『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜明け前
夜中、TVで好きな音楽を聞く。
TVの灯りが私の部屋を少し照らしてくれる。ただ薄暗い部屋で音楽を聞く。何も考えず、何も喋らず。
散らかる部屋。私の横にはカッターが一つある。
冷蔵庫にあった野菜ジュースを飲む
野菜ジュースの後味が残る。
何回もループする音楽の映像をじっと見る。
そして時間は過ぎる。
夜明け前、外が少し明るくなる。
今日も死ねなかった。
そう思い私は、ベットに入る。
秋の虫たちがまだ鳴いている
目覚めてしまったけど
朝なのか 夕なのか
少し混乱する
昨日会ったあの人
ちゃんとお礼したはずだけど
あれ?昨日?
あれ?あの人に会った?
夢で見た出来事まで
起きたのに続いている様な
朝刊を配達するバイクの音で
あぁ あと1時間寝られるとわかる
幸福ぅぅぅ
《 夜明け前 》
閉じたまぶたに
うっすら青みが射す
鳥たちの目覚める
朝まだき
動きはじめる今日
遠ざかる昨日
眠ったか眠らないか
わからぬまま
迫りくるさざめき
光の波
有明の月が消えてゆく
#夜明け前
「夜明け前」
夜明け前の
静けさがたまらなく好き
薄いとも濃いいとも言えない
ネイビーブルーの空に
まだ 星がウィンクしてる
まだ 月も淡い光を発光している
一時の静寂
いずれ訪れる夜明けまでの
準備期間
たまらなく好き
私も心の準備をしっかりと整える
一日のはじまりに想いを馳せて
なんとなく眠れなくて、なんとなく泣けてきて。
辛いことがあったわけじゃないのに、悲しいわけでもないのに
どうしたってぽたぽた。ぽたぽた。
気づけばもう、深夜よじ。
あくびをひとつして、眠いけどねむくない。
私の感情なんて関係なく
時はながれるし、季節はめぐって、太陽はのぼる。
そんなことを考えながら過ごす夜明け前。
きっと明日には、みんな忘れてるよ。
夜明け前
『夜明け前』
“闇が深ければ深いほど、暁は近い”
夜明け前の漆黒
無音の中
耳を傾けるのは
私の心の声
眼前に、どんなに険しい道が立ちはだかろうと
今がどんなに、辛く、苦しかろうと
永遠のように感じられる この闇は
いつか、必ず明ける
その真理を 自然は厳然と 示してくれている
まるで 永遠の鎖に繋がれたかのように
闇に封じ込められた光が、
その鉄鎖を打ち砕き、
闇を切り裂くように 苦しみを跳ね返し、
一筋の光を放つ
その光は徐々に 辺りを染め上げ
やがて一挙に 広がり 鮮烈に照らしだす
世界が劇的に変わる瞬間だ
この瞬間を
ヒトは本能的に知っているからだろうか
“夜明け前”の漆黒は
希望の足音なのだ
am 4:30
まだ仄暗い空を見上げてタバコをふかす。
雲と似た灰色の煙が消えていく様子を虚けながら眺める。タバコを咥えながら、ベランダの手すりに両手をかけて見慣れた街を何と無しに観察してみる。
猫の悲鳴のような大声を発して痰を道端に吐き捨てるおっさん、カラスの大群、夜明け前によく見る光景が目に映る。仄暗かった空が明るくなり始めたのですり減ったタバコを手すりに押し潰し鎮火させた。
夜明け前
起きたくもないこんな時間にふと目が覚めてしまって、「今日はついてないな、、、」なんて思って空を見上げていた。
そしたら、夜明け前の空に流れ星。
その景色だけでなんだか嬉しくなって、心が穏やかになっていくようだった。
夜明け前
夜明けだね。青から赤へ
色うつろう空
お前を抱きしめて
「別れるの?」って、真剣に聞くなよ。
でも、波の音が
やけに静か過ぎるね。
色褪せたTシャツに口紅
泣かない君が泣けない俺を見つめる
鴎が驚いたように埠頭から飛び立つ。
以上は、ラッツ&スターのヒット曲の詩です
題名 Tシャツに口紅 好きな曲です。
私の尊敬する大滝詠一さんの作曲で
「夜明け」というワードで反射的に頭に浮かび、それ以外は何も考えられませんでした。
夜明け前、電気もテレビも煌々と。
後悔。
また寝落ち。
さあ、
「おはよう」or「おやすみ」
どっち!?
