『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜中に静けさがやってくる
ポツポツ人が歩き
闇に逃げる鳥達の囁きがチラホラ聞こえる
ほんの少しの時間だけの密会
──夜明け前の静かな街に
静かに音がやってくる
風の音
そこから始まって
次第に音が集まり
賑やかな一日がまた
始まる──
(2023.09.13/夜明け前)
夜明け前
夜明け前に目が覚めてしまった
外は寒そうで薄暗い
朝なんて来なけりゃいいのに
もうすぐ朝になるなんて
あと1時間は寝られる
あと1時間は逃げられる
腹立だしい気持ちで
また布団をかぶる
戦っている自分
一体何にだろう
もう負けたい
負けを認めて
いつまでもいつまでも
寝ていたい
日付が変わるのは午前零時だが、あぁ一日が始まるなと思うのは空が明るくなってきた頃だ。
明日が来なければいいのにとばかり願ってしまう僕は、少しでも今日という日を長く続かせたくなってしまう。
そんな僕を肯定も否定するわけでもなく、ただぼんやりと見つめてくれるこの時間が少し好きだったりする。
〝夜明け前〟
黎明を、白鴉が飛んでいく。
島々を渡り、北欧の半島につくと、海を見渡した。
黒々とした海は、岩礁にざぶんざぶんと玉のような
波が飛ばす。
どこまでも、続く広い海。
そして、ケルトの神話の、太陽を背負った十字架は、生い茂った岸壁の上の墓地に、白い百合の花を添えていた。
生い茂った野薔薇は、茨と絡み合い、峠の魔女は酷く咳をした。
この墓地は、かつては双璧と呼ばれた、友人のものである。
私ももう年老いた。
後は死ぬのを待つだけだ。
最近の占いは、ほぼ自分のことを占うことはない。
もう、分かっているから。
魔女の死生観は、複雑であった。魂は、死の山へたどり着くが、永遠にその場に留まるわけではない。
魂を運ぶのは、悪魔であるとも言われているが、きっと彼女はそうではないと感じていた。
野に咲く花が、空を飛ぶ白鴉が、母なる海が、彼女の魂を荒野に解き放つであろう。
風は種を運び、人々を巡り巡って癒す。
そうして、雨になりまた飲水となって人の一部になるのだと。
この憂鬱も悲しさも虚しさも
夜明け前の暗さだったらいい
//夜明け前
毎日、
残業続きでクタクタになる。
帰宅すると
必ず、その日に着たものを洗濯する
一人分の食事の準備や、
お風呂、
身の回りの事をすませ、
今日こそは早く寝る!
と
意気込んでベッドに入る
たが、
私は不眠症。
寝つきも悪い。
寝ても途中で起きてしまう。
起きるとまた、
暫く眠れない
悪循環だ。
夜の真っ暗な時間を過し、
うっすらと、
少し明るいブルーになる夜明け前、
そんな空を見上げて
不思議と安心する。
やっと、
眠れる。
安らぎの時間。
ほんの数時間、
眠れる。
不安な夜を過ごした後は
安心の静寂した
夜明け前の時間が好きだ。
『夜明け前』
夜明けの前の景色はとても良い。
日は昇ってないが真っ暗闇でもない。
朝の匂い、これから始まる予感、静かな空気――。
本当は窓からその夜明け前を堪能したいが
起きれない私は、SNSで夜明け前の写真を検索して見る。
写真越しでもあの夜明け前の光景は私の心を震わせ動かしていく。
この気持ちがわかる人が他にいるだろうか。
言葉では表せないあの高揚感を私は夜明け前の景色に感じている。
ノンフィクション 2023/09/13
(夜明け前の景色への思い入れを語りました)
夜明け前。
夜明け前には
いつも
目印になってるのが
どうなってるのか
気になって
寝れない。
夜明け前でも
ゆうを想う。
付き合うか付き合わないかの時が
一番ドキドキしていて
君とはたくさん電話をしてたよね。
君の声が心地良過ぎたから
