天国と地獄』の作文集

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天国と地獄』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/28/2024, 5:37:45 AM

天国、地獄

上か下か、右か左か

対極の狭間が、現世——だとか


日々、
ちょっとしたことで舞い上がったり
落ち込んだり

気持ちは、天国地獄を行ったり来たり


誰かの言葉や存在で
嬉しくなったり、救われたり

その逆で
苦しくなったり、心が壊れたり


躁鬱の時は
まるでジェットコースターに
乗っているようだった

天国地獄の、終わらない周回


「普通で、いいんですよ」

そう言われて、余計混乱したっけ


普通って何だ

普通がわからない自分は、普通じゃないのか


思考の袋小路は、地獄の迷宮

普通じゃない私は特別! と吹っ切れる時は
蝋の翼を得たイカロスの如く
天上に達した気分、だったり


時を経て

多分だけれど
普通らしきものを、知り

狭間の世界を
ぼちぼち、サボりながらも歩いて

時々、天国と地獄を垣間見て

また狭間へと、心を戻す


みんなみんな、そんな一面はあるだろう


大切な存在を失ってしまったから
今はまだ、灰色

でも地獄では、ないの
思い出が、あるから

あの子と出会えたこの世界は、
やっぱり素敵だったと思うから


簡単に揺らいでしまう、狭間の世界


すべての万物が——

なんて、無理なのだろうけれど

でも


すべてが穏やかに健やかに過ごせるよう

狭間の端っこで、小さく祈っているよ

5/28/2024, 5:25:45 AM

はっと目が覚める。

いつに無くぐっすりと眠り、周りが明るく感じた。

時計を見ると、8時過ぎている。

驚きのあまり全身が総毛立つ。完全なる遅刻だ。

冷や汗を額に滲ませ、上司への言い訳を考える。

こういった時、不思議と動作は緩慢だ。

気持ちを落ち着かせる為、ひとまずコーヒーを片手にTVをつけた。

いつもと違う番組。

…日曜日だった。

題:天獄と地獄

5/28/2024, 5:20:19 AM

死後の世界には三途の川があると聞いていたけれど、あの話は嘘だったのだと今しがた思い知った。
 視界いっぱいに霧のかかった原野が広がっていて、青々とした叢からはなぜか線香のにおいがする。その中央に、土をかるく慣らしただけの凸凹の一本道が通り、一面の緑を左右に分断していた。
 行けども行けども道におれ以外の人影は見あたらず、いよいよ不安になってきたところ、道がYの字の形に分岐するのが見えた。
 分岐点にはまるで山道のように、行き先を示す立て札が立っている。
 片方には「天国」、もう片方には「地獄」と書かれていた。

 記憶をさかのぼる。
 車に轢かれそうな子どもを助けようとして、咄嗟に動いてしまったところまでは覚えている、だかそのあとがぷっつり途切れている。だから、たぶんおれはあの子どもの代わりに死んでしまったのだろう。
 天国と地獄。どちらに行きたいかといわれたら天国に決まっている。だが、いざ自分で決めろと言われると、天国に進むのは些か躊躇ってしまう。
 なにしろ、おれはさんざん悪事をはたらいて生きてきた。地獄に堕ちるのが当たり前の人間で、それは誰がか裁いてくれるものだとばかり思っていた。

 死に際子どもひとりを救った程度で天国に行けるほどこの世は甘かっただろうか。
 この期に及んでちゃっかり天国を選ぼうものなら、更に酷い罰が待っているのではないか。
 だがもしも本当に天国に行けるならば、みずから地獄に向かうのは馬鹿らしすぎるではないか。
 こうして分岐路で立ち止まっている時間そのものが、おれの生きざまへ下された罰ではないだろうか。

「時間切れだね。てめえの罪を自覚しているようだ。そうさ、おまえは地獄行きだよ」
 婆が嘲笑う声がどこかから聞こえる。婆、川の橋渡しをやっているんじゃなかったのか。
「廃業することにしたのさ。わしもいいかげん身体にガタが来ておるし、死後の世界も人手不足だからねえ」
 成程、そういう事か。じゃがそれなりに後悔しているおまえに第三の選択肢をやろう、と婆が言う。
「どうだい、三途の川の橋渡しをやらんかね。体力だけは有り余っておるんじゃろう、若いの」

(天国と地獄)

