『夜景』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の方が輝いてるよ。
なんて言葉をあの時君にかけられるほど
ぼくは強くなかった。
#夜景
少し周りより背が高い私のオフィスビル。
ここはここらでは中々のオフィス街。
もうすぐ月末なのに、このフロアにはもう誰もいない。
私もこの街の夜景の一つになってるんだろうな。
前は夜景が好きだった。
夜景が綺麗なホテルとかレストランとか。
好きな人とロマンチックなところで
ロマンチックな展開になりたいなと思ってた。
結局、夢は夢のまま。
いや、幻だったんだな。
幻ならずっとみてたい。
夢なら覚めないでほしい。
何度も願った。願うだけ。
もう、二度と観れないと密かに思いながら。
夜景の光はさっきより消えた。
あと、30分位でこの輝きも消えるだろう。
突然、机の上に降ってきたコンビニの袋。
同期の声と肉まんの香り。
夢でも幻でもなんでもいい。
もう一度…。
#夜景
綺麗だね
この夜景を見るのは何回目だろう
君とここに来るのは何回目だろう
ここは僕のお気に入りの場所なんだ
だから君とどうしても来たかったんだ
何故って?
これからもこの先もずっと
君とだけここに来たいからさ
私はいわゆるド田舎出身だ。
しかも貧乏な家庭で育ったためか、物心ついたころにはケチだった。
苛められたし、凄く惨めで悔しい思いも沢山した。
勿論思春期には荒れたし、お金もないし頭も悪い。
当然高校には行けなかった。――否、行かなかった。
私には夢があった。
その為にはお金が必要なのだ。
若い女で、沢山お金が稼げる仕事。私は必然的に夜の仕事を始めた。
最初は隣町にある場末のスナック。
しばらく働いて、ある程度の貯金が貯まったらもう少し大きい街へ。
それを繰り返すこと3年。コンビニも車で1時間、電車も通ってなかったド田舎から
大都会、東京へ来た。
「さぁ、もうすぐ!!!」
だが東京は厳しかった。指名が全然つかない日々。
周りには可愛かったり美人でスタイルがいいのは当たり前で、それ以上のスキルを各々持っていた。
聞き上手、おだて上手に気配り上手、頭が切れる者や、博識で、難しい言葉でお客さんと深い話をしていたり…
田舎や地方では若さだけでチヤホヤとそこそこ売れてきた私は、東京では完全にお客さんの眼中に無かった。
東京にはこんなに沢山の人がいるのに、誰一人として私を見ない。
悔しい悔しい悔しい!!!!
『やっと東京まで来たのに!!』
道端に落ちていた空のエナジードリンクの缶を思い切り踏みつける。
私の夢まであと少しなんだ!お金持ちになって、タワマン住んで、今まで私のことを貧乏人と言ってきたアイツらを見返すために!!!
全てはお金!!お金こそ全てなのよ!!
そんな私がキャバクラを辞めて風俗嬢になるのは簡単だった。
“業界未経験”の“10代”は体入(体験入店)からかなり人気だ。
年齢のサバ読みなんて当たり前、スタイルの数字だってみんなサバ読み。嘘しか書いてない風俗のウェブサイトは見ていて落ち着いた。
誰も見てくれなかったキャバクラ時代と比べて、沢山の人に見られて、欲しがられて、心が満たされた。
本番アリのお店、もちろん避妊具なしの方が人気だしお金も入る。
その仕事を始めて1年で最終目標金額達成した。
――ついに、タワマンの高層階に住める!
「使用人、お茶を持ってきてよ!!ご飯はまだなの?フォアグラにキャビア、あと最高級のワインをお願いね!
あとシャネルの新作買いに行かなきゃ!!
ざまぁみろよ!!貧乏人のお前ら!ひれ伏しなさい!」
彼女は今真っ白で無機質な部屋にいる。
眼下にはだだっ広い駐車場が広がり、奥には山脈が見える。
「あの人、エイズの末期だって…」
「え?そうなの?」
「そうらしいよ、あの人、元風俗嬢らしいし…」
「ショックで頭おかしくなったのかな」
「さぁね、、末期の症状かもしれないね。でもこの病院に来た理由については知ってるよ」
「え?なに?」
「夜景が、見たくないんだって…」
【夜景】~完~
私は実は元風俗嬢でもあります。優良店だったので性病検査は最低月2回はあり、診断書を提出の上勤務してました。
全ての風俗嬢が性病を持っているわけではありませんし、私は風俗嬢は立派な職業だと思っています。
彼女らと話している時間が私にとって唯一素を出せる時でもありました。
……今何してるんだろうなあ?