いつまでも聞いていたくて寝たくなくて
気付けば夜明け前になっていた。
あの頃は初々しかったなぁ…
なんて、懐かしむ今日この頃。
夜明け前
ぼくは今とてもやるせない気持ちなんだ
何もする気になれない
世界中が敵に見えて
自分だけが孤立してるような感覚
色に例えればグレーとか渦巻くような青っていうか
だから夜明け前が好きなんだ
ぼくの気持ちに寄り添ってくれてる気がして
唯一の仲間な気がして
まだ仄暗い夜明け前
僕は今走っている
何故かというとただ走りたくなったからだ。
それだけ聞くとなんだそれは?となるが
聞いて欲しい
僕は走っている、いや走り続けてきた
産まれてきてからずっと走り続けている
「親の敷いたレールの上を」
馬鹿みたいだ、被害者面か?と思う人も
居るかもしれない、俯瞰で見たら僕もそう思う。
だがこれからは違う
あの子に出会ったから
自由に好きな事に奔放で他には無頓着だが
今を生きている。
僕もああなりたいと強く思った。
だから僕は走る 僕が目指す道はまだ分からない
別れ道かもしれない 途切れるかもしれない
だがこの気持ちが途切れるまで僕はあの子みたいに
走り続ける。
暗い。怖い。助けて。
泣き叫んでも、誰にも届かない。
お父さん、お母さん、どこ?
オレ、どうしてひとりなの?
寒い。辛い。痛いよ。
なんで、こんなことになったの?
オレが悪い子だから?
夜が明けて、雨が止んだら、帰って来てね。
夜明け前ってとっても素敵だよな
僕はとても思うんだ
このままずっと明日が来なければいいのにって
でも明日わ必ず来る
願っても願っても必ず来るんだ
でね、僕はいつも思うんだ
この時にこの風に当てられながら
この夜明け前の景色を眺めて
そして、自殺を飛ぶことができたら
どんなに素敵なんだろうかってね。
そういつも思うって話だよ。
まあ、きっといつかこの夢を叶えるよう。
私は夜が好き。
私の唯一の味方の夜。
何もかも包み込んでくれた夜。
でも、もう夜が明けてしまう。
さようなら。夜。
また二十五時に会おう。
月から太陽へ
バトンタッチ
青の色も赤へ
バトンタッチ
私の心も
暗闇から
バトンタッチ
そう簡単にいくわけない。
でもそんな日を夢見てる。
心が
自転して
公転して
好転して。
バトンタッチして。
陽の光を浴びて。
–夜明け前–
夜明け前、早起きの者はすでに動き出す時間帯だ。私もその1人で、太陽が顔を出すのを窓ガラスの前で待っていた。まだ、暑い季節だけれどこの時間帯はまだ涼みがある。
だから、皆が動き始める時間帯が好きだ。世界に命を吹き込むように太陽は上り始める。そして、我々に温もりを分けてくれる。
夜明け前、動き出すのは誰だ?
お終い
夜が明ける。
月は静かに眠りについて、
太陽はのろのろと起き上がる。
私の長い1日が始まる。
そして、
太陽がそそくさと眠りにつく頃、
月はのんびりと立ち上がる。
私の長かった1日が終わる。
そうして、
毎日は慌ただしくも、
ゆったりと過ぎていく。
夜明け前、
すれ違う太陽と月は何を想うんだろう?
夜明け前に
あなたとのことを考えるんだ。
自分は、
正直、なにを考えてるのかわからなくなる。
貴方にとって、私は、どんな存在なの?
- 夜明け前 -
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まだ深い底にいる頃
夢を見ていた。
幸せな時が過ぎ、絶望へ。
そしてまた、「おやすみ」。
一度は夜明けに起きてみたい。
2022. 09.14.
夜明け前
私は、夜明け前まで起きていることがあります。
夜明け前は、とても綺麗で落ち着きます。
綺麗で泣いてしまうこともあります。
皆さんの夜明け前はどんな気持ちですか?
皆さんが今日も幸せでありますように。