『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
047【大事にしたい】2022.09.21
カッコよくいうと「反動形成」、これは心理学でいうところの防衛機制の一種で、心の中にある思いとは真逆の言動をとることで、自分のメンタルの安定を保とうとすること、とでも理解しておいてもらえたらよろしいかと思うのであるが、まあ、それは要するに、恋愛とか愛情関係の面では、往々にしてひねくれた形で「好きだ」という気持ちを表出することになりがち、という傾向として現出するらしく、心理学の解説でも、好きな女子をいじめる男子、という例が用いられることが非常にベタである、といえば、大概の方には、はいはい、あーね、とピンときていただけるだろうと察せらるわけなのであるのだけれど、つまり、赤裸々にいうなれば、私は、ふだんは夫に対して「バーカ」とか「もう、いや、キライ」とか頻繁に口にするのが日常であったりするのだが、反動形成、平たくいうところの、ひねくれもの、である私という存在において、実際のところその本心はというと、まあ、こんなことをココでわざわざ公表するのもどうかと思うんだけどなぁ……、なんどと胸中ぶつくさこぼしつつも、
自分史上最高に大事にしたいのは、夫
というわけで、しかしながら、なぜこれが子どもではないのか、むしろ無力な子どものほうがより大事にして庇護してやらねばならぬ存在で、ゆえに、大人としても頑丈な夫よりも子ども第一でなければ筋が通らぬ気がしてならぬのだが、考察するに、これは自分でも理屈が詳らかではないのをお断りしておくが、おそらくは、いずれは親の手を離れ、誰か別の人に頼るようになるであろう存在と、夫という、なにかやむをえぬ事態にでも陥らぬかぎり、否応なく死ぬまで一緒の存在との差異を、無意識裏に考慮してのアレではないか、と推察される次第なのである。
昔ほど、頭も体も働きが悪くなっている。
ここが分かれ道だと思うんだ。
諦めるか…
出来ない、面倒だは、
老後破滅への第一歩目じゃないかと、
何となく思っているわけだ。
時間がかかってもいい。
上手くできなくてもいい。
始めよう、続けよう、チャレンジしよう、
そんな気持ちを、いつまでも
大事にしたい
短い影が追いかけてきて
足元に絡みつく
振りはらっても
無しにしたくても
影は消えてはくれないから
思い切ってつまみ上げて
懐に突っ込んだ
日常をサボって抜け出した日は
町中のベランダで洗濯物がはためいてる
久しぶりの太陽光線に
表も裏もきれいにさらされ
いつもの道はカラフルに揺れ動く
私の想い。私の気持ち。
それはきっと社会にとけて消えてしまうのだろう。
別に社会が嫌ってもいい。
私だけはこの想いと気持ちを大事にしてあげたいし、大事にしてあげれる自信があるから。。
「明日は雨だね!」
と、子は満面の笑みを浮かべる。
雨だね、と父が答えると、子はガッツポーズをして雄叫びをあげる。
明日の遠足は中止だというのに。
「でもパパいるし!」
雨の日になると父はお休みだ。
「じゃあ、お散歩でもしようか」
「やった!」
父は何よりもこの瞬間を大事にしたいと思っている。
出席日数が足りない、テストを受けない、学校に行かない。これらでもし 私が留年になったらどうしよう
でももし 2年生になれたとしても、私は光塩でやっていくことは 出来ないかもしれない。咲希たちと約束していた 修学旅行はグアムで場所が一緒だったから 嬉しがってた。愛美たちと約束していた 来年の文化祭でのダンスは 曲も決めていて申し訳ない。
転校したい。このことについてお父さんは許してくれるだろうか。なんのことについても とても厳しいお父さんは、当然だが許してくれないだろう。自分が選んだ学校だと言い聞かせてくるに違いない。先生に言ってもらっても 論破をするらしい。
自分を変えたい…?変えたいとは思わない。日々変わっていく私はいずれ あの頃の私に戻ると思う。毎日が楽しくて、笑顔で、誰とでも関わることが出来て、なんでも出来る、私の理想の人。
大事にしたい、この捉えた瞬間の一つ一つ。
ずっと覚えていたい、この胸の熱さも、喉の乾きも。
文字にしよう。
物語を書こう。
この大切をインクに乗せて、大事にしよう。
僕が死ぬその時まで、活字は僕と生き続ける。
大事にしたい。
そう思えるものがぼくにはある。
形なんてないけれど、
ぼくはこれだけあったらそれでいい
あたしはイヤだった
町内のジジイがキモい目で見てくるのも
クソババアが他人にいちいち詮索してくるのも
本当にキモかった
此処に『良い人間』なんている訳ないだろ
目ん玉腐ってんのかママ?
