『大好きな君に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大好きな君に
笑顔でいてもらうために
できることは
なんだろう
………大好きな君に
予告
土日からアニメシリーズを始めようと思います。
平日は投稿しないかも。
ملاحظة
أخطط لبدء مسلسل أنمي في عطلة نهاية الأسبوع.
قد لا أنشر خلال أيام الأسبوع.
『大好きな君に』
僕らはよく、この海を一緒に散歩した。
よく晴れた暖かい日で、海岸沿いを歩いた。
真っ青な空に大きな翼を広げたトンビをよく覚えている。僕らの上をぐーるぐると周回して、獲物を探していた。
海は太陽の光をいっぱいに浴びてキラキラと輝き、砂浜さえも輝いて見えた。
シーグラスや貝殻、流木で溢れた浜は僕らにとっては宝の山だった。
裸足になって夢中で駆け回ったのを覚えている。
今となればガラスの破片だとか欠けた貝殻で、よく怪我をしなかったなと思う。
とにかく、僕らは一緒にその宝の山で各々大切なものを集めていた。
僕は龍みたいな流木を、君は綺麗な薄ピンクの二枚貝を宝物にしていた。
大学進学を機にこの街を離れた僕は、就職と共に戻ってきた。
1人で海岸を歩きながらあの日のことを思い出す。
高校の卒業式の日、僕らはここで散歩をした。
君のショートヘアは腰まで届くロングヘアに変わって、君より低かった僕の身長はすっかり頭2つ分高くなっていた。
寂しくなるねと笑う君は海を見つめたままだった。
僕は彼女のなびく髪を見つめるばかりで、手を伸ばせば届く距離の、その手を掴めなかった。
君がおもむろにネックレスを外す。
シルバーのチェーンには薄ピンクの貝殻が通されていた。彼女が僕にそれを差し出したが、戸惑って受け取らない僕に無理やり手に握らせた。
「片割れは私が持ってるから、だから約束ね」
そう言った彼女はポケットから同じようなネックレスを取り出した。
何が約束なのか、僕にはちゃんと伝わった。
言葉よりもずっと深いところで僕らは繋がっているような気がした。
大好きな君に、約束を果たしに来たよ。
ちゃんと来たよ。
2026.03.04
55
『大好きな君に』
時計の針を逆に回しても
去年のカレンダーをそのままにしても
花弁を一枚ずつ千切っても
三次元が四次元になろうとも
何かが歪まない限り
きっと君には逢えないだろう
流れる時に笹舟を流しても
二度と戻ってくることはない
宇と宙の間にでも行けば
何か痕跡があるだろうか
僕は空を眺めながら
そんな夢想をしているのだ
夢に出てくれとまでは言わない
せめて僕が観ている間に
一筋星を流してほしい
せわしく過ぎる毎日の中で
ふと思いがよぎる あなたの声
いつまでも僕は君に笑っていて欲しいんだ
大好きな君に
今日も私は心の中で愛を叫ぶ
これはとある埼玉県の田舎にある茶畑や山や川に囲まれた野田高校での出来事。
〇月✕日
この高校の
大好きな君に
大好きだよって
毎日伝えてる
多分通じてない
本人は何のこと?
とりあえずなにかくれ
とりあえず撫でろ
私は
はい、仰せのままに
そして君は
満足げな顔
私の大好きな君に
聞きたい
ママの事好き?
喋れたらいいのにね犬も
いないとこまる。
私の中では1番なんだよ。
気づいてないかもしれないけど
伝わってなかったかもしれないけど
あなたの代わりなんてないんだよ。
どうかずっと
そばにいてください。
いなくならないで。
頼むよ、お願いだよ。
また会いたくなったら
手にしていいかな
アルフォート
(大好きな君に)
大好きな君に
僕の気持ちを言葉で表すにはあまりにも言葉が多く、冗長な文章になってしまう。けれど、この気持ちを伝えないとあなたはどこかへ、誰かに攫われてしまうでしょ。
この気持ちを伝えた結果あなたと二度と会えなくても良い。そうなったなら、あなたの事をいつまでも忘れない。今まで知ったあなたのことを胸にしまったままどこかへ行くよ。
最後に大好きな君にこれだけ伝えるよ。
あなたに出会えてよかった。
あなたを好きになれてよかった。
あなたと一緒にいた日々が僕の生きる糧になった。
あなたのことを忘れることはないよ。だってあなたのことで悩んだ苦しみが今もじくじくとした傷を残しているから。
もう寂しくなんかないよ。
あなたに出逢わなければよかった。
あなたを好きにならなければよかった。
あなたを知らなければ今よりずっと幸せになれていたかも知れないのに。
だれも信じられなかった
いつからだろう
すいこまれるように
きみのとりこになった
ながれる髪
きれいな笑顔
みんなに見せないで
にんきものになってしまう
大好きな君に
風のまち 石畳 君との暮らしが始まった
君の大きな手と 私の手が重なり
何があっても 決して離さない
誰にも 君の手に 君のココロに
触れさせはしないと そっと 誓う
大好きな君
君のココロのそばにいたい
君を守るために僕はなにをすればいいだろう。
誰よりも繊細で、優しくて、それ故に傷ついている君を僕は放ってなんておけない。
差し伸べた手を握るのすら躊躇う君の、唯一でありたいと願うことは、わがままなのかな。
僕はもう大好きな君に会えない
目を閉じて眠っているように見える
君はもう目を開くことはない
僕はどう生きていけばいいんだ
【大好きな君に】
『改めて『好き』という気持ちを伝えるのは中々小っ恥ずかしいもんだが、イベントごとにのっかると言いやすいことってあるだろう…?
