『夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜の海
二人っきり海辺を走る
あなたの走っているのを
見ると 涙が出そう
愛しているわ 愛しているわ
どこまでも 追いかける
お題《夜の海》
夜が還るまで。
幻想と現実の狭間を彷徨う。
夜は言葉を走らせる。
淡い水彩の海のノートに、想うままに言葉を描き殴る。
最近入ったアンティーク雑貨専門のお店で、すてきな万年筆を見つけた。希少な木からつくった一点ものと言われたら買うしかない。それから深蒼という、珍しい深さの蒼とかいうインクを買った。
子供の頃なりたかった夢のカケラを夜になると、想い出す。
絵本作家の夢は、夜の海から始まって。
悲しい時姉さんが夜の海へ、ドライブに誘ってくれたのだ。
「夜の海には、月光くじらが希(まれ)にやってくるの。そのくじらはね、月灯りが食事なのよ。気分がいい日は星屑を吹きだすの」
姉さんは画家で、夢のある絵を描くのだ。
姉さんの部屋には木漏れ陽がさし、木漏れ陽の海にキャンパスがあるようだった。カラフルなお菓子の入った瓶に、たくさんの画材と本。
ずっと、魔法使いだと信じてたんだよね。
今でも夜の海を想い出すと、描くのは姉さんのいる美しい世界。
ぼくは今海辺にいる
星が瞬き波が揺れている
僕の隣には友人がいる
彼はもうすぐいなくなってしまう
悲しくて涙が出てきた
その時友人がこう言った
[またね]
ああ…
行ってしまった
月はとても輝いていた
🍀夜の海
夜の海…
月明かりに照らされて水面がゆらゆら、きらきら
夜の海…
ザァッーという音の元、一足飛び込めばゆらゆら、ぷかぷか
夜の海…
2つの宇宙が広がる、上は、きらきら、下も、きらきら
海より深いものはなんだろう
海より広いものはなんだろう
先生と行く海はどうだろう
楽しいかも?
嬉しいかも?
恥ずかしいかも?
夢のまた夢。
私は大いなる海を目の前にして足を竦ませる
「夜の海」
ベランダに立つとね幾数千、幾数万の星達が泳いでる
ちかちかと微かな光を発してお喋りしてるんだ
楽しそうに、時に辛そうにね
吸い込まれそうになるんだ
それはとても心地よく
僕らが地上の一つの星として生きているのなら
昼間に隠しているリアルな悩みが夜に浮き彫りになって
闇夜に謙虚に表れるのかもしれない
夜に孤独な海を それでも
懸命に生きていこうと足掻いて
寂しさから人を求め互いの傷を舐めあい
或いは
一人静かに反省会なんかしてるんだ
そう思うとね
夜の海は嫌いじゃないんだ
悩みに大小なんて関係なく
みんな何かしらを抱えて生きていこうとしてる
だから
こんなに心地よい安心感が生まれてくるんだろうね
吸い込まれそうになるのはきっと
私の意識が飛んでるのだろう
夜の海に
だから 次の日も頑張ろうって気持ちになるんだろうね
大丈夫
私は独りじゃない
みんなも独りじゃない
夜の海。
真っ暗。何処までも真っ暗で、何も見えない。
車のライトだけが明るく照らしているが、
エンジンを止めてしまえば、一瞬で暗くなる。
ドアを開いて外に出れば。
むわっと生ぬるい湿った空気に、海の匂い。
防波堤を踏む感触は、昼間の暑さを伝えてくる。
ざざぁっと打ち寄せる波の音。
引いて押してを繰り返す。
見えないけれど、確かに音で伝わるのだ。
目の前に、海がひろがっていること。
別に、夜の海に来たかったわけじゃない。
海を楽しむなら、青く、水平線が続く海を見たい。
そのほうが、色んな色を楽しめる。
遠く近くの海の色、打ち寄せる波と泡。
砂と岩に、コンクリート。沢山の生き物たち。
また、明るい時間に来てみようか。
昼間の日差しは、痛そうだけれど。
遠くの方。海岸沿いの空の上。
ピカッと、何か光って消えて、
どぉんと、遅れて音が響く。
あぁ、始まった。今日は、隣町の夏祭り。
ちょっと大きな花火があがる。有名では無いけれど。
海の近くであげるから、海に来たら見えるんだ。
波の音を聴きながら。
小さく見える、花火を見つめて。
いつもと違う、夏の夜。
夜は必ず1回は決まった時間に起きる
