六月の帰路

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ゆりかごの上から話しかけて
血が滴る毎日に、どうして君はそれで終わりにするの
問いかけても答えはなく、君の目は僕を映し出す
その向こうに、エンドロールも流れない映画が広がっていた
幸せだって、ぺトリコールが僕に言う
それってどんな味がするのかって、多分誰も知りえはしないから
勝手に味をつけて楽しんでいるのだろう?。
誰かの一線は人生になるとしたら
何が足りないのかわからないの

絵の具を混ぜた色 君の目の色混ぜた色
どちらもおなじで違う、それは踏み潰したカエル
その曲を聴いたなら、同じ気持ちでいられたのにね
ただ話して欲しくないと
ただ何も言わなくていいと
言ってくれたら良かったのにね

学校の隣の電信柱 そんな所、あったっけ
そうやって笑おうね
遠いレストランでは食べないよ
そこの映画館でポップコーン食べて駄弁りたいな
オープニングを覚えていないほど長くて
つまらないほど気持ち悪い

それでもポップコーンとても幸せ
やまないチャイムを一緒に殺して
エンドロールを覚えていよう


9/20/2022, 3:06:42 PM