『夜景』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ふと急に思い立って
車を飛ばして
高台に上る
眼の前に広がる
夜景は
いくつもの宝石が
散りばめられたように
キラキラと
輝いている
目を閉じると
ふうっと
爽やかな風が
吹き抜けた
今までのモヤモヤが
風とともに消えていった
数年前に慣れない土地に来て
バタバタしていて疲れ果てた時に
見つけた高台
広がる景色に何度か救われた
都会に住むのは
しんどいけど
悪いことばかりじゃない
ありがとう
あなたと一緒に見た夜景。
今日は1人で見るよ。
涙で視界が見えないな、
夜景
最近、空を見ていない。
外は暑い。残暑厳しい夏、わざわざ空調の届かないところまで出て星や灯りを見ることに意義を感じない。
いや、違う。体調をまた崩して理想から遠退くのが嫌なのだ。本当は星が輝くところを見てみたい。
暑いからこそ街の灯りは煌々と照らされている。
早く元気になりたい。趣味の時間をとりたい。
今はまだ、夜景の一部としての私の部屋の照明は消灯したままで眠りにつくことを許してほしい。
「夜景」 町にてステキな贈り物 ビルの明かりも消えた夜 深い夜に輝く夜景 ほら、そこに夜景の灯った星たちが今もシャランと流れてる
ぽつり、ぽつりと遠くに灯る明かりの一つ一つに、それぞれの幸せがある
きっと私は、この薄闇に散らばる数多の灯火の持ち主たちとは、これからも直接出会うことも語らうこともないでしょう
それでも、それぞれの窓辺にポッと灯る街の明かりは、これからも私が世界にひとりきりでないことを教えてくれるのでしょう
『夜景』
/見知らぬ貴方の幸いを
空に照された街を──
まだ見ぬ君へ
送る、いつかの為に
何枚も記憶する
僕は王子となって
君をエスコートしよう
地図にもナビにも
ガイドブックにもない
僕らだけのアルバムに載せたい
今は一人
いつかは二人
また、いつかは三人……四人……
夜空の数だけアルバムに──
(2023.09.18/夜景)
─夜景─
君と見た夜景は全て綺麗に見えた。
いつもは眩しいと感じる明かりも、
毎日騒がしい車のクラクションも、
隣の部屋から聞こえる怒鳴り声も、
全てが君との時間を引き立てるものにしか感じなかった。
二人で一緒に星を見て、綺麗だねって笑って。
輝く街を手を繋いで、歩きたいねって言って。
夜の海までドライブしたいって、駄々こねて。
全部出来なかったけど、何もしていなくても幸せだった。
君が居なくなるだけで、こんなに辛くなるとは思わなかった。
綺麗に見えた輝く星も、
隣に誰も居ないまま街を歩くことも、
月明かりに照らされる夜の海も、
全てが自分を嘲笑うように思えて。
ふとしたことで君を思い出す自分は、
ちゃんと君を愛していたんだな。
愛した分だけ別れが辛くなるって知っていれば、
君を愛していなかったのかな。
夜景は、夜にしか見えない。
つまりタイムリミットがあり、望んだ時間に
見れない。
夜景は色々な光が集まり出来た物だ。
1つでも欠けたらそうではなくなる。
「夜景」
彼氏に連れられ歩く私…
そこには
満点の星空に綺麗な夜景が見えた。
私は思わず
「わぁこの夜景って電気代どれくらいするのかなー」
「おい!プロポーズが台無しだろ!」とぶっきらぼうに指輪を出され
「そんなお前と結婚するなんて俺ぐらいだけだぞ」
そいうと
私の左手を持ち上げ薬指に指輪をつけた
「〇〇、俺と結婚してください」
感動して言葉が出てこなかったけれど
左手の薬指には、ダイヤの婚約指輪が、夜景以上に輝いてた。
「でね!彼氏が芸能人の〇〇でさ~もうね〜昨日見た夢が最高で〜ちょっと聞いてる?」
電話口の向こうから鼻で笑われ
「彼氏居ないじゃん、ドラマの見過ぎだよお姉ちゃん。。」と辛辣な妹の言葉が耳に痛い....
