『大好きな君に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
短い伝言 若葉の並木道
遠ざかる電車の音 灼けつくばかりの夏の日
何度も何度も聞いてたあの歌
誰れにも気づかれない 息が止まるような恋の心
僕らは何を追いかけている
生まれた街はどうしてこんなにやさしいんだ
海が見えたら 踏み切り越えて
白い坂道 あの雲に向かって
大好きな君に早く会いに行こう
今 風に抱かれて走ってゆくんだ
大好きな君に早く会いに行こう
君のあの家に 灯りがともる頃
※こちらは2番の歌詞になります。
※『大好きな君に』今日のお題と同名の
小田和正さんの楽曲より。
※「雪の女王」(NHKで放送していたアニメ)の
エンディングテーマです。
※「雪の女王」を中心に、アンデルセンの
名作がちりばめられた素敵なアニメ作品であり、
このエンディング曲も素敵な歌ですね!
まるで計ったかのようなタイミングで現れた君
多分、私に訪れる試練を加味して、目に見えぬ存在が、
授けてくれた存在なのかもしれない。
あのときもそうだったね。
君がいなければ、いつもの私のように出来なかった。
そして今も。
私らしさを欠いたとき、いつもその時の私に必要な言葉で引き戻してくれる。
「君」というより「あなた」という表現がしっくりくる歳になって、
「大好き」より、
静かで、じんわり温かい感情が流れている。
吐き気を伴う二日酔いの朝は、
この世を呪うに相応しい朝だ。
責め立てるように鳴るアラームは、
頭痛の脈とよく似ていて、
酷く不愉快に思えた。
背広を着ながら思う、
君が望んだ明日なんてこんなもんだったよ、
こんな毎日がずっと続くだけだよ。
働いて、酒を呑んで、倒れる様に眠るだけ。
そんなのが終わるまで続くだけ。
そんなものだったよ。
続くのは終わらせられないからでしかなくて、
そこに私の意志はなくて、
ただ漠然と流れて行くだけだったんだよ。
けど、それを続けるよ。
君の望んでたやり方ではなかっただろうけど。
ただ、それを続けるよ。
それが君の祈りだったから。
君の最後の祈りだったから。
ただ続けるよ、終わるまでは。
#大好きな君に
『大好きな君に』
拝啓、大好きな君へ。
小学校は一緒でたまに遊ぶくらいの仲だったね。
中学になって同じ部活に入ったことで、仲良くなった。
正直性格は真逆だし、合わなくて揉めたこともある。
まぁ、2人とも揉め事が苦手だから、なんとなく離れてなんとなく戻る、みたいな感じだったけど。
でも、真逆だからこそ合うところもあったよね。
末っ子で雑な私と、1番上でしっかり者の君。
いつも私の世話を焼いてくれてありがとう。
高校で離れ離れになるね。
お互い違う友達を作っていくのかな。もう話すことは減っていくかもしれない。
あ、でもお互いまだ受験が残ってるね。2人とも公立に落ちたら一緒の私立に行くことになるから、もしかしたらまた一緒の学校に行くかも。
中学校生活はたのしかった?私は地味な感じだなぁ。
あ〜、授業中に絵描くのはやめればよかっなぁ。
3年間もしてたから成績は中の上から中の下になっちゃったし。
けど絵は上手くなったし、後悔はあまりしてない。
反省はしてるよ?
