『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「太陽の下で」
あなたの光は私達を生かすだけでなく
心まで暖かくしてくれる。
光があるから生きていける。
身も心にも光は必要だと思う。
貴方の光が道しるべ。
光を追いかけて、どこまでも歩んでいく
光があるから迷っても落ち込んでも
また立ちあがれる。
光が雲でおおわれて落雷が私を襲う
見えない光に不安を覚える
稲妻が走り、雨の涙が地を濡らす。
心もまた荒れてゆく。体は濡れ冷え切り、体力も奪われる。
光が差しこまない黒い空 の下
落雷が落ちるのも、体力が落ちるのも構わず
光を求めて祈りを捧げる。
祈りに応えるように、雲が晴れてゆく
太陽の光が心も体も温める
そうなったらよかったな。
現実は残酷に、必ず祈りに応えてくれるとは限らない。
冷え切る心と体をどうにか温めようとちじこまる。
その時、眩い光が体を包み込む。
まるで、その光は自分の中から発光してるようだった。
あぁ、強い灯火は心にもあるんだ。
それはまるで太陽のように。
太陽は陰って見えないけれど、太陽の下で
まるで共鳴するように眩く光る心を抱きしめた。
きっと空も晴れるよ。
洗濯物取り込むのがだるいから
雨じゃなくて晴れがいいな
貴方という太陽の下で
包まれていたかった
今迄も今もこれからも
これから.......
これからあるのかな
ばっか考えてるのに
私は貴方のことばっか
考えてるのに
太陽が近くにいない
いつも照らされていない私は
もし花ならば
もう枯れているね
心が
私の心が
枯れない様に
私を思って
私を思って
優しく抱いて
『太陽の下で』
さぁ、踊ろうよ。
あの光の下で。
……え?嫌だ?
そんなこと言わずにさ。
ほら、見て。
外はこんなにも、明るいのに。
『太陽の下で』
強い日差しが背中を灼き
足下には真っ黒い陰ができている
風も吹いてはいない
鼻腔を湿った匂いがかすめる
夏の匂いというやつか?
頭から流れる汗がこめかみ、頬と伝い、流れ落ちていく
何を想うでも、考えるでもなく、ただ立っている
でも、それが無性に気持ちいい
ただ立っているだけなのに
ただただ、暑いだけなのに
太陽の下で立っている
最近知り合った方に、太陽という名前の方がいる。
太陽みたいに陽気で明るくて…というわけではなく、至って理知的な方。
名前はアウトドアなんだけどね、小さい頃からいちばん好きなのは家で本読むことだった、と笑っていた。
太陽さん、なんと夏至生まれで、そこから太陽と名付けられたそうだ。
光あふれる日に生をうけたと思うと、何だか素敵だ。
曇りや雨の日でも、太陽の光が絶えず地表をあたためているように、太陽さんの落ち着いた話ぶりや、穏やかな笑顔は場の空気を柔らかくする。
私も、こういう人になりたいな。
太陽の引力は、やっぱりすごい。
太陽の下
太陽の下で私は日を浴びる
日を浴びたら良い
日を浴びたら少しでも元気が出て良い
太陽の下で
ひどくあたたかな光の下で今日もあなたのことを想いましょう。
同じこの空の下で、同じときを生きているあなたに、届くことのない感謝を、愛を、祝福を。想いを風にのせて、あなたに届くように祈りましょう。
互いに名前も顔も知らないけれど、どこにいて何をしているのかも知らないけれど、そんなあなたに届きますように。
太陽の下で
太陽の下で笑う君が好き
太陽の下で悩む君も好き
どれだけ晴れてない日でも
君を見るだけで僕の心は
明るく、透き通る
「太陽の下で」
明るい君と暗い僕。
近づけば近づくほど、僕の影は大きくなって、遠のけば遠のくほど僕の影は小さくなる。
僕が居なくなることはあっても、君がいなくなることは無くて。
