『夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「夢が醒める前に」
夢から醒める、現実に戻る前に、一回深呼吸をしよう。この場所にまた戻れる日がきっと来るさ、そう信じてまた頑張ってみようよ。
【前のお題を水曜中に書いてから「わたし」視点を書く予定】
夢が醒める前に
―夢が醒める前に―
僕の見る夢の中の世界で生きる彼女
彼女に触れてしまえばそこで夢はお終い
ずっと夢が醒めなければ
そう願いはするものの
現実はそれほどまでに甘くはなく
だから夢が醒める前に僕らは口付けをする
それは現実逃避の現れのように
吐き気のするほど甘い口付け
はっと気がつけば夢の外
夢が醒める前に
とあるアイドルが解散する夢を見た。
でもその夢は、解散だけで終わらない悪夢だった。
存在自体最初からいなかった扱いをされたのだ。
青い鳥のSNSや検索サイトを調べても見つからなかった。
私の記憶だけ残して、ぽっかり消えてしまった
夢が醒める前に、もっと大好きと伝えていればよかった
久しぶりに夢をみた。
そして小学生の頃片想いしていた人がいた。
現実でも夢の中でも会うのも6年ぶりだった。全く会えてない彼に対してまだ、少しでも好きという気持ちがあった。そんな自分に驚いた。
出会ったとき彼は眩しいくらいの笑顔をみせて私に手を差し伸べた。「久しぶりだね、元気してた?」と。何気なく手をつないだこともあったのを思い出し、泣きそうになった。それから会えてない期間お互いに何をしたか、これからどうするのかも話した。ほんとに幸せだった、楽しかった。そして辛かった。
別れ際のとき彼は私に対して悲しげな表情だった。私だって2度と会えないような気がして悲しい思いだった。けど、またどこかで会えると信じた、そう信じ込ませた。
夢が醒めたあとも。
繰り返し
また今日も変わらない
現実は好き勝手に進み
意思も想いも捨てるばかりで
拾い上げても忘れてこぼれる
安堵は夢が運んでくるのか
では見たものは夢でしかないのか
現実にしなくてはと心にメモして
夢が醒める前に
夢が醒める前に
叩き起した君
きっと
無自覚に
夢にもならない
夢だった
けど
今なら言える
今だから言える
あれでよかった
よくある話
それだけの話
「夢が醒める前に」
夢の中で目が覚めることがたまにある。夢の中の自分がこれは夢だと気付く現象。たしか名称は…
「なんだっけな?」
見覚えのない部屋。聞き覚えのない音楽。
だけどここにいる私はどれもよく知っている。
ここはとあるビルの地下にある探偵事務所。
そして、私はこの事務所の主であり探偵をしている。
…という夢。
よくよく思い返すと、なんとなく昨日読んだ漫画の世界に雰囲気が似ているような気がする。
普段現実では読みもしない新聞を広げつつ、座り心地のよいソファにどかりと腰を下ろす。片手にはコーヒー。これがこの世界の私のルーティーンらしい。新聞には昨日私が解決した詐欺事件の記事が表紙を飾っている。いい気分である。
1枚めくると今度は先月から世間を騒がせている連続殺人事件の記事がでかでかと載っていた。どうやら昨日、5人目の被害がでてしまったようである。被害者の死体には決まって同じマークが付けられているようだ。
なかなか興味をそそられる内容である。夢中で新聞を読んでいると事務所のドアがノックされた。と思ったら間髪開けずに扉が開かれる。
「失礼しまーす。姉さーん、お客さんだよー。」
「返事をする前にドアを開けないでもらいたいんだけど?」
「別にいつも暇してるんだからいいでしょー。いちいちうるさいなぁ。」
「助手のくせに口答えするな!」
「はぁ。めんどくさ…」
探偵には助手がつきものだ。私にも助手という名のほぼ雑用係が付いている。見た目も性格も実の弟だったが…。
夢の中くらいイケメンでスパダリな助手でもいいじゃないか〜!