にこにこしてれば良い人間なのか?
笑顔でおはようって言えばイイ感じの人間なのか?
脳ミソ溶けてんだろ。
ちゃんと前見て人生歩けよ。
そんなだから人を傷付けてもわかんねぇんだよ。
あーア
お前らみんな
ほんっっっっっっと吐き気がするわ
『大事にしたい』
母をもっと大事にしたい
彼のことも大事にしなきゃ
そのためには自分自身も大事にしないとね!
大事にしたい
今ある日常
当たり前な生活
みんなといる空間
みんなの笑顔
みんなの命
僕の周りにあるもの全部
些細なものも全部
失いたくない
大事にしたい
お洒落でスタイルも良くて、でも不器用で優しい彼。私と彼が交際を始めたのは二ヶ月前のこと。告白したのは私。正直、見切り発車だったけれど。彼が真っ赤になりながら承諾してくれた時は感極まったのを覚えている。
「あぁ、彼って直ぐスキンシップとるわよねぇ!そんな人の彼女なんて嫌にならない?」
大学の帰り道、派手な服装に厚い化粧をしている美人の女の人が私に話しかけてきた。表情や言葉遣いからして、悪意が混じっているのが感じ取れた。
彼…とは私の知っている彼と同一人物なのだろうか。
「彼、昔から女遊び激しかったのよ?知ってる?」
知っている。そのくらい。好きになった時、否、前から。噂で聞いたことがあった。
「…貴女みたいな貧相な身体してる地味な女のどこがよかったのかしら。彼も女を見る目がないのね。」
そう言われたとき、どきりとした。彼の隣に立った時、私は彼に釣り合っているのか。ずっと不安だった。否、今でも不安なのだ。その言葉に何も言い返せずにいると、女が声を荒らげる。
「何か言い返してみなさいよ!」
次の瞬間、ぱん、と乾いた音が鳴り響いた。はっとして顔を上げると私の前に見慣れた背中があった。
「あ…え?」
いちばん大好きで、いちばん会いたくない人。彼が彼女に平手打ちをしたのだ。
「おい、何やってんだ糞女。」
「え、ちょ、何して」
「だ、だって!此奴が貴方にはお似合いじゃないと思って…!」
「それが余計なお世話だって言ってんだよ。しかもお前、此奴のこと殴ろうとしただろ。正当防衛だかんな、ばーか」
なんで、この人の言葉で別れようと思ったのに、余計好きになっちゃうじゃない。
すると突然彼がこちらに振り返り、私を諭す。
「あ、泣いてんじゃねぇ!莫迦!俺が泣かせたみたいだろ!」
そう言うと、爽やかな香りがするハンカチで零れ落ちてきた私の涙を拭う。いつの間にか泣いていたようだ。そんな私に気を使ったのか、彼はカーディガンを脱いで、私の顔を隠すように優しく掛けた。
「ちょっと待ってろ、すぐ戻る。」
そうしてまた、私に背を向けた。
「あのなぁ、もうお前と関係切るって言っただろ。」
「だとしても!私が駄目であの子が良い理由が分からないわ!」
言い争いはどんどんヒートアップする。此処が誰もいない教室でよかった。
「お前みたいな糞女は分からなくていいんだよ。兎に角、俺には世界でいちばん愛しい女ができたんだ。お前みたいな都合のいい女じゃねぇ。お前は彼奴になれない。分かったら帰れ。」
「…もういいわよ!勝手にしなさい!」
ハイヒールの響く音が遠くなると、ふぅ、と息の吐く音が聞こえた。
「…大丈夫か?」
そう言って彼が覗き込んできた私の顔はまだ涙でぐっしょり濡れていた。なんだかとても悔しくて、彼にカーディガンを投げつけた。彼は何も悪くないのに。
「やっぱり、ふつりあいだよ。わたし。だって、貴方、女遊びはげしかったのに、そういうの、なれてるのに。わたしには全然手を出してこない。ほんとに、私の事すきなの?」
「当たり前だ、莫迦!」
そう言うと、私の身体を力任せに抱き寄せる。あ、暖かい。この体温もすきだなぁ。
「彼奴らみたいに簡単に手出せないんだよ!なんでか分かるか?」
突然のスキンシップにしどろもどろした私は首を横に振る。
「こんな、大事にしたいと思ったのはお前が初めてなんだよ、莫迦。」
『大切にしたい』という単語に私の胸が反応したのがわかった。あぁ、なんて単純なんだろう。わたしは。言葉は欺けるのに、確証はないのに。
「嘘だと思うなら確かめてみろよ、」
そう言うと、彼は私の手を掴み、彼の心の臓の部分に持っていく。どっ、どっ、どっ。想像よりかなり速いペースで動いていた。それは彼が私にどきどきしていることを表していて。涙が出るほど嬉しかった。
「ああっ!」
「わかったか、俺は抱擁だけで、こんな緊張してんだ。こんなの初めてなんだ。お前が。お前が初めて俺に大事にしたいなんて思わせたんだ。」
そう言うと、彼は私の額にキスをした。
大事にしたいもの…?