私、カメラにハマったんだ。フィルムの。
何回も話してるから知ってると思うけど。
君も綺麗な景色とか好きだし、また一緒に撮りに行きたいね。
コロナの影響で中止になったことは沢山あったし、部活もつらいことだらけだったね。親の理不尽に振り回されたりもした。色々と考えることの多かった3年間だったとおもう。
目指す道は全く違うけど、これからもお互い頑張ろうね。
あと数日。楽しく過ごそう。
そして、
大好きな君に、最大限の感謝を。
敬具 沙都
結局、朝決めたはずのTo-Doリストは未達成に終わってしまった。
残された時間は2時間。
なんとかあと1つ進めるだけの時間はあるものの、それを進めるだけの気力は残っていないらしい。
そういえば、今日ふと思ったことがある。
「過ぎる時間が長いほど劣等感に押し潰されそうになる。」
幼い頃から自分はポジティブであると、前向き思考であると、そう思っていた。というかきっと、自分で自分に言い聞かせすぎてしまった。
自分をよく認め、よく愛し、よく褒める。
そんな人間になることに、変に理想を抱いてしまった。
でも正直、こんな仕事をしているとそうなってもしょうがないのかとも思う。
常に横ある人と比べられ、第三者から成績をつけられる。
10点満点だと99人に褒め称えられても、1人に0点だと言われてしまったらそれだけが何処かで深く残っている。
いちいち傷ついている場合では無い、気にしている場合では無い。
わかっている、わかっているけれど。
誰かと比べられるということはそれくらい、残酷で劣等感と横合わせなことなんだ。
もっと面倒なのは好きという感情に理由が分からないことだと思う。
例えば、学生時代に友人と好きな異性のタイプについて語り合ったことがあった。
友人はぱっちり二重で肩幅のある、少しやんちゃな人が好きと確かに言ったが、結婚すると連れてきた相手は理想と正反対の人だった。
否定はしていない、寧ろ驚いてしまった。
理想とはあくまで理想で、誰がどんな人を好くのかはわからない。
ここでわかるのは、わざわざ好きな相手のタイプに合わせる必要はないということ。どんな容姿でもどんな性格でも、なるべくしてなるのだ。
なんとも難しい。人に好かれるというのはなんとも、、、
答えがないからこそ悩みは終わらず。
これだから1度空いた穴は塞がらない。
大好きな君に
会えない日々
こんな生活に、価値があるのか
君は、どう思ってる
伝えたい
君のこと、大好きだよ
会いたいよ
君との幸せな時間を取り戻したい
君も同じ気持ちだろうか
忘れないで
かならず、会いに行く
大好きな君に、さよならをしよう。
そして
ありがとうと贈ろう。
君には、幸せが似合うから
君には、笑顔が似合うから
君の隣に
僕は、不必須だから
笑顔でバイバイ。
大好きな君に
ねぇねぇ、届いてる?
大好きな君に伝えたいこの気持ち
伝えたいこと沢山あるの
君のことが好きだから、とっても幸せなの
何気ない日常ですら色づいたように見えている
君に出逢えたから知ったこと沢山あるよ
君のおかげでたくさん変わったよ
ありがとう
君に大好きを伝えたいし
君も同じ想いだったらって思う
でも、何よりも1番は
大好きな君が笑顔で
幸せでありますように
って願ってる
大好きな君に
直接声が聞けなくても、
直接あなたの顔を見れなくても…
それでも大好きな君に沢山の愛を贈るね。
叶う事のない片想い、それでもいいの。
ううん、それでいいの、
私たちを寂しくさせないように、
君達は画面を通して
私たちに会いにきてくれるから。
そんな些細な事でも幸せだと言えるよ、
大好きな君を今日も想ってる、だいすきっ…
大好きな君に
君を知ったのはいつからだっけ
何となく気になって見ていたらいつの間にか
君の笑顔が 横顔が
笑い声も 動きも 驚いた顔も 変顔だって
大切で 守りたくて
皆んなに素敵だよって自慢したいのに 独り占めしたくて