俺は卑怯な男だから、ありがたく世間の波に乗らせてもらうぜ。』
そう言いながら少し照れくさそうに差し出してきたのは、ずっと欲しいと思っていたもの…
ではなく、高級店の甘いチョコレートだった。
『愛してる。この前のお返し受け取ってくれるか?』
3/14はホワイトデー
二人が少しだけ素直になれる日
大好きな君へ
そう言いながら手紙を渡す。
すると君はにっこり微笑んだ
そういうところが
大好きなんだ。
大好きな君へ。
君が頑張り屋さんなことも。
頼るのが苦手で、不器用だってことも。
一人で抱えちゃうことも。
全部知ってるよ。大丈夫、ちゃんと見てるよ。
だから、いっぱいになっちゃう前に頼って欲しいな
「大好きな君に」
大好きな君へ
この思いはいつまでも変わらない‼︎
今のままの君でいてほしい!
いつまでも!いつまでも!
「結婚することになったんだ」
ずっと思いを馳せていた君からそんな言葉を聞かされた。
一瞬、頭が働かなくなったけどすぐに笑顔を作ってみせる。
「そうなんだ。おめでとう! いやぁ、結婚とはビックリだね……で、いつ式をあげるの? お祝いしなきゃね!」
「ありがとう。これもミサのおかげだよ。あの子に会わせてくれてありがとう」
そう、あの子を会わせたのは私だ。
君と私は幼稚園の頃からの幼馴染。そしてーー片思いであり、初恋の人。
好きな人が幸せになってくれるのは嬉しい。
だけど、それと同時に汚い感情も湧き出てくる。
その汚い感情を殺すため、私は笑顔で祝福の言葉を告げる。
「じゃあ、結婚式の日が決まったら教えるね」
君はそう言って、あの子の元へ帰って行く。
手を振って「またね」と送る。
本当は行かないで欲しい。
そばにいてほしい。
だけど、割り切らないといけない。
割り切らないといけないのに……どうして?
「どうして……泣いちゃうんだろうなぁ」
大好きだったよ。ずっと前からーー
残業後対話篇 今の私なら(テーマ 大好きな君に)
これは、西暦2020年を超えた日本の、ある会社での、一人の会社員の、残業が終わってから帰宅するまでの心の中の話。ひどく狭い範囲の話。
*
『もう君は恋とかしないのかな?』
私の頭の中の想像上の友人、イマジナリーフレンドは、たまに、私がとても言えない恥ずかしいことを言い出すことがある。
(私の想像上の存在なのに。)
「もう40過ぎだ。そんな歳じゃない。卒業だよ、卒業。」
『何だろーね。卒業って。君、恋愛履修してないじゃん。むしろ退学じゃない?』
( 反論はしない。)
『あの頃の君はすごかった。脳内麻薬がドバドバ出ていて、むちゃくちゃ気持ちよくなっていたと思うよ。』
そう。中学校で初恋なるものを体験したとき、私はあまりにも強い恋の痛みに、私の頭はどうかしてしまっていた。
まあ、現実的には「 ろくに話もできなかった」というだけだけど。
その頃、イマジナリーフレンドは私の頭には生まれておらず、影も形もいなかったはずだが、私の想像上の存在である以上、私の記憶には当然アクセスできる。
人に言えないような経験や思いも全てオープンというわけだ。
(脳内麻薬って……。すごい表現するね。あと、それだと、別に彼女自身は必要なくて、脳内麻薬が必要だったって言っているみたい。)
『そう言っている。だから、君がもし彼女と付き合えたとしても、脳内麻薬が出なくなったら、自然消滅していたのでは?』
今日のイマジナリーフレンドはひどい。
全然フレンドリーじゃない。
(……。付き合っているうちに、愛に変わるとか。)
『家族になるって奴だね。そうかもしれない。そうすると、恋心はそこに至るためのスタートダッシュってわけだ。』
そういう解釈も、まあ、あるかもしれない。
『そうすると、恋心は退学しても、何らかの心のエンジンがあれば、家族は作れる、ということかな。』
(たぶん。)
*
今日のイマジナリーフレンドは、何がいいたいのか。
『あれだよ。それが君に分かっていないということは、君自身にも私自身にもわかっていない。話題の方向性がないってことだ。』
( ……。じゃあ、この話題はこれでおしまい、ということで。)
『いや、ちょっと待ち給え。』
( 何か?)