あぁ、なんだか、自然なのに不平等で。
僕が君の上にはいけないのに。
テーマ“太陽の下で”
芝生の上で寝転ぶと
横に影が落ちる
「また。こんなところで」
そう言ってボクの顔を覗き込む
女が居る。
「……」
ボクは、目を逸らす。
「此処、いい場所よね」
「………」
ボクは、目を閉じる。
隣に座ったような感触がする。
ボクは少し、間を空けるように移動する。
「なんで逃げるの」
間を詰めるように、近付いてくる。
せっかく、太陽の下で
日光浴をしているというのに
邪魔ばかりしてくる。
本当に、邪魔な女だ。
近付きたいのは、ボクじゃないくせに
相手にされないからって
ボクは、騙されないからな。
そうしてボクは、目を開けて
女の横をすり抜けるようにして
家へと帰る。
「またね、猫ちゃん」
ぞわりと背筋が凍りそうになる。
ボクは駆け出す。
太陽の日が降り注ぐ
眩しい。
それなのに、ボクの日向ぼっこは
邪魔された。
とてもとてもとても
不愉快極まりなかった。
陽の温もりが恋しくなるこの季節
君は今頃 誰と過ごしてるのだろうか
僕は陰へ。君はただそこで輝いていればいい。
羨ましいとかじゃない
好き、好き…本当に好きなんだ。光り輝く君が!
星のおかげなんかじゃなくて君自身が光源だ!
僕が陰でいいっていうのは決して卑下じゃない。君が一番輝いて見える特等席に座りたいんだ!
ああ大好きだ!大好きだ!大好きだ!
決して手の届かないところで、ずっとそうやって笑っていて。
月の下であなたと手をつないだ
太陽の下であなたの後ろを歩いた
照れ屋の私らしいね
明るいところで
あなたと手を繋げないなんて...
✂︎-----------------第1-------------------✂︎
君は生きて……自由になりなさい。心から……愛してる
そう言葉を伝えた少佐は今どこにいらっしゃいますか。
私は愛してるを少しは分かるようになったのです。
お母さんっこの人達はどうなったの?
2人はね再び再会することになるの
そして少佐は自分のした事に責任を感じ女の子に会うのを拒むのだけれど
最後はね2人太陽の下で幸せ笑顔で一緒にずっと暮らしたのよ。
女の子は今まで色んな困難にも立ち向かってきたわ
そして少佐の言葉を信じて強くなっていった
貴方もそんな人に出逢えたらいいわね
太陽の下で一緒に笑って生きていける人に。
〈ヴァイオレット・エヴァーガーデンより〉
【太陽の下で】
✂︎-----------------第2-------------------✂︎
なんで泣くのさ
笑ってよぉ
もしかして嬉しくない?笑
そんな事ないっ!
うれしい、うれしいよ
嬉しいから涙が出て幸せだから苦しくなる
いつかこの幸せが終わってしまうのでは無いかと
こんなにも幸せでいいのかな
いいんだよ
幸せになっていいんだよ
優しく包み込むようにやさしさで溢れるように
【太陽の下で】
太陽の下で君と会ったことがなかったな
私はあなたと距離が近づくのが怖い
だけど会うたびに距離が近付いていく
惹かれていくけど傷付くのが怖い
太陽の下で会えたらいいのに
まだわたし、怖がりで素直じゃない
太陽の下で
走り回った季節は
もう巡ってはこないかしら
幾晩泣いても 笑っても
使い減りしなかった 私の若かった季節
知らぬ間に 老いが忍び寄り
キラめく太陽は眩しすぎる
でも
いつのまにか
心には羽が生えている
太陽の下で
空想の翼を広げるのも悪くない
自由に 思いっきり
テーマ:太陽の下で #13
双子の子供がいた。
名前は健太と陽向。
健太も陽向も活発な子だ。
私は彼らを産んだ母。彼らの父親ははやくに亡くなってしまい、私が女手一つで育てている。