そうね。健康かな。
ありふれた日々を失わない為に。
失くした、何もかも。
大切な人も家もお金も職も、
家族も友人も何もかも。
何も残っていない。
街に訪れるのは500年に1度と言われている大型台風。
渋谷の街頭ビジョンで知った事実は僕には無関係。
何もないから。
どれも、何よりも大事にしていた。
でも失くなった。
こんなに失くなると不思議だ。
手に入れようとか次があるとか、そんなの無い。
この気持ちをどうにかしたい。
薄い、暗い気持ち。寂しくて、怖くて、辛い。最悪だ。
でも、どうにもならない。わからないんだ。
向こうの空に光が見える。
みんなが大事にする光
僕は、目を固くつぶった。
「大事にしたい」
親友との約束。
1秒でも会ったあと必ずする約束。
「次会う時まで生きててね」
約束を守る私たちにとって勇気づけられる言葉。
大事にしたい。というか大事にする。
どうしてかな、あなたはいつも傷だらけで帰ってくる。あなたのことだからきっとまた誰かを助けて無茶したのだろう。
「みんなが無事ならそれでいい」ってあなたは豪快に笑うけれど。
「みんな」の中にきっとあなたは入っていない。
私にできることは帰る度増やしてくる傷の手当てと、別れ際の「気をつけてね」の言葉だけ。
もっと自分を大事にしてほしい。私たちの身体は、もうすぐ私たちだけのものじゃなくなるから。
最後の任務の日、彼にそう伝えた。彼は驚いていたけれど、力強く「必ず戻る」ってそう言ってくれた。
あの日から20年が経った。私たちの息子は立派に成長し、父親の仕事を志すようになった。会ったことはないはずなのに、彼に似て強く優しく育った。
だから私は反対した。息子もきっと、彼と同じように遠くへ逝ってしまうんじゃないかって。それが怖かった。
息子は「大丈夫」って根拠もなく笑う。
ああ、まただ。目元がクシャッとなるその笑い方。そうやって笑いかけられると何故だか安心してしまう。
「気をつけてね」別れの日にでた言葉はそれだけ。「自分を大事にね」本当はそう言いたかったけど、不吉な気がしてやめた。
代わりに心の中で彼に祈る。
『あの子を守ってあげて』
風が吹いた。
「任せとけ」
なぜだか、そう言われた気がした。
『大事にしたい』
大事にしたいものはたくさんある。
欲を言えば全部。
大事にできるものは限られてる。
極端に言えば1つ。
ゆりかごの上から話しかけて
血が滴る毎日に、どうして君はそれで終わりにするの
問いかけても答えはなく、君の目は僕を映し出す
その向こうに、エンドロールも流れない映画が広がっていた
幸せだって、ぺトリコールが僕に言う
それってどんな味がするのかって、多分誰も知りえはしないから
勝手に味をつけて楽しんでいるのだろう?。
誰かの一線は人生になるとしたら
何が足りないのかわからないの
絵の具を混ぜた色 君の目の色混ぜた色
どちらもおなじで違う、それは踏み潰したカエル
その曲を聴いたなら、同じ気持ちでいられたのにね
ただ話して欲しくないと
ただ何も言わなくていいと
言ってくれたら良かったのにね
学校の隣の電信柱 そんな所、あったっけ
そうやって笑おうね
遠いレストランでは食べないよ
そこの映画館でポップコーン食べて駄弁りたいな
オープニングを覚えていないほど長くて
つまらないほど気持ち悪い
それでもポップコーンとても幸せ
やまないチャイムを一緒に殺して
エンドロールを覚えていよう
いろんなことやりたいなっていう気持ちはあるんだけど、それでムリして体を壊したら元も子もないから生活リズムは大事にしたいんだ。
ただいま深夜の12時です。
良い子はとっとと寝ましょうね。
お題:大事にしたい
お疲れ様。
鏡の自分と目を合わせて言ってあげて。
そうしたら自分の体重が0.3g減ってるから。