『奇跡をもう一度』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢でまた逢えるくらいを奇跡としあなたの去った世で目を閉じる
題-奇跡をもう一度
奇跡。なかなか無い、偶然起こることを奇跡と皆思っているだろう。それはそうだと思う。だけどどうか、私たちがここにいることこそ本当の奇跡なのではないだろうか。これまで生きてきた中で、楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、幸せだったことをたくさん経験していると思う。だが、そんな過去があったからこそ今ここに、この場所にいるんだと思う。
だが、例外もいる。それは、内山だ。アイツはおかしい。なぜ、あんな昭和をまんま擬人化したような性格の人間が、なぜ、私たちの高校にいるのだろう。本当におかしい。もし、過去に戻れるなら、私は内山を見つけ出し、東京湾に沈めたい。
奇跡をもう一度。
お母さんが倒れた時に
「奇跡をもう一度」って
皆んなで祈ったら
奇跡が起きた。
そこからの
4年は
本当に余韻だったのかも?
ハガキを書いて
写真も動画も
たくさん録った。
【奇跡をもう一度】って
本当に幸せな時間だったなぁ。
うちやまの涙は奇跡と言っていいだろう。
それは何万年ぶりの出来事だった。
あることを行ったことでうちやまは涙
したのだ。
その光景はさぞ美しかったのだろう。
だが、私は見ることが出来なかった。
悔しくてその日から寝付けていないのだ。
だから私はその奇跡をもう一度、
次は私の手で掴み取ってみせると、
誓おうと思ったがやめた
えっ?なんて?
上官なのに思わずタメ口で返してしまった
いや、だから、あの、ダメだって
迎えに来れないらしい
はあ?ふざけんなよ
マジでぶん殴ってやろうかと思った、けどなんとか留まる
いや、課長が言ったんじゃないすか
あそこまで頑張ればなんとかなる、必ず迎えがくる、だから頑張れ、って
そうだよな、俺もね、きっと迎えに来てくれると思ったんだよ、
だけどダメだって
お金ないから自分らでなんとかしてって
部長謝ってたよ珍しく
ゴメンね、だって
ゴメンね、じゃねえよ、クソ豚部長が
怒りを堪えて振り返る
だから俺、言ったんすよ
無難に引き返した方がいいんじゃないですか、て
いやあ、だって
助けに来てくれると思ったんだもん、今回のはさすがに
だもんじゃねえんだよ、だもん、じゃ
お前が行けと、言うからこっちに向かったんだよ
そのまま地球に帰ったら責任取らされて恥かくから保身の為に月に向かえつったんだろうが、と言いかけて止める、
今コイツに言っても仕方がない
で、どうするんすか?
んー、帰るしかないよな、地球に
ないよな、じゃないんだよ
いちいち腹が立つ、運転できん癖に簡単に言うな
月に向かう途中、僕ら二人は宇宙で彷徨った
計器の故障で通信が途絶え、船を動かすには手動で操作するのみ
目標が大きい地球に帰ろうと進言するも、大丈夫だから月へ向かえと命じられる
速度と距離をメモ紙で計算し
月の座標と地形情報を思い出しながら
豆粒単位の着陸地点を捉え
レバー一つで操縦した
課長はそんな最中、隣で頑張れ、頑張れと応援してくれていた
そんな奇跡の月面着陸を果たした、ばかりである
さっきの人生最高のハイタッチを返して欲しい
月面から眺める地球は恐ろしいほど美しい
こうなったら自力であそこに帰ってやる
コイツと二人であの奇跡をもう一度
『奇跡をもう一度』
奇跡をもう一度
手術は無事成功した。
ベッドで眠る息子を見つめながらうるさい心臓を
なだめるように手に当てる。
重い病気を患った息子の命は長くは持たないと
先生に言われた時は目の前が真っ暗になるほど絶望した。
けれど、時間と息子が諦めない気持ちを教えてくれた。
どうにかできないものか、私はあらゆる手を尽くして
息子の命が助かる方法を模索した。
優秀な医者への手紙、動画サイト、SNS...
自分で出来ることはとにかくした。
そしてついに、息子の病気を治せる医者が
名乗りあげてくれて、診断後すぐに手術へと移行してくれた。
手術ができる医者と出会えたのは奇跡だ。
手術が成功したのも奇跡だ。
あとは...息子が目を覚ましてくれれば
どれだけ喜ばしいことか。
ここまでもわがままなのは充分わかっている。
でももう一度...奇跡をもう一度だけください。
うるさい心臓の鼓動と心電図の音だけが病室に響き渡る...
