『声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
声が聞こえる、あなたの声が
私を呼ぶ声が、喜ぶ声が
あなたの声が私の喜びになる
何よりも聞き覚えのある大嫌いな声が
「 ツラい 、 サミしい 、 クルしい 」と
気持ち悪いオトを震わせながら言う .
『 最近良く声が聞こえるんだけど 、 幻聴カナ─ 』
夕暮れ時の
心が満たされる声
いつかの自分にもあった
無邪気に笑った時
そんな声が
いつも聞こえる
気がつくと
その声は消え
微かに鳴る車の騒音と
あとはただ
寒空が広がるばかりだった。
---(冬に向けて記す)---
此処は、何処だろう?
辺りが真っ暗で何も見えない。怖い。
確か私はさっきまで………アレ?
…………何をしていたっけ
……私って、誰だっけ?
私って、何?
「分から…ない」
?
なんだろう声が聞こえる。
誰の声?必死に叫んでるみたいだけど、私の名前??
あっち、光ってる。
私は無意識に光る方へ手を伸ばしてみた。
すると…。
「………あ、れ?」
『──さんが目を覚ましました!!』
(あぁ、そっか私は…)
~声が聞こえる~
毎日、早朝の3時に声が聞こえる。
私は牧場で働いており、牧場内の敷地の寮に住まわせてもらっている。毎日、早朝3時に声が聞こえ、目が覚める。
その声の正体は、寮の横で飼われている烏骨鶏。
一羽がものすごい声量で鳴き始め、それにつられみんな鳴き始める。まだ日も出ていない早朝3時なのに、いったい何に反応して鳴いているのだろう。
『声が聞こえる』
声が聞こえる。
一体誰だろう...?
怒ってるのか、笑ってるのか、分からない。
よく耳を澄ましてみても...全く内容が入ってこない。
重たい瞼をゆっくりと薄っすらと開けて見る。
あぁ...なるほど、そういう事か。
そして全てを悟った僕はまたゆっくりと瞼を閉じた。
あの頃の自分が、目の前にいる。体育座りをして俯いている。「どうしたらいいの」「つらい」「悲しい」「苦しい」「寂しい」と、呟いている声が聞こえる。大丈夫だよ。救われる日はきっと来る。全部よくなる。だから今は思う存分、泣いていいんだよ。
久々に君の声が聞こえて
気分が高揚した
昔付きあっていたから
好きだった人だから
君の声が聞こえて良かった
これからも君の声が聞きたい
ポエム風に書いてみました
現実ではそんな人いません
遠くから
私を呼んでいる
風が運んだ
ときめきに
なぜだか 心から
溢れてくる優しさに
あなたを呼んでいる
いつだって この世界で
探している あなたの名前を
今でも 長いときを遡り
あなたを探している
音のない世界で
夜の境界で
ひかりが広がっていく
闇のなかで
あなたを探している
感覚も 仕草も 幻も
夢の中でも あなたを
今日もどこからか、助けを呼ぶ声が聞こえる
「お腹が空いた…」「誰か助けて」「もう痛いのは嫌」「消えたい」
私には助けを呼ぶ声が聞こえるのに、
彼らに光を与えることは出来ない。
どうして、こんな何も出来ない私に
聞こえるの?
彼らに未来を与えることが出来ない。
彼らに幸せを与えることが出来ない。
彼らの苦しいを無くすことは…出来ない。
こんな私でごめんなさい…
今日も私は助けを呼ぶ『声が聞こえる』
いやなことがいろいろあって、辛くて苦しくてどうしようもなかったある日、頭の中で声がしたんだ
「大丈夫だよ」って
それが彼との出会い
別に不思議な話じゃないよ
いわゆるイマジナリーフレンドってやつ
誰かに話を聞いてほしかったけど、僕は一人ぼっちだったから、そんなふうに自分の中に話し相手を作るしかなかったんだ
でも、結局は自分で自分に答えるわけだから、難しい問題は解決するはずもなく
そんな悠長なことをしてる余裕もないくらい追いつめられたとき、彼は消えた
今はそこまで深刻な状況ではないけど、一人ぼっちは変わらない
でも、もう一度彼を呼び出す気にはなれないんだよね
声が聞こえる
ー・・・
どこからか声が聞こえる。何を言っているのかわからないけど、確かに聞こえる。
雨のせいでかき消されそうな音の中、さっきと同じ声を探す。気づけば、狭い路地裏にまでやってきていた。
聞こえた声なんて無視してしまえばいい。
誰も自分を責めたりしないだろうし、そもそも関係ないとつっぱねるだろう。
でも、私にはできない。そんなこと。
「キュー・・・」
力を振り絞って声を上げる。大声ではなく、聞こえるかさえあやしいものだった。
「ーこんなところに、子犬がいる?!」
それが私とあなたの出会いだった。
前回のあなたがいたからの続編です。(みけねこ)
SFのような話になるんですが
遠くにいるはずの人の声が
耳元でしゃべってるような
音量で聞こえることないですか?
