好きじゃないのに』の作文集

Open App

好きじゃないのに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/25/2024, 6:22:43 PM

少し良いシャンプーを買った。

ボディクリームの上から
オイルを重ねる。
程よい力加減で
肌を整える。

桜貝色の淡いペディキュアは自信作。
エナメルネイルは塗ったばかりだと
ツンとした匂いが強いから
1週間前に施して
欠けないように2日に一度
トップコートだけ重ねてた。

コップいっぱいの白湯を飲む。

香水は出かける30分前。
クロエのラブストーリー。
柔らかく香る足首と
衣擦れのウエストに。

柔らかく髪を巻き
あくまで自然なベースメイク。
細かいラメのアイシャドーに
リップはヌードカラー。

控えめなデザインのネックレスは
ピンクゴールド。
ピアスは揺れるもの。

最後まで悩んだけど
コーデはパンツにする。
ワンピースはまだ冷える。

突然の雨に備えて折りたたみ傘と
ハンカチも2枚持ってる。
ここにも香りは仕込んである。

左手、小指にお守りを。

……よし、準備は整った。

行ってきます。


【好きじゃないのに】

3/25/2024, 6:09:13 PM

好きじゃない。本当は全然好きじゃない。だからすぐにやめられるし、今だってこれを吸い終わったら残りをゴミ箱に捨てることだって出来る。だって好きじゃないから。なんなら嫌いな位だ。
 嫌いだよ。タバコなんて。大嫌いだ。
 臭くて、煙くて、喫煙者に人権は無い。百害あって一利なしとはよく言ったものだ。身体に毒で、吸ってる本人より周りの方が害を被る。最悪な嗜好品だ。
 嫌いだ。そう。嫌いだ。好きじゃないなんてもんじゃない。嫌い。嫌い。大嫌い。タバコなんて大嫌いだ。
 何度も辞めようと思った。何度もゴミ箱に捨てた。
 虚しくなって、嫌になって、空っぽになったタバコの箱を見る度に、君がもう居ない事を思い出すから。
 コンビニに走って、18番を頼む。君の吸っていた銘柄。私にはちょっとキツイ。タバコが苦手だから、口に煙を含んでも、肺まで入れない。口に含むだけでも臭くって、苦くって。
 むせ返るタバコの匂いに、それでも安心感を得てしまう。ダメな女。恥ずかしい女。未練がましいったらありゃしない。
 君が他の女と寝ているのを見てしまった。
 腹が立って、近くにあった目覚まし時計を投げたら、君の頭に当たって怒鳴られた。怖かったけど、怒鳴り返して、脱いでた服を外に放り投げてやった。女のハイヒールも、ブラも全部。
 窓の外じゃなく、廊下にしてあげたのは優しさだ。夜中だったし、誰も見てないだろう。わかんない。私たちの喧嘩する叫び声でお隣さんは起きてたかな。今となってはどうでも良い事だ。

 クズ男だった。ヒモで、私が居ないとダメで、私が支えていた。そう思っていた。
 浮気だって知ってた。見ないフリをしていただけ。現場を見ちゃうと許せなかった。溜まっていた怒りが爆発して、とめられなかった。

 あれから君は帰ってこない。当たり前だ。別れたんだから。
 連絡一つ寄越さない。当たり前か。私は金ヅルだったんだから。
 虚しさしか残らなかったのに。別れて正解だったのに。君の残したタバコの匂いに縋っている私は惨めだ。

 最後の一本に火をつけた。今度こそ、本当にこれで辞めるんだ。
 タバコは好きじゃなかった。でも、君が吸っているのを見るのは好きだった。タバコを吸う君の横顔が、タバコ臭い君の体臭が、タバコを吸う仕草が、指が、口元が。タバコで苦いキスの味が。全部好きだった。好きだったんだよ。
 もう全部無いけれど。このタバコの煙のように白いモヤでかき消される。思い出だったのだと消えていく。
 タバコが燃えて残るのは、燃えカスと吸い殻だけ。
 でも、私は吸い殻になんてなりたくないから。このタバコと一緒に君との思い出も燃やしてしまうんだ。燃えカスになった思い出に興味は無いし、
 吸い殻はキチンとゴミ箱に捨ててしまえる女だから。