君と見た夜景はどこか儚くて…
そしてキラキラしていて
ずっとこの人と一緒に居たいと強く思った。
後ろからぎゅっと抱きしめて
君が僕を見上げて微笑み僕も微笑み
こんな幸せが続きますようにと願った。
夜景がよく見えるこの場所は、とても好きだ。
小さい山の山頂にある神社は、とても見晴らしがいい。
こんなに素敵な夜景を、私は特等席で見ている。本当に素敵だ。
出来ればこの夜景をここの神主にも見て欲しいけれど、私がいる場所は、この神社の屋根の上だから、絶対に無理なのだ。
「夜空は、綺麗は綺麗だが、やっぱり大昔に比べれば、町は明るいな」
私はこの神社が建てられた時から今までずっとこの町を見守っていた。
畑ばかりだった土地に家が建ち、人が住み着きどんどん発展をしていった。
「自然が犠牲になりながら、ね」
それでもこの町の人達は、この神社を愛してくれている。慕ってくれている。
それだけで、私はとても幸せな気持ちになる。自然の犠牲を伴い、私が私でいられる基盤が出来上がったのだ。
「夜空に輝く星たち、星に照らされる町よ。私は、ずっと見ているから、ずっと、味方でいるから。だからどうか、一人でも多く、心穏やかに暮らしてほしい。
神の願いだ……」
夜空には沢山の星が煌めいている。
町にはたくさんの営みが垣間見える。
私は、この町、国が大好きだ。
わあ〜
いつ見ても綺麗ね
お星様のように
街がキラキラしている
君の目も
キラキラしているよ
え! ほんとにそう思う?
私、この姿になってから
褒められるのは
初めて!
今だってとっても素敵さ
輝く瞳の黒猫さん
「夜の花畑もオツなもんねえ」
つい独りごつ。
夏の間だけ解放される花畑。忍び込んだ。
懐中電灯に照らされる向日葵。
時々人みたいでギョッとする。
遠くには灯りのついた高層ビル。
まだ頑張ってるんだね。
友達と来たかったが、
忍び込むというとみんな及び腰。
そりゃコンプラ的に大人的にグレー、
いや黒か。
夏も終わる。
最後にちょっとだけ、いいじゃない。
『夜景』
部屋の窓から見る風景
殺風景で面白みも無い
ただ、ただ、
老若男女それぞれが歩いてるだけ
夜になると誰も居ない
静かな場所
でもあそこから見る星は綺麗なんだって
私も見てみたいな。
この病気が治ったら
余命残り1日の少女
「この街ってこんなに綺麗だったんだ。」
ぽつりと言葉を零し立ち尽くす。
中学生以来に見た展望台からの夜景は、ため息が漏れ出てしまうほど綺麗で。
そんな夜景に吸い込まれるように柵に手をかける。
「こんな夜に消えれるなら、私の人生も悪くはなかったな」
そう呟いた彼女に朝は来なかった。
【夜景】
夜景
あの光の一つ一つには
それぞれの家庭があって
それぞれの事情がある。
それぞれの幸せがある分
それぞれの不幸もある。
【あの光】
夜景が綺麗だ…
気が付いたら僕らはあるところに立っていた
下を見ると人がたくさん居る
みんな何か光りを持っていて、その光を見ると頑張ろう!って思えてくる
不思議だなぁ
あの景色はまるで夜景みたいだった
そういえば今日は初LIVEから1年か…
~夜景~
夜景
窓の向こうに広がるのは
キラキラと輝きを放つ都会の夜景
今日は大事な日なんだと
緊張した面持ちで深呼吸をする
隠し持っていた指輪の箱を手に
「結婚してください!」と言った時
彼女は驚きながらも優しく微笑んで
「喜んで!」と答えてくれた事を思い出す
あれから30年…
フッと笑みが溢れると
「思い出し笑い?」と優しく微笑んでいる妻
あの時と同じ場所で
ここから始まった僕たちの愛しい日々
これからも一緒に居ようと
また誓いあいグラスを上げる
星々の光が降り注ぐ、小さな丘の上。
俺とこいつしか知らない
秘密の場所。
空を見上げれば、どこでも同じような景色が見れるはずなのに
ここで見る景色は、なにか特別なものに感じられた。
「月が...綺麗だな...」
そう呟く声が、隣から聞こえてきた。
ここから見る月は、確かに大きく、そして日時は輝いて見える。
「あぁ...たしかに綺麗だな」
俺はそんな月に見惚れながら、そう返事を返した。
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「月が...綺麗だな...」
自然に、ポロリと零れた、その言葉。
月明かりに照らされたあいつは、まるで天使のように美しく、輝いていて
そのあまりの美しさに、つい本音が零れてしまった。
「あぁ...確かに綺麗だな」
あいつはこちらを見ることなく、輝く満月を眺めながら
そう呟いた。
こいつは多分、この言葉の意味を理解していないのだろう。
...だが今は、これでいい。
いつか、いつか、隠すことなく
この気持ちを伝えられますように、と。
願いを込めながら、俺は再び広がる星空を眺めた。
#夜景
62作目
無邪気に笑う人だと思った。
初めて会った時は、緊張して。
でも、誠実そうだなって思ってた。
ニコニコ、ふわふわ。
そんな言葉がぴったりのあなたは、車を転がして、ここに連れてきてくれた。
正直驚いたけど、本当に無邪気で正直な人だなぁって微笑ましく思った。
今じゃなかなか行けないけど、あの時の”夜景”は、大切な思い出になっている。
今度は、みんなで見に行こう。
それで、抜け出しても、いいかな?
夜景