『夜景』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
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夜景、後日更新します。
〈夜景〉
いつか消えるこの世界で何のために生きるのか。
人間という動物は何故生ある限り
息をして営み続けるのか。
この世界はそのうち__いつか__
消えてしまうのだ。
虚無すら残らぬのだ。
我らやにんげんは何故進歩しつづけんとする。
日が暮れてから外に出るあのドキドキ感。
道中の会話。
帰った時のちょっとした寂しさ。
全部まとめて夜景って良いよね。
夜景
夜景が好きだった。
ぽつぽつと星のように煌めくビルの光
遠くに見える電車が走る音
まるで地上の星空のようだった 夜景が好き、だった
その一つひとつに 人が居て 家族が居て 私が居て
きみだけをのこして 君だけ居なくなった
今日も世界は回る
部屋に差す月の灯りを眺めてたの 。
中途半端に閉じたカーテンから漏れる
暗闇よりも少しあかるい色 。
眠りの中のようなぼんやりとした色は
わたしのこころの色みたいだった。
いつまでも眠っているような
いつまではっきりしないような
このせかいを見てるようないろ。
あなたが私を抱きしめてくれた
あの夜の景色
忘れないよ。
あの瞬間
なんでもない夜の空が
特別になった。
こんな日に見る夜景はどんなものだろう
綺麗だと良いな
綺麗だと思えたら良いな
俺が住んでた街はすんげぇ田舎で、人通りも街灯もめっちゃ少なかったの。そのおかげと言って良いかはわかんないけど星はめっちゃくちゃ綺麗だった。だから俺は星が大好きになったんだよ。一晩中家の外にいて星を眺めてる日もあったくらい。そんくらい星が好きだった。でもある日都会に引っ越すことになって、全然星を見ることが出来なくなって。…いや、都会の夜景も綺麗だよ?ビルとか車とかの光でキラキラしてて。だけど幼かった俺はこの光が大好きな星を奪ってるっ!て思って夜景が嫌いだったんだよ。だけどアイツと見る夜景は好きだった。アイツはどこの誰よりも夜景が似合ってた。そんなアイツが死ぬほど好きで。でもアイツはもう居ないんだ。だからまた夜景が嫌いになっちゃった。
『夜景』
100万ドルの夜景とか言うじゃない。
あれってどういう事なんだろうね。
この土地、建物を買い上げたらってことなのかな?
やってる、ビジネスを買収したらかかるお金かな?
それとも、一晩の売上の事なのかしら。
全部だったら、100万ドルにしちゃあ安いよね。
綺麗っちゃ、綺麗よね。
うん?
あ、ゴメンゴメン。
はい、これ、この前の居酒屋代、3500円。
今日から日記を書こうと思う。
なんで書き始めたかと言うと、今自分は不安な気持ちでいっぱいだからである。その不安な気持ちというのは受験のことに関してである。私の目標は高い。自分の今の実力よりかなり高い。合格するのはかなり難しい。それは分かっている。誰も受かるなんて思ってない。大石も、重田も、河野も、お母さんとお父さんも。みんなただ挑戦するだけだと思っている。でも受かりたい。私は受かりたい。英語をまだ学びたい。どんどん得意なことは伸ばしたい。ラグビーもしたい。全国大会に行って日本一になってみたい。頂点に行った時の景色が見てみたい。私にはこういう願望がある。沢山ある。しかし、やる気が足りない。行きたいと思うばかりで何も行動に移していない。今日も勉強すると言って勉強するはずなのにスマホを見て、全然進んでない。何も身についてない。しかも電話しながら勉強だ?何が日本一になりたいだよ、英語を学びたいだよ。親が頑張って頑張って稼いだお金で塾にも行って、受験だって落ちてもお金はかかる。受験を受けるだけでお金がかかる。なのに挑戦するだけ、絶対受からない。なんて思っていいはずがない。今自分は甘えすぎてる。情けない。弱い。雑魚だよ。今の自分は大嫌いだ。口ばっかで、最低だ。お母さんが過去問を買ってくれた。なのに何もしてない。本当に最低だと思う。親不孝者だ。きっとお母さんとお父さんは落ちても許してくれる。そーゆー思いがダメなんだよ。もし落ちたら智翠館に行く。自分はどういう思いで行くんだろう。悲しいのかな。悔しいのかな。それとも吹っ切れて清々した顔で行くのかな。簡単に想像出来てしまう。逆に自分が麗澤に行っている想像ができない。今の自分は弱すぎる。惨めで最低で情けなくて、大っ嫌いだ。模試でもゆうちゃんに抜かされても理科と社会があるから仕方ないっていう気持ちで、先生も3教科だからねって。甘えんなよ。クラスのみんなも、全国の受験生が頑張ってるのに自分は何やってんだ。麗澤に行く人は、自分の倍以上頑張ってるんだろうな。そこには届くのかな。