 タバコが燃え尽きる。長く息を吐き出す。苦くて臭い白い煙を吐き出した。灰皿に押し付けて、思い出も一緒に消火して。
 ゴミ箱へ捨てた。灰皿と一緒に。
 もう君も、君の思い出も要らないから。

#好きじゃないのに

3/25/2024, 6:01:23 PM

好きじゃないどころか嫌いなのに
君の夢を見る
夢の中の君は決まって優しくて
その場を離れたくないのに目が覚めて
起きても君は当たり前にいなくて
欲しているのは私だけ
いつもそわそわ
いるんじゃないか
すれ違ったりするんじゃないか
会えたりするんじゃないか
そんな想像膨らませて
いるわけないのにそわそわ
君は夢の中でだけ会えるのは
こんなこと無駄なのに
無意味なのに
好きなんかじゃないのに

3/25/2024, 5:59:02 PM

『好きじゃないのに』
 好きなんかじゃない、恋なんてそんなもの分からないはずなのに、君の顔を見る度に胸が跳ねてしょうがない。
 そんなことを数年前、思っていたなぁ。
 今でも、隣で眠る君の顔を見て同じことが言えるよ
 君のことなんか好きじゃない。
 「あいしてるよ」

3/25/2024, 5:53:47 PM

好きじゃないのに

私はいま学校に行っている

好きじゃないのに

私はいま仕事をしている

人生を生きるためには、
何かしていかないといけない。
そこに好き嫌いの有無は関係ない

生き物だから
食べなきゃいけない
寝なきゃいけない

好きじゃないけど、やらなきゃいけない
なら、我慢した分、ちょっと素敵なことをしましょう

空を見る、ゲームをする
本を読む、友達と話す
なんでもいい

そればかりでもダメだけど、それがあると何だか楽しく過ごせる気がします

私はだから、あまり上手くもないギターを今日も飽きずに弾いているのです

3/25/2024, 5:29:38 PM

『好きじゃないのに』


昏い感情を口から吐き出し
平気な顔して痴態をさらす
後から理由を探しては
勝手に自分で暗示をかける

『綺麗事では生きられない』
『それがこの世の常だから』
『何があっても仕方がない』
『世の中そんなに甘くはない』

嫌いな台詞を着飾って
尖った言葉でヒールを履かせる
貶し貶されワルツを踊れば
足を挫いて共倒れ

こんな世界が嫌だと叫べば
怠惰な奴だと罵られ
綺麗な世界が欲しいと願えば
馬鹿な奴だと嗤われる

好きでもないのにしがみつき
好きでもないのに生きている
それでは道理が通らないから
それが全てじゃないんでしょうね

3/25/2024, 5:27:47 PM

彼女はいつも、俺によそよそしい。

葉瀬(ようせ)は前からの友達だから仲が良いのは知ってる。玲人(れいと)は人柄も良くて、雰囲気も柔らかいから近寄りやすい。

じゃあ俺は?

確かに髪は染めてるし、背は高い自信あるし、どっちかと言えばガサツで、そして感情の凹凸が激しい。

そのせいか彼女は最初、俺を警戒した。

わかってる、第一印象は葉瀬に比べてあんまり良くなさそうだったし。
でも知り合ったからには仲良くなりたいと思うのが俺だから。

彼女の趣味は読書。ゲーム好きの俺とは正反対だ。ちなみに俺は本を読むのが好きじゃない。
でも少しだけ読んでみることにした。

選んだ本が悪かったのか、十数ページで俺の頭はショートした。

今度は彼女が好きだと言ってた人の本を読んでみる。今回はミステリーだったからかスイスイ読めた。でも面白かったけど、感想を聞かれてもどう答えればいいのか分からなかった。

今度はオススメされた本を読んでみる。彼女は軽く要点をまとめてくれて、俺はそこに注意して読んだからか、なんか読めた。まだ感想は難しいけど、いつかは言えるように。


なんでそこまでするのか、って?

