『天国と地獄』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
天国と地獄
いつかの未来と
いくつかの過去
キミがいる世界と
キミがいない世界
[天国と地獄]
この世に本当に天国と地獄があるのかな?
天国はあっても地獄はない気がするな
ていうよりかはない方がいいな
地獄に行って死んだ後まで苦しむ必要ある?
私はみんなが天国で安らかに眠っていることを願ってる!
地獄へは共にゆけない
私には あなたがいれば天国だから
【天国と地獄】
天国と地獄と言えば、運動会の定番BGMだろう。
他に真っ先に思い浮かぶ曲がないくらい、
定番なBGMだと思う。
この曲がかかっている時の競技と言えば、
玉入れとリレー、障害物競走ではないだろうか。
赤い玉と白い玉がグランドを飛び交い、
籠を支える先生や高学年は容赦ない流れ玉をくらう。
リレーでは足の早いクラスのエースを応援したり、
はたまた予想もしない人がエース達を抜いていくのに驚かされる。
障害物競走の借り物でハゲ散らかした教頭先生が借りて行かれたかと思えば、
くじ引きのところで出た女装の出立ちに扮装させられて笑い者にされる。
そんな光景が一瞬でよみがえる曲だと思う。
#天国と地獄
天国と地獄 5/27 月
天国と地獄は何が違うか
神様に好かれてるか好かれてないか?
いいや、そうじゃない
前世の自分の行い次第だろう
善意をもって人に福を与えることができたならば
天国に送ってくれるだろう
だが、悪意で人へ害を与えたのならば
地獄へと送られるだろう
今の自分の行いはどうか
考え直してみてはいかがだろうか
誰かがスポットライトに当っている時、暗闇には何人もの涙が隠れている。
地獄から這い上がれるための蜘蛛の糸は、全員分ある訳では無い。
誰かの成功の裏には、誰かの涙がある。
どんなに頑張っても、他の人に蜘蛛の糸を奪われ、天国には、高みへ行くことは出来ない。
天国と地獄
天国は、誰も争わず、自分の成功に浸っている人達が沢山いる場所。
だから、その人たちは口を揃えて言う。「人と比べてもいいことは無い」と。
もう疲れて、蜘蛛の糸へ叢る人達を見ていたら、そこは本当に、地獄のようでした。
きみとなら地獄に堕ちたって構わないって、変な言葉だと思わない?君がいるならどこでも天国なのにね。
今日の地獄と戦った自分に
天国をあげよう
毎日の仕事内容より人間関係で疲れてしまう。
10人10色、いろんな人が居て当たり前。
分かっているけど、いろんな人からたくさんの話を聞く。誰もが違うことを言っている様にみえてしまう。誰を信じて良いのか分からなくなっている。
自分の味方が欲しいのか?
毎日誰かの裏切り、足の引っ張り合いばかり見聞き、体験する。
人はみんなそうなのかな。
助け合ったり協力したりしないの?