心の中で悶ていると弟兼助手の後ろにいたお客さんと思しき人うがずいっと前に出てきた。
「おはよう!今日もいい天気だよね〜!朝早くからごめんね?実は今回もちょっと君の協力がほしいんだよね!」
相変わらずしゃべり方がうざい。こいつのことはよく知っている。私の従兄弟であり、クラスメイトでもある男だ。この夢での立ち位置は刑事といったところか。めったに見ないはずのスーツ姿が見慣れたものとして映っている。
「ちょっと助手!何部外者を勝手に入れてるの!こいつお客さんでもなんでもないから!」
「えー、ひどくない〜?せっかく君が好きそうな事件持ってきたのにさ〜!昨日の詐欺事件だって、僕が持ってきてあげたじゃない。」
「は?あんたが自力で解決できないって泣きついてきたから仕方なーく力を貸してあげたの!」
「じゃあ今回も協力してよ〜〜!というかもう知ってるでしょ?新聞読んでるよね?」
ということは、例の連続殺人事件のことか。あの事件は確かに面白そうではある。
私に心当たりがあると感じたのか、従兄弟改め能無し刑事はさらに協力してくれと騒ぎたてる。
夢の中でもこんなにうるさいってもはや才能だな。
だめだ。イライラしてきた。あーーーー…
私は自分を落ち着けるためにも深呼吸をした。
吸って、吐いて、吸って、吐いて、吸って、吸って、吸って、
「うるせーーー!!!黙れーーー!!!わかった!協力するから!黙って!永遠に!黙れ!なさい!!」
一気に吐き出した。
ひとまず私たちは、各々ソファに座ることで落ち着きを取り戻した。
机には助手が入れ直したコーヒーが3つ分。
1つだけ生クリームがこれでもかというくらい乗っかっている。
甘党な従兄弟用に弟が用意したものだ。
従兄弟は迷わずそれに手を伸ばすと幸せそうに飲み始めた。
生クリームが鼻についている。わざとなのか天然なのか。
どっちにしろイライラする…。
一段落つくと頼みもしないのに、事件の概要をべらべらと話し始める。守秘義務もクソもあったもんじゃない。
まぁ、しかし。私をその気にさせるには十分だった。
「…と、まぁ、事件の内容はこんな感じなんだけど、どう?協力してくれる気になった?」
「まずは現場を見てみないと何とも言えないわね。でもまぁ、あんたの語りにしてはなかなか面白かったわ。仕方ないから力を貸してあげようじゃない!」
「だよね〜!そうこなくっちゃ!」
あんなにギャーギャー言い合っていたが嘘のように、私と従兄弟は意気投合していた。
助手は若干引き気味である。心なしか視線が痛い。
「…ポンコツのくせに大丈夫なの?姉さん。」
な、何を。確かに現実ではポンコツかもしれないが。
ここは夢ぞ?しかも私の私による私にとって都合のいい夢ぞ?
「だいじょーぶ!現実はポンコツ、夢では名探偵。灰色の脳細胞を手に入れしこの世界では私は最強なのよ!今に見てなさい!この私が華麗に事件を解決してみせるわ!ふははー!」
そう、これは夢。ここは夢の世界。ならば思い切り楽しんでやろうじゃないか。夢が醒める前に。私が名探偵でいられるうちに。
難事件なんてこの私にかかればお手の物だ。
テーマ『夢が醒める前に』
回れ右をして、左を向いたら叩かれる
自由に動いていい。ただし、この仕切りの範疇で
拭いきれない閉塞感で、生きることが嫌になってくる
他者の一歩が、自分の一歩と同じとは限らない
自分の一歩が、隣のやつの一歩と同じなわけがない
大人になってようやく分かり始めた
最初から、仕切りなんてなかったんだって
地面に描かれただけの白線を、馬鹿みたいに忠実に守ってたのは
他でもない自分だった
白線を踏んでみた。右足、左足も外に出した
地面には、他にもたくさんの白線が俺を取り囲んでる
けれど前を向けば、どこまでも続く広い世界があった
俺は一つの夢を描いた
白い線が縄になって、また俺を捕まえようとする
どこかから聞こえる『どうせ無理だ』の声
子供の頃から染み付いた「大人の言うことを聞きなさい」の魔法
ガクガク震える足を抑えつけ、俺は心惹かれる方へ駆け出した
周囲が言うみたいな、挫折する現実が待っていてもいい
失敗したときは、どうか心ゆくまで笑ってくれ
だけど今は、もう少しだけ足掻きたいんだ
例え夢物語に終わったとしても
次の現実を受け止めて、また新しい夢を描いてやる
今はもう、白線は見えない
私はあの人の彼女だ。
あの人を愛し愛されている。
なのにある日彼は話してくれなくなった。
どうして彼は喋ってくれなくなったの???