前に小説を読んだ事を話したら、驚いてから嬉しそうにしてたから。

その顔が、なんとなく優しい気持ちにさせてくれるから。

彼女の事をもっと知りたいし、俺の事を知ってほしいから。


だから好きじゃなかった本を読み始めた。


なのに。


「なんで他の人に向いちゃったんだよっ...」


俺はベッドでうつ伏せになる。枕が涙で濡れちゃうけど、気に出来ない。

ベッドの隣の棚には、ゲーム機と真新しい本や読み倒された本などが数十冊並べて置いてあった。


お題 「好きじゃないのに」
出演 拓也 秋 葉瀬 玲人

3/25/2024, 5:09:06 PM

Episode.38 好きじゃないのに


有名なマッチングアプリで出会った人。
本気で好きになるつもりは無く、からかって遊ぶつもりだった。
絶望に怒る姿が見たいから、初めて会った日の夜には、好きじゃないのに体を許した。
所詮1回きり、たかが一夜だって思ってた。

でも違う、違うんだ。


彼はその後もしつこく連絡してきた。
通知は1ヶ月のうちに1000を超えた。

そしてある日の深夜にはインターホンを鳴らされた。
何度も、執拗に、ガチャガチャとドアノブを動かす音を立てながら。
1時間程度で諦めたのか静けさだけが残った。

それから3日後、家の帰り道で後ろから口を塞がれた。
そのまま意識を失い、気がつけば見知らぬ部屋に男と2人。
その男こそ、マッチングアプリの彼だった。
頑丈に繋がれた足枷に怖気付く私を見て、笑いながら教えてきた。

"初日で体許すなんてビッチ以外の何者でもねえだろ。
そんなお前を分からせるために居場所を突き止めた。
こっからは俺のペースだ、もう逃げらんねえぞ。"

その後、私は彼に乱暴に扱われながら、意識が飛んでも止めずに行為を繰り返された。
私の言う事なんて聞いてくれないし、喘ぎ声以外を出せば喋らなくなるまで殴ってきた。

そんな生活が2ヶ月ほど続いた後、彼は首を絞めて私を殺害した。
警察の調べで分かったのは、彼は部屋に隠しカメラを付けていて、わたしとの行為を裏サイトに載せて稼いで居たんだとか。
その証拠のおかげで無事逮捕されたという。
しかし、私の行動をネットで叩く者は、しだいに私の家族への誹謗中傷や自宅荒らしもしていった。



__みなさんは、この文章を見て何を思うでしょうか。
からかった女が悪い、もしくは逆襲した男が悪い。
はたまた両者とも悪ければ、両者とも悪くない。
さらには警察の発見が遅い、ネット民が悪いなど…
意見は様々出てくると思います。

正直なことを言ってしまえば、人間が己の頭脳で分析してさらなる高みを目指す思考を持っている限り、犯罪は絶対に無くならないんです。
本当の恨みで働く人もいれば、死ぬ前の経験、なんとなく、有名になりたいと言ったしょうもない理由で働く人もいます。

そんな人がいるのは許されませんし、犯罪者が第1として悪いのは前提としてお話します。

今の時代、悲しいことに沢山の事件の前例があります。
その前例がありながら、私達は危機感がなさすぎるんです。

自分は醜いから狙われない?
セキュリティが高いから大丈夫?
そんなの犯罪者には通用しません。

容姿の価値観は人によって違います、醜いと思っているのはあくまで主観です。
あなた自身が好かずとも、犯罪者には好かれること。
また、顔だけでなく体さえあれば何でも良いという人もいること。

セキュリティが高くても、上手く設備屋として入り込む人がいること。
外出時を狙って、集団で襲いかかり抵抗できなくすること。

犯罪者は悪い方に頭を働かせます。
理解し難いことだって容易に考え、行動を起こします。

犯罪者が居なければきっと解決します。
それでも居なくならないのだから対策するしかないのです。
自分の命を自分で守るしかないんです。
みなさんの身の回り、1度確認してみてはいかがでしょうか。


そして、現代だからこそ起こりやすいネットでの誹謗中傷。
最近では、誹謗中傷と批判の違いすら分からない人が増えています。
若者に加え、議員ですら分からない人がいるんです。

みなさん、誹謗中傷はしていませんか?
コメントせずとも、誹謗中傷コメントにいいねを押していませんか?
前者はもちろん犯罪者です。
後者に当てはまったあなたも共犯者ですよ。