表では上手くやってる様に見えるけど実際は違うのか。
自分は不器用だからそんな仮面をつけた日常は無理だ。
そんな事を考えながら毎日仕事をしている。
まさに地獄。
家に帰ったら地獄と戦った自分へのご褒美を。
今日はどんなご褒美で天国を味わおうか。
『失恋』
久しぶりに彼からの呼び出しがあった。
天にも昇る気持ちで、はやる気持ちを抑えて約束の場所へ向かう。
(もしかして今日こそプロポーズが貰えるのかな?いやいや、遅めの誕生日プレゼントをサプライズで渡してもらえるのかも)
期待しながら辿り着いた居酒屋で、私は地獄に落とされた。
決まりの悪そうな彼の、口をつけていないソフトドリンク。どれも現実的じゃないのに目に焼き付く。
別れ話ならちゃんと嫌いになってからしてほしい。
「君は僕にはもったいない」
そんな言葉で誤魔化され、作り笑いでさよならを言った。彼は早々に去り、私は一人居酒屋に残された。
天国から地獄に来た気分。いいえ、うすうす分かっていたけど気づかないふりをしていただけね。
彼の態度がそっけなくなったのは誕生日に会えなくなった時からわかってた。プレゼントなんかないって本当は知ってた。
でも私は恋をしていたかった。愚かな恋に溺れていたかった。彼のことが好きで、私のことが好きな彼が大好きだったから。
一人残された居酒屋でハイボールを飲みながら私は現実に戻ってきた。
「ああ、恋は辛いなぁ」
ハイボールが喉に染み渡る。大人な苦味のある発泡酒は彼の思い出とともに嚥下され、胃の奥にストンと落ちていった。
#天国と地獄
チケットはどちら行きか選べます
みんなの前で聞くもんだから
つい手に取った地獄行き
こっそり聞いてほしかった
「天国と地獄」
#433
キミは悪魔だと思っていた
ボクがやることにいちいち口出しをして
キミの通りにやったら
主体性がない
とダメ出しの毎日
何度キミのことが嫌になったか数えられない
けれどある日
厳つい先輩に絡まれているキミを見かけて
居てもたっても居られなくて助け出した
手足だけじゃなくて声までも震えたけれど
誰かが嫌がっているのを見るのがボクが嫌だったから
いつもいつもキミに怒られてばかりで
情けなくてへっぴり腰になりながらも
先輩にキミが嫌がっていることを伝えた
先輩は
偉そうにとか思い上がるなとか言っていたけれど
ボクは先輩がその場から立ち去ってくれただけで安堵して聞こえなかった
だからキミがあのときなんて言ったか覚えていない
でもキミはまるで天使のように微笑んだ
いつも悪魔みたいなキミが
ボクに微笑んだ
そのときボクはキミの虜になったんだ
『天使と悪魔』
天国と地獄
今日のあいつは機嫌がいいらしく、朝から陽気に鼻歌なんか歌ってやがる。
これなら、オレのおねだりにも期待が持てるかもしれん。
だが油断は禁物だ。
場合によっては機嫌が悪くなる可能性だって秘めているからだ。
オレがあいつに要求することだと?
『お小遣いを増えたらいいなぁ』とか、
『もう少し料理のレパートリー増えたらいいなぁ』とか、まぁ、そんな些細な願い事もあるが、
今日オレが要求したいことはそんなことではない。
しかし言い方次第では地獄を見ることになる。
新婚ではあるが、長年付き合ってきて、
お互いにケンカっ早い性格なところもあるせいか、
だいたいの地雷は分かる。
だが押せば意外と弱いところもあるやつだから、
これは押すしかない!
「朝風呂、一緒に入ろう!」
まだまだ恥ずかしがり屋なあいつには、
無理難題な要求だったようだ。
ビンタを食らった頬を撫でながらも、
いつかは恥じらう姿を見せてくれるだろうと妄想するのも楽しいものだ。
天国と地獄。
天国と地獄の狭間で
ふらふらしてたい。
そんなに
悪い事は
してないはず。
先に橋を渡った
皆んなと
再会して
呑み会をしたい。
思い出話を
たくさん話しながら。
地獄に行くのは怖いけれど、
人間じゃなくなる天国も怖い。
*天国と地獄*
天国だと感覚鈍りそうで
No.11『天国と地獄』
小さい頃は天国も地獄もあると信じて疑わなかった。
だからこそ、悪いことはしてはいけないと思っていたし、良いことをして天国に行こうと思っていた。
じゃあ、今は?
ある程度成長するとさまざまなことを学んだ。
そのうちに気づいてしまった。天国も地獄も存在しないことに。いや、例えそれがあったとしても意味がないことを知ってしまった。
みんなが天国に行けるような生き方ができれば世界は平和なはずでしょう?
──でも世界は平和じゃない。
みんなが地獄に行かないような生き方をすればみんなが笑顔になるはずでしょう?
──でも悲しみ、泣いている人がこの世界にはたくさんいる。
じゃあ、なんで天国と地獄が存在するの?
