『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#毎日の小説の題名で長編小説に! #恋愛
#余命1ヶ月23日
『はあ…』
結局、夜までつきあわされた。
知らんおじさんの前でニコニコするの意外と
体力いる。なんなら、普通の運動よりキツい。
私の豆腐メンタルが……。
ピロン!ピロン!……
『ん…』
やっば、半分寝てた。
誰だよ。LINEにメッセージ送りすぎだろ。
は、だれ、まじで。眠。
返事しとかんとな。
『は…?』
重い体を起こすと、ありえんメッセージが届いてた。
彼からのメッセージだった。
[これから、会えない?]
え?なんで?
これ、きたの。22:43。
『今の時間…!』
23:01。あ~!寝てんなよ!私!
楓山公園か。近いから、言ってみよ!
急いでいったら会えるかも!
『ハアハア……』
やば。久しぶりに走ったかも。
……誰かいる?
暗すぎて見えん。……男かな?
彼だったらいいけど。今の時間、23:24。
全然足遅いし、私。走ってもだめだったわ。
それにしても、私、夜のほうが好きだな。
なんか世界に立ってるって感じする。
なんだか世界がきれいに見える気がする。
なんだかせかいを好きになれる気がする。
でもやっぱり彼に会いたかったな。
『……会いたかったな』
……待って、誰か走ってくる…怖。
いや。待って。まじ。
「……来てk……」
『いや、あのちょっと通報しますよ!』
スマホ持ってないけどぉ〜!
「いや…ちょ……」
『私、ホントに無理です!』
『好きな人いるんで!』
「………は。」
『ビクッ』
さっきと違う声色だったから。
顔を上げると、機嫌の悪そうな彼がいた。
コレがのちに
〈夜明け前の誤解〉となるのだった。
【夜明け前】#7
もうずいぶん経つが、あるきっかけから夜に眠れなくなってしまった時期があった。夜は起きて日中は眠る生活。必然、他人との交流は減り、部屋に籠ることが増えた。
当時住んでいたマンションは、窓から鉄道車両基地が見下ろせた。夜通し聞こえる点検の音。扉が開くときのチャイム。レールをゆっくり進む音。ブレーキ。
まだ日も昇りきらないAM4:55、始発電車が走り始める。その音を聴きながら、段々と色を変えていく空を見るのが当時のわたしの日課だった。
暗闇だと思っていた空が次第に群青色に明けてゆき、僅かに星々の輝きを残したまま、仄かに紅く染まる。太陽が登りきってしまえば消えてしまう色に、思わずシャッターを切る。
スマートフォンに群青色と紅色を収めたのを確認して、ようやく眠りにつく。それがわたしの「一日の終わり」の日課だった。
今では夜明けの空を眺める機会はずいぶん減った。夜明け前から徐々に増してゆく生活の気配にまどろみ、朝陽に起こされる。旅先の興奮で珍しく早起きをしたときに、偶然目にするくらいだ。
あの空の色を眺めていた日々は、わたしにとっての夜明け前だったのかもしれない。世間から逃れるように眠りながら、それでもきっと諦めたくなかったのだ。
あの夜明け前からずいぶん経つ。わたしは日の光を浴びて、笑ったり泣いたりしながら日々を生きている。
夜明け前……。
夜明け前の空気は、必要以上に冷たく感じる。
あのゲスの心のようだ。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
夜明け前……。
星が綺麗に見える。特に……、冬などは。
お題:夜明け前
夜明け前というか夜明けの時になるけど、そういう時間に外に出ると昼とも夜とも違うちょっと不思議な光景を見ることができるから結構好き。
そういえば猫は夜行性だっていわれているけど、正確には「薄明薄暮性」というらしい。つまり夜明け時と夕暮れくらいに活発に動く。うちには猫居ないし無縁だけど、知っといて損はない…と思う。めっちゃ早い時間帯に散歩したら猫ちゃんに会えるのか…と思ったら散歩もしたくなる、かも。