顔が見えないからと調子に乗っていませんか?
正確な手段をとれば特定なんて簡単です。
顔なんて見えているも同然なんですよ。

そもそも何が誹謗中傷かわからない?
分からないならコメントもせずに居ればいいじゃないですか。
幼稚園児でも分かるような事が、成長すると分からなくなるんでしょうか?不思議な人ですね。


今までの間に、思い当たる行為をした人達。
怒られたくない、そんな理由でももう構わないんです。
同調圧力の波に飲まれて、恥じるべき行為を繰り返すのはやめなさい。

きっとこれからもしないと誓う人達。
分からなければ何もしない、共感しても心で留める。
迷惑の掛からない方法で発散しなさい。


苦しい報道が多発している今、少しでもみなさんが安心して過ごせますように。

3/25/2024, 5:07:46 PM

花弁がふわりと広がるアネモネ。重たそうに首を垂れる鈴蘭。さりげなくちょこんと咲くたんぽぽ。甘い香りを凛と放つ百合…。

私の目の前には、色とりどりの花が並ぶ。

「どうぞ、好きなものを召し上がってください。お嬢さん」
この部屋に私を招待した紳士は、黒い外套をはためかせ、お辞儀する。

シンプルながら美しい形をした外套が、ゆっくりと瞬くと、品の良い紅橙のワンポイントがひらりと目立つ。

「ご親切にありがとう」
私は、口の先まで出かかったため息を飲み込みながらこう答える。

「では、良いお時間を。失礼します」
紳士は、黒い外套を翻すと、青空に向かって、席を外す。
残された私は、目の前に座る青年を見やる。

彼は、プラスチックのように透き通る素材に、アンティークものの額縁のように、縁を彩る赤茶の模様を描いた、見事な外套を纏っている。
小柄な身体をさらに縮こませ、困ったように俯いている。

彼が、意を決したように顔を上げ、口を開く
「こんにちは、モルフォ一族のお嬢様」
「こんにちは。アサギマダラの紳士様。お食事をご一緒に、なんて、こんな忙しい時に、ご迷惑だったかしら」
私が目を伏せつつ答えると、彼は虚をつかれたように私を見つめ、それから慌てたように首を振る。

「そ、そんなことはありません。お目にかかれて光栄です。ぜひ、遠慮せずにお食べください」
「ありがとう。私、お花は好きなの。どれも美味しそうで迷ってしまうわ。貴方はどれがお好き?」
彼は目を白黒させながら、慌てたように目線を走らせ、そして、答える。

「ぼ、わ、わたくしは、フジバカマが好きでございます」
「あらそんなにかしこまらないで。フジバカマ?私も好きよ」

彼は信じられないというように目を見開く。
私はここぞとばかりに二の句を継ぐ。
「あら、モルフォ一族は嘘なんかつかないわ。さあ、ご一緒させてくださらない?」
「わ、わたくしでよければ」
「もちろんよ、お食事を楽しみましょう」

…私と彼はゆっくりと食事を始める。
なんて幸せなひとときかしら…

「好きじゃないのに」
彼と別れ、帰路を歩く私の耳に言葉が止まる。
私はゆっくり振り向く。後ろには、私の御付きであり、従兄弟の、ジャノメが立っている。

「お前は花の蜜なんて好きじゃないのに、」
ジャノメは口元を吊り上げて続ける。
「甘い言葉を添えて、アイツを騙して、なんのつもりだ?」

私はジャノメに笑いかける。
「わからない?」
「私はあの方を手に入れるつもりよ」
ジャノメは顔を顰める。
「アイツとお前じゃ、好みも生態も違いすぎる。花の蜜が好きじゃないお前が、アイツと暮らせるとでも?」
私は微笑む。
「あら。そんなこと、愛の前では無力だわ。確かに私は花の蜜は好きじゃない。でもあの方は好き。だから好きじゃないのに、我慢できるのよ。大好物がなくても、あまり好きじゃないお食事でも。愛とはそういうものだわ」

ジャノメは不機嫌そうに吐き捨てる。
「お前にアイツは似合わない。死骸や腐乱した果実が好きな、お前みたいなやつにはな」
「あら」
私は首を傾げる。私が最も美しく、可愛らしく見える角度で、ジャノメを見つめる。
「貴方はそうじゃないの?」