語り部シルヴァ
(奇跡をもう一度。)🦜
これは
僕の、お母しゃん、から
貰った本なんだけど。🦜
・隨分古い本で、
「ある小さな雀の記録。
人を慰め、愛し、叱った、
誇り高き
クラレンスの生涯。」🦜
✣内容は簡単に云うと
第二次世界大戦中
瀕死の雀が老ピアニストに
助けられ生きた、
12年の生涯を
書いた本で、実話なんだね。🦜
✣小さな生き物への
愛情と奇跡。🦜
【こんな奇跡がもう一度
起こる事を、
僕は信じてるから
機会が有ったら
読んでみてね。】🦜
#奇跡をもう一度
運命なんて信じない
自分も周りも信じない
そんな生き方ばかりして来た
そんな私に出逢いは
奇跡なんだと教えたキミ
その出逢いから何を受け取るのか
受け取らずに通り過ぎるのかは
お前次第だよと言ってた
失くした後で気がついた
キミとの出逢いこそ奇跡だったと。
キミに言えなかった
ありがとうとごめんね
もう一度奇跡があるなら
キミにまた逢いたい
さりげなく過ぎてく時の中で…
僕の人生の中で、君に出会えたことを奇跡と呼ぶなら、あの日々はきっと僕の一生をかけても取り戻せないだろう。
この世に本当に神様がいるなら、またあの人の隣に僕を。灰色の世界に別れを告げ、僕はスターチスの花束を捧げた。
「奇跡をもう一度」
叶わなかった願いがある。
それは「すずめ」として生きてみること。
自由に生きて可愛がられたいのではない。
薄い存在感と邪険には思われない
その身軽さが良いのだ。
病床から震える手を出して窓を開ける。
何もいないが確かに声は聞こえるのだ。
僕の茶髪は虚しく揺れる。
雇われ介護に一日中世話を焼かせた僕の体を
少しの黒ずみが彩る。
すっかり白くなった顔は
女房が愛した丹精をすっかり奪っていった。
奇跡がもう一度起こるなら
私は「すずめ」になるのだ。
第伍作「奇跡をもう一度」
我は今、奇跡によって生きている。
助からぬ病を、幼少の我は乗り越え今を生きている。
叶うのであれば彼女へ奇跡よもう一度。
あぁ神よ。人智の及ばぬ高次の物たちよ。
さぁ、今度は彼女の元へ。
願わくば、奇跡よもう一度。
(幼少期に生死を彷徨った我が不治の病に蝕まれている彼女を思って。)
【奇跡をもう一度】
〜Mrs.GREEN APPLE様〚僕のこと〛〜
僕らは知っている 奇跡は死んでいる
努力も孤独も 報われないことがある
だけどねそれでもね 今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ それがね軌跡だと
「奇跡をもう一度」
奇跡の定義ってなんだろう。
努力も経験もなしに神頼みだけするのはどうかな。
保育園の頃を思い出してみると。
すごく穏やかで淡くて。
純粋で綺麗で。
一年中幸せだった記憶が蘇る。
あの時間が1番綺麗だったと思う。
あの奇跡は生まれ変わったらもう一度?
奇跡を活かせなかった?
もう一度起こらないかな?
奇跡は待っているだけじゃ起こらない
前提として、奇跡を起こすための努力が必要だ
ものにできなかった奇跡をもう一度起こしたいなら、
偶然に頼らず、自らの手で掴み取るのだ
そうすれば、奇跡は何度でも起こせるはずだ
待て、それはもはや奇跡ではなく、
努力の賜物なのではないのか?
こちらが何もしなくても、
たまたま幸運なことが起きるから奇跡なのだろう
奇跡をもう一度起こしたい場合、
本人にできることなどなにもない
できることといえば、ただ座して待つことのみだ
いやいや、そんな極端な
奇跡というのは努力だけで起きるものでも、
偶然だけで起きるものでもないでしょう
努力して発生する土台を作りつつ、最後は偶然に頼る
その結果起きたらラッキー、
というのが奇跡じゃないんですか?
もう一度狙って確実に起こすのは無理ですし、
ただ待っているだけでも、
もう一度奇跡を起こすのは無理だと思いますよ
三人はそのまま奇跡とはなにかの議論を始め、
私がどんな奇跡を待ち望んでいるかについては、
一切聞くことなく
私のことを置いてけぼりにして白熱するのだった
あっ、私は二人目の意見に賛同します
二度三度、起きたところで期待値が上がって、価値は落ちていくだけ。
/お題「奇跡をもう一度」より
「奇跡をもう一度」
とある神社に奇跡を起こせるという噂の少女がいた。
僕は、興味が湧いたので、その少女に会ってみることにした。
少女はぽつりと一人でたっていた。
「奇跡を見せてくれないか?」
僕がそう問いかけると、少女は頷き、雨を降らす。
「これでいい?」
少女は、そう言い、僕を見つめる。
僕は少女がたまたま起こした思い、また問いかける。
「もう一度!奇跡をもう一度!君が思う奇跡を起こしてよ。」
少女が頷く
次の日地球は滅びた。
《再会の奇跡》
(刀剣乱舞/宗三左文字)
宗三が本丸に顕現した時、刀剣男士はまだ数える程しかいなかった。
しかし、その中には、もう二度と会えぬはずの刀剣が居たのだ。
「薬研通し...!?」
「おっ。宗三左文字か?俺っちのこと覚えてたんだな!」
かつて同じ主、織田信長の元に居た短刀・薬研藤四郎。
本能寺の変で焼失したはずの刀。
「どうして薬研がいるのですか....」
「まぁ、細かい事は分からないが、薬研藤四郎って刀が在った事とか逸話だとか写しとかで顕現出来たらしい」
ほら、と見せた本体はあの日の薬研藤四郎そのもの。
美しい刃文も変わっていない。
宗三は薬研が、《あの時共に居た薬研藤四郎》だと実感すると、不思議と安心した。
「貴方とまた会えて嬉しいですよ、薬研」
「奇跡ってとこだな。これからまた宜しく頼むぜ」
その笑顔も、あの人変わらぬ子供のような笑顔で。
もう二度と見れないと思っていた仲間と会えるならば、
現世では会えなくなった自分の兄弟達にも会えるのだろうか。
もし会えるなら、それも奇跡と呼びたい。
宗三はそう思いながら、ここでの生活を始めた。
奇跡をもう一度
不明瞭な正解という概念が存在するから、この世界はわりと面白い。
「奇跡をもう一度」
私はたぶん
年老いて一人になる
そうはなりたくないけど...
″家族みんなに看取られて″
なんて考えていない
一人寂しく逝くんだろう
だから今こうして
大切な人といっしよにいられる事
それはすごい事で
ある意味奇跡なのだ
だから年老いて一人になった時
「あの時の奇跡をもう一度」
って気持ちにきっとなるんだろう
今、この一瞬を大切に生きなきゃな...