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結局、朝決めたはずのTo-Doリストは未達成に終わってしまった。
残された時間は2時間。
なんとかあと1つ進めるだけの時間はあるものの、それを進めるだけの気力は残っていないらしい。
そういえば、今日ふと思ったことがある。


「過ぎる時間が長いほど劣等感に押し潰されそうになる。」



幼い頃から自分はポジティブであると、前向き思考であると、そう思っていた。というかきっと、自分で自分に言い聞かせすぎてしまった。
自分をよく認め、よく愛し、よく褒める。
そんな人間になることに、変に理想を抱いてしまった。


でも正直、こんな仕事をしているとそうなってもしょうがないのかとも思う。
常に横ある人と比べられ、第三者から成績をつけられる。


10点満点だと99人に褒め称えられても、1人に0点だと言われてしまったらそれだけが何処かで深く残っている。

いちいち傷ついている場合では無い、気にしている場合では無い。
わかっている、わかっているけれど。
誰かと比べられるということはそれくらい、残酷で劣等感と横合わせなことなんだ。



もっと面倒なのは好きという感情に理由が分からないことだと思う。
例えば、学生時代に友人と好きな異性のタイプについて語り合ったことがあった。
友人はぱっちり二重で肩幅のある、少しやんちゃな人が好きと確かに言ったが、結婚すると連れてきた相手は理想と正反対の人だった。

否定はしていない、寧ろ驚いてしまった。
理想とはあくまで理想で、誰がどんな人を好くのかはわからない。
ここでわかるのは、わざわざ好きな相手のタイプに合わせる必要はないということ。どんな容姿でもどんな性格でも、なるべくしてなるのだ。



なんとも難しい。人に好かれるというのはなんとも、、、

答えがないからこそ悩みは終わらず。
これだから1度空いた穴は塞がらない。

3/4/2023, 1:15:46 PM