5/28/2024, 5:15:15 AM

来てみたら逢いたい人はあっちだって!移っていいスか?あ、だめ?そう、、、


天国と地獄

5/28/2024, 5:15:07 AM

もしあの世に天国と地獄があるのならば
この世でのボーダーラインはどのへんだろう。

「まあ地獄行きだろうな。私は。」
「だろうね。」
「別にいいさ。あるかないかもわからないあの世の話をしても仕方がない。」
「それもそうだね。僕も別にいいや。地獄でも。」
ああそういえばこの子は今私の膝を枕にして気ままに過ごしている。でかい猫のようで悪い気はしない。
「ここが天国だよ。この世の天国。」
「はは、硬くて寝づらいだろ。」
「僕、枕はかためが好きだからいい。」
膝の上の猫を少しくせのある髪越しに頭を撫でてやると
ううん、と顔をしかめた。
「嫌だったか。」
「うん。…いや、別にいい。」
「そうか。まあ嫌でもやめてやらんがね。」
「はあ。」

地獄は恐ろしい所なのだろうか。
それともこの世に比べると天国みたいなものだろうか。
所詮今を生きることしかできない私たちは
地獄のようなこの世界で天国を見つけるしかない。


天国と地獄

5/28/2024, 5:13:35 AM

ここはまるで天国だ…

 罪を犯した人間を裁く鬼となってから早数ヶ月。
ここは社員が多いおかげもあり、すごくホワイトだ。

 週休2日制がきっちりしていて、定時には絶対上がれる。
 福利厚生もばっちりしてるから、具合が悪いときはちゃんと休ませてくれる。
時々、有休扱いで早く上がらせてくれたりもする。
 休日の上司からの呼び出しなんてもちろんない。 

会社のモットーは、『残業0を目指して』
ちゃんと実行されてるのがホワイトの証だ。

今度の会社である慰安旅行どこなのかなぁ。
楽しみだぁ。


ここはまるで地獄だ…

 白い翼が美しい天使になってから早数ヶ月。
ここは異常なほどの人手不足のせいかすごくブラックだ。

 週休2日?定時で帰れる?なんだそれ。こちとら1ヶ月は休めてないし、定時に上がれたことなんてない。
 どんなに具合悪くても、仕事行かなきゃだしさ。
有休なんて永遠に消化出来ないし。
そもそも有休使うと負けみたいな空気だし。
 ようやく休めても上司から呼び出し来て結局休み消えるし。

 会社のモットーは、『皆の為に頑張ろう』
 皆って?頑張る?はぁ、何を頑張るんだよ…

はぁ、今度の休みはいつになるんだろうなぁ
しんどいなぁ

              タイトル:天国と地獄

5/28/2024, 5:11:30 AM

良い事は、文通アプリで、手紙を出したら、四人の人たちから返事が、届いて、嬉しかった。

良くない事は、一日雨で、気分が落ち込んだ。

5/28/2024, 5:07:09 AM

東堂くんのお母さんはオッフェンバックの「天国と地獄」を口ずさみながらお掃除をする。そうするとやる気が出て、とてもはかどるみたいなんだ。
でも東堂くんはこのメロディを聴くと、全くやる気が出なくなっちゃうんだよね。
なぜかって?小学校の運動会を思い出すからさ。
手を繋いで一緒にゴールしてみんなが一等賞をとるなんて、なんだか馬鹿馬鹿しいと思っちゃうんだって。
そんな時はみんなでお遊戯でもやればいいのにね。
東堂くんはお勉強は苦手だけど、走るのは誰にも負けないんだよ。でもそれが運動会で活かせないから、女子にモテモテになるチャンスもないんだって。
それって東堂くんが言うには自己実現の喪失だそうだよ。
そんなわけで東堂くんの脳内では、「天国と地獄」のギャロップとサンサーンスの「亀」とがリンクしてしまうんだって。


「天国と地獄」

5/28/2024, 4:36:36 AM

現実世界のことですね。
ここは天国でも地獄でもありますから。

5/28/2024, 4:32:29 AM

天国と地獄

此処は、あの世 死んだ人が地獄行きか
天国行きか決められる閻魔様の庁舎から
少し外れた道に二つの温泉宿屋がありました。

右側の宿屋の呼び込みが声を張り上げて
言いました。

「まるで天にも昇った様な心地になる
天国風呂だよ 生者の内に昇天されて
死者になっても夢心地の快楽が得られる
昇天風呂なんて早々無いよ 寄ってきな
寄ってきな」とそれに負けじとつられる
様に左側の宿屋の呼び込みも声を張り上げます。

「地獄の釜茹で地獄なんて目じゃ無い
家の地獄の釜茹で風呂は熱いの何のって
これに一度入れば病みつきになって中毒に
なっちゃうよ 地獄の釜茹で地獄なんて
温く感じる位さ さあ命知らずなスリルを
味わいたい死者は家の宿の温泉に寄っといで!」