ジャノメに背を向け、出来るだけ柔らかい優しい声で言う。
「貴方も私の血族よ。あの方と私たちは違うの」

何も言わないジャノメをおいて、私は蒼い外套を広げる。
「でも、貴方とは違って、私は諦めないわ。あの方に『好きじゃないのに、俺と出かけないでくれ』なんてバカなことを言った貴方とは違ってね」

私は青い空に飛び立つ。
好きじゃない花の甘い香りの中に、どこかから、ツンと据えた良い香りが漂ってくる。
私は、その据えた香りに向かって、蒼い羽を羽ばたかせた。

3/25/2024, 5:06:22 PM

好きじゃないのに

やるから

心がケガをする


でも、

やらないとならないから

踏ん張ってるんだよ


自分へのご褒美なんて

30円のチョコレートだったりするけど

今はこれで良いんだ!

3/25/2024, 4:45:13 PM

好きじゃないのに美容にいいから食べなきゃと思って買ったトマトをいくつ捨てたことか

3/25/2024, 4:36:55 PM

好きじゃないのに

私は食べ物全般が嫌い。
何で?って聞かれたらこう答えてる。
「だって、不味いもん」
って。
というか私にそんな事聞いてくる人は誰1人居ないんだけどね。

3/25/2024, 4:33:24 PM

「好きじゃないのに」

この宇宙を救うべく突如として家に住みつき始めた自称マッドサイエンティスト。こいつが来てから何日経っただろうか。
そう思っていたある日、ミントグリーンの髪の彼(彼女?)は聞いてきた。

「やあキミ!!!この星では生まれた日を祝う習慣があると聞いたよ!!!キミの誕生日はいつなんだい?!!」
あー、誕生日は2月17日だよ。自分は投げやりに答えた。

誕生日。自分はいつも、どこに行っても除け者扱いで、まともに祝ってもらったことなんてなかった。
だから、誕生日が来たところで、年を一つとってしまったくらいにしか思えなかった。

「ふ〜ん。意外だね〜!!!もっとジメジメした時に生まれたんだと思ってたよ……って冗談だから睨むのはやめたまえ!!!悪かったって!!!」

「チョーカガクテキソンザイ」もそういうものに興味があるのか、などと考えているうちに、自分は誕生日を迎えた。

はぁ。また歳をとった。そう思って目を覚ましたあと、居間に向かった。
「おはよう!!!今日はキミの誕生日だというのに顔色ひとつ変わらないね!!!嬉しくないのかい?!!」

「あ!そうそう!!!今日はキミのために朝ごはんも特別仕様だよ!!!ほら、見たまえよ!!!ケーキをイメージして作ったイチゴと生クリームのサンドイッチだ!!!」

「ジン類は皆ケーキが好きなんだろう?!!だからキミも喜ぶと思ってね!!!ほらほら、口にしたまえ!!!」

別にジン類全員がケーキ好きじゃないのに、とか考えつつ自分はマッドサイエンティスト特製サンドイッチを口に運んだ。旨い。

「ふふん。このボクが腕によりをかけて作ったからね!!!味はピカイチに違いない!!!そうだろう?!!」

ああ、旨いよ。今まで食べたどのサンドイッチよりも。
……ありがとう。

「ハッハッハ!!!驚くことなかれ!!!プレゼントはまだまだあるんだぞ!!!」

そう言いながら、昼にはまるでお子様ランチみたいなランチプレートを、晩にはハンバーグを振る舞ってくれた。

ん……?ハンバーグを焼くための鉄板なんかうちにあったか……?