#夜明け前
本日 残業也…と
書類を見て思う たった1枚の紙なのに
進まない
進まないのが時計だったら こんな夜更けになってない
うちの会社にテレビがあってサッカーを見ていたら時間は過ぎていた
残業代は 本日ゼロ円也 好きな時間に帰る
だが もう4時にはなっている
「朝…かもなぁ」
窓のブラインドを指で折り曲げる
曇っていて太陽が出ていないか出ているか分からないが…出そう…
そして仕事は なんの成果も出なかった
スッキリしない
お題:夜明け前
静けさを通り越して何もない
受け入れることも拒むこともしない
怖いぐらい透明な空気の中に
自分の本当に欲しいものまで消えて
残された体の中を巡る微かな音だけが
聴こえてくる
想像もつかないほど世界は広く
びっくりするほど人は小さく
そのうちの一粒が僕なのだと
今さら気づいて
ここではないどこかへ
還らなければいけない気がした
夜明け前
君との記憶を時々取り出してみる
君はいつだって愛らしく
僕を幸せにしてくれる
君の寝息を聞きながら
君をそっと抱き寄せた
君のぬくもりを思い出す
夜明け前の静かなひと時
馬鹿みたい
目を腫らして起きてた理由が
超一方的な想い。気持ち悪い気持ち。
夜明けの色がやさしいのは
今日でないのは確か。
明けない夜を引きずるいろ。
ほろ苦い明るさが皮肉じみてる。
わぁきれいなんて 思えるわけない。馬鹿か。
今日は
世界でいちばん泣きたいそらなんだから。
あーあ
寄り添ってくれものはわたし自身の感情だけ。
こんな時間だし。誰の連絡もない。
毎日お昼まで寝ている彼女は、
その日に限っては午前4時に起きる。
ベランダに出て、しんとした空気を吸って、
夜が明けるのを待つ。
誕生日おめでとう
という母の声が彼女には聞こえる。
私が生まれた日の朝だ。
母が母になった日の朝だ。
そして母が亡くなった日の朝だ。
お母さんありがとう
彼女は月明かりを見ている。
まって
お願い
お願いだから
まだ
夜は明けないで
時が進むのが
ひどく恐ろしい
夜から朝に移り変わる時、
地球から合図があるね。
シーンとした空気から
少しずつゴォーという音が響いてくる。
目覚める音。
私も目覚めて今日を始めようとする夜明け前
発毛業界では
あ、そうそう、昔は薄毛業界って言ってたの。
印象がね、薄いんじゃなくて、生やそうって事で名前が変わったんだけど。
隠語ってあるのよ。
業界用語。
夜明け前とか日の出とか。
そうそうそう、前に来た時言われた?
あ、そうやっぱり。
だいぶ、夜明け前だもんね。
え? どういう意味かって?
何となくわかるでしょ、ここまで来たら。
ちなみにワタクシは、「月」って呼ばれてるのよ。
そう言うと自分の頭の毛を掴み、引っ張り上げた。
『夜明け前』
「夜明け前には帰るよ」って言ったくせに
もう明るいじゃん
「眠くなっちゃったから車で寝ちゃった」って
いっつもそうなんだから
「お仕事大変だから出来るだけ布団で寝てほしい」
と素直に言えない私であった
夜明け前に君とLINEをする。
返信が来るかな?とか期待して。
でも、君が返信をくれるのは夜明け。
だから、私は夜明け前になると
不思議と気持ちが高まりドキドキする。
早く、夜が明けないかな
なんてずーっと思ってる