天国と地獄
今、天国と地獄どちらにいるのか分からない。
愚痴って良いよと先輩に言われたため、正直に貯めてる不平不満不安不屈現状の苦悩押し付けがましい希望、そして自分をよく見せたい欲望をぶつけた。
先輩は何て思っただろう。そんなことばかり考える。
愚痴を吐かせていただいた。そう言った場を設けていただいたのだ。
愚痴ったことによる損があるかも知れない。地獄がこの後まっているかもしれない。
ただ、今はただ感謝を祈る。天国であった。
おわり
天国と地獄は真逆の位置に存在していると言うが、どちらも死後の世界である以上、生きている内にはたどり着けない場所である。私は天国と地獄どちらに行くかは分からないが、一先ず言えるのは死にたくないだ。俺は地獄に行くんだろうなと諦めたりだとか、天国に行くために色々するだとかあるけれど、とりあえず生きる為の努力は最大限してからそれは考えるべきだろう。私は今生きるのに忙しくて、死後の世界なんて眼中に無いのだ。だから天国だとか極楽だとかに行くために善行を積むとか、罪を精算するだとかの話は要らない。要るのは明日の朝ごはん一択なのだ。こんな難しく生きるくらいなら輪廻転生だとかせずに地獄で暮らすのもありかもしれない。地獄も住めば都かもだしさ。逆に天国はブラックかもしれないわな。うん。こんな生産性の無いことを考えるのは止めよ。よし、ポテチ食って寝よ。おやすみ。
#天国と地獄
甘い蜜が滴るようなひと時
言葉が無意味になる刹那
ほんの些細な喜びを感じる出来事
もしかしたらと願う期待
小さなすれ違いや疑りや嘘は
どんな甘美なひと時も天国と地獄を見せてくれる
天国と地獄
「本当にするの?」
「…何、今更怖気付いた?」
「いやそういう訳ではなく」
急にこんな事頼んでしまって心底申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ、俺は。それでも断らず頼まれてくれたお前に感謝の気持ちもいっぱいで。
…いくら親友でも流石に断るだろうと思ってた。…というか親友とか関係なしにこの頼みを受け入れる人の方が少ないだろ。
…一緒に心中しよう、なんて頼み。
「…じゃあ何…」
「俺達って天国行くのかな、地獄に行くのかな。」
「…は?」
何言ってんだコイツは。というかこんな事言うキャラだったか、コイツは。
「…分かんないけど。こんな事するような俺達だし…天国には行けないんじゃないの」
「そうかぁ」
「…本当にどうしたの」
最期だから、と何か言いたい事でもあるのだろうか、などと思ったがそんな事ないらしい。案外肝が据わってるよな、と今更ながらに考える。
「…お前と行くんなら天国の方がいいなぁとか思ったけど。…うん。でもお前となら地獄でもいいかもなぁ、なんて。」
「…は?…馬鹿なの?何言って…」
「いいじゃん。どうせもう最期だし。…いつからかは覚えてないけど、お前の事好きになってたんだよ、俺。」
「…おかしい、なんで」
「今更じゃん。おかしいなんて。…好きだから、お前のこの誘い受けたんだよ。」
なんで最期の最期にこんな事…、…いや、最期の最期だからこんな事を言ったのか。
…なら、俺もいいよね。
「…俺も好きだよ。お前のこと」
「はは。知ってた。…お前となら、天国でも地獄でも、何処へだって着いてってやるよ。」
「今日も迷える子羊たちに救いを…」
そう祈ってる時に、声をかけられた。
「あの、シスター。」
「どうされたのですか。迷える子羊。」
こんな古びた教会にやってくるくらいだから、
さぞ懺悔したいことがあるのでしょう。
「僕、死後の世界を考えてしまうんです。」
「死後の世界。」
死んだらどこに行くのか。
不安は多いでしょう。
そう言うと彼は口を開いて言った。
「はい。僕、天国と地獄について、
考えてしまうのです。」
「天国と地獄…」
こんなパッとしない悩みだとは思ってなかった。
天国も地獄もどちらも何も無いのだから。
そう私は考えている。
「では、貴方には私の考えをお送りしましょう。」
私はそういい、あることを言った。
「天国も地獄も人が作った空想です。」
夢のない答えだが、これが私に出せる答えだ。
私の崇拝していた神も何も無い。
ただ、
何も無い私に出せる答えがこれでしか無かった。