「こらあ~っこんな所で商売して
客を呼び込むなあ~! 
閻魔様の沙汰がある庁舎に行く列の者が
崩れるだろう~」


「お役人様勘弁して下さい あっしら
生きていた頃から商人だったもので
その性が抜けないんでさ~」

「地獄の沙汰も金次第と言うじゃありませんか地獄に行くにしろ天国に行くにしろ
一時の欲を此処で洗い流せれば死者にも
覚悟が生まれると思うんです
誰だって天国行きを望んでいるのは
百も承知 好き好んで地獄に行く奴は
稀でさあ~」

「でもこうやって娯楽にしてしまえば
地獄行きが決まっても心に余裕が
生まれるってもんでさあ~」

「一応地獄行きが決まった死者にも
天国を味わって貰おうと
天国風呂も作りましたさあ~」と二人の
呼び込みはニコニコと揉み手をしながら
お役人に言う。

お役人はため息を吐き呆れ半分苦笑半分で
二人に言い聞かす。

「ちゃんと許可は取っているのか?」
「それはもちろん」二人は揃って頷く
「分かった許そう 但し声を掛けて
呼び込んで良いのは天国行きか地獄行きか
沙汰が決まった死者だけだ分かったな!」
「承知しやした!」二人はにこにこと
同時に頷いたのだった。

5/28/2024, 4:31:48 AM

「詳しくはないが、仏教だと、『天国と地獄』っつーより『極楽浄土と地獄』、なんだっけ?」
昨日も昨日だったが今日も今日。固い頭を限界まで酷使して前回の題目を書ききった某所在住物書きであったが、なんと非情なことであろう。
今回の題目も題目で、物書きにとって難題難問。頭を抱え天井を見上げ、ため息をつく案件であった。

「で、詳しくないからこそ分からんのがさ。仏教の輪廻転生思想と極楽&地獄の世界観なのよ。善人は極楽行って即解脱なの?悪人はどうよ?一旦地獄行った後で輪廻に戻るのか?どうなんだろなその辺?」
まぁぶっちゃけ、天国だろうと地獄だろうと、極楽輪廻云々も、あるいは「地獄のオルフェ」でも、信仰してねぇから別に良いけどさ。
物書きは首を傾け、某「カルシウム+サルピス」の乳酸菌飲料によく似た味の般若湯をあおった。

――――――

最近最近の都内某所、某支店、雨降りの昼。
友人に関する諸事情で3月に就職してきた付烏月、ツウキという男が、申し訳無い表情で、
唇をキュッと結び、友人の後輩をチラリ見て、
バツが悪そうに視線を外し、目を閉じる。

後輩の落ち込む様子が、地獄の真っ只中にひとり落とされたようで、痛ましいのだ。
「諸事情」を完遂したため近々離職予定だというところの付烏月に、ずっと職場に居てほしくて。
厳密には彼の作るスイーツと別れたくなくて。

最近菓子づくりに凝っている付烏月。
食うより作る派のため、消費と補充のバランスが行方不明。ゆえに製作物を職場に持ち込んでいた。
茶と共に客に供され、昼休憩に従業員に渡され、
今年度は「当たり年」だと菓子好きの常連は天国。
友人の後輩も、彼の作るカップケーキで日頃の心の傷と化膿と炎症を癒やした。
その天国がサービス終了のお知らせなのだ。

「世の中、仕方無いのよ。お別れの連続なのよ」
支店の常連マダム4人が、ひとつの来客用テーブルを囲み、絶賛地獄滞在中の後輩と悲しみを共有している。彼女達も付烏月の趣味を、すなわち時折職場に持ち込まれるクッキーだのマカロンだのを好んだ。
「いつか別れる。いつか消える、無くす。その積み重なりが人生なの。割り切らなきゃ」
まぁ私も孫のバースデーケーキ彼にお願いする予定だったのを、変更する必要があるから寂しいけど。
私も、彼のボンボンショコラ目当てに入り浸ってたから、これから来店の回数少し減っちゃうけど。
仕方無いわ。人生、こういうものよ。
マダムは後輩の肩を優しく叩き、優しく微笑み、
ニッコリ、何とも言わず、付烏月を見る。