ホント酷いや、、、
最初は優しかった彼。
付き合ってから彼は変わった。
だけど私は愛してた。
あの人も本当は私の事を愛してくれているって
信じてたから。
それに最近は彼も優しくなった。
それなのに、、、
「神様、お願いです。
また彼と喋らせてください。」
そう願いながら私は彼の冷たい肌に手を当て
彼の唇にキスをした。
ここは、、夢???
遠くに誰かが居る。
私には分かった、彼だ!!!
「あぁ、ようやく喋ってくれた!!!
ねぇ夢が醒める前にもう1回貴方からキスをして」
________________________解説
彼は主人公ちゃんの彼氏ではありません。
主人公ちゃんが付き合ったと言うのは、
ストーカーし始めた、惚れた日です。
それから変わったと言うのは、
ストーカーしている事がバレてきて
冷たくなってきた事を言っています。
彼が喋らなくなったのは、
主人公ちゃんが彼を監禁して暴力を加え
死んでしまったからです。
しかし主人公ちゃんは彼が死んだことが
分かってません。
なのでとある力この世の人が使ってはいけない力を
使って彼に夢の中で会いに行ったのです。
もう1度彼からキスをしてもらって、
また幸せに暮らすために。
夜道を駆ける車の中で
「少し遠まわりしよう」と
君がハンドルをきる
風が髪をなびかせる
今夜はどこへ向かうのだろう
そして
いつもそこで目が覚める
私は今も君の行き先を知らない
#夢が醒める前に
🍀夢が醒める前に
夢だから言えること、言いたいことがあるのです。
「貴方を愛しています。」
夢から醒めても憶えておいてください。
これが私の気持ちですから。
うつらうつらと目を摩る
少し覗いた木漏れ日に
夢を抱いた少年の
弾ける笑顔が木霊する
貴方は私の全てを受け入れてくれる
失敗だらけで落ち込んだ私を慰めてくれる
放っておいて欲しいけど、どこかで孤独を感じる私を愛してくれる
私の心はいつも定まらない。ひとつ思いを抱えれば、正反対の思いが影のようにあらわれる。心のベクトルはいつも揺れている。おかしくなってしまった方位磁石みたい
でも貴方と同じ空間にいると、全てが落ち着くんだ。正反対の思いは抱えたままだけど、今はそんな事いいんだって、思える
「私はいつだって不安定。でもそんな私が変えられなくて、私は自分が嫌いなんだ…」
-そうなの?私は君が好きだよ。だから、無理に変わろうとしないで
そうやって微笑みかけてくれる
貴方がいる空間はとても心地よくてあたたかくて。ずっとここにいることができたら…
そう思うけど、私ももう大人だし、ここが現実じゃないことも分かるんだ
だからもう行かなくちゃ
でも、今日も支えてくれてありがとう。名前も知らない誰か
貴方は私の知らない私なのかもしれないし、また別の誰かなのかもしれない。でも、そんなことはどうだっていいね
いつもいつも、ありがとう
夢かどうかも分からないけど、夢の記憶はすぐに忘れてしまうから
醒めないうちに、伝えておくね
数年前までは夢でいっぱいだったはずの頭の中はいつしか焦燥感で満たされていた。
憧れをひたすら追いかけてここまできてしまったけれど案外世界は厳しくて少しも自分に優しくない。いっそのこと諦めてしまおうかと何度も何度も考えたけどそうするにはまだできることが多すぎる。
中途半端なまま醒めることもできず夢を見続けることもできない私は最後に何を成すことができるのだろうか。
夢が醒める前に
今まで辛かったことや、苦しかったこと
夢の中で数え切れないほど出てくる。
夢が醒める前に
この記憶と夢ごと消し去って
何も無い空っぽの自分になりたい。