家を出た。まだ日が目を覚ましていないこの時間。
家を出て最初の心の目覚めはもうあと少し
夜明けは、すぐそこにある
夜明け前
【夜明け前】
最近、やけに寝れなくなっていた。
それに気づいた君は、深夜にも関わらず
ずっとメールをしてくれていた。
今日は日曜日。天気予報によると、昼から雨らしい。
「今日はあまり外に出られないね」と送った。
数分後に君は、こうメッセージを送ってきた。
『じゃあ、夜明け前に一緒に会おうよ。』
午前4時。
また
今日も
目が覚めた。
疲れて
日中
眠くて
クタクタで
でも
布団に入っても
全然
眠れなくて
さっき
やっと
眠れたとこだったのに。
また
しんどい
今日が
始まってしまった。
#夜明け前
『夜明け前』
ふと、目が覚める。
時計は4時を指していた。
ここ最近、この時間に目を覚ますことが多い。
これ以上眠れる気がしなくて、でも、物音をたてたら家族が起きてしまうかもしれないから、布団からも出られない。
少しだけカーテンを開けて、外を覗く。
窓の向こうはまだ暗い。「夜」だ。
これは私の感覚だけれど、眠る時の「夜」と、目が覚めた時の「夜」は、どこか感じが違うような気がする。
この世界には、自分一人しか存在しない。誰かに迷惑をかけることも無い。自分が、ちゃんと呼吸をしているのが分かる。
目が覚めたあとの「夜」は、そんな風に感じることが多い。
目を閉じて、遠くの方まで耳をすますと、自分がどこにいるのか分からなくなる。夜に溶けていく。
ずっと、この時間が続いたらいいと思う。
そんなことが起こらないことは、知っている。
それでも、この時間が訪れるたびに、思ってしまう。
「朝日なんて、昇らなくていい。」
ご来光を見るとパワーを感じる
今日1日の運勢の分かれ道
そんな夜明け前は眠気漂う
目が覚めて、香を焚く。わたしの好きな香りをこの部屋に焚き染める。
此の人は、とても寂しがり。
此の人は、わたしと一緒に朝を迎えたい。
でも、其れは叶えられない。
此の人は、わたしを初めて守ってくれた人。
此の人は、わたしを初めて…心から愛してくれた人。
此の人は、わたしを初めて抱いた人。
わたしは、貴方を愛してる。でも、貴方と一緒には成れない。
もうすぐ、わたしは嫁ぐ。決められた相手のもとへ……。
さようなら、これで貴方とはお別れ。
じゃあね、愛しの貴方。
『愛してるわ。』
変な時間に目が覚めてしまった。
夜中の四時、私はパッと目が覚めてしまった。
もう一度寝直すにも眠れない。諦めて、ベットから出る。
スマホを見て、何か通知の一つでも無いかと確認する。
…何もない。いつもなら、SNSの何かしらの通知があるのにこんな時に限って。電源を落とし、ため息をついた。
暫く、何をするかとベットの上で思案しても駄目だ。
肩を落とし、ぼうっとしていると、ブブッとスマホが震えた。咄嗟に手に取り、相手を見る。
「ねぇ、起きてる?」
その言葉を見て、頬が緩む。ああ、ホントに相性が良い。
〔ナイス。めっちゃ暇してた〕
直ぐに既読を付け、返信を送る。
相手も暇らしく、直ぐに既読が付いた。
「まじ?流石」
何が流石かは分からないが、取り敢えずスルーをした。
〔ホント相性良いね。タイミング良すぎ〕
そう送ると、スタンプでグッドと返ってきた。
その後も他愛の無い会話を続ける。
暫く経っただろうか。彼との会話の最中に、[おはよ]と、
連絡が来た。
スマホ画面の上にある時計を見ると、もう六時半だ。
彼との会話があまりにも楽しくて、気付かなかった。
〔もう六時半、一旦準備するから切る〕
「りょーかい、僕も準備するね。また、家の前で。」