「ああ、気にしないでくれたまえ!これはボクのポケットマネーで購入したものだよ!!!キミも好きに使ってくれて構わないからね!!!」

「それから……誕生日おめでとう!!!」
クラッカーを鳴らして、ホールケーキまで用意してくれた。

「こんなに食べられないかもって??でもせっかくの誕生日なんだから、雰囲気作りは大事だろう?!!もし食べられなくても安心したまえ!!!残りは全部ボクが頂くからね!!!」

自分はこいつとケーキを囲んだ。
今まで食べたどんなケーキよりも美味しかった。

「あ、そうそう!これをキミに渡さないとね!!!」
そう言って、最新鋭のPCとミントグリーンのテディベアを自分に渡した。

いや、ありがたい、けど……流石に使いこなせないし、受け取るのも憚られる……。

「ん??そんなに高価なものなのかいこれ??ボクはイマイチこの国の通貨のことを理解していないからね!!!そこはあんまり気にしないで、好きに使ってくれたまえ!!!使いこなせないのならボクが使っちゃうよ!!!」

そう言いながら、あんたは早速PCを改造し始めた。流石マッドサイエンティストだ。

その様子を横目に、自分はあんたの髪とお揃いの色をしたテディベアを見つめた。特別ぬいぐるみは好きじゃないのに、とても嬉しい。可愛いな、このテディベア。

誕生日に初めて食べたホールケーキ。
初めて貰った誕生日プレゼント。

今までの人生で一番幸せな誕生日だ。

ちょっと恥ずかしいなんて思いつつ、自分は言った。
「本当に、本当にありがとう。最高の誕生日だよ。」

「んー?なんか言ったかい??まぁ、気に入ってもらえてよかったよ!!!来年に向けて、ボクもまた準備をしておくね!!!」

来年も、こんな風に誕生日を迎えられたらな。
そう思って眠りについた。

3/25/2024, 4:28:11 PM

やっぱり気になってしまう。


お題:好きじゃないのに

3/25/2024, 4:18:59 PM

朝早起きして
 身支度を整えて
 満員の通勤電車に揺られて
 上司の顔色を窺って
 部下の失敗をカバーして
 理解したくないハプニングに見舞われて
 帰りが遅くなって
 電車逃して
 帰宅したら家事をして
 気が収まるのはベッドに入ってからで
 よせばいいのにスマホ見て
 睡眠時間はどんどん削れていって

 世の中こんなに好きじゃないことで
 生活が成り立っていて
 好きなことを忘れさせてくる

 好きじゃないのに偉そうで余計に嫌になる
 そのうち好きなことを嫌になってくる

 ちゃんとやるから
 好きなことを好きな気持ちのままやらせてよ


『好きじゃないのに』

3/25/2024, 4:18:47 PM

お題:好きじゃないのに

満開の桜を眺めながら和菓子をいただく貴方。
普段はあまり和菓子は好まないが何故か美味。
きっと貴方と共に過ごしているから。

貴方がこの京の都へと来てくれて嬉しく思う

前回の小説と繋がっております。
ぜひ、見てみてくださるとうれしいです

3/25/2024, 4:17:55 PM

貴方があげてたストーリー

      水族館だったよね

      調べたら’’映えデートプラン’’だって

      彼女さんとデートだったのかな

      こんなこと考えたくないよ

      でも考えちゃう

      見るたび辛い

      いつだったっけ

      3人で話してたら1人の子が

     「彼女さんとどーなのー?笑」聞いたら

      ちょっと気まずそうな切なそうな顔して

     『いいかんじかな?笑』なんて言ってっけ

      なんでそんな顔してたの、。

      知りたい、本音 なにも言ってくれないから

      私は変に考えて貴方を想って泣くの

      やめたいな、


                   #好きじゃないのに

3/25/2024, 4:08:22 PM

好きじゃないのに

好きじゃないのに、どうしてやらなきゃいけないのだろうか?
仕事や人(恋愛などの人間関係)も食べ物も(その他も)、他人の目を気にして生きて行かないといけない日々。

好きじゃない仕事をしている人、好きじゃない人と付き合っている人(仕事上の人間関係や恋愛など、どちらでも)、好きじゃない(苦手・嫌い)のに食べなきゃいけない。

不条理な世界、嘆き…

どうして我儘(わがまま)に生きて行けないのだろうか…

3/25/2024, 4:02:28 PM

「好きじゃないのに」

好きじゃないのに...そう思ってるってことは
好きなんだよね。
でも、もうこの気持ち認めたくない。

3/25/2024, 4:00:21 PM

好きじゃないのに 食っていた
あいつのココロも 貪った
いつの間にか 原型が
亡くなっていた
目に見えるものが 歪んでいった
もう二度と 戻れない過去に
明日を信じられない
今日の自分に いつの間にか
食ってくれとせがんでいた

Next