感動をくれた
たくさんのことを教えてくれた
私にとってはとっても偉大な教師みたいな存在
貴方に出会えたから今の私がいる
出会えて良かったって心から思える本
ありがとう
「また、同じ夢を見ていた」
「星の王子さま」
「教室に並んだ背表紙」
「52ヘルツのクジラたち」
好きな本
紙の本は、今も好きで
小中学生の頃は、
少年マンガやライトノベルに夢中だった
自分で描いて、友だちと見せあったりもした
友だちが小説を書いて、私がイラストを描いた
とにかくひたすらに、マンガを描くかゲームをするかの生活だった
あっという間の9年間だった
進路を考えなければいけない時期になり
友だちは、その道の専門学校へ行くことになった
友だちやクラスの男子たちの評判はよかったし、やってみたい気持ちはあったけど、世の中に通用する自信なんてなくて私は結局、その道には進まなかった
そのうち、家から近い高校に進学
10年以上も、描く気にならない
気性の荒い私は何かの拍子にあの9年間に描いた膨大なマンガの数々の、原稿を1つ残らず捨ててしまったからだと思う
とにかく楽しかった思い出だけが残っている
当時に誕生したキャラクターたちは、きっともう自分の記憶の中にしか存在しない
いつか一緒に、がむしゃらに描いた友だちも今は連絡のとれる人がいないから
今は全く、らくがきすら描けなくなったし
それどころか時々、同僚にすすめられたマンガを読もうとしても、マンガのコマを読み進める順番がわからない
本当にあれは私だったんだろうか
またあの9年間をやり直したい
やり直せるならもちろん、もっとマンガを描くし
あと勉強もしたい
もっといろんな角度の知識や考え方を知ることができたら、
もっと味のある絵や話のマンガが描けるはずだって
大人になってやっと思えるようになったから
そうして描いたマンガがいつか、誰かの好きな本になればいいのに
好きな本
はらぺこあおむし
手ぶくろを買いに
100万回生きたねこ
……だいたい絵本ばかり
"好きな本"。
聞かれて、きちんと答えられる人は何人いるんだろう。
相当な本好き?
それとも、マンガや小説のオタク?
私は多分、小説オタク…ではない。
とある小説家さんにゾッコンしている。
私のこんな文の書き方は、その方リスペクトだ。
まぁ、まだまだなんだけれど。
きっと、これを読むほとんどの人は、誰か分からない。
私ですら、数年後、これを読んだ時、わかるのだろうか。
ではひとつ、そんな小説家さんの代表作であり、私の一番好きな本を紹介させてほしい。
きっと、名前くらい…聞いた事あるだろう。
西尾維新・著
「化物語」
好きな本
好きな本は、今はない。
忙しくて、本も読んでない。
今のそんな自分が、嫌いなんだ。