再婚する選択もあった。でもそれは、彼らにとって複雑な思いをさせてしまうと思った。
健太と陽向も高校生になった。
二人とも一緒の高校に入った。
健太はサッカー部。陽向は吹奏楽部で、トランペットを吹いている。
私は女手一つだからといって二人を縛るのではなく、自由にやりたいことをさせることにした。
もちろん、やりたいこともやらせるかわりにやりたくないことだってやらせる。
私一人では家事を全て受け負うことはできない。だから、陽向は洗濯、食器洗い。健太は風呂掃除、畑の水やりをやってもらっている。私はそれ以外の仕事をする。
部活で忙しい時、私が仕事で忙しい時はみんなで助け合う。そういう家族だった。
「お母さん」
書類を打ちながらウトウトしているとき、陽向に呼ばれる。
「ん…? なに?」
私が顔をあげると陽向と健太がそこには立っていた。
今日何かあったっけ? そう考えていると陽向が背後に隠していた何かを私に渡す。
「これ…。どうしたの?」
渡されたのは暖色系の花束だった。
「今日は‘’双子の日‘’なんだって」
陽向は、そう言うと今まで黙っていた健太の脇腹を突く。やめろっ! そう言いながらも私を見て、
「俺たちを育ててくれてありがとう」
恥ずかしくなったのか顔を背ける健太の耳は赤く染まっていた。
「いつも仕事頑張って、私達に好きなことさせてくれてありがとう」
陽向もそう言って私に微笑む。
その時思ったんだ。あぁ、頑張ってきてよかったって。そう思うと涙が出てきた。そして思い出した。
「ねぇ、今日は部活休みでしょう? 私も仕事が休みなの。少し話さない?」
二人は頷いた。
私達はソファーに腰掛けると
「さっきね、あなた達を産んだときのこと思い出したの」
「私達を産んだときのこと?」
陽向に頷くと、私は話し始めた。
健太と陽向が産まれた日は、天気が悪かった。
予報では晴れだった。でも、予報は予報なんだなって思った覚えがある。
でも彼は…。彼らの父であり、今は亡き私の夫は
「天気は悪くても、今日は君のハレの日だから」
そう言ってくれたのを覚えている。
そして私は二人を産んだ。
その後すぐ、天気は変わった。
太陽の光が雲の隙間から差し込み、私の病室に影を作る。
夫は言った。
「言っただろう? 今日は君のハレの日だって」
自慢気に言う夫。天気までは、変えられないでしょう? その時は言ったけど、私は生まれた双子の子を見て
「まぁ、そうかもね」
そう呟いた。双子は起きて泣き始める。一方が泣くともう一方も泣き始める。
夫はそれを見てオロオロしていて、それを見ておかしくなって笑う私。それを照らす太陽。
私はそこで、私達は太陽の下で生きているんだなと改めて実感した。
そして、彼らの名前を決めた。
太陽の‘’太‘’を取って健太と、太陽の‘’陽‘’を取り陽向。
私はこの日のことを忘れたくないという思いから彼らにそう名付けようそう言うと、夫も頷いてくれた。
こんなにも大きくなった二人を夫も見ることができたら、どんなに嬉しがっただろう。
気がつくと部屋の窓から太陽の光が差し込んでいる。まるであの日のように。夫が近くにいてくれている気がした。
私は心の中で
『ねぇ、あなた。こんなにもいい子に育ってくれた』
そう話しかける。もちろん返ってくるはずはない。
でも、見ていてくれているよね?
空の上から、太陽の下にいる私達を。
今日も天気が良いね。
そんな日は寝っ転がりたいね。
君と一緒に太陽の下で。
秋のキャンプは良いね。
ハンモックに揺られたいね。
森の音と太陽の下で。
太陽の下で 跳ね回った子どもたち
大好きなお父さんお母さんたちと一緒に
今日も 明日も 明後日も
楽しい日々が ずっと続くと疑いもなく
大好きなおもちゃを抱えて 眠りにつく