皆様いつも♡︎ありがとうございます。これからもがんばってかいていきます。
夜景はとても美しい
特に周りになにもない所は
すごくきれいだ
今夜もその夜景を眺めながら
料理を作っている
夜景
雨に濡れて…
夜景もくすんで…
でも
あなたと見る夜景は
雨の雫
一つ一つ
ダイヤモンド
のように輝きを
増してるの…
雨に濡れて
あなたも濡れて…
雨の中の
夜景…
また
あなたとの思い出
がふえたね…
綺麗な夜景だなぁ
なんて
この景色を僕は君と見たかったな
ねえ、一体どこに消えてしまったの
僕とこの夜景を置いて。
あの日、付き合って初めてのデートで見た夜景は今までみたどの景色よりも綺麗だった
後ろからそっと抱きしめてくれた
貴方の体温
私のうるさくなっていく
心臓の音
どれも忘れられない
大切な思い出
これからも貴方と
たくさんの景色を一緒に見たい
夜景
仕事帰り、真っ直ぐ帰りたくなかった私は、少し遠回りをしようとハンドルをきった。
街の外れに行くにつれて、少し高くなっていく道路を軽快に進んでゆく。
頂上付近にはパーキングエリアがある。
道行くドライバーたちの休憩所なのはもちろん、ここから見れる景色が良いため、ちょっとしたスポットになっていた。
車を停めて外へ出ると、涼しい風が吹く。
風に踊る髪を押さえながら、私は近くの柵に手をついた。
『きれい…』
夜の街。真っ暗な空間にビルや住宅の明かりがキラキラ輝いていた。光の場所だけが、人間の存在を証明している気がして胸が苦しくなる。
昼とはまた違った表情の街。
ここからぼんやり眺めている時間が好き。
少し離れたところにいると、普段、私が見ている景色がどんなに狭いことか。
私の根源にある『普通』から外れた私を、自分なんかと責めてしまう気持ち。目の前の考えだけに囚われて、息苦しくもがいているのが、スッーっと軽くなっていくように感じる。
だって、私はこの街しか知らない。
視線を上げると、遠くにまた違う街が見えた。
ここが全てではない。あの街にも、また違う顔があって、そのさらに向こうにも。
私の知らない世界は、まだまだたくさんある。
でも。
私は夜から抜け出す勇気がない。
軽くなった気分のまま、またいつもの生活に戻っていき、ここで吐き出すのを、もう何度も何度も繰り返していた。
美しい夜の明かりたちは、私の元までは届かない。
柵を上に立って空を見上げる。
今日までよくがんばった。
私はゆっくりと宙に身体を預けた。
お題《夜景》
このひとつひとつの灯りに
人の命の煌めきが宿る
夜空の下では淡い光の海がゆれる
私にとって夜景とは、キラキラ輝く眩しいもの。
夜景という言葉を聞いたとき、真っ先に思い浮かぶのは、その眩い光を共に見たいと思う人の姿。
家族、友人、大切な人。
一人で見る夜景はきっととてもきれいなのだろう。しかし、それを一緒に見てくれる存在がいれば、もっと何倍にも輝いて見えるだろう。
夜景という言葉を耳にしたとき、夜景を見たとき、自分にとっての大切な人に思いを馳せることができる人でいたい。自分がその美しい光景を見せたいと願う人とずっとそばにいたい。
夜景。
私が見た
神戸の夜景は
本当に綺麗だった。
神戸生まれの
推しの地元なら
もっとじっくりと
見れば良かった。
神戸には
また行きたい。
展望台から見下ろす、私の街。
昼と夜では、景色がガラリと変わる。
街の街灯、車の灯り。
地上では気づかない、壮大な灯りの景色。
疲れたときにまた、夜景を見に行こう。
お洒落なレストランじゃなくていい
ただ君の横で見る街の灯りが
私の中で最高の夜景です
車で乗り付けた
夜のベイブリッジ
皆ドラマの主人公気分でキラキラ
若く、軽く
ムードだけのフィルム
長い年月越え 夜の海に来れば
ただただ生ぬるく
塩臭い風と
後悔と眠気
脳内でたまに再生される思い出
別に夜に来なきゃいけない
理由なんか無い
夜景が見たい。
そう思った。
雨の中を走って山の中の神社に向かった。
走って走って
雨の中の街は、とても綺麗で
キミに見せたかった。
青を見たらキミを思い出す。
空
絵の具
海
花
それらすべてキミのようで
とても美しい。
夜景も美しい。
まるで世界がキミを祝福してるようだ。
雨の中で笑う。
多くの光の粒が自己主張して
この光景を作っている
家では受験生が勉強している
マンションでは親子が映画に夢中
橋の上で男女が抱擁を交わしている
ビルのヘリポートの赤色灯が
そんな感情に見向きもせずに
瞬きを繰り返している
夜景と夜空に挟まれながら
今日を捨てて、明日を探す
____夜景____
君が私にプロポーズしてくれた場所は夜景だったね
街が綺麗に輝いていた
君は私にこう言った
『 俺は、お前を悲しませない
だから、俺とおばあちゃんになるまで一緒に居てほ
しい』
と、私はめっちゃ嬉しかった
私が初めて愛した人にプロポーズされて、泣き崩れそう
だった
私は勿論okした
彼にプロポーズされた夜景の場所は私たちとって大切な場所になりました
※この話はフィクションです
2022.9.18
街を見渡せる丘からは、見慣れた夜景の姿は確認できず、ただ墨を流し込んだような夜闇がどこまでも広がっているだけだ。
あんな遊びするんじゃなかった……。
私だけではなく、みんなも同じことを考えていることだろう。
マンションのエレベーターを使った遊び──決まった手順で昇降を繰り返すと異世界に行けるというオカルトチックな遊び──
ふざけ半分でやってみたばかりに、まさか本当に異世界に迷い込んでしまったとは。
見た目は私達がいた世界と全く同じだ。けれど、決定的に違うのは無人だということ。
無人ゆえにインフラが機能しておらず、街に明かりがない。だから、それまで当たり前にあった夜景を見ることができないというわけだ。
明かりがない=電力が供給されていない──つまりそれは、エレベーターも動かせないということ……。
エレベーターが使えない=元の世界に帰る術がない。
そんな恐ろしい事実を叩きつけられ、私達は呆然と立ち尽くすしかなかった。
テーマ【夜景】
あなたと見る 夜景は
とても綺麗です
あなたに恋をして
綺麗なものに
いっぱい触れています
とても幸せです