『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【変わらないものはない】
coming soon !
テーマ:変わらないものはない #406
変わらないものはない。
人は変化し続けるもの。
だから年を取るし。
だから好みも変わるし。
だから性格も変わる。
今日の私と昨日の私は違う。
今日の私と明日の私も違う。
常に変化していることに気が付かない。
小さな変化すぎて
変化が大きく分かりやすければいいのに。
そしたら変わらないものはないって
一目でわかるのに。
変わらないものはない
そう、
全てのものが
一瞬一瞬の存在
変わらないという方が
難しい
だから
今に集中する
自分の心が
今心地よく感じていることに集中する
瞬間瞬間を
自分が舵を取って
自分の思い描く人生を進む
――変わらないものはない――
花を想いて微睡む卯月
明日変われるとも思わぬままに
儚き花束揺蕩いて
みどり揺れること知る文月
織物纏う番の空に
三頂点も羽ばたいて
希み満つる事なき神無
眺めるそれは柔く妙味に
落ちるおぼろは竹を光らせ
おわりはじまり白紙の睦月
枕元からはじまる夢と
飾りつけだけの大人の世界
たった四期を忙しく走る
今も昔も歳月の中
変わらないものはない
と気付き呟く変われぬ詩人
人の気持ちというのは、しっかりしているようで
脆く、流されたり、変わっていったりするものだ。
良くも悪くも。
時間は優しく、ときに厳しい。
辛い事を、流れるような経過の中で癒やしてくれたり、逆に、忘れたい事をいつまでも記憶の中の存在にしたりする。
時間に翻弄されて、私たちの気持ちは揺れ動く。
悲しいけれど、揺るぎない永遠の気持ちというのは、おそらく無い。
好きだったけれど、そうでなくなった。苦手だったけれど、受け入れられるようになった。
そんな風に、変わっていくものだと思う。
あるいは、変わっていかなければ、人は上手に生きられないかもしれない。
「変わらないものはない」
高校生の頃、彼氏からブレスレットをもらってそれを無くしてしまった事を伝えたら彼は一緒に探してくれた。
結局みつからなくて落ち込んでいたら
怒るどころか「形あるものはいつか壊れるし無くすこともあるんだから気にしないで大丈夫。」って何度も言ってくれた。
高校生の彼はとっても大人だった。
大人になった今考えてもこれはなかなか言えるセリフではないと思う。
今は別れてお互い別々の人と結婚したけど
今でも時々このセリフが頭をよぎる。
この言葉をもらってからブレスレットは無くしてしまったけどこの考え方は無くしてない。
変わらないものはない。
田んぼと古びたゲーセンしかなかった私の町は、
近くの山に大学が建ってから、ものの十数年で大通りにビルが立ち並んだ。
町並みが街並みへと変わってゆき、気づけばここに住まう人並みも変わっていった。
人の数は増えたが、ふと、あの頃を思い出すと、どこかもの寂しさを感じてしまう。
「へい、お待ち!」
だからせめて、この味だけは変わらないでいて欲しい。
ふと思い出す
小さかった頃
よく母親に抱きついていたことを
安心した
平和だった
あの頃にはもう戻れない
そう実感すると
怖くなり泣きそうになる
あの頃はよかった
そう思う今も
悪くない
変わらないものはない
ただ
形を変えて
今も心のなかに
存在する
『変わらないものはない』
『変わらないものはない』
さんまの苦いところ
字幕の映画
雨の日
紐を結ぶ靴
苦手だったけど好きになった
あなた
好きだったけど大好きになった
「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。沙羅蒼樹の花の色、盛者必衰の断りを表す。奢れるものも久しからず、ただ、春の世の夢の如し。猛きものもついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵に同じ。」
ー平家物語 冒頭ー
変わらないものはないと言われれば思い浮かぶ一例だ。
わたしはこれを小5の時に暗唱テストがあったので、覚えた。「ぎおんしょうじゃかっけぇー!!」程度にしか理解していなかったが、中学へ進学し、本当の意味を知った。確かに、変わらないものなんてないのかもしれないと思うけど。
わたしが家族を思う気持ちは、なにがあっても変わらないだろうと思う。