『偶然の産物から何かが生まれることもある。もう少しだけ続けよう。』
今日のイマジナリーフレンドはしつこい。
『恋に代わるエンジンとは、即ち『利』があるのではないか。』
( 利?)
『恋心は退学ということだから、容姿以外で……例えば、料理がうまい。掃除が得意。両親の面倒を見てくれる。』
退学とか言わないでほしい。
イマジナリーフレンドの言う、それらは確かに利ではある。
(いや、こちらに利があっても、向こうがこちらと一緒になる理由がないじゃん。)
『それはほら、給料とか。』
(つまりATM)
『いや、キチンと対価を提供するならATMではないでしょ。利害の一致。それはそれでいいと思うけど。昔多かったお見合いなんて、大体そういうギブアンドテイクでしょ。』
話はそこで終わり。
そのはずであった。
*
翌日の昼休憩。
『あ、脳内麻薬。』
会社近くの道で、件の初恋の人と、バッタリと顔を合わせてしまった。
「やあ、久しぶり。」
(しかも覚えられてるし。)
ほとんど話したことがない私を、彼女はきっちり覚えていた。
さらに言うと、彼女の足元には小さな女の子がつかまっていた。
昔の彼女の面影がある。
「久しぶり。元気?」
何か、話してみる。
(若い頃の私では口に出せない、軽口。)
『いや、今のは挨拶だよ。軽口とかじゃないよ。硬すぎ。』
「ボチボチね。この辺に勤めてるの?」
「ああ。あのビルなんだ。」
世間話はほどほどに捗った。
*
『楽しかった?』
(正直に言って、すごい楽しかった。)
仕事に疲れていたはずなのに、いや、むしろ仕事に疲れていたからか、実に久しぶりに胸が暖かくなり、表現しがたい恥ずかしさともどかしさがある。
『君の恋心は退学じゃなくて休学だったね。』
表に出ないイマジナリーフレンドは気楽なものだ。
(いや、彼女の子ども見たろ。結婚してるのも知ってるし。)
『いいじゃん。家庭を作るわけじゃないけど、君の幸せについて、「利」以外の答えだ。』
(不倫が?)
『いや、不倫じゃないよ。単にたまにあって立ち話するだけさ。何の後ろめたいこともない。』
(それだけでいいわけ?)
『いいんじゃない?脳内麻薬は出てたし。』
(いやでも、彼女に迷惑が)
『向こうから話しかけてきたろ。退屈な日常の中で、たまに昔の知り合いと話をするのも、1つの楽しみなのでは?』
それでいいのだろうか。
*
人間関係は1か100かではない。
80でいい。それもだめなら70で、それも無理なら60でもいいのだ。
人と人との関係だ。
夫婦だって、親子だって、100点満点とはいかない。
それでも、100点が取れなくても生活は、人生は続く。
だから、どうせ一緒にいるなら好きな人といたい。
100点が取れないからという理由で好きな人を諦めたのに、好きでもない人と60点の家庭を築く?
実に馬鹿な話じゃないか。
たったそれだけのことを悟るのに、長い年月が必要だった。
成長して、挫折して、諦めて。
そして悟る。
相手と自分の気持ちの中間点を見つけて、そこに気持ちの仮設基地を置く。
慌ててはだめだ。
少しずつ気持ちを確認して、少しずつ相手にも気持ちを開示して。
相手が受け入れてくれるようなら、受け入れてくれるところまで、距離を近づけていく。
どこかで「これ以上は嫌」と言われるのであれば、そこで終わり。
それだけでも、話すことすら稀だった昔とは、大きく違うはずだから。
『まあ、この年になると、そういう着地点しかないよね。』
大好きな君に
君の喜ぶ顔が見たくて、帰りにケーキを買った。
好きなものを詰め込んだ箱を見たら、君はどんな風に笑うんだろうか?
大好きな君に、僕なりの伝え方で、今日も大好きを伝える。
そんな毎日が、幸せに溢れていて、たまらなく愛おしい。