「夢が覚める前にさ、
もう一度私のことを呼んでくれなかな」
我ながら意味不明なことを言ってしまった
口に出してから後悔する
そんな私の気持ちとは反対に
望んだはずの答えが私の鼓膜を震わした
そこでまた後悔
聞かなければよかった
花びらのように可憐な彼女の声の後に残った
この絶望的な沈黙は
永遠に私の耳の奥に残ることだろう
「ねえ、名前を呼んだんだから、返事を頂戴よ」
そこまで聞いて耳を塞ぎたくなった
またあの沈黙
私は今日からこの沈黙と2人きりになるのだ
嫌だ、
終わる
終わってしまう
これが最後だ、
一抹の春の夢がもう醒める
終わりまであと一言、
一歩踏み出して崖から落ちる
返事をしようと顔を上げて、更なる後悔
春の陽光に照らされて、
水晶の様な瞳が私を真っ直ぐに射抜いていた
今日は後悔ばかりだ
1つの生が終わる時、
人はみな後悔に溺れるのかもしれない
後悔に侵されて窒息するのかもしれない
彼女は私の恋人だ
それは春の夢のように美しく儚く
今日をもって消滅を迎える現実である
彼女は性別の壁を越えてわたしを愛してくれた
それなのに、私はその壁を越えられなかった
どこまでいっても私は自分の性に絶望し、
生まれ変わることを願い続けた
愛情と絶望は相容れない
正反対の感情が上手くいくのは
フィクションの中でだけだ
私が返事をすると彼女は返事をしなかった
その代わりに少しだけ口元を緩ませて
私から静かに目を逸らした
これで終わりだ
彼女の目はいつだって口ほどにものを言ってくれる
私はひたすらにその後ろ姿を見つめていた
瞬きをも忘れていると、涙が出て世界が霞んでくる
このまま目が見えなくなってしまえばいい
強い意志で目を見開いていたのに
ついには無意識に目を瞑ってしまっていた
本能は意志には逆らえない
性別と一緒だ
私は暗闇の中で、
彼女と過ごした数年間を反芻した
もう二度と訪れぬ春の夢の後には何も残らない
次目を開けた時、
この世界はどんな風になっているのだろう
こんなに恐ろしく、
長い瞬きをするのは生まれて初めてのことだった
ここは、夢?
!カヤさん! 咲ちゃん?どうかしt(カヤさん! 咲ちゃん? どうか、これが夢ならば、覚めないでほしい。
ああ、これは夢だわ。
だって、「私」を見下ろす私がいるんだもの。それにこういう夢、もう見慣れてしまった。
「私」は無邪気にあの人と過ごしている。心から楽しいのだと、幸せなのだとわかる。
――私、あんな顔して笑ってたんだ。
彼と出会うまで、まともに笑ったことがなかった。笑うってなんだっけって、ばかみたいな問いかけを自分自身にしたりしていた。
あの人が私を変えてくれた。根気よく付き合ってくれた。
――彼も、嬉しそう。よかった。
夢でも、あの顔を何度も見てきたから信じられる。
「私」だけじゃなくて、私も隣に立ちたい。触れたい。
地上を目指して腕を伸ばしても、距離は全く埋まらない。声も、唇がぱくぱくと上下に動くだけで、出ない。
今回こそ願いを叶えるんだ。醒める前に早く、早く。
――ねえ、私もここにいるのよ。気づいてよ、私の名前をまた呼んでよ!
開けた目に映ったのは、いつもの天井だった。
また、私の願いはかなわなかった。
せめて、夢の中でくらい、あの人と自由に過ごさせてほしい。
もう……現実であの人に触れることはできないのだから。
お題:夢が醒める前に
#夢が醒める前に
君の言うきつくて強い物言いは
時々ザラっと心を撫でる
恋というまぼろし見てはざわついて
現実戻り終わりを知る時
やさしさは己のためか向けられて
嬉しくなるの君だけでなく