自信がまず無い。やらないと、とにかくやらないといけないのに、ついてこない。自分の気持ちがついてこない。いっその事麗澤は諦めて智翠館1本にした方がいいんじゃないかとも思う。でも今更言えるはずがない。真くんにも、麗澤の監督にも、宮本コーチにも、親にも、智翠館のコーチにも、申し訳なさすぎる。みんなそんなに人の事には興味ないって分かってるけど、無理だ。泣けてくるね笑。昨日も泣いたのに。何も変わらない。なんか病みそう笑笑。このまま一瞬で受験が来て惨めに落ちて、智翠館に行ってお金を親に払わせてラグビーだけで生きていくのか。英語は捨てるようなもんだ。もったいないなぁ。なんのためにハワイに行ったんだろう。なんのためにお母さんとお父さんはお金を払ってくれたんだろう。11万だぞ。簡単に稼げるわけが無い。ひさきの学費とかもあるのに。変わらないとな。親のために、親孝行するために、受かりたい。受かりたいじゃない。受かるんだ。絶対。受かってみせる。
寝付けない
深夜1:30
明日は友達との約束がある
寝ないと行けない
寝なきゃ起きれない
その言葉達が頭の中を埋めつくす
元々私はプレッシャーに弱かった
たとえこれでも
『はぁっ…はぁっ』
少し呼吸が荒くなる
この気分ではダメだと思いベランダにでる
ドアを開け、冷たい風が吹いている
そして少し上を見上げる
空には一面の星があり綺麗に輝いている
こんな日も悪くないな
そんなことを思い、少しして眠りに着いた
お題 夜景
『夜景』
自宅の仕事机から窓の外をふと眺める
遠ざかる無数のテールライト
今部屋の灯りがひとつ消えた遠くのタワーマンション
明後日頃に台風が来るという予報を聞いて
嫌に鳴る冷えた空気に怯えている
溶けかけたアイスを投げ捨てて
夜景の見えない部分が汚れてしまった世界
明日も同じ景色だってのに
何かに焦って違いを見つけようとしている
変わらない 分からない やるせない
まるで私も夜景みたいな孤独感
地面に目くばせを送った
一瞬光った気がしたが
もう一度目くばせを送った
夜景
君と見たあの夜景
今はもう一緒には見られない
今でも時々見に行くが
あの時の綺麗さはあまり感じない
もう一度君と一緒に見られたらな
四角いビルの珊瑚
風にシグナルの夜光虫
雨の気泡は止まらずに
悲しみの波に解けた手
四角い珊瑚の中で
雨夜うたう恋詩は
泡になる
夜景 ───
星は、ソラが生み出した人へのしるべ
キラキラと、命を輝かせ示してくれた光
わたしたちはアナタ達に何も返せないけど、
なればこそ、わたしたちも魅せるのです
ソラへも届く、人の造った夜景の灯り
何にも代えがたい、この美しき夜景。
眩(まばゆ)い光は くすんだ星空すらも照らし
限りなく深い闇に唯一無二の存在感を誇っている。
僕は幼い頃 この夜景に一目惚れした。
父さんや周りの大人たちは
そんな僕を「無神経で非常識だ」と叱った。
「あれは我々にとって、負の遺産なんだよ」
「どんどん環境も治安も悪くなっているらしいし」
どんなに僕を叱ったって、諭そうとしたって
長年抱いてきた憧れが そう簡単に消えることはない。
美しいことに変わりはないんだ。
それにどんな代償が払われていたとしても。
今夜も僕は宇宙(そら)を見上げて青い球体を探す。
……見つけた、やっぱり綺麗だな。
――地球。
2022/09/19【夜景】
深夜、
夜景を溶かしたブラックコーヒーから
山火事の匂いがした
夜、
気分転換にマンションの屋上から下を見た。
高く見下げた顔は、
数万の明かりに照らされた。
深夜0時過ぎの都会は賑わった。
沢山の人々が夜の街に歩き、
ひと時を過ごした。
ヤンチャな若者の暴れ集団も居れば、
終電を逃し絶望するサラリーマンも居た。
ベロベロに酔った酒臭そうなおじさんも、
見慣れた光景だった。
一際賑わう都会だったが、
高い屋上にまで漂う虚しさは、
強制的な明かりの中に、
何も見つけることは出来なかった。
雲一つない夜空に、
星を見つけることは出来なかった。
正直に言うと、最近まで夜景の見えるレストランで記念日をお祝いするとか、そういったことはバカバカしいと思っていた。
なんでそんなにも、高い、夜景が綺麗、ということにこだわるのかが、私には全く分からなかったからだ。
でも、ふとオシャレなレストランを目にした時、『あぁ、彼女とここに来れたらどんなに素敵だろう』と、気づけば彼女の顔を思い浮かべていた。
そこで私は初めてオシャレなレストランの意味がわかったような気がした。
特別な日であればあるほど、好きな人には特別な景色を見せたくなるものなのだと。
来年の彼女の誕生日、オシャレなレストランを予約してエスコートなんてしたら、喜んでくれるだろうか。
おっと、忘れるところだった。
もちろん、夜景も綺麗なところで。