グッドのスタンプを送り、スマホを机に置き、充電をする。
そのまま居間に向かい、おはよ、と挨拶をして顔を洗いに洗面台へ向かった。
いつもよりずっと早い朝、暇でしょうがなかったけれど、
夜明け前の奇跡に、救われた。
夜明け前。
早朝からの仕事をしていたとき
出勤は季節によっては夜明け前でした
見上げる空はとてもきれい
日の出の頃だったかな
鳥たちのさえずりがすごいの
こんな所でもこれだけ聞こえるのだから
いつか森の中で
夜明け前に待機して
鳥たちの大合唱を聞いてみたいなと
思ったりしました
今は早起き苦手だけども
夜明け前って言うと
限界高校生の一番嫌いな時間です
いわゆる丁寧な生活を送られている人々はその時間の空の色が好きなんだろうな
長年限界生活を送ってきて気づいたことは3時頃に必ず鳥の鳴き声が聞こえてくるということです
チュンチュンと
鳥どもは丁寧な生活を送られているのですね
今宵もまた限界高校生のチンタラナイトルーティンが始まります
完
ショック表現あり
おはようリリ。
まだ起きるには早い夜明け前だけれど、明けるまで寝てられなかったかな。
俺は勿論君が心配だし、夜が明ける前にするべきことがあったからね。
寝る暇もなかった様なもんだね。
ジャラリと鳴るネックレスを首に付けてやり、少し重いかもしれないけれど前にリリに贈ったアンクレットも付けてやる。
「まだ眠いかな?寝てもいいんだよ。少し心配だけれども、苦しそうなら起こしてやるから。」
真っ暗なその髪の毛を撫で付け、寝てもいいんだと教える。
だがリリはもう寝られなくなったようで、イヤイヤとベッドから起き上がる。
昨日切断した双腕と片脚がベッド下に置いてあるのを見つけたリリは、余りのショックに気を失った。
身体を元の場所に戻してやってから、布団をかける。
夜明けにはまだ早い時間だ。夜明け前にこの四肢をホルマリンに漬け終えなければ。
することはまだまだありそうだ。
#夜明け前
『 アケボノソウ 』
時刻は4時30分
あとすこしで
日が明ける。夜が明ける。
山本羽月、それが私の名前。
私はこの夜が明ける瞬間が好きだ匂い、鳥の声、少しづつ明るくなってゆく世界、
まるで世界でたったひとりになった気がする。
でも私はたったひとつだけ大好きなものがある。
それは4時半にもかかわらず、町中を走っている夏樹という男性だ。
窓から見ている景色にいつもあの人がいる
いつしか走っている夏樹さんに応援してしまっている自分がいる
見つめている自分がいる
これは恋だと今朝気づいたばかりだ。
『 夜明け 』
『夜明け前』
貴方の星を見た
夜明け前
貴方はどんどん透明になっていた
星になるように
「夜明け前」#27
ふと目が覚めた、、、
なぜ起きたかはわからないが寝汗がべっとり
多分怖い夢でも見たのかな、、、
外はまだ薄暗い4時
今日も出勤日、、、
今から寝て起きられるのか、、、
一番悩む時間帯、、、
さぁどうしようか、、、
〈夜明け前〉
君と一緒に心中する時、急に冷え込んだ。
『寒いね!でも綺麗』
「ふふ、そうだねぇ」
君との最期絶景スポットでの飛び降り前
会話出来て良かったよ___。
じゃあね
夜明け前に目が覚める。
新しい今日が始まる。
最悪な一日だ。
最高の一日に変えていく方法を考える。
【夜明け前】
今思えば1番輝いていたのは小学生の頃だった。
あの頃は目に見えるもの全てが太陽のように輝いて見えて、好奇心が溢れてやまかったと思う。
しかし時が経つにつれて知を蓄え、考え、理解してしまうが故に太陽が沈み夜が更けて行ってしまった。
明けない夜は無いと言うがこのような事例には適応されないだろう。
そして現在、高校2年。もう輝くものなど無いと思っていたが、、、
、、、片思いしていた人に告白された。
深まっていた夜が、夜明けへ向けて秒針が動き出した