変化するのは大変である。故に生活はそう簡単には変化しない。
食べるものも、寝る時間も、着る物も、おいそれとは変わらない。何かを新しく始めることも、変化であるから続けることは難しい。
変わらないことの何と易いことか。
だが、変わろうとしなければ毎日は変わらない。続けなければ明日は変わらない。つまり変わるとは、未来を作ることと言えるだろう。
変わることの何と難しいことか。
Thema「変わらないものは無い」
凍えるように寒い、冬の日。
広大なこの世界に、もう人類は存在しない。
生きているのは、ただ1人。
『エルフ』のみだ。
【孤独のエルフ】
人類が滅亡したのは、もう数千年前の話だ。
正直に言うとあまり覚えていない。
私は『エルフ』だ。昔、人間に捕まったことがある。そこからだ。私の研究が始まったのは。
人間にとっては、何千年も生きる生物は珍しいらしい。というか存在することすら知らなかったらしい。
まぁ、ずっと姿を隠してからか。人に見つかると色々めんどくさい。だから見つからないようにしてたんだけど、ちょっとした油断で見つかってしまった。
そして何十年かは、色々あった。
「お前はどこで生まれた?」
「他にエルフはいるのか?」
「何年生きたんだ?」
質問責めだった。まぁ、それもすぐ終わったけど。
その時は突然訪れた。
「もう出ていっていい。自由にしろ」
って。酷いよね。勝手に捕まえといて、さっさと出てけって。
でも彼らにとって、それどころじゃなかったんだろう。
いつしか人間は、増えすぎた人口を抑えることができず、食糧不足へと陥った。
そしてどんどん餓死していった。
研究者たちも生きていくので精一杯だったんだろうね。
1つ、びっくりしたことがあった。
ある日、私を餓死しそうな子供と勘違いした人がいた。
なんせ私は痩せ細ってるし、背も小さいからね。
その人は言った。
「お前、見た感じだと子供だよな。俺はもう40超えてるんだ。俺が生きるより、お前が生きた方がきっといい。長生きするだろう」
そう言って、彼は最後のご飯を私に渡した。
驚いた。まさか今にもお腹が減って餓死しそうな人間が、持っている最後の食べ物をあげるだなんて。
私はその時、初めて。
「いい人間もいるんだな」
と思った。
そしてそんなことから、数千年前経った。
人間が完全に滅亡し、生きているのは『エルフ』だけ。それもエルフはもともと数が少なく、恐らく生きているのは私だけだろう。
毎日毎日つまらなくて仕方なかった。どこに行っても何もないし、誰もいない。
そう私は『孤独のエルフ』なんだ。
そんな時、ふと思った。
あの時、食べ物をくれた人がいた場所に行こうと。
別に深い意味はない。
ただ、行ってみたかっただけだ。
そして予想通り、そこには何も残ってなかった。
何もかもが壊れていて、腐っている。
その時、私も変わったんだなと思った。
彼の墓を作ってあげようと思った。
あの優しさが、今も心に残っている。
だから私は、彼の墓を作り、あの時の借りを返す。
石を重ねて、色々私なりに工夫して、それなりの墓ができた。
そして私は祈りを捧げる。
「借りを返すのが遅くなっちゃった。ごめん。私は今、生きてるよ」
この世界は何もかも、変わってしまった。
人間が滅亡するなんて思ってもいなかった。
変わるんだな。この世界って。
そしていつか私も変わるのだろう。
私もいつか、彼のいる場所へ旅立つ時が来るのだろう。
「この世界に変わらないものはないもんね」
ゆっくりと昔から通ってきた道を歩いていく。
遠くの方で太陽が沈みかけていて綺麗な景色を映し出している。
通る人、遠くに見える景色、雰囲気、一見変わってなさそうに見えても人々が働き生命を築き生活していく中で少しずつ少しずつ変わっていっている。
「今日は随分と上の空だね、何が思い当たることがあったの?」
ふわふわと目の前に浮いて出てくるのはうざったい幽霊。
「何でもねぇ、行くぞ」
適当に返事をして再び歩き出す。
僕も変わっていく、時計が時間を刻む事に
『変わらないものは無い』
変わらないものはないんだね。
君の心も、私の心も。
去年は傷つけてごめんね。この前、ちゃんと向き合ってくれてありがとう。
昔より君を信じてるよ。これからも一緒にいたいな。
失った過去を必死に取り戻そうとするより、
何もせずに立ち止まることの方が容易くて、
未来に向けて歩くのはもっと簡単だ。