こんなにも大きな存在になっていたなんて
自分でもびっくりします
なんでもない日常を彩り
明日も明後日も 希望をくれる君を
これからもずっと応援するし 守りたいです
だから 君が僕を見てくれなくても 知らなくても関係ない
この気持ちは変わりません
それだけは知っていてください 覚えていてください
疲れたよ。
ごめんね、大好きだった。
あなたのその全てが。
だから、被って。私の罪を。
私に泣き縋って。その罪で。
嘘は真実を作れるの。
--《大好きな君に》
拝啓、大好きな貴方へ。貴方は、いつか死んでしまうだろう。私よりずっと長く生きた貴方は、私よりもずっと先に。だけどどうか、もう少しだけ。もう少しだけでいいから。私にその笑顔を、見せてはくれないだろうか。
会えたら、たまには、
好きって、伝えたいな。
#__大好きな君に__
テーマ『大好きな君に』
私はずっと、君が大嫌いだった。
全然、私の理想通りの君じゃないんだもん。
他の子みたいに運動ができるわけでもない。スタイルが良いわけでもない。特別に何かが得意っていうことでもなくて、ただそこらへんにいる一人の人間。
そんな君のことが、私は心の底から大大大嫌いだった。
もっと、誰かに愛されるような人間だったら良かった。
もっと器量がよくて、可愛くて、みんなにキャーキャー言われるような。
そんなキラキラした子だったら良かったのに。
なのに、君はそうなってくれなかった。ただ私のそばに立っていて、ずっと私のことを見つめて、ただ静かに首を振っているだけ。
……ホント、訳わかんない。黙ってたって、何もわからないのに。
もっと喋れよ。私が君を否定したら、「嫌だ」とか「うるさい」とか、抵抗してみろよ。
私は何度も何度も君を突き飛ばした。殴ったり、蹴ったりして、たくさんたくさん君を傷つけた。
それでも君は、ただ黙って首を横に振った。そして、何でもないふうにこう言うんだ。
『あなたの本当の気持ちは、それじゃないでしょう?』
──なんでだろう。君のその言葉に、私の目から涙が溢れ出た。
胸が痛い。君のことを傷つけてもなにも感じなかった胸が、今更になってズキズキと痛みだす。
本当の気持ちって、なんだよ。ただ黙ってるだけのくせして、知ったかぶりするんじゃねぇよ!
叫んでも、胸にぽっかりと空いた虚しさが消えない。
また、いつもみたいに殴りたくなった。けれど、右手がちっともいうことを聞いてくれない。
『いくら痛めつけても、あなたが望むものは得られないよ』
そう語りかける君の悲しい視線が、私の心を覗き込んでくる。
『さあ、言葉に出して。あなたが本当に欲しかったものはなに?』
「そんなの、分かんないよ」
うつむく私に、君は追い打ちをかけるように言葉を重ねた。
『いいや、あなたはもう分かってる。どうして、キラキラしてなきゃいけなかったの。どうして、誰かに称賛されなきゃいけなかったの』
「そんなの、優秀な方がいいに決まってるからじゃない」
『優秀だと、なんでいいの』
「それは、常識的に考えたらそうなるじゃない」
『それならどうして、あなたはワタシをそんなに傷つけたがるの』
「それはッ……あんたが、私の望むようにならないからでしょ!?」
今度こそ右手を振り上げた。しかし、あっけなく受け止められてしまう。思えばこれが、君が私にした初めての抵抗だった。
『違う。あなたは、愛されたかったんだ。自分のすべてを否定して、本来の自分を捻じ曲げてでも。君は、君の親や周囲の人間に愛されたかったんだよ』
その言葉を聞いて、私の全身からぱたりと力が抜けた。
崩れ落ちた私を抱きとめる君は、これまで見たことのないくらい優しい表情を浮かべている。
「……なんで、そんなに優しい表情でいられるの。私はこれまで、散々君を傷つけてきたのに」
『嫌いになんてなれるわけないよ。……だって、ワタシはあなたが生まれた瞬間から、あなたのことが大大大好きなんだもの』