声が大きいとかはってるひと
というのもあるかもしれないけど
ホテルの階違いの部屋にいる
友達の声とか
別にいつもではなく
たまーに
あるあるなのかな笑
特に聞きたいことは鮮明に聞こえて
聞きたくないことは聞こえない
人にはそんな能力があるの?
『声が聞こえる』
私は、耳が聞こえない。
だから、周り音は分からない。
誰かが話している。
なにかの物音がする。
世界には、音が溢れている。
今までなら。
私は、急に聴力を失った。
朝起きたら何も聞こえなくなっていて。
母が口をパクパクさせているけれど、何かわからず、不思議に思った母が病院に連れていってくれた。
そして、もう二度と聞こえることは無いことが告げられた。
初めはとても戸惑い、嘆いたけれど、そうしていても何もならない、と手話や読唇術を学び始めた。
そうしていくうちに、音の無い世界の面白さにも気づいてきた。
音が聞こえない分、他からの情報が多くなったのだ。
今まで気づかなかった多くのことにきづくことができた。
そんなある日、苦しげな顔をしている男の人を見つけた。
何かを我慢しているような...そんな表情だった。
放っておけばよかったのかもしれない。
でも、どうしても放っておけず男性の肩を叩く。
手話だと伝わらないかもしれない。
そう思いスマートフォンに文字を打つ
【大丈夫ですか?】
目の前の男性は一瞬戸惑い、話し出す。
...マスクで口元が見えない。
だが、眉を下げて手を振っている様子からするに大丈夫だ、と言っているように見える。
私はまた文字を打った。
【本当に大丈夫ならいいのですが...
無理はしないでくださいね。】
きっとこんなものお節介だ。
勘違いだったならただの迷惑になってしまうし。
でも、行動しなければ、助けられないから。
男性は、目を見開いていた。
そして、一縷の涙が目の端から伝っていくのがみえた。
少し驚いたけれど、ああ無理をしていたんだなって思って。
道の端で少し背伸びをして、彼の頭を撫でる。
彼は少し驚いていたものの、大人しく撫でられていた。
少ししてから、彼は立ち去った。
はじめにあった時よりも、ずっと清々しい顔で
マスクをとって
『ありがとう』
と言ってくれた。
家に帰ってから思い出す。
その時流れていた涙は本当に美しくて。
少しだけ彼の心の声が、聞こえた気がした。
『声が聞こえる』
耳が良すぎると、めんどくさそう。
耳が悪すぎるのも、辛そう。
だって、全く音が聞こえない世界って寂しいじゃん。
____音の無い闇で、君の声が聞こえた時、ホッとした。
夜、突然先生の声が聞こえた。「C!このままでは受かる大学がない。どうするんだ!」私はびっくりした。しかし、夢だった。
【声が聞こえる】
誰かの声が聞こえる
なぜだか懐かしい
僕を哀れるような、罵るような
それと同時に鼻をすするような音もする
きっと誰かが泣いているのだろう
僕は誰かを慰めることは苦手だけど、少し頑張ってみようかな
そう思い、この重だるい体を持ち上げようとしたが、体が思うように動かない
そうか、やっと分かった
僕はもう喋ることも、動くことも、君と買い物に行くことも、もう何もできないのだ
せめて、最後ぐらいは君に愛を伝えてから殺してほしかったな
声が聞こえる
今年の彼岸は
家族でラーメンが食べたいと
職場の料理好きなスタッフに
9時間煮込んだ
豚骨スープを頂いた、
食べきれず
冷凍した
冷凍のスープ
これが食べたい
ラーメンが好きな人だった
明日はラーメンにしよう
空港に行くと
あの時の
わたしが
泣いてる
姿が
見える。
なんで
なんで
なんで
今、
わたしなの?
あの時
叫べなかった
わたしの
ほんとの声。
#声が聞こえる
【名前を呼ぶのは…】
どこからか声が聞こえる
声に意識を向けてみるとある風景が見えてきた
「好きです!付き合ってください」
あれは私が初めて告白したときの映像だ
頑張って勇気を出して告白した当時の自分が
とても初々しくてかわいい
思い出に浸っていると私の名前を呼ぶ声がする…
いつもそばにいるあの人だ
あの時と変わらない姿で呼び掛けていた
私はこの人の元へ書けよった
~声が聞こえる~