変わらないものはない
美しい果実も、ただそこにあるだけでいずれは茶色く酸化して変わってしまう。
僕たちもただ過ごすだけでいずれは身体が衰えていく。
「…なんで人間って誰かと生きようとするんだろ。」
「…くくりがでかいな…まあ、孤独は毒だし。それから…たぶん、他人からしか見えない自分がいるからじゃない?」
「晶は根っから理系の割にはエモい物言いをするよね。」
「ええ〜…恋人の真剣な意見に対してその返答…?」
「ふふふふ。」
僕は笑った。晶の横顔は12歳の頃の面影を少しだけ残して、より聡明そうになった。
これからもその変化を見詰めていたい。僕にはただ、それだけだ。
変わらないものはないけど
変わってほしいものが変わらないと
モヤモヤするんだよね。
二次創作です。
どれだけ貴方が変わってしまっても
たとえ敵側になったとしても私の恋心は
変わらない。
たとえ周囲に何を言われても
私はきっと貴方のことを信じたいと思ってるから
今カムイ様に弓矢を向けている彼は
もう前の彼じゃない。だってあの高台から
飛び降りたんだよ。生きてるはずがないのに…
きっと貴方は周囲に認められたかった……
私が認めるだけでは足りなかった。
でも絶対に助けて見せる。
弓矢を向けてる彼に聞こえるように私は
言った。
「届かなくてもいいよ。貴方が
変わってしまっても私はきっと貴方のことが
好きだから。この気持ちは変わらない。
だから、お願い。タクミ様。
もう苦しまないで……」
私は大好きな彼に武器を向ける。
目に見えるもの、
目に見えないもの、
全ては、
時間の流れと共に
変化する。
何万光年離れた
星でさえ、
今、
宇宙から
やっと
届いた光は
その
何万光年前に
光っていたものである。
すなわち
もしかしたら、
星は⭐️
今は無いかも
知れない。
ちっぽけな
私達の悩みも、
いずれは
解決する。
解決しないのは、
考え方により、
良くも悪くも変化する。
地球も、
大自然も、
良い時代も
悪い時代も、
平凡、
変わらない努力が一番
大変かも知れない。
大変を楽しむ
変化を楽しむ
変わらないものはない。
すべて、
時間と共に変わりゆく。
それも、
全てに
与えられる物。
変化を
恐れず、
楽しむ
その
意識が
幸せかもしれない。
変わらないモノ
変わらないキモチ
「ユイって凄いね、ずっと3年間先輩の事好きなんでしょ?」
友達に言われて頷く。
「うん、中1からずっと好きだった」
中高一貫の学校で、入学の時、生徒会で体育館の前にいた先輩に一目惚れした。
高1の大人っぽい先輩。
「よく続くよねー。片思い」
友達が呆れたような目で私を見る。
「私も驚いてる。こんなに長い間好きでいられるなんて」
キモチを操作できない。
先輩の近くにいると反応するし、すれ違うだけで、ドキドキ胸がうるさい。
「もうすぐ卒業式だよ?どうするの?」
そう言われると、心がドーンと重くなる。
挨拶位しか交わしていないから、私のこと認識してくれているかすら分からない。
だけど、4月から会えなくなってしまうことを思うと苦しくて仕方ない。
「告白、してみたら?」
そう友達に言われた言葉。
私は、考えに考えた挙げ句、先輩に想いを伝える事にした。
「好きです」
心臓が体から飛び出しそうな位ドクドクと鳴っている。
呼び出した先輩は、私の言葉を聞いて、ふんわりと微笑んだ。
「ありがとう・・・でも」
でも、付き合ってる彼女がいるからごめんね、好きでいてくれてありがとう
そう続いた言葉。
私はショックの中、取り繕うような笑顔で、一礼すると、走ってトイレに駆け込む。
言えた、言えて良かったという達成感と、先輩に彼女がいたという喪失感、悲しみが同時に襲ってくる。
胸の痛みを感じながら私は想う。
今までありがとう。と、
ずっと先輩を好きでいてくれた心にお礼をする。
変わらなかったキモチ。沢山の初めての感情を知れた。
だから後悔は一つもないよ。
私、先輩を好きになって良かった・・・。
先輩への気持ちはこれから変わって行くのかもしれない。
これから変化していく時間でどれだけ私の想いが変わっていっても、今までの想いを決して否定したりしない。
あんなに先輩を大好きだった気持ちだけは・・・。
涙がひとすじ、ツゥーと流れていった。
今日だけ、今日だけ泣いたらまた明日から頑張ろう。
私は次々にこぼれ落ちてくる涙をハンカチで拭いながらそう思っていた。