私を抱きしめる君の腕は温かくて、なんだかとても安心する。
乾いていた涙がまた、ぽつりぽつりと頬を伝って流れ落ちた。
「……私、なんの取り柄もないんだよ」
『そんなことはない。あなたが生きていてくれるだけで、ワタシはとても嬉しいんだ』
「頭だってそんなによくないし、他の人より仕事だって遅い」
『人それぞれのテンポがあるんだ。あなたはあなたのペースで、精一杯生きていけばいいじゃない』
「いい成績を取ったり、リーダーの役割にならないと……私の両親は、私を褒めてくれなかった!」
まさか、ここで親への不満が出てくるとは思わなかった。
私の両親はお金に不自由しないように養ってくれて、毎日生活のこともやってくれて、感謝している。……そんなお父さんとお母さんのことを悪く言うなんて、私はなんて親不孝なんだろう。
叱られると思って、私は思わず首をすくめた。
『そうだね、辛かったよね。……これからは、ワタシだけが知ってるあなたのいいところ、たくさん褒めてあげるからね』
君は、そう言って私の頭を優しく撫でてくれる。
「……なんで。私のこと、叱らないの?」
『どんなことであれ、あなたが感じたことをワタシは否定したりしないよ。親への感謝もある。けれど、もっと褒めてもらいたかったっていう不満もある。それでいいんだよ。親に褒めてもらえなかったぶん、これからたくさん褒めてあげようね』
よく見ると、君の腕や頬、体中は酷く傷だらけになっている。
その全てが自分のせいだと気づいたとき、私の胸の中で重い罪悪感が膨らんでいった。
「……たくさん乱暴して、酷いこと言って、傷つけて。……ごめんなさい」
『大丈夫だよ。あなただって苦しかったよね。よく耐えたよね。えらい、えらい──』
急激に眠気が襲ってきて、私は心地よいまどろみの中に落ちていく。
『いつだってワタシは、あなたの味方だからね』
最後に聞こえた君の声は、私の胸にいつまでも響いていた。
──小鳥の鳴き声が聞こえる。カーテンを開け、私は窓に降りそそぐ陽の光を全身に浴びた。
いつも気だるい朝なのに、今日は珍しく寝起きがいい。
夢の内容はあまり覚えていないが、なんとなく体の奥底から力がみなぎってくる気がした。
「……おはよう、わたし」
鏡に映った自分の姿に、私はにこりと微笑みかけた。
大好きな君の彼氏になってみたい。
君に僕のギターを聞いて欲しい。
きっと、幸せなんだろうな。
でも、僕は何が幸せか分からないから本を買ったよ。
トルストイの幸福論。
でも、もし君の彼氏になったら、いらない本になる。
告白をしようと思ってしばらくになる。
大好きな君に振られてもいい。
でも、大好きな君を困らせたくないし、悩ませなくないし、気を使わせたくない。
だから、また告白出来ない。
大好きな君に
言うよ。
だーいすきっ!!
大好きな君に
君に無償の愛を与えてきた
当たり前に愛を与えてきた
でもね
やっぱり、ありがとうって
言われたいときがあるんだ
そしたらね
これからも、頑張れるから
君に、ラブ注入
私にパワー注入
大好きな君に伝えたいことがあった。
ずーっと溜め込んできたこの気持ち。
伝えちゃいけないと思っていたこの気持ち。
今なら受け取ってくれるかな?
ねぇ、私。
あなたの恋人、殺したの。
大好きな君に会えないので、好きのスイッチを切ることにした。そうすれば嫉妬や自分が蔑ろにされているみじめさ、何より募る思いに苦しまずに済むからだ。
好きのスイッチを切る。
毎日が平坦になり、穏やかな心で過ごすことができる。
人は私のことを冷たいという。それでいい。本当は好きだなんて誰にも知られたくない。自分でも知らない方がいい。
大好き、と言ってくれた。
大好きなその君に、たくさんの愛をくれたね。
心がフワフワした気分だったよ。
嬉しかったよ。
うまく愛を返せなくてごめんね。
もう合わない君へ。
元気でいてください。
「大好きな君に」