どうやら付烏月の味方は支店長だけらしい。
「付烏月君。あまり気にし過ぎるな」
支店長の手が付烏月の肩を憐れんだ。
「あのご婦人方の得意技だ。クレームもヘイトも迷惑行為も無いが、ああやって感情に訴えて、『お気に入り』の離職を『少しだけ』引き止めるのだよ」
私も10年前ご婦人方に「アレ」で引き止められ、結果ズルズル、今となっては支店長だ。
追加情報を提示する支店長の目は、まっすぐ常連客を見ていたが、付烏月には彼の瞳が少し虚ろに曇っているように感じた。

わぁ。深堀りしたら何か出てきそう。

「あのね支店長。俺、元々俺の用事が済んだらココからオサラバする予定だったの」
「そうか」
「スイーツの差し入れも、ただの趣味の副産物だから、コンビニのとか本職とかよりレベルは低いの」
「そうか」

「なんで後輩ちゃん、たった数ヶ月の同僚に地獄フィーリングになっちゃったんだろ」
「逆に数ヶ月紳士淑女の胃袋を掴み続けて何故惜しまれず離職できると思ったのかね」

仕方無いよ。仕方無いさ。 付烏月と支店長は互いに互いを見て、長いため息を同時に吐いた。
「もちょっとだけ、」
ポソリ呟く付烏月の声に、後輩がまるで地獄から天国へ引き上げられたような輝きで視線を向ける。
「離職するの、待とう、か……?」
常連マダム4名は、穏やかな微笑を返すだけ。
唯一中立を保ちどちらの肩も持たなかった新卒は、
「これが相手を引き止めるテクニックか」と、手持ちのメモ帳にその日の一切を、絶大な話術の威力を、勤勉にしっかりメモりましたとさ。

5/28/2024, 4:18:31 AM

天国と地獄があるのならば、私は地獄に行くだろう。
たくさんの人に嘘をつき、たくさんの人を裏切り続け、肉親である両親の信頼すら欠けている私が天国に行く資格などない。
でもそれでいい。
私には地獄がお似合いだということは、自分がいちばんよくわかっているのだから。

5/28/2024, 4:13:05 AM

天国が地獄に行くなら、貴方はどちらを選びますか?
 ︎︎
001 天国と地獄

5/28/2024, 4:08:07 AM

あなたがわたしのそばにいる
ゼロの距離
ここで時間が止まればいいのに
過去も未来もどこかへやって
いちばんシンプルでいられたらいいのに
もう何も成したくないのに
あなたさえいれば
このままでいれば
さびしくないのに
さびしくさえなかったら
ほかになにも望まなくていいのに

5/28/2024, 4:07:03 AM

雨が一番大好きな君に、
私と見る晴れが一番になって欲しい。

5/28/2024, 3:54:43 AM

天国と地獄


(本稿を下書きとして保管)


2024.5.27 藍

5/28/2024, 3:31:01 AM

天国と地獄✨

相反する存在で

正義と悪ではないが

悪がなければ正義は必要なく

正義を引き立てる為にも悪は

必要であるように

天国と地獄も

どちらにとっても必要な存在で

どちらかが無くなる事もないだろう

この世は 多くの相反するもので

溢れている

私達に必要なのは、どう向き合い

どこでバランスを取るかが

大事な気がします❢

5/28/2024, 3:30:54 AM

天国は空、地獄は地の淵にあると言われている。
私の魂は、どこへ行くのだろう。
善い人であれば天国だろうという自信はあるのだが、蟻一匹殺したらそれだけで地獄というのも理不尽な話である。
蟻分の苦しみならば、味わうのかもしれないな。

5/28/2024, 3:28:34 AM

『天国と地獄』

メダルの1枚がコロコロと転がってバニーガールの足元へと辿り着く。バニーは拾うことをせず黒服に目配せをするとカジノの客たちに愛想を振りまきながら歩いていった。黒服に耳打ちされて転がったメダルを拾いにいった新人のボーイが顔を上げたとき、上品な笑いと時折起こる歓声や拍手、そして、
「くそ!どうなってんだこの台はよぉ!」
場にそぐわない罵声を耳にした。眉をひそめ口元を隠す人たちの視線などまるで察していないその客はスロットの台をしきりに叩いていたが、見る間に屈強な黒服たちに取り囲まれた。酒の飲み方も服の着こなし方もこなれていない客は客とは見做されない。速やかに排除を終えた黒服たちが謝罪の一礼を済ませると辺りはまた元の雰囲気に戻っていく。
「怖いな……」
1枚のメダルを手の中に収めたボーイは誰にも聞こえないようにそっと呟いた。

5/28/2024, 3:27:58 AM

どちらもお断り
デスノートを使った人間の魂が行ける
その「どちらでもないところ」をさまよう


お題「天国と地獄」

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