そして、決まって海に行く
夜の海はとても綺麗で静かだった
誰もいない
夜の海は私だけの場所
私の大好きな空間だった
夜、
海岸線をただあてもなく
車で走らせていた。
田舎なものだから外灯も少ない。
月の光と車のライトが頼り。
カーラジオを消すと
波の音。
波の音は
母親の胎内と例えられるらしいが
だからなのか、
懐かしさを感じる。
暗い、暗い中、
それでも安心できる
守られている、安堵。
ドライブは、終わり。
家に帰ろう。
お題 夜の海
夜の海
夜の海は、とっても静か…。
さっきまで、ワイワイしていたのに、
静か…
私の心も、静かで…。
最近は、テンションが低くなってしまっている。
どうしよう…登校日にバレちゃうな…。
辛いって言いたくないよ…。
バレたくないよう…。
私は、そうして、
笑顔を毎日偽っている。
自分のばーか
夜の海
1人夜風を感じながら…
夜の海へ…
自分はどうして
生まれてきたのか
なぜ、ここにいる
のか…
漠然と疑問に
考え更けっている…
時間だけが経っていくの
…
でも
目を閉じて…
波の音に癒され…
心地よい風にまた
癒される…
夜の海
水面に映る
月明かり
さざ波の音
ひとり佇む
夜の海
暗闇のなかで、波音が「ざ〜、ざ〜」と聞こえる。
君と一緒にその音を聞いた。
君は泣いていた。もう終わりの時が来たんだな。
夜の海を見ると思い出す。あの時を。
悲しいあの時を。
たまには夜の海にでもいこうか
美しい月光が海面に輝き
まるで橋のように見えるという
昔、何かの漫画で見た
その橋の先には
死者の国があるのだと
本当だろうか?
だが、それを確かめる術は
僕にはない
僕はまだ生者で
自らの意思で死ぬ事すらも
許されてはいないのだから…神に。
『自ラノ役割ヲ全ウセヨ』
夜風が夜の海面をはしる
僕は身をすくませながら
踵をかえし、家路に就く
もう優しく明るい
『お帰り~』の声が
失われた
光の消えた家へ
#夜の海
君と歩いたあの夜を決して、忘れないからさ
「夏の海より、冬の海の方が綺麗に見えるんだって」
街の光も届かない暗がりの中、彼女はこごえる両手をすりあわせるようにして暖をとっていた。
一言二言話すたびに白い吐息がもれていくので、こんなに寒いならもう少し着込んでおけばよかった、と心の中で思う。
「今日も冷えるからね、海が冷たくて透明になっていくんだよ。夜だからあんまり映えないけど、ここを出ていく前に見ておきたいなと思って」
ふふ、と笑う彼女はなんだか楽しそうだった。
砂浜に横たわっていた木の幹に二人で腰をかけながら、
夜空と同化しそうな紺色の海を眺めている。
最後に見る景色がこの夜の海でよかった。
まるで私と彼女、二人だけの秘密ができたみたいだから。
夜の海.
私のことを振った彼。
もう一度、話があると呼び出されて
二人で夜の海に行ったんだ。
やっぱりまだ好きだと告げられる。
そんな都合のいいことあるもんか
今さら遅いと心が叫ぶ
夜の波にのまれてしまえ
のこのこ彼に着いてきた
サヨナラを言えない恋心
見透かされてる私の気持ち
未練という名の恋心
闇夜の海に投げ捨てるんだ
去り際のカッコいい女になるために。
風と波の音が漂う空を見上げ
蛍のようなクラゲの光が漂う
『夜の海』
「夜の海」
静かな波の音…突然大きくたかぶって、全てを攫っていく。
何もかも消えて無くなれば、誰も苦しみ続けることがない。だが、誰も楽しむことが出来ない。
ひと思いにやって、消え去っても…。そこに残るのは汚いものばかりになってしまうだろう。
だから、結局今が1番なのかもしれない。
【夜の海】
夏の夜の海に月の光が揺れる
そして、私の育った町では、夜の海に綺麗な
海ほたるが無数に青く光る
夏の風物詩
幻想的な時間
海面に無数の青いネオンが光っているみたい
いいえ、青い宝石の光
海辺の家々の灯りはひっそりしているのに、海は夢が舞う
そうだ、イカ釣り船の灯りは
夏の海を明るくしている
随分と田舎の夏の夜の海に会ってないな!
今度、ゆっくり出かけよう!
夜の海…貴方と花火がしたい。